別作品
ハリー「頭が割れる…先生、これは…」ダンブルドア「群発頭痛じゃ」
ロン「僕とハーマイオニーが落っこちそうだとするよ?」ハリー「…うん?」 
ハリー「イメチェンしたいんだ」ロン「…うん?」ハーマイオニー「え?」 
ハーマイオニー「ハリーが女の子になってしまったわ」ロン「」 
ハリー「もてたいんだ」ロン「……その喧嘩、1シックルで足りるかい?」 
ハーマイオニー「すき……よ、ハリー」ハリー「あぁ、僕も……」ロン「」
ハリー「安価でホグワーツの女の子と付き合おう」
ハリー「宿題で潰れる休日」ロン「全く、ホグワーツってステキだよな」
ハーマイオニー「ハリーと喧嘩?」ロン「キャノンズ優勝まで顔も見たくないね」
シリウス「ハリーとの将来のためにマグル社会の勉強をしよう」 
シリウス「ハリーのために、私達ができることはなんだ?」
ドラコ「『ポッターにチョコを渡してこマらせルフォイ大作戦』だ!」



関連作品

第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』相当
ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」 
ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」
ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」

第二巻
ハリー・ポッターと秘密の部屋』相当
ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」 
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」

第三巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』相当
ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック?」
ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」
ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」

第四巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』相当
ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「何がこようと、受けて立つわ」 
ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」 
ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」 

第五巻ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』相当
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」  【前編】【後編

第六巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』相当
ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを……」 【前編】【後編

ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」


第七巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』相当
ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」 【前編】【後編
ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」【完結】












1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:19:34 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「私が聞きたいのはそういうことじゃないの。あなたはどこの誰で、どうして、この私の、部屋に、勝手に、いるかってこと。それだけよ」グリグリグリ

ドビー「あぁ!申し訳ありません!申し訳ありませんハニー・ポッター!ドビーは、ドビーはあなた様の豚にございます!!」

ハニー「えぇ、そうね。そうに違いないわ。踵で頭を踏まれて喜ぶなんて、豚さん以外の何者でもないもの。そうよね?」

ドビー「あぁあ!ドビーは、ドビーは悪い子!ご主人様の折檻に喜ぶなど、ドビーは悪い子!悪い子!」

ハニー「返事はヒンヒン鳴いてよこしなさい」

ドビー「もちの、貴方様のご友人にございますぅう!ヒンヒン!ヒン!」




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:23:00 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……私の友人?あなた、豚の分際でどうしてロンのことを知っているの」

ドビー「あ、あぁ、ど、ドビーは、ヒンヒン」

ハニー「答えなさい。そうね、ちゃんと答えられたらいいことをしてあげる」

ドビー「ひぃいヒンヒン!ヒン!そんな、おそれおおくございますハニー・ポッター!ドビーめがそのような……」

ハニー「い、い、か、ら。そうね、具体的に言うと、この長いあなたのお耳を……」フーッ

ドビー「あぁああああ!こ、この夏貴方様の、貴方様のお手紙を拝借していたのはドビーなのでございますぅうう!」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:25:25 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……道理で、夏休みに入ってから一度も。あの二人……私の可愛い豚のロンと、ハーマイオニーから手紙が来ないと思ったら」

ドビー「お、怒らないでくださいませハニー・ポッター!ドビーは、ドビーはあなたさまのことを思って……」

ハニー「怒る、そうね。私、怒っているのよ。そう、そうよ、私が最初にあなたを見て声を上げたのは、驚いてなんかじゃないの。怒っていた、から……」


バーノン「おい小娘!なんださっきの悲鳴は!よもや貴様のような生意気な小娘が何かに怯えたわけは……」


ハニー「黙りなさい!」

ドビー「あぁお許しくださいハニー・ポッター!しかし、しかしドビーは!ハニー・ポッターを今年のホグワーツに行かせるわけにいかないのでございますぅうう!ヒンヒン!」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:30:30 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「なぁに?またさっきの、秘密の部屋がどうの、とかいうものなの?」

ドビー「そうに、そうにございます。あぁ、ドビー、ドビーは悪い子!悪い子にございます!」

ハニー「出来損ないの悪い豚さん扱いがいやなら、それが何なのか詳しく教えてくれるわね?」

ドビー「ひ、ヒンヒン!ドビーは、出来損ないと言われるのは慣れっこにございます!お屋敷では、いつも……」

ハニー「……屋敷しもべ妖精、だったかしら。初めて見たけれど、本当に服を着ていないのね。それはなに?枕カバー?」

ドビー「魔法使いへの隷属の証にございます!服を貰うことは私どもにとって解雇と同じなのでございますハニー・ポッター!」

ハニー「道理で訓練されているわけだわ」

ドビー「ヒンヒン!」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:35:37 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「とにかく。あなたの話は聞けないわ。ホグワーツに行かないなんて、そんなのやよ」

ドビー「ですが、ですがハニー・ポッター!今年のホグワーツは危険にございます!恐ろしい罠です!貴方様に、危険が!」

ハニー「なぁに?またあの、ヴォルデモートだかが仕掛けてくると言うの?あのね、私を誰だと思っているのよ、あなた」

ドビー「も、もちろん『名前を呼んではいけない例のあの人』に勝たれた方にございます!魔法界の英雄!全てが雄のご主人様!ヒンヒン!」

ハニー「なんだか大層になっているわね肩書きが。よくできる豚たちのおかげね」

ドビー「ですが、今回は、『例のあの人』ではなく……あぁ、ハニー・ポッター!お聞きください、ドビーめの警告にございます!」

ハニー「豚の分際で私に指図しないで頂戴。恐ろしい罠?私が恐れるのは退屈と体重計、それだけよ」




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:40:37 ID:OvLwJ4pJ0


ドビー「あぁ、なんと気高い!そしてお美しく可憐なお方なのでしょう!」

ハニー「えぇ、そして完璧で究極で花をも嫉妬させるの。よく言われるわ」

ドビー「至極当然のことにございます!ですが、ハニー・ポッター!私ども奴隷の未来をも明るくしていただいたあなたを!危険にさらしたくはありません!どうか、どうかドビーのお話を……!」

ハニー「……そう。あなた、それだけのために私を心配してここに来た、そうなのね?元の主人を裏切ってまで」

ハニー「でも、それは聞き入れられないわ。いくら豚の懇願とは言え、あそこは私の家も同然だもの。養豚場とも言えるけれど」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:46:44 ID:OvLwJ4pJ0


ドビー「ですが、ですが……!」

 バーノン「さっきから何事だ小娘!一人のはずなのにギャーギャーと!」

ハニー「本物の豚が来たわね。あなたのような非常識なのを見るとうるさくなるわ。行きなさい」

ドビー「ハニー・ポッター!ドビーは、ドビーは……」

ハニー「あなたの献身は分かってあげる。手紙を盗んだ意図は全くもって分からないし許してあげないけれど」

ドビー「貴方様が、ご友人に忘れられたと感じれば学校に行きたくなくなるものか、と……」

ハニー「冗談言いなさい。それくらいのことで私はあの豚たちを見損なわない。さ、早く行きなさいってば」

ドビー「ハニー・ポッター!ドビーは、ドビーは諦めません!ヒンヒン!」シュバッ

バターーーン!

バーノン「小娘!さっさと降りてきて来賓の準備をせんか、と言っておるだろうが!無駄に良い見た目はなんのためにあると思っておる!!」

ハニー「少なくともあなたの取引先を接待するためじゃないわよ、近寄らないで頂戴鼻息がかかるわ」




13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:52:33 ID:OvLwJ4pJ0


バーノン「ふんっ、小生意気な小娘め。また蛇とでも話しておったのか?全く非常識極まりない!」

ハニー「それは、私はよく蛇とお話するけれど。非常識とは失礼ね。常識が私に合わせるのよ、そうでしょ?白豚」

白豚「ピヒィーンヒン」

バーノン「……そのふくろうを、夜な夜な放してなどおらんだろうな!」

ハニー「窓に鉄格子まではめておいて何を言っているのよ」

バーノン「ふくろうなんぞ飼っているのがご近所にばれたら、噂になるだろうが!」

ハニー「姪の部屋に鉄格子をはめた危ない人という噂を気にしないのね、頭が回らない使えない豚ってやぁね」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 18:58:32 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……豪勢な食事だこと。私も毎晩このくらい用意してもらうのが筋だと思うわ」

バーノン「貴様なんぞダドリーの食べ残しで十分だ!」

ハニー「そう。そのダッド坊やは、私の投げたパンくずを嬉々として貪る可愛い豚だけれど」

ダドリー「ブヒィ、ブヒィー!!ハニー!もっとパンをおくれ!ブヒィー!」

ペチュニア「ダドちゃん!ダメよ!そんな小娘の言うことを聞いてはだめ!おやめなさい!」

バーノン「メイソン夫妻の前でそんな真似そしてみろ小娘!一生部屋に閉じ込めてやる!ダドリー、やめなさい!」

ハニー「ダドリー?豚はヒンヒン鳴きなさいと教えたわね?」

ダドリー「ごめんよハニーヒンヒン!」

バーノン「それをやめろと言っておるんだ!!!」




17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:03:43 ID:OvLwJ4pJ0


メイソン氏「いやぁ、楽しい晩餐ですなダーズリーさん!」

バーノン「ハッハッハ、それは光栄ですメイソンさん!っと、ここでジョークを一つ。ある日本人ゴルファーがですな……」

メイソン氏「や、や、それには及びませんよ。何しろこんなにも美味しい料理に……ハハハ!お美しいお嬢さんまで!」

ハニー「光栄ですわ、メイソンさん」

バーノン「ハ、ッハハ!姪を預かっておりましてなぁ!親戚とは良い関係で……絶対に豚などと言うでないぞ小娘」ボソッ

ハニー「残念ね、ヘタレな素質が見えるのに」

メイソン氏「?どうかされましたか?」

バーノン「いやいやいや!こ、このポークチョップなぞ絶品ですぞ、と!それより、そろそろ契約の話をですな……」




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:10:20 ID:OvLwJ4pJ0


ペチュニア「メイソン夫人?とっても素敵なお召し物ですわ。羨ましい」

夫人「あらあら、ダーズリー様のだって……でも、ホホ。若さは何よりの宝石ねぇ。ねぇ、お嬢さん」

ハニー「よく言われるわ」

夫人「あ、あら?」

ペチュニア「じょ、冗談が好きな子でして!……夫人を不快にさせるんじゃありません!」ヒソヒソ

ハニー「つまりはご婦人、あなたも着飾ることなんてありませんわ……失礼、私、少しお手洗いに」

夫人「あら、お上手。そう?それで、ダーズリー様?お庭を拝見いたしましたわ、なんて整った芝で……」ペチャクチャ

ペチュニア「あぁ、あれはこのダドリーが……」ペチャクチャ




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:13:50 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……まったく、どうしてこの私がおべっか使わないといけないのかしら」

ハニー「老いるのはいやね、相手を褒めているようでその実牽制しあって、滑稽だわ」

ハニー「さて。それでも、協力してあげれば白豚で手紙を出すことは了承させたことだし、あと少しだけ愛想良くしてあげましょうか」

ハニー「その前に、少し喉を……っ!?」

ドビー「ハニー・ポッター!」

ハニー「あなた、どうしてキッチンにいるの、ドビー!この豚!」

ドビー「ヒンヒン!ヒン!ドビーめは、ハニー・ポッターがお約束していただけるまで帰れません!ハニー・ポッター!ホグワーツには戻らないと、ドビーに言わなければいけません!」




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:21:15 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「指図しないで!あなたは何?私の豚、そうよね!?」

ドビー「あぁ、ドビーは悪い子、悪い子にございます!これが済んだ後は、ドビーはドビーの腕をドアでバターンしなければなりません!」

ハニー「痛いのはやめなさい!済んだら、って、あなた、何をする気……」

ドビー「ハニー・ポッターがお約束いただけないのなら……ドビーめは、ハニー・ポッターのために!こうするしかないのでございます!ヒンヒン!」

フワーッ

ハニー「あ……おばさん特製の特大ホイップクリームと砂糖のスミレ漬けが浮いて……っ!?やめ、やめなさいドビー!聞きなさい!!」


メイソン氏「そうですな、それでは……おや、あれは?」

バーノン「いやぁどうもどうm……!?!?こ、小娘、何を……!!!」


ドビー「ドビーめに、お約束くださいますか!?ハニー・ポッター!?」

ハニー「っ、さっきから、何様のつもりよ!!跪きなさい、この豚!!!!」

バシャァァァァァ!!!!パリィン!!!

メイソン氏「」

バーノン「小娘ぇええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:26:12 ID:OvLwJ4pJ0


メイソン氏「」

夫人「あなた!?あ、あぁ、顔面ホイップクリームまみれに……っ!」キッ

ハニー「……」

夫人「なんのおつもりかしら!!お嬢さん、いいえ、この女!私の夫になんてまねを!!」

ペチュニア「あぁ、あぁ夫人違うんです、これは、あの」

バーノン「あー!あぁ、その子は、あの!情緒不安定でしてな!あの、め、メイソンさん、さぁ、今拭きましょうとも、あの」

メイソン氏「……」

バーノン「ハ、ハハハ!す、スミレが似合い、ますな!あの……」

メイソン氏「……私に、豚、と?」

ハニー「……えぇ。言い逃れしようがないわね。そうよ」

メイソン氏「……」


メイソン氏「ヒンヒン!」

ハニー「!?」

ダドリー「ウエルカムさ、同胞」

夫人「あ な た っ !!!!!!!」




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:37:34 ID:OvLwJ4pJ0


バーノン「……結局、メイソン氏はむしろ気をよくしたが」

ハニー「……」

バーノン「夫人が怒りに怒って、商談はおじゃんだ」

ハニー「……」

バーノン「よくもやってくれおったな、え?満足か?わしの人生最大の商談を滅茶苦茶にしおって」

ハニー「……そうでもないわ」

バーノン「そうか、まだ足りんか。よし、これを見ろ」

ハニー「……『貴殿の住居において浮遊呪文の使用を確認――卒業前の魔法使いは学外において魔法の行使は禁止されており――』」

ハニー「『退学処分の可能性もあるため――今回は軽度のため警告のみ――休暇を楽しまれますよう! 魔法省 魔法不正使用取締り局 マフォルダ・ホップカーク』」

バーノン「小娘、貴様!学校の外ではその、魔がつくなんちゃらを使えんことを黙っておったな!?」

ハニー「だって、聞かれなかったもの」

バーノン「えぇいだまれ!これまではそいつに怯えておったが、もう我慢ならんぞ!貴様はここに閉じ込める!二度と騒ぎをおこさんようにな!」

ハニー「……好きにすればいいわ」




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:42:00 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……窓には鉄格子、扉には何重も外から鍵」

ハニー「日に数回、扉の下にある差し入れ口からご飯が入れられるだけ」

ハニー「……お菓子もたまに。ダドリー、出来る豚ね」

ダドリー「ヒンヒン!」

ハニー「ダドリーの怪力も見越して、鉄製の頑丈な扉に替わっているし。まったく、この私がなんてみじめなざまなのかしら」

ハニー「……」

ハニー「……日頃の行いのせいかしらね。まったく、あの大豚も私の可愛い豚にしておくべきだったわ」




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:44:40 ID:Wm6UnsLUO


ビッグDは流石豚の鏡だな




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:46:03 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「まだ一日しか経っていないけれど」

白豚「ピィーヒンヒン……」

ハニー「白豚も限界だわ。水と少しの野菜しかないのだもの、当然よね」

ハニー「いくら私の可愛い豚として鍛えられていても、私は飢えさせなんてしなかったもの」

ハニー「……あぁ、まったく……囚われの姫の気分よ、高貴で可憐で儚げで美しい、ね」




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:47:19 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……そうでしょ?」


「あぁ!ハニー!僕のハニー!!」

ガシャァァアアアアアアアアアアアン!!

ハニー「私の、可愛い豚?」


ロン「もちのロンさ!!ヒンヒン!ヒーーーーン!!!」




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 19:53:40 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「ッヒューッ、ロニー坊や、さっすがだねぇ。ハニーの一番の豚を公言するだけあるな、あぁ」

ジョージ「空飛ぶ車からハニーの姿を見とめるや否やためらわずダイブなんて、僕らも真似できないさ」

ハニー「当然よ、私の豚は出来る豚だもの。そうよね、ロン?ほめてあげるわ」フーッ

ロン「あぁハニー!ハニー!手紙の返事がこないと思ったら君が警告を受けたってパパから聞いていてもたってもいられなkうひゃぁ耳くぁwせdrft」

ハニー「えぇ、そうだろうと思ったわ。ふふっ」

フレッド「感動の再会ではあるけどね、ハニー。我らがグリフィンの女王様」

ジョージ「まずは鉄格子ごと窓を突き破ったロニーの止血をしていいかい?」

ロン「よせよ!これはハニーを助けた僕の勲章だぞ!」ダクダクダク

ハニー「……私の服についたらどうするつもり?」

ロン「はやく止めろよ!!!!なんなら全部抜いちまえこんな血!マーリンの髭!!!」




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:03:21 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「止血の方法ってのは魔法薬使えば簡単なんだろうけど。詳しくないし折角だからマグル式の包帯使わせてもらったよ」

ハニー「へぇ、あなたたちそんなものも身につけているのね」

ジョージ「マグルの技術を身につけるのも無駄じゃないのさ、ほら、鍵だってこんな具合にね。ヘアピンひとつでアロホモラさ」

ハニー「流石ね」

ロン「ハニー、僕のハニー!それを言ったら僕だって、この身一つで鉄格子をノックアウトしちまったよ?」

ハニー「えぇ、出来る豚は好きよ?ロン?ついでだから、階段下の物置からトランクをもってきてくれるかしら」

ロン「もちの僕さ!!」ドタドタドタドタ

フレッド「一応言ってやるよ、ロン。なるべく静かにたのむぜ?」

ジョージ「今更だな兄弟。これまでの喧騒でも起きてこないのに」

ハニー「こんなこともあると思って、ダドリーに言ってあるの。毎晩、あの二人の寝室の扉を塞いでおくように、ってね」


バーノン「何なんだ今の音は!くっそ、くそぉおお!なぜわしたちの部屋まで開かんのだぁああああああ!!!」

ダドリー「ヒンヒン!ひ……」ピタッ

ロン「……」

ダドリー「……」グッb

ロン「……」グッb




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:11:38 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……空飛ぶ車。凄いわ。あなたたち、これ、どうしたの?」

ロン「気に入ったかい、ハニー!ついでに僕の背中も気に入ってもらっているといいな、ハニー!」

ハニー「えぇ、あなたはやっぱり良いクッションね、ロン」

フレッド「こいつは、親父の車なんだ。あぁ、ハニー、君のいいたいことはわかるぜ?もちのそこの豚で」

ジョージ「魔法省務めの親父が、明らかに不法なものを持っちまってていいのか、ってね。そうだろう?」

ロン「ハニー以外が僕を豚って言うのはやめろよ」

ハニー「えぇ、たしかあなた達のお父様は、『マグル製品不正使用取締り局』の局長でしょう?これ、マグル製品の不正使用の模範例のようなものよね」

フレッド「よくご存知で。奴さん、つーまらない部署で趣味全開のお仕事をしているのさ」

ジョージ「つまり、もってるだけなら使用してないから合法!ってルールを自分で作って」

ロン「納屋にやまほど、マグルの製品で色々作った物があるんだ。ママはおかんむりだよ、君とは違う愛のない叱り方ばかりしてるね、あぁ」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:19:15 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「……それで、あなたたちは今、盛大に使っているわけだけれど?」

フレッド「HAHAHA!ハニー!我らが女王様のハニー・ポッター!」

ジョージ「だーれにもばれなければ、使ってないのお同じことなのさ!」

ロン「まだ夜明けまで随分あるよ、ハニー!それまでに家に戻って、ママに気づかれる前に車庫に戻しっちまえば!って寸法さ!」

ハニー「……っふふ。まったく、お父様がお父様なら、あなたたちもそっくりなのね……わたしのために、そこまでしてくれたの?ロン」

ロン「当然さ!なんてったって、今日は……ハッピーバースデー、ハニー!僕のハニー!ヒンヒン!」

ハニー「……えぇ、ありがと。わたしの可愛い豚さん♪」


フレッド「それで、ロニー坊やが出した大鍋一杯分くらいの手紙はどうしちまったんだい、ハニー」

ジョージ「ママがそのことでも相当におかんむりだからな。絶対にバレっちまうわけにいかないよ」

ハニー「……限度が分からない豚はダメよね?」グリグリ

ロン「あぁハニー!だってハニー!ハーマイオニーはもう大鍋五、六杯も出してるって聞いて悔しくttヒンヒン!」




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:26:42 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「ってわけなの」

ロン「ハニーの部屋に押し入るなんてなんて奴だちくしょう!ちくしょうマーリンの髭!髭!!!」

フレッド「ロニー、とりあえず窓にダイブして押し入るような奴は君だけだろうぜ」

ジョージ「屋敷しもべ妖精なぁ。そうとうのお金持ちの家じゃないと今時いないよ」

ハニー「そうなの?私にはこんなにも豚ならいるけれど」

ロン「あぁ、だって君ってお金なんかじゃ計り知れないくらいすばらしいものな」

ハニー「そうね」

フレッド「とにかく、そいつはどこかの大金持ちの家のだろうな。しっかしまぁ、怪しい話だよ。屋敷妖精が普通じゃ使えない魔法まで駆使して、さぁ」

ジョージ「危険がどうの、って、肝心なところは何も教えちゃくれなかったんだろ?ハニー、君を騙そうとした奴がそいつを遣わせたんじゃないかな?」

ハニー「私の知り合いで、お金もちで、私のことを憎んでいる……」

ロン「……あのフォイフォイ野郎!!!」

ハニー「そうね、豚以下のフォイフォイなら、そうするかもしれないわ……」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:31:07 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「何かお考えがおありかい、ハニー。そんなに思慮深くつつましやかな表情で」

ジョージ「さしでがましいこと申し訳ないけど、僕らにも聞かせていただけないかい?」

ハニー「えぇ。あの豚、ドビーはとっても真剣だったもの。私を騙す、って気があったとはとても」

ロン「君の前じゃ希代の詐欺師も裸足で独白しちまうもんな、あぁ。ドビーだかなんだかっていう同胞は、脅されたんじゃないか?豚の風上にもおけないけど」

ハニー「そうね。私に指図するなんて、豚から降格しないと。犬、今度あったら犬と呼んでやるわ」

フレッド「勇ましいねぇ君は」

ジョージ「全く、逞しい限り」

ハニー「やめなさい、褒める言葉は高貴で可憐から受け付けるわ」




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:42:44 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「屋敷しもべ妖精なぁ。僕らの家にもいれば、随分楽だろうに」

ジョージ「おふくろはいつも言ってるよな、うん。家事やらなんやらで」

ハニー「そうなの?」

ロン「読んで字の如く、彼らって魔法使いに住み着くしもべなのさ。用事ごとはなんでもこなす、家政婦みたいなものかな。僕は君の豚で忠誠を誓ってるけど」

ハニー「私には必要なさそうね」

フレッド「そうだろうな。おふくろも諦めた方がいい、僕らの家みたいなとこには、奴さんたちも……おぉっと!」

ジョージ「おっ。さぁさぁ着いたぜハニー、おまたせして悪かったね。噂の僕らの城、ウィーズリー家の総本山さ」

ハニー「! ……あれが?」

ロン「あぁ、ハニー!僕のハニー!えぇっと……この豚の、本当に豚小屋みたいなところに案内するのは気がひけるんだけど!」

ハニー「……家や小屋が、段違いに重なって……煙突もたっくさん……すごい、魔法で支えてるのかしら!すごい!」

ロン「たいしたこと、その、ないだろ?」

ハニー「いいえ、ロン!私の豚!ほめてあげる!すごい!わたし、こんな絵本でみたようなお家……!……あ」

ロン「……」

ハニー「……忘れなさい!」




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:43:42 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「はしゃいでくれて嬉しいよハニー!」

ハニー「ロン?」

ロン「ヒンヒン!ヒン!」

フレッド「おい兄弟、今、ミラー越に後ろを見ないほうがいいぜ」

ジョージ「おおともさ。俺が今悩殺されちまったら、俺たちゃ鶏小屋にドボンだものな」

キキィィッザザァァァッ

フレッジョ「「着地成功!!」」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:45:02 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「はしゃいでくれて嬉しいよハニー!」

ハニー「ロン?」

ロン「ヒンヒン!ヒン!」

フレッド「おい兄弟、今、ミラー越に後ろを見ないほうがいいぜ。特に赤毛の女の子にな」

ジョージ「おおともさ。俺が今悩殺されちまったら、俺たちゃ鶏小屋にドボン!だものな」

キキィィッザザァァァッ

フレッジョ「「着地成功!!」」




57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 20:51:22 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「さぁ、すぐに二階にいこう。そーっと、静かにな」

ジョージ「ヒンヒンもなるべくやめてくれよな、ロニー坊や」

ロン「ハニーが鳴けっていったら僕に拒否する選択肢なんて存在しないさ」

ハニー「ロン、静かに。極力ね」

ロン「――――」

フレッド「あぁ兄弟、ロニー坊や。せめて呼吸はしたほうが良いとぼかぁ思うね、うん」

ジョージ「それじゃ、手はずを確認するぜ?朝、おふくろが僕らを呼ぶのを待って……」

モリー「子供達ー、ごはんよー!降りてらっしゃーい!……こんな風に?」

フレッド「あっちゃぁー」

ジョージ「こりゃダメだ」

ロン「ま、ままmママ!?」

ハニー「ごきげんよう、おばさま」




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:00:33 ID:OvLwJ4pJ0


モリー「えぇ、ハニー。あぁ、なんて……本当にリリーの生き写しね?目はジェームズだわ」

ハニー「よく言われるわ。この三人を責めないでいただける?私が心配をかけただけなの」

モリー「えぇ、アーサーと話し合っていたのよ。事情を聞きに行きましょうか、って。でもねぇ、こんな手段をとるなんて……」

ハニー「おばさま……いいえ、お母様、お願い」

モリー「!」

ハニー「私、本当に寂しくて。三人にきてもらえて、とっても嬉しくて。それで……」

モリー「娘よ!!あなたはこの家の二番目の娘よ!!」ガシッ!

ハニー「お母様!」

モリー「男の子ばかりでどれだけ嘆いたことか!ジニーも喜ぶわ!さぁさ、こっちにいらっしゃい!朝食を用意してあげましょうね!」




62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:01:32 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「……すげぇぜハニー、あの怒髪天井裏のお化けを突く勢いだったおふくろをなだめるなんて、まだドラゴンの相手したほうがマシ」

ジョージ「流石だなぁ。おいロニー、ハニーの部屋は確保してあるんだろうな?え?君の部屋なんて言ったらハーマイオニーがぶち切れると思うけど」

ロン「あぁ、それはもちの……」

モリー「あなたたちは庭小人の駆除をしてきなさい。駆け足!!!」

フレッド「そりゃないわ、ママ!あんまりだわ!!」

ジョージ「私たち、こんなにか弱い女の子なのに!」

モリー「ひっちぎって本当に娘にされたいの?」




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:09:15 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「へぇ、それが庭小人……」

ロン「こんにゃろ、大人しくしろ!あぁ、ハニー!どうしたんだハニー!こんな土臭い仕事は僕らにまかせてよハニー!ヒンヒン!」

モリー「この子があなたたちを手伝いそうよ。本当に優しい子だわ。紳士的なジェームズに似たのね」

フレッド「それはよく分からないけど、おふくろ、ちょっと増えすぎだぜこいつらは」

ジョージ「まったく、親父もさっさと『庭小人駆除剤』をまいちまえばいいのになぁ」

モリー「お父さんはこの小人を気に入っておいでなの」

ロン「それでも見た目が気に入らないから、ママは少しの間でも追い払えって言うのさ」

ハニー「ふぅん、確かに見た目は悪いわね。豚には最適のようだけれど」

庭小人「ヤメロッ!ハナセ!コノトンチキ!」




65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:13:58 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「整列なさい?私の豚たち」

庭小人「「「「「「ヒンヒン!」」」」」」」

ハニー「さぁ、あの朝焼けに向かって全速力よ」

庭小人「「「「「「「ヒンヒン!ヒーン!」」」」」」ドタドタドタドタ

フレッド「流石だぜハニー、人じゃなくっても君には関係ないんだね」

ジョージ「期待通りといえば期待通りさ、流石は赤毛の女王様ってね」

ハニー「当然、意思のある者万物全て私の豚候補よ、当然でしょ?」

ロン「自然の摂理だよな」

モリー「……あぁ、ほんと、ジェームズの子だわ」




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:20:38 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「美味しいわ、お母様。こんなに美味しいご飯はとっても久しぶり」

モリー「光栄だわハニー。あなたたちはご飯抜きで異論ありませんね」

ロン「そりゃないぜママ……はい」

フレッド「成長期の少年にご飯なしとはこれいかに!」

ジョージ「そうだそうだ!メシだ!メシをよこせ!!」

モリー「心配でご飯が喉を通らなかった母さんの気持ちも考えなさい!まったく、ビルやチャーリーやパーシーは一度だってこんなことしなかったのに……」

フレッジョ「「完璧・パーフェクト・パーシー」」

モリー「爪の垢でも煎じて飲みなさい!」

ロン「パーシーは、君の豚にはならないのかい?」

ハニー「素質は十分ね、えぇ」




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:26:31 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「あの時計はなぁに?時間は書いていないけれど……あぁ、針が」

ロン「あぁ、僕らの顔と名前になってる。『就寝中』とか『鶏に餌やり』とかそのときの行動を指してるのさ」

フレッド「僕らは今、全員で朝食を採っているから『食事中』って訳さ」

ジョージ「ロニー坊やは『奉仕中』だけどね。あんなところあったかな」

モリー「ロン、あなた自然にハニーの座る椅子に寝そべったけど、いつも、そう……?」

ロン「僕はハニーのクッションだよママ、当たり前だろ?あぁハニー、気にしないで!分かってるよ、ほんとはママの前じゃって君が思ってるくらいね!なんせ僕は……」

ハニー「ロン?」

ロン「ヒンヒン!なんだい僕のハニー!ヒンヒン!」




72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:34:41 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「おや、ジニーがおきてきたみたいだ」

ジニ→『就寝中→移動中』

ジョージ「奴さん、夏中君の事を噂してたんだ」

ハニー「? 私を?」

ロン「あぁ、君の写真を見せたらなんだか言ってたな……『おねぇさま』って」

モリー「仲良くなれそうね、いいことだわ!」

フレッド「ママ、分かっちゃいないね」

ジョージ「そんな健全じゃなさそうさ」

ハニー「何のことかしら。私はいつでも健全に皆を可愛がってるわ。そうでしょ、ロン?私の可愛い豚?」

ロン「ヒンヒン!もちろんさハニー!ヒンヒン!」

ジニー「おはよう……きゃぁっ!?は、はははハニー、ハニー・ポッター!?」




74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:41:44 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「おはよう、ジニー?はじめまして」

ジニー「あ、あぁ、あの、はじ、はじめ、あ、私、私の名前……!」

ハニー「えぇ、そうね。もちろん知っているわ、可愛いあなたの名前なら、ね?」

ジニー「か、かわわわかわあぁあああ!?」

ハニー「ねぇ、ジニー?私たち、少し名前が似てるわね?」

ジニー「あ、あぁ、恐れ多いわ、私なんかが、貴方みたいな、素敵な人と……」

ハニー「ありがと。ね、ジニー?今年から、あなたもホグワーツなんでしょ?なかよくしましょう、ね?」フーーッ

ジニー「あっ、~~~っぁ」ヘタッ キュウ

フレッド「失神したな」

ジョージ「想像通りさ」

ロン「ハニー、あー、仲良くしてもらうのはいいけど、ハーマイオニーがあまり良い顔しないかもな」

ハニー「平気よ。この子、奥手のようだもの。これからは照れてあまり私に話しかけられなさそうだわ」

モリー「……やっぱり娘って、いいわぁ」

フレッド「かあさんや……」

ジョージ「そういうことか」




76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:47:19 ID:OvLwJ4pJ0


アーサー「おはよう、みんな。なんだか賑やかだね……うわっ!?リリーだ!!」

ハニー「ごきげんよう、お父様。よく言われるけれど、ハニー・ポッターよ」

アーサー「あぁ、君が!ほぉー、これはまた……うん?それで、どうやってここに?」

モリー「アーサー、叱ってやって頂戴。この子たちったら、あなたの車で!」

アーサー「車……上手く飛んだか!?」

フレッジョ「「最っ高だったぜ、パパ!」」

ハニー「素晴らしかったわ。特にクッションが」

ロン「光栄さハニー!ヒンヒン!!」

アーサー「そうか、それはそれは!あれ?そのクッションはなんだかロンに似ているけど、座ると人のようになるクッションなんて作ったかな……」

モリー「あ、な、たっ!!!!」

アーサー「ひぃっ!お、おまえたち、いかんぞー、とてもいかん!うん!罰として乗り心地など等ながーい項目が並んだこのアンケート用紙をだねぇ」

モリー「あ!な!たっ!!!!!」




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:47:19 ID:mi2dQIBl0


ジニーが堕ちた…




78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 21:54:21 ID:OvLwJ4pJ0


モリー「あなたがそうやって!――何度言っても――!!」ガミガミガミ

アーサー「ごめん、ごめんなさい母さん、すみません。いやほら、飛行機能をもっていてもだね、使わなければ、いや、たとえ使ったとしても気づかれなければだね……」

フレッド「親父自ら空けた法の穴だもんなぁ」

ジョージ「全く尊敬するよ父さん、さすがだ」

モリー「パーシー!パーシー!ちょっと爪を二・三枚もってきなさい!!」

パーシー「何事だい母さん!?!?おや、ハニー!やぁやぁ、久しぶり。大方うちの厄介者が迷惑をかけたかい?」

ハニー「えぇ、とっても楽しませてもらっているわ。この子を頼めるかしら」

パーシー「あぁ、ジニーか。任せたまえ、僕は監督生!監督生というものはだね、常日頃から礼節と責任とを――!」ダラダラ

モリー「アーサー・ウィーズリー!あなたって人は――!」ガミガミ

ロン「あー、ハニー。どっちも話が長そうだし、僕らは引き上げようぜ。僕の部屋、案内するよ。豚の部屋なんかでよかったら」

ハニー「そうね、お願いしてあげる」

ロン「ヒンヒン!階段はきついからね!しっかりつかまってくれよハニー!」




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:00:35 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「えーっと、こんなんだけど」

ハニー「……」

ロン「君の、マグルの家の部屋にくらべちゃとっても狭いし、暗いし、おまけにすぐ上に屋根裏お化けがいるから偶にうるさいんだ、けど」

ハニー「……ふふっ。壁は、チャドリー・キャノンズのポスター一色ね?」

ロン「あぁ、彼らって最高さ。それで、ハニー。ここにいる間は、よ、良ければこの部屋、使ってよ。僕は階段で寝るから!」

ハニー「……ロン?」

ロン「なんだい、僕のハニー!」

ハニー「とっても素敵な部屋ね。わたし、こんなに素敵なおうち、初めてよ?」

ロン「光栄だよハニー!それじゃ、それで……」

ハニー「えぇ、それで……」

ハニー「わたしの豚は、これでようやく。一年越しに、寝る時もマットの役目を果たせる、ってこと。そうよね?」

ロン「……」

ハニー「返事なさい?」

ロン「ヒンヒン!ヒーン!もちの僕さ、ハニー!!」




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:03:59 ID:OvLwJ4pJ0




ハニー「」スーッ、スーッ

ロン「キャノンズが十五万六千二百失点キャノンズが十五万六千二百一失点……」ブツブツブツブツ

ハニー「……んんっ」ギュッ

ロン「うひゃぁ!?……おい、世の豚ども。絶世の美少女の傍らにいる僕がうらやましい?添い寝されるなんて爆ぜろ?  かわってみろバカヤロウ!!!!!!」

ハニー「うぅん……うる……ふふっ」

ロン「……あぁ、残りの夏は、僕は寝れないね、あぁ。もちの僕でね……」




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:05:36 ID:R28CPmdO0


ひんひん!




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:10:04 ID:LE21R0JK0


おれはお前らと違って豚になんかならないぜ?
誇り高き漢だからな












ヒンヒン!




90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:33:54 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「宿題が山ほどあるから、夏休みといってもゆっくりは出来ないのね」

ロン「あぁハニー、僕のハニー。真面目な君もステキさ!いつもだけどね」

ハニー「当たり前よ。それで、ロン。あなた本当に大丈夫?何故だか日に日にクマが酷くなっているようだけれど」

ロン「心配ないよハニー!なぁに、ちょっとほら、この爺さんネズミが夜中にうるさくってね!君の安眠を妨害しそうだから捕まえたり、そういうことさ、うん!」

スキャバーズ「チチッ」

ハニー「そう?なら、いいのだけれど。ネズミさん?あまりロンに意地悪しないのよ?私の豚なのだから。いいわね?」

スキャバーズ「チチーッ!」ピョン!スリスリ

ハニー「あら……へぇ、人になれているのね。ふふっ」

ロン「ハニーの膝にスリスリとかスキャバーズ、白豚の餌にしてやりたいよ」

ハニー「せっかくパーシーからもらったネズミなんでしょう?大事にしなさい」

スキャバーズ「チチチッ」




94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:39:59 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「それで、ハーマイオニーはなんて?」

ハニー「えぇ、休暇はこちらにこれそうにない、って。随分と長く謝罪の言葉を並べているわ」

ロン「あぁ、その一大長編小説みたいな自称手紙でね」

ハニー「このくらいの長さはね、ロン。女の子同士なら普通なのよ」

ロン「へぇ~」

ハニー「何をニヤニヤしているのか分からないわ、ロン。何様なのかしら、ロン?私の豚?」

ロン「君の一番の豚さ!ヒンヒン!ヒン!」

ハニー「そう。ロン、羽ペンのインク、なんだかたまにすごくおいしそうにみえない?」

ロン「ぼ、ぼくが味見するよハニー!な、なんだよスキャバーズ止めるな!僕はハニーの豚だ!これくらい朝飯前なんだ!」

スキャバーズ「チーーッ!チチーッ!!」

ハニー「あら。あなたも中々しつけているみたいじゃない」

ロン「冗談!僕はいつだって君にしつけられる側だよ!」




95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:46:05 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「そういえば、パパが晩餐のたびにうるさくてごめんよ、ハニー」

ハニー「いいのよ。マグル社会で育った私だもの。マグルのことに興味深々なあなたのお父様から質問攻めにあうのも当然だわ」

ロン「なんなら君の豚にしてもいいよ?」

ハニー「お母様に悪いわ。それに、もう十分……あら?」

ガチャッ

ジニー「ロン、キッチンに学校から手紙がきてるわ。お、おねぇさま!ホグワーツからお便り、みたい、で、そ、それじゃ!」バタンッ!

ロン「……この扱いの差」

ハニー「不満かしら?」

ロン「いや、君を立てるのは至極当然で当たり前さ。むしろ君に気に入られてあの態度はなんなのさと小一時間問いつめたい」

ハニー「出来る豚ね、ロン。さっ、行きましょ」

ロン「あぁハニー!この家の階段は急だからね!僕の背中にお任せさ!ヒンヒン!」




97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 22:53:30 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「あのダンブルドア校長、腹黒豚は、私がここにいることももうお見通しなのね」

アーサー「あぁハニー、あの方は何一つ見逃さない人だy腹黒豚!?!?」

モリー「言い得て妙ね……ほら、ジニー?あなたにもお手紙ですよ」

ジニー「やった……お、おねぇさま。私、私もきっと、グリフィンドールに……!」

ハニー「えぇ、ジニー。一緒の、寮で。仲良くしましょうね?」ツツーッ

ジニー「ひゃ……っ」キュウ

フレッド「ハニー、ハニー。ジニーは女に免疫がないんだよ。気をつけてあげてくれよな」

ジョージ「そうそう、そっちの豚野郎と違って純粋だからなジニーお嬢は。いまのところ」

ロン「おい、ハニー以外が僕を豚って言うのはやめろよ」

パーシー「あー、ハニー。あまり規律は乱さないでくれると助かるな」

ハニー「規律?私のこと?」

ロン「あぁ、君がルールさハニー!」

ハニー「そうよね」




99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:00:34 ID:OvLwJ4pJ0


ハニー「七冊も同じ人の本を教科書に指定されてるわ……きっとクィリナスに代わる新しい『闇の魔術に対する防衛術』の先生ね」

ロン「あー、そうだろうね。でも、これって……」

フレッド「呪文の本やらなんやら、それに……おいおい、こりゃぁ」

ジョージ「おったまげー……ロックハートの本が目白押しときたぜ」

ハニー「? たしかに、そうみたいね。有名な人なのかしら」

モリー「! ハニー、ロックハートを知らない!?あぁ、そうね!あなたはあちらにいたから!それはもったいないわ!」

ロン「ママったら、彼にお熱なのさ」

アーサー「あぁ、私があと十歳若かったらなぁ」

モリー「オホンッ!あー、ハニー?彼はとっても素晴らしい魔法使いなのよ?あら、こんなところに偶然たまたま彼の特集された雑誌があるわ。ほら、この、真ん中の……!」

ハニー「……ふぅん。ブランドにブルーの瞳。なるほど?とっても……あー、お母様ウケがいいみたい」

ロックハート『HAHAHA!』パチンッ☆




101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:07:25 ID:OvLwJ4pJ0


モリー「とっても高名なのよ!活躍もすばらしくって、出す本は飛ぶようにうれて!それで……」

フレッド「あぁ、おまけにハンサムときたね、ママ」

ジョージ「パパ、こりゃ勝てっこないよ。諦めよう」

アーサー「髪の毛、髪の毛かなぁ。いつから薄くなったかなぁ」

モリー「お、オホン!ママはそんな面喰いの女の子みたいな理由で彼をその、支持しているわけではありません!」

パーシー「でも、母さん。とにかく、ロックハートの本は割高ですよ。どうしようか」

アーサー「あー、お前たち。さすがに一人一冊ずつというのは無理そうだ、分かってくれるね?」

フレッジョ「「僕たちは二人で一人だしね!当然さ!」」

ロン「ハニー、悪いね。僕んちは察しの通りさ、あー、あまりお金がないから」

ハニー「そんなものであなたの豚としての価値は変わらないわ」

ロン「ハニー……ヒンヒン!」

パーシー「ロン、できれば品位は下げないでくれよ。監督生の僕!のためにも」




104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:15:31 ID:OvLwJ4pJ0


フレッド「おやおや、さすがパーシー様はいうこと違うぜ、完璧パース様」

ジョージ「なにせそんなに大層な敷物を敷いてるんだものな、さすがだよ」

パーシー「うるさいな!敷物……うわ!エロール!!!」

エロール「ケーッ……」

ハニー「随分すわり心地が悪そうね」

ロン「あぁ、君のしたにはいつも僕がいるから万全だけどねっ!うちのじいさんふくろうだ……あれ、ハーマイオニーからの手紙かな」




106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:21:01 ID:OvLwJ4pJ0


ロン「今度の水曜日にダイアゴンに向かえるけど、日程を合わせられませんか、ってさ」

モリー「丁度良かったわ。アーサー、その日は非番よね?」

アーサー「あぁ。なぁに、そうでなくても休みにさせるよ。家族のためさ」

フレッド「ステキだ父さん!ウィーズリー家の大黒柱様!」

ジョージ「こりゃジニーがおねぇさんになる日も近いぜ!」

モリー「お、およしなさい!」

ジニー「わ、私のおねぇさまは、は、はははハニーだけよ!」

ハニー「うん、そういうお話をしているんじゃないのよジニー……ロン?あなたのお父様って、割とやり手よね?法をいいように作ったり、色々」

ロン「どうだろう。出世には興味無いってさ。今の仕事が大好きだから」

アーサー「あははは。褒めても父さんの髪は生えないぞ子供達!」

パーシー「生えたら逆にびっくりですよ、父さん」




109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:36:28 ID:OvLwJ4pJ0


水曜日
ハニー「いい朝ね、ロン」

ロン「あぁ、ハニー!ハーマイオニーに会えるしね!」

フレッド「おやおや、移り気かいロニー君」

ジョージ「珍しいことだなぁ、今日は雹か」

ロン「何を言ってるのさ。僕は、ハーマイオニーに会えるから昨日の晩から寝言までハーマイオニー一色だったハニーをだな……」

ハニー「ロン?」

ロン「ヒンヒン!」

ジニー「……ハーマイオニー」ギリッ




111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:38:01 ID:OvLwJ4pJ0


パーシー「母さん、『煙突飛行粉<フルーパウダー>』が大分少なくなってるよ」

モリー「あぁ、それもあわせて買わないといけないわね。さっ、ハニー!お客様からどうぞ!」

ハニー「えぇ。暖炉の中にこの粉を入れて、グリーンの炎の中で目的地の名前を言えばいいのよね」

ロン「前もって僕が教えたさ!当たり前だろ!僕はハニーの一番の豚だぞ!」

ハニー「出来る豚ね、ロン。ほめてあげる。少しのお別れだけど、寂しくて鳴いてもいいわよ?」

ロン「ヒンヒン!ヒーン!!!」

フレッド「マジ泣きだよ」

ジョージ「ぶれないなぁ」




117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:46:22 ID:OvLwJ4pJ0


ボォオオオ!

ハニー「さっ、これで、中に入ればいいのね…………」

アーサー「あぁ、大丈夫だよ。しっかり発音すれば」

ロン「……あー、ハニー!やっぱり僕が、君の豚として!ハニー!先に!」

ハニー「いいえ、ロン。大丈夫、平気よ。当たり前じゃない。私を誰だと思ってるの?さぁ……」

ボォオオオオオオ!

ハニー「っ、コホッ!こっ、“の”中!煙“く”さい……!“た”まらないわ、ゴホッ!“あ”、“ん”っコホッ!“よ”く“こ”んな方法で……“ち”ょっと、違“う”わ!別に私、焦ってなんて……きゃぁ!?!?」

グルグルグルグル

ロン「ハニーーーーーーーィ!!!!」バッ!



パーシー「う、うわぁああ!!全身移動中の炎に手を突っ込んだロンの右腕がバラけたぁああ!!!!」

フレッド「漢だ、漢だぜロニー坊や!」

ジョージ「あぁ違いない。豚の中のな」




120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:52:29 ID:OvLwJ4pJ0


ドサッ!!ザァァァァッ!

ハニー「ケホッ、ケホッ。なぁに、もう……いきなり移動が始まってしまうし、それに、ここ……」

ハニー「……窓の外を見るに、ダイアゴン横丁ではなさそうね。薄暗い、なんだか怪しい……この店もだけれど」

ハニー「……天下のハニー・ポッターが、こんなところで、煤だらけで一人だなんて。屈辱だわ」

ハニー「とにかく、ここから出ないと。なんだか、ここにはいちゃいけない気がするわ……変な道具だらけだもの。それに……」

ロンの手

ハニー「……ど、どこからこんな。この、しなびた手の横に置いておきましょう……違うわ、怖がってなんか。さすがの私も、手首から上がないものは豚にできない、それだけよ」

ハニー「さっ、はやくここから出なきゃ……って、なんでよりによって、あいつが……!」


ルシウス「ドラコ、あまり余所見をするな。今日はここにはボージンの店にしか用がない」

ドラコ「フォイ、あ、ハイ。父上」




124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:57:53 ID:YWJ9teJ50


ええええロンの腕放置www




125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04 23:59:37 ID:OvLwJ4pJ0


ハニーin洋箪笥「……こんなところに隠れるハメになるなんて。屈辱、屈辱だわ」

ボージン「これはこれは!マルフォイ様!それにご子息様!なんと、私目の店にご足労いただけるとは、光栄至極……」

ルシウス「おべっかはいい。ボージン君、今日は売りにきたのだがね」

ボージン「そうでしょう、そうでしょうとも!今日は何をご入り用d……へ?売りに?」

ドラコ「父上!この手首が欲しい!」

ルシウス「ドラコ、人の話を……ボージン、あんなに新鮮なように見える手首をどこで手に入れた?」

ボージン「え?あれ?なんでしょうなあれは……は、っははは!お勧めしますよマルフォイ様!いまなら価格も勉強させていただいて……」

ルシウス「いいと言っている。ドラコ、品物には一切手を触れるな。ボージン、商談だ。ウィーズリーのコソコソイタチが探りをいれてきていてな。少しばかり、あー、見られると誤解する品々を……」

ハニー「……悪どい人ね。あの子にしてこの親ありだわ」




127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:05:22 ID:u3qs1CAJ0


ルシウス「この品が10ガリオン?ボージン君、私を誰だと思っているフォイ」

ボージン「そ、それはそれはマルフォイ様!あなたさまは高貴なまるfブッハー!」

ドラコ「ふんふん、フォイフォイ……呪われたネックレス、へぇ」

ハニー「どっちもフォイフォイうるさいわ」

ドラコ「ふんっ。あの高慢ちきなグリフィンの赤毛女にお似合いかもしれないな。粋がって、呪われていればいいんだ」

ハニー「お望みとあらば呪い返してさしあげるわよ……こっちに、近寄ってきてる」

ドラコ「この手首、本当に。まるで今さっき分断されたみたいじゃないか。すごいな」

ハニー「なんなのかしら、あれ。なんだか妙に懐かしいけれど」

ドラコ「ふんっ、無性に腹が立つから呪いの練習にでも使えそうだと思ったのに……うん?なんだ、あの洋箪笥」

ハニー「っ!」




129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:10:42 ID:u3qs1CAJ0


ドラコ「……」

ハニー「……開いた瞬間、あのすかした顔面にお見舞いしてあげるわ」

ドラコ「……」ギィッ……

ハニー「……」

ルシウス「交渉成立だ。いい買い物をしたな、ボージン君。さぁ、ドラコ。帰るぞ。ダイアゴンで箒を買ってやろう」

ドラコ「フォイ当ですか父上!あ、本当ですか!?……っく、なんで一々フォイになるんだ!」

ハニー「……ふぅ……別に焦ってなんか、ないわ。むしろ残念よ、あのフォイフォイを痛い目あわせられなくて……自覚あったのね、フォイに」

ルシウス「いいかドラコ、れわれが意識せずフォイと言ってしまう現象、それすなわち私たちには無意識下レベルでマルフォイ家たる誇りが根付いている、という証拠だ、と思うと気が楽になる」

ドラコ「さすが父上!!」

ハニー「全面降伏じゃないのよ」




130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:19:31 ID:u3qs1CAJ0


ルシウス「そして我々の一挙挙動に対して効果音がフォイになる現象、それすなわち、世界がこのマルフォイ家中心に動いている!そう考えれば気にならなくなる、というか楽しくなってくる」

ドラコ「さすがです!さすがすぎます父上!」

ガチャッ、バフォイッ

ハニー「……ホグワーツ七不思議『どこかしこでフォイの声が』が解明したわね」

ボージン「……またどうぞ、マルフォイさまさま。ケッ、あなた様のお噂が確かなら、何度でもお売りいただけることでしょうさ」

ハニー「……客が去ってから悪態なんて、出来の悪い豚だわ。それにしても……おじさまに見られてはまずいもの、ね。いいこと聞いたわ」




131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:25:35 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……幸先良いと勘違いしたわ。ここがどこだか、分からないのに」

カァーカァー!
 チチチチチチッ ケエーッヒッヒッヒッヒッヒ

ハニー「……カラスがそこら中にいるし、ダイアゴンの整った石畳と違ってネズミが走り回る汚い通り。それに……」

老魔女「ケエッヒッヒッヒ!!!お嬢ちゃん、生爪はいらんかねぇ?何のかは聞いちゃいけないよ、ケェーッヒッヒッヒッヒッヒッヒ!!!」

ハニー「売ってるものも、売ってる人も。みんなみんな怪しいわ……早く、ここから出ないと」

老魔女「おんやぁ?お嬢ちゃん、迷子かい!?迷子かねぇ!この老婆が見てやらんとねぇケェhhごほっ、げほっごほっ、あーしんど……ケェッヒッヒヒヒ!」

ハニー「……無理して魔女らしさを出さなくていいと思うわよ」




133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:29:50 ID:u3qs1CAJ0


ハグリッド「ハニー!ハニー!!!婆さんやめろ!ハニーに近づくんじゃねぇ!ハニー!俺達のハニー!?こんなところでなにしちょる!?」

ハニー「あら、ハグリッド……なんてタイミングかしら。ほんと、あなたは出来る豚ね。ほめてあげる」

ハグリッド「おっほー!ありがてぇ、ありがてぇ!ヒンヒン!……じゃのうて!お前さん、こんな、ノクターン横丁なんざで何をしちょるのか、って!」

ハニー「あら。私がどこで何しようと、あなたに指図される覚えはないのだけれど?」

ハグリッド「しもうた、その通りだった!すまんハニー!おめぇさんは最高だ!ヒンヒン!ヒン!」

ハニー「よく言われるわ。さっ、ハグリッド。あなたの肩は私の特等席、そうよね?」

ハグリッド「もちの同胞だ!よ、っと」

ハニー「……ほんと、出来る豚ね。ハグリッド」フーッ

ハグリッド「おっほー!ヒンヒン!ヒーン!」




135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:36:27 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「あそこは、やっぱりおかしなところなのね?」

ハグリッド「そうさな、あんなとこで買い物をする奴に碌なもんはいねぇ。ハニーを除いて。ハニー、お前さんはいつでも天使だ、女神だ、あぁ」

ハニー「そうね。別に私はあそこで買い物をしていたわけじゃないの。ちょっとした事故、間違いで。私の意志とは関係なく、ね」

ハグリッド「それを聞いて安心したぞ。俺ぁお前さんがどこにいようが駆けつけるけどなぁ……そういえばハニー?お、俺はなんぞ、おめぇさんの機嫌を損ねることをしちまったかい?え?」

ハニー「? なんのことかしら」

ハグリッド「すまん、すまんハニー!この通りだ!俺ぁお前さんに無視されると堪えて堪えて!この夏で随分と痩せっちまった!」

ハニー「あぁ、手紙。手紙のことね。違うのよ、あのね……あなた、むしろ前より太くみえるのだけれど」

ハグリッド「そうか?ハニーに会えて幸せ太りかもしれねぇな!ヒンヒン!」

ハニー「えぇ、十分享受して肥えていきなさい。私の可愛い豚さん」




138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:44:32 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「――それで、今はロンの家でお世話になっているの」

ハグリッド「あのダーズリーのトンチキめ!今度あったら本物の豚にしてやる!!」

ハニー「そうね、それがいいわね。きっと可愛くない豚になりそうだけれど……あ」

ハーマイオニー「ハニー、ハニー!ここよ、ハニー!」

ハグリッド「おっ、グリンゴッツの前にハーマイオニーがおるな。ハニー、ここらで降り……っと、もういねぇ」

ハニー「ハーマイオニー!」

ハーマイオニー「あぁ、ハニー!会いたかったわ!とっても、とっても会いたかった!」

ハーマイオニー「ロンのお家はどう?それで、あなた、ロンに何もされてない!?あぁ、あの人がそんな度胸ないのは分かってるの!でも、もしも万一なにがあったらって思ったら私、わた、きゃぁ!?は、ハニー!?こんなところで、な、なにして!!!」

ハニー「えぇ、ふふっ。私もとっても会いたかったわハーマイオニー。そうね、私の潔白……確かめてみる?」ツツーッ

ハーマイオニー「あ、あぁ、ハニー、あぁ、だめよ、ぐ、グリンゴッツは大理石だもの、こんな硬いとこ、あぁ、あなたの指、きれい……」

ハグリッド「つづけて」

通行人「どうぞ」




141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:50:21 ID:u3qs1CAJ0


ハーマイオニー「ふーっ、ふーっ、も、もう!あなたはすぐにそうやって!もう!」

ハニー「挨拶よ、挨拶。ふふっ。押し倒しただけなのに」

ハーマイオニー「普通の友人同士は挨拶代わりに押し倒して迫ったりしないわ!」

ハニー「だそうだけど、どうかしら?豚のみなさん?」

ハグリッド「いやいや、普通です」

通行人「稀によくあります」
通行人「ですからつづけて」
通行人「どうぞ」
通行人「ヒンヒン!」

ハーマイオニー「訓練されすぎよあなたたち!!」




142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:54:37 ID:Eglhy7beO


ロックハートはしくよろ仕様か……。
あのウザイのがまた来るのか……




143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:55:22 ID:u3qs1CAJ0


ハーマイオニー「ハグリッドもこんにちわ。また会えて嬉しいわ。元気だった?」

ハグリッド「おう、いいもん見させてもらったからな」

ハーマイオニー「そういうことじゃなくて……それで、ハニー?ロンたちはどうしたの?」

ハニー「少し、ね。平気よ、すぐに来るはずだから。何せロンは……」

ロン「ハニー!僕のハニー!!あぁ良かった!僕ぁ魔法界の終わりかと思ったよハニーーーー!」

ハニー「私の出来る豚だもの。ね?」

ハーマイオニー「ロン、ローーン!?あなた包帯血まみれで何をしているのーーー!?!?」




144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 00:58:04 ID:jckoxmYU0


手首すっぱり切れてんのにロンは元気だなwwwwwww普通死ぬぞwwwwwww




145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:05:42 ID:5pDNZ73k0


治るよな!?治るんだよな!?




146: さるなんて跪きなさいよ 2012/11/05 01:06:04 ID:u3qs1CAJ0


ロン「あはは、見た目が派手なだけでさ。もうとっくに腕は元通りだよ、ほら」

ハーマイオニー「勘弁して頂戴……出会い頭にお友達が血まみれなんて、笑えないわ」

ハニー「出会い頭に押し倒されたり、はとっても嬉しいわよね」

ハーマイオニー「ハニー!もう、そ、それは、いやでは、って、もう!!」

ロン「おいハグリッド!!どういうことだずるいぞ君ばっかりいいもん観たってことかい!?ちっくしょうマーリンの髭!」

ハグリッド「おめぇさんばっかりに豚の特権はゆずらねぇぞ!なんせ俺ぁ、ノクターンからハニーを救出したんだからな!」

モリー「はぁ、はぁ。良かったわハニー、無事で……ノクターン横丁!?」

アーサー「あぁ、よりによって……お隣の横丁でまだよかったか。心配したよ、ハニー」

ハニー「えぇ、どうも。心配?無用の長物ね。崇め奉る準備だけしていればよかったのに」




150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:09:59 ID:u3qs1CAJ0


フレッド「僕ら、そこには入り口を見ることだって許されてないぜ、ハニー!?」

ジョージ「おっそろしいところだって聞いてるぜ?余裕だったのか、ハニー!?」

ハニー「そうね。少し汚かったけれど。なんてことはなかったわ」

ロン「だってさ?どうなのさそこんとこ」ヒソヒソ

ハーマイオニー「震えてたから押し返せなかったっていうのもあったのよ」ヒソヒソ

ロン「やっぱりね」

ハニー「ロン?」

ロン「なんだいハニー!僕のハニー!ヒンヒン!」

ハニー「包帯、締めなおしてあげましょうか?」




153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:15:32 ID:u3qs1CAJ0


フレッド「ロニー坊やが落ちてる間に、グリンゴッツで金をおろしてきた僕達一行なのさ」

ジョージ「別の意味で堕ちっちまってるジニーは、終始グレンジャー嬢を睨みっぱなしさ」

ハーマイオニー「じ、ジニー?えぇっと、私ハーマイオニー・グレンジャー。私もグリフィンドールなの。仲良くしましょう?」

ジニー「……」

ハニー「ジニー?私のお友達に無愛想な妹なんて、可愛くないわ?」

ジニー「こんにちは!おねぇさまの お 友 達 !」

ハーマイオニー「……えぇ。 親 友 の、ハーマイオニーよ。よろしくね?」

パーシー「父さん、女の子ってコワイね。ぺネロピーもいつかあぁなるのかな」

アーサー「ははは、パーシー。今頃かい?母さんをみれば分かるだろう?うん?ぺネロピーというのは?」

モリー「アーサー?」

アーサー「ま、まってくれ母さん。後生だ、後生だからその鍾乳石を下ろそう、小鬼が困るだろう?な?」




152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:13:48 ID:ZC9MwWOE0


魔法じゃ生えないだrうわ何するやm・・・


はぁはぁ・・・
だって誰だったかおじぎセンセーにわざわざシャイニングフィンガーもらttうわまたかなにすr




155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:18:04 ID:u3qs1CAJ0


>>152
あれは足枷(手だけど)のために与えたもの
魔法薬でバラけた部分は元に戻せる。最終巻参照。えらく戻りが速かったのはなんや勘弁して




159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:26:31 ID:u3qs1CAJ0


モリー「それじゃ、それぞれの用事を済ませてから一時間後に本屋さんの前で落ち合いましょう。そこのツインズ、ノクターン横丁に行ってはいけませんよ?」

フレッジョ「「何のことだか分からないよ、マム」」

ジニー「わ、私は、おねぇさまと……」

モリー「ジニーはお母さんと一緒に洋裁店が先。採寸をするんですからね」

ハニー「後で会いましょ、ジニー。さっ、ロン。ハーマイオニー。行くわよ」

ロン「あぁ、ハニー!さぁ!」

ハーマイオニー「ロン。すごく自然にハニーをおぶさる格好になるのはやめて。やめ、あなたたちまさか夏中そんな!?ずるい!ずるいわ!あなたの背が高いからって!!!」




160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:32:47 ID:u3qs1CAJ0


ロン「あぁ、アイスクリームがこんなに美味しかったなんて!ハニーと一緒に食べると格別さ!」

ハーマイオニー「ハニーの下に敷かれてハニーに食べさせてもらえばそうでしょうね、あなたにとっては」

ハニー「あら、ハーマイオニーもしてあげるわよ?」

ハーマイオニー「い、いいわ。それより、ハニー。あまりゆっくりもしてられないのよ。色々と学用品……」

ハニー「アーン」

ハーマイオニー「あ、あー……ち、ちがうわ!もう!真面目なお話よ!」

ハニー「私、いつだって真面目だわ」

ハーマイオニー「素晴らしい心がけね。できれば良い方向に使って頂戴」

ロン「何言ってるのさ、ハニーはいつだって正しいよ」

ハーマイオニー「マットは黙って」




161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:33:34 ID:88IbYOPT0


ヒンヒン!




162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:34:20 ID:cBiVWggb0


フォイフォイ!




164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:38:27 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「少しくらい、いいじゃない」

ハーマイオニー「でも、ね?ほら、羊皮紙だのインクだの、色々と……魔法薬の材料は買い足さなくても大丈夫でしょうけど」

ロン「まともに授業やった方を数えるのが楽だったもんな、去年のスネイプの野郎の授業は」

ハニー「それはそうだけれど、そんなに急がなくっても。大丈夫、私がお店でお願いして、すぐに用意してもらうわ」

ハーマイオニー「そうじゃなくって!もう、あのねハニー……」

ハニー「……もの」

ハーマイオニー「え?」

ハニー「せっかく会えたんだもの!ゆっくり、お話してよ!私、あなたと何週間も…………」

ロン「ハーマイオニー、おかわりはいかが?」

ハーマイオニー「えぇ、そうね。有り金全部いただくわ」




167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:46:09 ID:u3qs1CAJ0


ガヤガヤ、ガヤガヤ

モリー「あ、ロン、ハニー、ハーマイオニー。間に合ってよかったわ!」

ハニー「えぇ、そうね。最後はロンが豚としていい働きをしてくれたもの」

ロン「君に鍛えられているからね、ハニー!僕は君のスニジェットさ、ハニー!見えなくなんてならないけどね!!」

ハーマイオニー「最初からあなたが全部お店回ればよかったんじゃ……おまたせしました、ウィーズリーおばさん」

モリー「えぇ、えぇ!本当に、間に合ってよかったわ!見て!あれ!」

ハニー「? 何かしら。あののぼり……」

『ギルデロイ・ロックハート サイン会開催! 自伝「僕こそマジックだよね☆」』

ハーマイオニー「!?!? か、彼が来るの!?ここに!?!?」

ハニー「…………」

ロン「……なんだい、その反応」

ハーマイオニー「えっ、あっ、だってロックハートって、ほら!教科書をたくさん書いてる、その、有名人でしょ!?」

ハニー「ロン、私、執筆活動をしてみようと思うの」

ロン「毎回百万冊買うよ」

ハーマイオニー「そんなんじゃないったら!!!!」




169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 01:52:50 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「やぁ!HAHAHA!お美しいご婦人、それにお嬢さんたち!今日は来てくれてありがっとぅー!だよね☆」

キャーーーー!ロックハートサーーーーン!!!

モリー「あぁ、彼って……ステキだわ」

ロン「……わぁーお。黄色い歓声の真っ只中に、なんだかものすごい優男がいるぜ」

ハーマイオニー「あぁ、あれが……ね、ねぇハニー?私、髪の毛変じゃない?」

ハニー「……さぁ」

ハーマイオニー「あっ、ち、ちがうのよ?あのね、彼って有名人じゃない?失礼があったら……は、ハニー!?どうしてこっちを向いてくれないの、ハニー!?」

ロックハート「HAHAHAHA!バンビーナちゃんたち、盛り上がるのもほどほどにね……うん?ハニー?……もしや、ハニー・ポッターでは!?」




175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:02:44 ID:u3qs1CAJ0


ザワザワザワ

店員「!ポッターさん!どうぞ、どうぞ前へ!さぁさぁ、どうぞ!」

ハニー「いいえ、私は別に……ここで」

新聞記者「ロックハートさんと二人で撮らせてください!お願いします!あぁ、なんて美しい!ヒンヒン!」

ハニー「……豚のお願いなら」

ロックハート「やぁやぁ、なんてことでしょう!よもやあなたにこの場で会えるとは!」

ロン「なんだあの色男め……まてよ、ハニーなら、きっと……」

ハーマイオニー「あ、そ、そうね……きっと、あの人も……」

ハニー「……」

ロックハート「……」

ハニー「どうも、ロックハートさん?私、ハニー・ポッター。闇の帝王だかなんだかを降して、魔法界の英雄だなんて呼ばれているわ。私自身は、興味がないのだけれど」

ワーーーーワーー! ハニーーー!ハニーー! ヒンヒーン!

ロックハート「こんにちわ、お嬢さん!私はギルデロイ・ロックハート!マーリン勲章勲三等、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、そして『週間魔女』チャーミングスマイル賞五回連続受賞の、ロックハートさ!」

ロックハート「まぁ、私はそんなもの。興味ないのだけどね☆世の女性が僕を放っておかないのさ」

キャーーーーー!!ロックハートサンイケメーーーーーン!




176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:07:20 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「ありがとう、ありがとう!さぁハニー、握手だ」ギュッ

ハニー「えぇ」ギュッ


ロン「……あの優男め、ハニーに認められるだと!?何様だちくしょう!マーリンの髭!」

ハーマイオニー「あぁ、私、どうすれば。あぁ、困ったわ、ハニーに、あの人……どっちも素敵」

ロン「何かいった?」

ハーマイオニー「さぁ。あなた、ヒンヒン言い過ぎてお耳がおかしくなったんじゃないかしら」

ロン「君ほどじゃないさ、あぁ」




177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:09:31 ID:8EYAVJ6BO


どっちもお互いの話聞いてねぇw




181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:15:01 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「彼女は私の本を購入するためにここに来たわけですが!もちろん無料で進呈させていただきますよ!サイン入りでね!」

ハニー「結構よ。私、そんな風にたかるほど驕り高ぶっていないの」

ロックハート「遠慮しなくていいさ!今に君は、この本の“そのもの”を手に入れるのだから!安いものだよ!」

ハニー「……そのもの?どういう……本当によこすのね。ロン?」

ロン「あぁハニー!僕のハニー!君に杖以上に重いものは僕がもたせないよ!……」ジーーッ

ロックハート「HAHAHA、なにかな少年。モテモテアゲアゲになる秘訣かい?そうだね、先ずは僕の自伝を読むことから始めようか☆」

キャー!ロックハートサンアイノデンドウシーーー!

ロン「……ハニー、こいつぶっとばしていいかい」

ハニー「何にしろ一定の需要はあるみたいだから放っておきなさい。無視が一番よ」

ロン「あぁ、そういうことか」

ハーマイオニー「お、おかえりなさい!ハニー、あの、と、特に意味はないのだけど、手をつないでくれないかしら……?」

ハニー「……手といわず、もっともっと、触ってあげていいのよ?ハーマイオニー?ね?ほら、そっちの棚の影で」

ハーマイオニー「あ、っそ、そんな、ちが、あぁ、私、私もう」

ロン「もうダメかも分からないね、君」




184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:24:15 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「おや、お友達と用事かな!まぁまぁハニー!僕の話を最後まで聞いてほしい!」

ロックハート「何せ!君とそのご学友!そしてこの場にいらっしゃる多くの方に関わる重大発表があるのですから!」

キャー!ロックハートサンエンゼツジョウズーーーー!

ハニー「重大発表?何?回りくどいのは嫌いよ」

ロックハート「HAHAHA!それは失礼!みなさん!ここに大いなる喜びと誇りをもって発表いたします!」

ロックハート「私、ギルデロイ・ロックハートは!ホグワーツ魔法・魔術学校にて『闇の魔術に対する防衛術』担当教授をお引き受けすることになりました!」

キャーーーー!キャーーーーーーー!!!!!

ハニー「……」

ロン「……うげぇ」

ハーマイオニー「ロックハートさんが、ほ、ほぐ、なんて!なんて素晴らしいの!」




185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:28:17 ID:cBiVWggb0


ヒンヒン!




186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:28:54 ID:iC5Iyn2K0


お前ら洗脳されすぎだろ








ヒンヒン!




189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:31:37 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……もう呆れて、物も言えないわ」

ロン「まったくだね。ほら、ハーマイオニー。レジはあっちだ、さっさと精算しよう」

ハーマイオニー「ま、待って頂戴!まだサインを……あ、き、記念!記念じゃない!少しくらい……

ロン「奴さんの言うこと、聞いたろ?今度からは城でいくらでもチャンスがあるじゃないか」

ハニー「……ハァイ、ジニー」

ジニー「! おねぇさま! 私、チビだから隅に追いやられてしまって……」

ハニー「そうね、あなたは小さくて可愛いわ。ね、ジニー?この本、受け取ってくれない?」

ロン「僕がもってるけど、これハニーのなんだ。ハニーから君にってさ、ジニー」

ジニー「! いいの!?」




190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:33:14 ID:u3qs1CAJ0


ハーマイオニー「そんな、ハニー!もったいないわ!せっかくの……あ、あぁ」

ハニー「……」

ハーマイオニー「そ、そんな目でみないで。違うの、私、あ、あなただけ、あの」

ハニー「……」ギューッ

ジニー「ふわぁ!?お、おねぇさま何を!?あ、あぁ、おねぇさまあたた、あたたたたか、あ……」キュゥ

ロン「つづけてほしいような、もう勘弁して欲しいような」


ドラコ「ッハ、ポッター。グリフィンドールの高慢女王、少しのおでかけで大ニュースってわけフォイ?」

ロン「なんだ、君かマルフォイ。靴の裏のチューインガムか何かかと……君、そのうち飽きられっちまうぞあんまり言ってると」

ハニー「数少ないアイデンティティーになったようなのよ、ロン。放っておきなさい」




193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:43:50 ID:u3qs1CAJ0


アーサー「はぁ、すごい人の波だ。あぁ、やっとみつけた。ロン、みんな。早くここから出よう……おや、君は」

ルシウス「おやおや、これはこれは……アーサー・ウィーズリー。職場でも家庭でも、這いずり回るのがご趣味のようですな?」

アーサー「……あぁ、ルシウス。君が大人しく闇の物品を引き渡せば、あまり苦労もしないのだがね」

ルシウス「なんのことだか。証拠がおありなのですかな。それで、残業代は十分に出たのならあなたの家もさぞかし……おぉっと!」

ジニー「」キュウ

ルシウス「そうでもないらしい!この子の持っている本もローブも、ウィーズリー!中古のように見受けますが?」


ハーマイオニー「……あの人そっくりね」

ロン「ドラコの糞野郎にな」

ハニー「嫌味がなんだか童貞教師を思い出すわ」




194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:49:30 ID:u3qs1CAJ0


アーサー「あぁ。妻は倹約家でね」

ルシウス「倹約家、なるほど?一人娘に満足に教科書も買ってあげられないことが」サッ

アーサー「それはジニーの本だ、返していただこう。それじゃ、お世話さm」

ルシウス「金はなくとも、家族の思い出が財産、とでも言うのですかな?そんなことだから落ちるところまで落ちるのだ……どいつもこいつも似たような間の抜けた顔だ、血を裏切る者の末路に……」

グイッ! バンッ!!!

ロン「!!パパ!やっちまえ!!!!」

ドラコ「!?!?ち、父上!!!」

モリー「あぁ、あなたたちこんなところに……あ、アーサー!?マルフォイの胸倉を掴んで何を!?!?」


アーサー「私の仕事や取り分をバカにする分にはかまわない、けどな。私の前で、家族を、侮辱するな!!!!」


フレッド「さぁはったはったー!!魔法法役人こと我らがパパン、アーサー・ウィズリーと!」

ジョージ「あのマルフォイ家当主ルシウスの一騎打ち!ここで掛けない手はないぜお客さん!」

ワーーーワーー!!ヤレヤレーーー!!

モリー「煽るんじゃありません!!!!」




196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 02:58:46 ID:u3qs1CAJ0


モリー「まったく!子供達の前で!なんて模範的な大人の態度を見せてくれたことでしょう!」

アーサー「ごめんよ母さん、しかしだね……」

モリー「しかしも案山子もありません!」

フレッド「すっげーかっこよかったぜパパ!憧れっちまうよ!」

ジョージ「特にあのヘッドバット!伊達にデコが広くないね!」

アーサー「そ、そうかい?デコのことを言うのはおやめよ」

ロン「ロックハートめ、この騒動も記事にしてくれって記者に頼んでたよ。宣伝になるってさ『男性も熱狂させるロックハートの魅力!店内でファン同士の小競り合い!』だとさ」

ハニー「でもおじさま。家族を想っての行動はとっても勇敢だったわ」

アーサー「そ、そうかい?いやぁ君に褒められると照れるね、はは」

モリー「ハニー、甘やかしちゃいけないわ。男というのはね?」

ハニー「えぇ、お母様。時に厳しく、そうよね、ロン?」

ロン「? 君が僕にすることは全て僕の喜びさハニー!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「だから鍛えられすぎよ、あなた」




197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 03:02:56 ID:u3qs1CAJ0


ジニー「う、うぅん……何の騒ぎなの?」

アーサー「あぁ、ジニーもようやく気がついた。それにしても、どうしてまた気を失っていたのかな?奴に何かされたなら……」

ハニー「平気よ、いつものことだから。ねぇ、ジニー?」

ジニー「あっ、あぁおねぇさまそんな……」

ハーマイオニー「……なによぉ」

ロン「割と自業自得だよ、ハーマイオニー。大丈夫、ハニーも一時拗ねてるだけさ」

ハニー「私が何ですって?」

ロン「君は世界一だね、って確認さ!ハニー!」

ハニー「そう、言うまでも無いわね。えぇ」




198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 03:09:36 ID:u3qs1CAJ0


アーサー「それじゃ、みんな。帰ろうか。忘れ物はないかい?」

フレッド「パース、君、本当にあの本買ったのかい?おっそろしくつまらなそうな本を?」

ジョージ「『権力を手にした監督生たち』……あぁ、僕なら三行で暖炉にくべてやるね!」

パーシー「ど、どうだっていいだろう!」

モリー「ジニー?なんだかあのマルフォイに本をとられたみたいだから、何かなくなっていないか確認しておきなさいね?」

ジニー「わ、私が落ちているあいだになにが……えーっと」

ハニー「……」ツーン

ハーマイオニー「ねぇハニー。お願いよ。もうすぐお別れなのにそんな顔されると私、困ってしまうわ。ねぇ……」

ジニー「……大逆転ってこと?」

ロン「たくましいねジニー、我が妹。知ってたけどね」




200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 03:16:05 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……お別れ。そうね……また、新学期まで会えないんですものね」

ハーマイオニー「そ、そうよ。だからね、その……うん?なぁに、手を……あっ」

ハニー「おじさま、おばさま。少し待ってくださるかしら……私のこと、忘れられなくしてあげないと。ねっ?ハーマイオニー?」ツツーッ

ハーマイオニー「あっ、だ、だから何度言えば、わ、私、あなたしか……ぁ」

ロン「つづけて」

ハグリッド「どうぞ」

ロン「どっから沸いたのさハグリッド」


ジニー「そんな……結局、あぁ……おねぇさまは……」

『(悩みがあるのかい――?打ち明けてごらんよ――この僕に)』

ジニー「? 何か聞こえて、ううん、なんだか頭の中……あれ?」

ジニー「……教科書に中に紛れて。何かしら、これ。古い……日記???」




235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 08:46:47 ID:u3qs1CAJ0


九月一日

ロン「……」

ハニー「……この壁、この私を通さないなんてどういうつもり?」

ロン「何がどうなってるんだろう……父さんたちは通れたのに、僕らだけはじかれっちまうなんて!あぁハニー!怪我はないかいハニー!」

ハニー「えぇ、出来る豚のあなたが下敷きになってくれたからね。よくやったわ」フーッ

ロン「うひゃぁもちろんさヒンヒン!でも、どうする?時間ギリギリだったから……ほら、もう」

ハニー「……特急の出発した時間、ね。さて、どうしようかしら。おじさま達も戻ってこられないとなると……」

ロン「うーん、ダイアゴンあたりに行けば誰かに頼れるかな。さっ、乗りなよハニー!僕が君の特急になるよヒンヒン!」

ハニー「いい心がけだけれど、さすがにそこまでは遠すぎるわ。車で待ちましょう?きっとじきに……」

ロン「! ハニー、それだ!流石だよハニー!君は最高さ!知ってたけど!」

ハニー「えぇ、知ってるわ」




236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 08:52:38 ID:u3qs1CAJ0


ロン「ほら、この車なら飛んで特急に追いつける!どうだいハニー、豚の僕にしては冴えてるだろ?」

ハニー「ふぅん、確かに私に相応しい特別な登校かもしれないけれど。この車、おじさまが魔法で鍵をかけていたわよ?どうするの?」

ロン「そこはね、ハニー!僕ら、困ってるだろ?それに、どうしても学校に行かなきゃいけない!そうだよね?」

ハニー「回りくどいのは嫌いよ」

ロン「ごめんよヒンヒン!未成年の魔法使いでも緊急事態なら、なんとかの制限に関する十九条とかなんとかで魔法を使っていいのさ!フレッドとジョージがそう言ってた!」

ハニー「その手の話であの二人の言うことなら確かね。ロン?私の豚?あなた、運転できるの?」

ロン「あぁ!任せてよハニー!僕は君の一番の豚だぜ?」

ハニー「そう、ようやく飛べるようになったってわけね。出来る豚は好きよ?」フーッ

ロン「うひゃあ!ヒンヒン!ヒーン!」




238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:02:25 ID:u3qs1CAJ0


ブルルルンッ、ブルンッ

ロン「!エンジンが点いた、成功だ!あぁハニー、シートに直に座らせてしまってごめんよ!」

ハニー「仕方が無いわ、今日のあなたは私専属の運転手。そうでしょ?」

ロン「あぁ!君を世界のどこにだって連れて行ってあげるよハニー!えぇっと、確かここに透明パネルだかなんだかが……これかな」カチッ

ハニー「……ガラスが曇ったわね。周りからは、この車が見えなくなったのかしら。ほんと、あなたのお父様って凄いわ、ロン」

ロン「まぁね!そんなことよりご自分の額事情をなんとかしなよ、って思うけど」

ハニー「両親に敬意を払えない豚は嫌いよ?」

ロン「ごめんよハニーヒンヒン!パパママ大好きさ!君には遠く及ばないけどねっ!!」




239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:09:32 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……わぁ」

ロン「離陸成功!今日が曇ってて助かったよ!ちょびーっと透明になる装置が弱ってたみたいだけど、すぐに隠れられたしね!」

ハニー「……雲の上に抜けて、空に飛び出したわね」

ロン「あぁ、ハニー!このまま君とどこかに飛び出したいくらい最高の気分さ!」

ハニー「ホント、最高だわ……雲が広がって、とっても綺麗……!」

ロン「……」

ハニー「ハーマイオニーも一緒にいられれば良かったのに!ねぇ、こんなにステキな光景……こう……何をニヤニヤしているのこの豚。マグルの街にダイブさせたっていいのよ?この豚!!」

ロン「ヒンヒン!あぁ、ハニー!僕に拒否権はないけど、せめて君をホグワーツに送り届けてからにさせてくれよ」

ハニー「えぇ、そうね。そうさせてあげるわ、もう……さっ、早くなさい。方角はあっちよ」




240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:19:09 ID:u3qs1CAJ0


ロン「無事に、特急の姿も見つかったね」

ハニー「えぇ。ここからは雲の上を同じ方向に進んで、15分おきくらいに確認しましょう?」

ロン「あぁ、ハニー!君の機嫌もよくなることだしね!」

ハニー「何のことかしら。私は容易にはしゃいだりしないわよ、ロン。あまりはしゃぐと今に落っこちるわよ?」

ロン「ヒンヒン!えぇっと、ハニー。おなかが空いたらそこのダッシュボードにヌガーがたらふく入ってる!僕の分もお食べよ」

ハニー「ありがと。でも、そうね。出来る豚さんに先にご褒美をあげましょうか。ほら、ロン?あーん」

ロン「! モガモガおいこのおんぼろ!モガモガもっとスピードを出せよハニーを乗せてる以上君も豚だろ!!!」

ハニー「ロン、流石の私も無生物は豚にしかねるわ」




242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:28:57 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「去年は道中ってあまり外に目を向けていなかったけれど、こんな片田舎を進んだりもしたのね」

ロン「そうだね、僕は君に夢中だったから外の景色なんててんで覚えてないよ」

ハニー「私の足の下だったものね、えぇ。まぁ、あの小さな教会……なんでもないわ」

ロン「あぁハニー!僕のハニー!今ならほら、僕しかいないからそんなに意地にならなくったって」

ハニー「私の豚がなんですって?」

ロン「こんな雲の上で君をみるとまるで天使にしか見えないねってことさ、ハニー!」

ハニー「そう、お迎えまで近くならないように気をつけなさい?」

ロン「ヒンヒン!君のお迎えなら裸足でついてくね、僕ぁ」




243: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:36:05 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……」

ロン「それでさ、ハニー!ジニーのやつったらおっかしいんだぜ、あの……」

ハニー「……」

ロン「そ、そうだ!ビリウスおじさんの話はしたことあったかな!僕の好きな叔父さんだったんだけどね、えーっと……」

ハニー「……あぁ、ロン。あなたが豚なりに気を使っているのはありがたいわ。そうね、感謝してる……でも、流石にね」

ロン「あー……ごめんよハニー。この車おんぼろで、エアーコン?とやらもつかないから……」

ハニー「そう、そうよね。雲の上を走るってことは、遮るものが何も無い直射日光で……あぁ、お肌の敵だわ。もう」

ロン「あぁなんてことだ!僕はなんて無力なんだ!ハニーに対する熱しか発せ無い!なんで僕は身体から冷気一つひねりだせないんだちくしょう!マーリンの髭!」

ハニー「ロン、豚は豚でありなさい人から外れないで……あついわ……上を一枚……」パサッ

ロン「……ハニー、近くにトイレってあったかな」

ハニー「? 我慢なさいよ」

ロン「なんて苦行だ……いや、僕はハニーの豚だ、これくらい、こr……キャノンズが一失点、キャノンズが二失点……」ブツブツブツ

ハニー「? 変な豚ね」




244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:43:32 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……暑さは日が落ちて少しはマシになったけれど。お腹も、喉も限界ね」

ロン「あぁごめんよハニー、ヌガーなんて勧めたからのどが余計に渇いたよねハニー!くそうなんで僕の二の腕あたりはドリンクサーバーになってないんだ!」

ハニー「いくら豚からでも体内で精製されたものなんてやよ。あまり悲観しないでいいわ、ロン。あなたは精一杯やってくれてる。私には分かってるわ」

ロン「は、ハニー。なんて豚冥利に尽きる言葉だろう……!待っててくれよ、もう今すぐに着くはずさ!そうすりゃ、すぐにご馳走が……」

ブルルルンッ……プスンプスン、ブルンッ

ハニー「……今、エンジンがなんだか変な震え方をしたように、思うのだけれど」

ロン「……あー、奴さん、ここまで長時間飛行したことがないから……だ、大丈夫だよハニー!えーっと、いざとなったらほら、僕が君をかかえて!ね!?」

ハニー「墜落していて大丈夫なんて言えるのはあなたぐらいのタフネス持ちだけよ。そうとなったら、しっかり守りなさいね。私の豚」

ロン「ヒンヒン!」




246: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 09:54:00 ID:u3qs1CAJ0


ヒューーーッ

ハニー「案の定、案の定だわ。この豚!私の豚ならもう少しだけ飛んでみせなさい!」

ブルルンッ、プスンッ、ブルルルンッブルヒンッ

ロン「流石だよハニー!その調子でもうすこーしだけこいつを焚きつけてやってくれ!あ、あと少しで校庭だから!」

ハニー「この私を乗せられたことを光栄に思いなさい!」

ロン「全くだこの野郎!僕なんてハニーをおぶさってる時は生んでくれたパパとママとお日様とヒナギクととろけたバターに心からありがとうって言ってるね、あぁ!」

ハニー「あなたの信仰はよく分からないわ……ロン!このままだと、この車、森に!」

ロン「あぁ、ごめんよハニー!僕が至らないばっかりに!」

ハニー「いいから!飛び降りましょう……あそこの木!校庭の端っこのあれに飛び移れば、落っこちるよりは……」

ロン「そ、そうしよう!うん!さぁハニー!僕の背中に!大丈夫、たとえ僕がペチャンコカエルみたいになっちまっても君だけはふわふわのままで着地を約束して……」

ハニー「私の踵以外で勝手に潰れるのは許さないわ、ロン!わたしの豚!!」ギュッ

ロン「あぁハニー!僕はむこう一年はそれだけで食べていけるよハニー!ヒンヒン!」

ガチャッ ザァァァッ!!!




247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:00:03 ID:u3qs1CAJ0


ロン「あいたたた。上手くひっかかってよかった。ハニー、平気かい僕のハニー?は……」

ハニー「えぇ、まったく、この私がなんてざま、って何度言わないといけないのかし……」

ロン「……あー、ハニー。これは事故だ。大丈夫、僕は君の豚。すぐに目を反らした。そりゃそうさ、もちのロンさ本当に」

ハニー「……ぁ」

ロン「き、ききき君のブラウスがその枝に引っかかって破けっちまってもあのえーっとなんだか可愛らしい色合いのそのなんだかあれが見えたとしても僕はほらすぐに忘却の彼方にですね」

ハニー「……は、ぁ」

ロン「な、なんだいハニー、僕のハニー!」

ハニー「歯ぁくいしばりなさいこの豚ぁあああああ!」

ロン「ヒンヒーン!ありがとうございmぐっへぁあああ!ヒンヒーン!!!」




249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:07:15 ID:u3qs1CAJ0


ゴスッ、ボカッ、ボクッ、バキャッ!

ロン「おうふっ!ぐふっ!は、ハニー、その!うげっ!そ、そこまでされると流石に僕も、ぐはっ!」

ハニー「いいえ、私があなたに下した鉄槌は最初の一発だけよ?……これ、って」

ロン「あぁ、まさに神の一撃だよねうん、愛とアガペーとか詰ったもろもろの……うわっ!こ、これ、この木かい!?」

柳 ワサワサワサッビュンッ!

ロン「うわっ!な、なんなのさ人を襲う木なんて!ちっくしょう、マーリンの髭!」

ハニー「ホグワーツの風土様様ね……まぁいいわ。ちょっと、そこの木?」

ハニー「誰に断って、私の豚に手をあげているわけ?」

柳 ザワザワzビクッ シーーン

ロン「……おったまげー!ハニー、やっぱりハニーは僕らのハニーだよハニー!」

ハニー「えぇ、全ての豚は私のもの、そうでしょ?」

ロン「ヒンヒン!」




250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:14:17 ID:u3qs1CAJ0


ロン「あー、酷い目にあった。君といるだけで天国ではあるけどさぁ」

ハニー「全くね。白豚?一時は私の胸から離れないのよ?いいわね?」

白豚「ヒピィーヒン」

ロン「あぁ、僕はどうしてふくろうじゃなかったんだろう……あんな危険な木が、どうして校庭にあるのかなぁ」

ハニー「さぁ……何か隠すか守ってるってところかしら。今はどうでもいいわ。行くわよ、ロン。荷物は頼んだわ」

ロン「光栄さハニー!君のためなら全校生徒分だって運んでみせるよ!」

ハニー「前世は貨物列車だったのかしら」

ロン「そしたら本当にいつでも君を乗せられたのになぁ」




252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:22:45 ID:u3qs1CAJ0


大広間入り口
ロン「あー、ハニー。なんだかもう、宴会は始まっちまってるみたいだ」ヒョコッ

ハニー「この私を待たないなんて、どうかしてるわ」

ロン「全くだよ」

ハニーはどこだーーー!!
 俺達のハニーがいないのにメシなんて食えるかーーー!!
ヒンヒーーーーン!

ロン「あぁ、どうやら少しは分かってるやつらがいるみたいだ」

ハニー「出来る豚たちね。待てが出来た子たちには首輪を最進呈だわ」

ロン「あぁそうか、去年の末に一回取り上げてるものな……あれ、なんだか職員テーブルの方が騒がしいね」

キャーーー!ロックハートセンセー!!!

ロックハート「HAHAHA!お嬢さん、バンビーナちゃんたち!そんなに押し寄せられると困ってしまうよ!一列にお並びなさい!大丈夫、僕はもうずっと君たちのそばに……いるよ☆」キランッ☆

キャーーーー!!!イツデモココロノトナリニロックハートセンセー!!!

ロン「……黄色い声援に囲まれやがって」

ハニー「あら。私の声では不満なのかしら」

ロン「とんでもないよハニー!僕の鼓膜はいつでも小躍りしてるよハニー!ヒンヒン!」

ハニー「それでいいわ……?どうしてかしら。あの童貞教師がいないわね」




253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:32:09 ID:u3qs1CAJ0


ロン「スネイプの野郎が?」

ハニー「えぇ、いつもはあの空いている席はあの人が座ってるはずなの」

ロン「ほんとだ……ははーん。奴さんさては、『闇の魔術に対する防衛術』の教授の座をあの優男に掠め取られてショックで寝込んでるのかもしれないよ」

ハニー「あぁ、ずっとその役職を狙っているって噂だったものね」

ロン「あぁ!きっとそうさ、うん!もしかしたらそのまま病気にでもなっちまえば……」


スネイプ「もしかしたら。その教授は、お二人がホグワーツ特急に乗っていらっしゃらなかった理由をお聞きしようと。待ち構えておったのかもしれませんなぁ?」

ロン「……あぁ、こりゃダメだ。僕らの後ろで何か聞こえたよ、ハニー」

ハニー「ごきげんよう、スネイプ教授?」

スネイプ「ついてきなさい。ポッターの方は、なるべく我輩の方を向かないように」

ロン「おい!ハニーの慈愛に満ち溢れた瞳をみすみすスルーなんてなんのつもりだよ、先生!」

スネイプ「ウィーズリー、語尾に先生をつければ何をいっても不問なわけではないということくらいは学んでほしいですな」




255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:39:40 ID:u3qs1CAJ0


スネイプの部屋

スネイプ「『ロンドン上空に空飛ぶ車~親方!空からフォードアングリア!』」

スネイプ「『いぶかるマグル!謎の飛行物体は四輪車!?』」

スネイプ「……どうやらご高名なハニー・ポッターとその友人は?特急での登校にご不満があったようですな。それに、一面見出しまで用意されないと気がすまない、と」

ハニー「そうね、毎夕の新聞でこの私の特集をしたって何も問題ないと思うわ」

ロン「全英の豚たちが観賞用・保存用・布教用に三部ずつ頼むから新聞社も万々歳ってね」

スネイプ「軽口はいい!ウィーズリー、君のお父様はマグル製品不正使用取締り局の方でしたな?」

ロン「うっ……あー、あの」

スネイプ「なんと、まぁ。捕らえてみればわが子なり」




258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:49:12 ID:u3qs1CAJ0


ロン「えーっとですね、スネイプ先生。未成年魔法使いのなんとかの制限に関する十九条とかなんとかで……」

スネイプ「未成年魔法使いに対する妥当な制限に関する一八七五年法第十九条、緊急時の魔法行使の限定的許可、なるほど?」

ロン「そう、そのなんとか法で、あの」

スネイプ「なんと。ウィーズリー、君は実に優秀な生徒である、そういうことなのでしょうな?我輩の授業ではとんとその姿をみせてくれていないようだが」

ロン「?な、なにが……」

スネイプ「車一台を飛行させる魔法をかけられるとは、ねぇ」

ロン「……あー」

ハニー「……先生?あまり意地悪がすぎると嫌われますわ」

スネイプ「黙りたまえ。君たちは犯罪者も同然なのだ」




259: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:55:37 ID:u3qs1CAJ0


スネイプ「それに、ふざけておるのかポッター。そのふくろうは。ファッションのおつもりなのですかな?」

ハニー「えぇ、そうね。私の豚を世間に知らしめると同時に白豚の可愛さを溶け込ませた新時代ファッションと言えるわ」

ロン「あぁハニー!誰にも真似できないよハニー!君はいつでもスターダムさ!」

スネイプ「おふざけはいい。教授の前で何て真似をしておるのか、これだから奴の……コホン。ふくろうをどこかにやりたまえ」

ハニー「お断りだわ」

スネイプ「……『アクシオ!ふくろうよ、来い!』」

ハニー「なっ!?」

ロン「引き寄せ呪文!?う、わ!!おいこの陰険教師!!なんてことを!!!」

スネイプ「黙れウィーズリー!我輩は教授として指導をしたまd」

ハニー「っぁ、~~~っ!」バッ!

スネイプ「」

ロン「こんn」

スネイプ「」ブンッ バキャァァァァッ!!!

ロン「!?!?す、スネイプが自分で自分をぶん殴ったぁああああ!?!?」

ハニー「そのまま鼻でもへし折れればいいのよ……!」




261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:58:24 ID:8EYAVJ6BO


先生何やってんのww




262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 10:59:36 ID:Eglhy7beO


さすがスネイプ、歪みない




263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 11:00:29 ID:u3qs1CAJ0


スネイプ「失礼。我輩の鼻にハエが止まりましてな。あれはリリーではないあれはリリーではないあれはリリーではない」ブツブツブツブツダラダラダラボタボタ

ロン「ハエにどれだけ憎しみを込めてるっていうんだ……は、ハニー?僕のハニー?ほら、僕のローブで前をお隠しよ。というか早めにそうすればよかったねごめんよ。白豚を胸に抱える君がステキすぎたから。いつだってステキだけど」

ハニー「えぇ、ええそうね。そうさせてもらうわ。そうよね、私、っ」

スネイプ「あれはリリーではないリリーではないのだ抑えろ我輩静まれスニベルス」ブツブツブツブツ

ロン「ちょっと黙れよ気味悪いんだよ!!」




266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 11:07:10 ID:u3qs1CAJ0


スネイプ「……ゴホン。とにかく、君達はとんでもないことをしでかしてくれた」

ロン「生徒の服をひん剥いた人が何か言ってるよ」

ハニー「言っておくけれど、私がしかるべきところに訴えたらあなたこの職追われるわよ」

スネイプ「ほざけ小童証拠も無しに。それに、我輩の調査によれば貴重な『暴れ柳』が甚大なる被害をこうむった、とか」

ロン「あの殺人木が、なんだって!?僕らは殺されるとこだったんだ!被害がなにさ!」

ハニー「私はいたって無傷だけれど」

ロン「当然さ君に怪我させてたらあんな木根元からマーリンの髭してるよ」

スネイプ「だまらんか!ともれ、我輩は諸君らの寮監でないからして、退校処分を決定できるのは我輩ではない。今ここにその権限がおありの人物を連れてこよう。お、と、な、し、く。待っていることですな」

ロン「あぁ、先生。できれば早く頼みたいね!トイレになんて寄ってたら僕らは抜け出して寮に帰っちまってるかもしれないさ!」

スネイプ「……なんのことだウィーズリー」

ハニー「本当に、なんのことかしら……」




270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 11:16:16 ID:u3qs1CAJ0


ダンブルドア「……」

マクゴナガル「……」

ハニー「……私たちがお話できるのは、以上です」

ロン「……よりによって、よりによってな二人だよ……あー、その。ハニーに同じです」

ダンブルドア「……ハニー?ロン?君達は、もうすこーし思慮深い行動ができるはずじゃ、と思ったのじゃが」

ハニー「……ごめんなさい。先生、私たち、出来るだけのことをしようと」

ロン「……ごめんなさい。でもあの、そうです先生。あの、僕達、他に方法が……」

マクゴナガル「ウィーズリー。何故、車の前で待たなかったのです?ポッター。何故、その胸にお抱きのふくろうを私にでも誰にでも飛ばさなかったのです?さぁ、これを聞いても他に手段がなかったとのたまいますか?」

ハニー「……」

ロン「……ぐうの音も出ません」

マクゴナガル「そうでしょうとも。あなたたちは目先の『ちょっとした冒険』に心躍らされた……若さは結構ですが、自制という物をお覚えなさい」




272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 11:24:18 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「私達、荷物をまとめます。いいえ、ロン。今度はいいわ。わたし、自分でやるから」

マクゴナガル「なんのつもりですか、ポッター?」

ロン「だって僕らはその……退学、ですよね?」

ダンブルドア「おぉー、ロン。それを決めるのは君じゃなかろうて。して、マクゴナガル先生は君らの行いを『若さゆえの過ち』と評した。そうじゃろう、ミネルバ?」

マクゴナガル「……手放しに放免とは言えませんし、もちろんお二人の両親にお知らせしましょう。そのくらいの覚悟はおありでしょうね?」

ハニー「……それだけ?そんなの、私にとっては無罪放免も一緒だわ」

ロン「!よ、よかった、あぁでもママには殺されるかも、でも、よ、よかった!」

マクゴナガル「良いものですか!いいですか、同じようなことが今後二度とあったのなら、次は退学です。いいですね?」

スネイプ「……オホンッ!いいのですかな、校長。この者共は貴重な古木に甚大なる被害と、『未成年魔法使いに対する制限事項』をこれでもかというほど愚弄して……」

ダンブルドア「おぉー、セブルス。わしは、君がアクシオしたものについて言及したくないのじゃが……」

スネイプ「なんでもありませんダンブルドア校長先生」

ハニー「……相変わらずの腹黒さね」

ダンブルドア「ヒンヒン?こうかの?」

マクゴナガル「アルバス、おふざけはおやめなさい」




289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:08:38 ID:u3qs1CAJ0


廊下

ロン「あー、良かった。やっと解放された……ハニー、やっぱり君は女神だよ。幸運の女神さ」

ハニー「そうね。もう少し幸運なら、誰にも車が見つかったりしなかったでしょうけれど」

ロン「それは君のせいじゃないさ、あのおんぼろの責任だよ……あーぁ、フレッドとジョージが何度も飛ばしてて一度も見つかってないってのにさ」

ハニー「そういえば、ジニーはグリフィンドールに決まったとおっしゃっていたわね」

ロン「組み分けはとっくに済んでたろうからね。無事グリフィンでよかったと言うべきなのか、君に近づくのが増えて残念がるべきなのか……」

ハニー「あら、誰が来ようとあなたは私の豚、それは代わらないじゃない?そうでしょ?」

ロン「そりゃそうさ!何せ僕ぁ君の一番の……お?」

ハーマイオニー「っ!ハニー、ロン!」

ハニー「ハァイ、ハーマイオニー」

ロン「素敵な夕べだね」

ハーマイオニー「冗談じゃないわ!まず、ロン!歯ぁくいしばりなさいよ!!」

ロン「ま、またかい!?君からもなんて僕はやっぱり今日はとことんついてnっってぇええーーー!ヒンヒンなんていわないぞ!」




292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:21:20 ID:u3qs1CAJ0


ハーマイオニー「一番の豚ならハニーのためを思いなさいって何度言わせるの!それで、ハニー!」

ハニー「なぁに?あのね、ハーマイオニー。言っておくけれど、私以外がロンに……うぶっ!?」

ロン「……あー、ハニーの両頬を、ハーマイオニーが手で挟んでぶいーって」

ハーマイオニー「どうして無茶をするの!どうして後先を考えないの!あなたのしたいようにするのは結構ですけどね!あなたを心配する人がいるってことくらい、考えなさい!」

ハニー「っちょ、やめ、ハーミ、ハーマイオニー、これ、やめ!」

ハーマイオニー「ふんっ!とってもステキな顔が台無しね!いい気味よ!ずっとこうしてあげましょうか!」

ハニー「やめて、ってば!やめ、もう!グレンジャー!」

ハーマイオニー「ヒンヒン!」

ハニー「や、やめてよ!」

ロン「あー、かわいーなー。いーなー。なーんで僕女の子じゃなかったんだろーなー」




294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:28:46 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「も、もう!ハーマイオニー、いい加減にしなさい!あのね、私たちだってどうしても……」

ハーマイオニー「あら!あなたたちのことはよーく分かってるわよ!派手な登校に得意になったでしょ!違うとは言わせないわ!」

ロン「まぁね、目立てただろうなぁとは思うよ、うん。この寮の入り口越しにも、中でみんなが僕らの到着を待ってる歓声が聞こえるし」

ハニー「私はいつだって崇め奉られてるもの、当然でしょ。ハーマイオニー、さっきからどうしてそう……確かに心配をかけたのは、謝るわ。だから……」

ハーマイオニー「ふんっ!いいわ、いいわよ!どうせ私はのけもの、そういうことなんでしょ!豚の、ロンの方が……あ」

ハニー「……ふぅん?」

ロン「そっちかぁ」

ハーマイオニー「ち、違うわ。一緒に空を飛んでみたかったとか、そういうのじゃ!違う、違うったら!」

ハニー「ねぇ、ハーマイオニー。これから二人で。二人だけで。少し。夜の散歩にいかない?箒も持って行くわ、そうすれば、ね……?」

ハーマイオニー「け、結構よ!私、もう眠くって、ねむ、あ、あぁ、ハニー、あなた、あなたなんでそんなに刺激的な格好して、そんな……」


ガチャッ

ロン「やぁグリフィンドールのみんな、僕の到着だよ!え?ハニーはどこかって?さぁね!ところで誰か性転換の呪文とか知らないかい???」




296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:33:47 ID:UP2rKUja0


ハニータッカーじゃねーのか
no title





297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:36:09 ID:u3qs1CAJ0


ハニー・タッカーとかパロディとは名ばかりの便乗凡作ファンタジー。あれを読むなら他の作品でいい
パロディの究極はバリー・トロッター。異論はダンブリードールしかみとめない




298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:38:29 ID:u3qs1CAJ0


翌日 大広間

フレッド「全く君らは僕らの度肝を抜いてくれるなぁ、え?ハニー!」

ジョージ「なーんで僕らを呼び戻してくれなかったのさ!薄情だぜ!」

ハニー「えぇ、まぁね。この私が毎年同じ登場だなんて、期待している豚に申し訳ないでしょ?」

ロン「何を仰るハニー!君はどんな方法だって開始0分スニッチ捕獲レベルさ!!」

ハニー!ハニー!
すごいよハニー! ついでにロン!

ロン「あぁ!僕はついでさ!ハニーの豚だからねっ!」

ハーマイオニー「……規則破りがカッコイイ、だなんて思われたらどうするのよ、もう」

ハニー「あら、なんだか去年を思い出すわ。ねぇ、機嫌直してよハーマイオニー」

ハーマイオニー「あなたたちが得意顔をしている以上は認められませんわ、よ……あら、ふくろう便の時間ね」

エロール「ケーッ……」

ロン「あれ……エロール!?なんで床に落ちっちまってんだ!?僕がハニーの下に敷かれてなかったら気づかなかったよ!」

ハニー「素晴らしい偶然ね」

ハーマイオニー「絵面は最悪だけどね」




299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:44:45 ID:u3qs1CAJ0


ロン「あ、う、うわ……」ガタガタガタ

ハニー「? どうしたの、ロン。私の豚。そんなに怯えた顔をして」

ハーマイオニー「? なんだか、この赤い便箋をみて顔色が……」

ネビル「おはようハニー!僕らのハニー!ヒンヒn……ひぃっ!?そ、それ!『吼えメール』!?」

フレッド「じゃあ、僕らはとんずらさせてもらうよハニー!」

ジョージ「心臓に悪いからね、今から流れるその声はさぁ!」

ハニー「あ、声ってなによ……ネビル?私の豚?『吼えメール』ってなぁに?」ツツーッ

ネビル「うひゃぁ!ヒンヒン!あの、あのね。僕も昔ばあちゃんからもらったことがあるけど、酷いんだ。ろ、ロン、早くあけたほうがいいよ。もっとひどいことになるから」

ロン「い、言われなくても、もちの……あれさ、あれ。あの人」

ハーマイオニー「落ち着いて。あなたよ」

ハニー「何が起きるのかしら……ところでハーマイオニー、あなたならこの制服の胸元、もう少しきっちり直せたとおもうのだけれど」

ハーマイオニー「さぁ、何がなんだか分からないけどたまたま何かの作用で少し開いたままになってしまったわ。ごめんなさいね、どうしてか検討もつかないわ」

ロン「君、ハニーのためを思えって言葉はどこから……よ、よぉし。あけるぞ……」


モリー『 ロ ナ ル ド ・ウ ィ ー ズ リ ー ! ! ! ! ! 』




302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 12:57:07 ID:u3qs1CAJ0


ビリビリビリビリッ

ハニー「!?お、おばさまの声が、何倍にも拡声されて……!?」

ハーマイオニー「ば、爆発したみたいだわ……耳、耳ふさぎましょ!あなたのは私が!」

ロン「あわわ……」

モリー『車を盗み出すなんて何を考えているの!いいえ何も考えていないんでしょうね!!あなたにはほとほと呆れました!!!』

モリー『私とお父さんがどんな思いをしたか!ダンブルドアからのお手紙をいただいてどれだけ恥ずかしかったか分かっているの!?!?』

モリー『こんなことをする子に育てた覚えはありません!ビルチャーパーシーを見習いなさいっ!!!!』

パーシー「お、お母さん。僕の名前は、僕の名前は出さないでくだ、さい」ブルブル

モリー『どこまでもふざけて!フレッジョ路線にいくなら一人で進みなさい!あなたはハニーも!私たちの大事なハニーまで死なせてしまうところだったのよ!?』

ハニー「あぁ、やっぱり私のことも……」

ハーマイオニー「……もう少しは理解したかしら。あなたを心配に思うひとがいる、って」




303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:05:49 ID:u3qs1CAJ0


モリー『ジニーが一緒の学校に通うとなれば少しは落ち着くものかと思ったら!まったく!」

ジニー「」キュウ

ロン「ジニー、君、ことある毎に失神してるけど、そんなんで……」

モリー『人に説教を垂れる資格があなたにありますかっ!!!!!』

ロン「ごめんなさいママ!!えっ!?あれ!?これ手紙、あれ!?」

モリー『ともかく!愛想がつきました!お父さんは役所で尋問をうけたんですよ!?理由は言わなくてもわかるわね!?!?』

ハニー「……あぁ、そんな。夏中お世話になった、おじさままで……」

モリー『あぁ、ハニー、あなたが気にやむ必要はないの!問題は……ロナルド!!あなたよ!!』

ロン「は、はい!というかママ、これどうなって……」

モリー『今度ちょっとでも規則を破ってごらん!退学になる前に私がお前の耳をひっぱって連れ帰りますからねっ!!!』




304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:13:34 ID:u3qs1CAJ0


ボォォォ! チリチリチリ

ハーマイオニー「……便箋が燃えて、灰になってしまったわね」

ロン「……」

ハニー「……」

シーーーン

ドラコ「……っぷ、ッハハハハハハ!おーーーいウィーズリー!!いい母親をもったなぁー!」

ギャハハハハハハハ!
 ザワザワザワ ガヤガヤガヤ

ロン「ちっくしょう、あのフォイフォイめ……ハニー、ごめんよ。君にまでなんだか……」

ハニー「いいえ、今回は、えぇ。私も私の非を……認めないこともないわ。私の名誉は失われないけど」

ロン「あぁ、だってそれって人類の最大の名誉だもんな……」

ハーマイオニー「まぁ、あなた達が何を予想していたかは知りませんけど。これで分かった?規則破りの先にまっているのは、こういう惨めなおもいなのよ」

ハニー「えぇ、とっても。でもこれであなたが話しをしてくれるなら、安いものね」

ハーマイオニー「……何のことかしら」

ロン「あぁ、意地を張る理由がなくなってよかったねってことさ。おいネビル、なんで君が泣いてるんだい?全く、豚の中の漢が台無しじゃないか」




306: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:23:37 ID:MFrRYXN90


これ手紙なんだよな?電話じゃねーよな?




307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:24:44 ID:u3qs1CAJ0


校庭

ロン「あー、こんな気分で一日目の授業、かぁ。いやハニー、君がいるだけで僕の毎日は輝いてるけどねハニー」

ハニー「当然よね、眩しいくらいだわ」

ハーマイオニー「眩しくっても目を瞑ってでも始業のベルは待ってくれないわよ。早くいきましょ、一時限目は温室で授業なんだもの」

ロン「あぁ、『薬草学』のな……あれ?噂をすればスプラウトだ。んで、隣にいるの……げっ」

ハニー「……」

ハーマイオニー「あっ、あぁ!か、彼だわ!」


ロックハート「HAHAHA!なぁに、礼には及びませんよスプラウト先生!私はあの『暴れ柳』についてすこーしだけ、旅先で経験があったものでしてねっ☆」

キャー!ロックハートセンセーデンセツノデンショウシャー!

ロックハート「ありがとう、ありがとう……おやおや!これはこれは、ハニー!それに愉快な仲間達!」

ハニー「……どうも、ロックハート先生」

ハーマイオニー「聞いた!?今、私のことを愉快、ですって!」

ロン「あぁ、ある意味とってもね」




310: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:30:05 ID:u3qs1CAJ0


ロン「(数年後にこのことでハーマイオニーをからかうのが楽しみだなぁ……)」

ロックハート「ハニー、ハニー、ハニー!HAHAHA!どうやら私のせいで君はとーっても大変だったみたいだね」

ハニー「? あなたになにかされた覚えはないのですけれど、どういう意味かしら」

ロックハート「聞いたよ、あぁ!僕が知らないことはないのさ!しくよろにね。君が空飛ぶ車で城にやってきて!みんなの注目を浴びた!そうでしょう?」

ハニー「結果的には、そうね。私はいつだってこの城の中心だけれど」

ロックハート「HAHAHA!これはいけない、いけない!私の『有名虫』をうつしてしまったようだね、ハニー!」

ハニー「……はぁ?」




311: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:35:44 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「ほぉら、これをご覧なさい!もっとも、君はきっと切り取って額にでも飾っているかもしれないね!」サッ

ハニー「これは……新聞の切り抜き?」

ロン「あぁ、予言者の君とロックハートが載ったときのやつだ」

ハーマイオニー「私の、ハニーからの手紙を閉じたバインダーの表紙に使っているやつだわ」ボソッ

ロン「それは知らないけど」

ロックハート「これで、有名になるという蜜の味を!君は知ってしまった!そしてまた!なんとしてもそうなりたい!そんな想いにさせてしまったのでしょう!?」

ハニー「……話が、よく」

ロックハート「みなまで言わなくても結構さ、ハニー、ハニー!僕の魅力は老若男女総員全てをしくよろしてしまうものでね!僕自身でも恐ろしい!いやいや、君にはまだ早い!そうさ、僕も君くらいのときはまだまだ無名だった……もっとも?」スッ

ハニー「……」

ロン「おい!!!気安くハニーの前髪に触るなよ!!!」

ロックハート「おーっと失礼!HAHAHA!君はその“傷跡”のおかげで、ほんのすこーし既に知られているかもしれないけど!私の活躍の前ではそんなもの、ハッハ、ハさ。そうだろう?」

キャー!ロックハートセンセーデンセツノオトコー!




312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:47:42 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「えぇもちろん!君はこう思うことでしょう!」

ロックハート「僕は既に世界的に認められている大スターだ、巨匠だ、夜空に煌くスターダスト並に孤高で」

ロックハート「何者にも替えがたい希代のイケメン・ロックハートだからそんなに余裕のある言動ができるのだろうけど」

ロックハート「自分は早くそこまで上り詰めたいのだ、落ち着いてなんていられるか、ってね!」

ロックハート「お嬢さん、焦ることはない!でもまぁ、車を飛ばす!そのくらいでいい、始めはね!」

ロックハート「今後は有名でありたいのなら常日頃からそれ相応のことをすることだ。そのあたりは僕の自伝を参考にしたまえ!」

ロックハート「あぁそれと!一時はキミ達はスター扱いだろうし、悩んだら僕の影に隠れてもいい!それが先輩スターの宿命だからね!おぉっともうこんな時間だ!それじゃ、失礼するよ!ハニー!私のよき友人!!」

HAHAHAHAHA!HA-HHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!

ハニー「……」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「人間、呆れると言葉って出なくなるのね」

ロン「ハニー。君の豚は全員あいつをぶちのめす準備はできてるぜ」




315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 13:53:48 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「まったく、ふざけた人だわ。豚にする価値すらない」

ロン「ほんとだよ、あんなのが同胞なんてごめんだね。だよな、ネビル」

ネビル「うん、ヒンヒンじゃなくてブヒィーって言ってればいいよね」

ロン「君もなれてきたなぁ」

ハーマイオニー「失礼なことを言っていないで。植え替えの作業に集中しましょうよ、ね?ハニー?」

ハニー「……そーーね」

ハーマイオニー「ね、ねぇ、話しを聞いて頂戴。あのね、私は別に、だから……」

スプラウト「……本来なら、このマンドレイクの植え替え作業中にお話なんて、出来ないのですけどねぇ。人を失神させる断末魔で……」

ロン「先生、ハニーを誰だと思ってるんですか。ハニーですよ?僕らのハニーです」

スプラウト「私の教師人生全否定されている気分ですよ」




316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 14:03:21 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「あのマンドレイクっていうのは、何に使うのだったかしら」

ハーマイオニー「強力な回復薬よ。姿形を変えられたりした人を、元に戻すのに使われるの」

ロン「あぁ、僕がハニーのことを思うあまりついに本物の豚になっちまったときとかは、そのままでいいからね」

ハニー「可愛がってあげるわ」

ハーマイオニー「ロン、もはや人権もなにもないのね」

ロン「そんなもんハニーに出会った瞬間からハニーに全権渡したよ、当たり前だろ」

ハーマイオニー「さぁ……っと、次は、そうね!さっ、ハニー!泥をしっかり落としにいきましょ?」

ハニー「えぇ、そうね。なんでそんなに張り切っているの?……洗いっこする?」

ハーマイオニー「い、いいわよ、たかが手首に、あ、それも……オホン!だ、だって次は室内で授業じゃない!えーっと、なんだったかしら……」

ロン「あぁ、君が時間割表をハートで囲っておいでの、『闇の魔術に対する防衛術』の授業だね、まったく」

ハニー「……ロン、あなたのローブで拭いていい?」

ロン「あぁ、涙じゃなくて手だね。もちのロンさ」

ハーマイオニー「は、初めての授業じゃない!いいでしょ、少しは期待したって!」

ロン「その期待がどういう種類なのかは存じませんよ、だ」




318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 14:12:45 ID:u3qs1CAJ0


ロックハート「やぁ、HAHA!みんな、私の授業にようこそ!」

キャー!ロックハートセンセー!

ロン「ようこそもなにも、時間割だから当たり前だよな」

ハーマイオニー「どんな授業なのかしら、ねっ、ハニー、楽しみね」

ハニー「あぁ、なんだか私、この城に来てから初めて授業をサボりたいわ」

ロックハート「みなさんは運がいい!このギルデロイ・ロックハートの!マーリン勲章勲三等、闇の力に対する防衛術連盟名誉会員、そしてチャーミングスマイル賞五回連続受賞の、この私に授業を受け持たれるのだから!」

ロックハート「HAHAHA!聞くところによると前年度はパッとしないターバンのサゲサゲ男だったそうだね!約束しよう!今年のこの授業は私のようにクールでバサッっと……!」

ハニー「ロン、枕」

ロン「僕の腕のことだねハニー!おやすいごようさ!!」

ハーマイオニー「ね、寝ないでよハニー!ちょっと!というかそれどういうことなの!?!?ちょっと!ずるいわ!!」




321: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 14:20:28 ID:u3qs1CAJ0


Q1 ロックハートの好きな色はなに?

ハニー「……」

Q2 ロックハートのひそかな大望はなに?

ロン「……」

Q3 現時点までのロックハートの偉業の中で、あなたが一番偉大だと思うものはなにか?

ハーマイオニー「……」ガリガリガリガリガリガリガリガリ

ロックハート「そんなにみんな固くならないで!私の本をちゃんと読んでいてくれたらとーっても簡単な問題ばかりです!さぁ、さぁ!その間にそうですね、私が一曲……」

ハニー「ロン、耳あて」

ロン「あぁ、ハニー。君の鼓膜にあいつの歌声なんか届けさせるわけにはいかないよ。そんな苦行は僕が請け負おう」

ハーマイオニー「ちょっと、テストなんだから真面目におやりなさいってば!」

ロン「言っとくけど、今この教室で一番ふざけてるのは多分あの教師と君だぜ」




324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 14:31:39 ID:u3qs1CAJ0


ロン「それからのロックハートといったら」

ハニー「ことあるごとに私にスターたるもののご教授をしようとするし、気安く方やら触ってくるし」

ハーマイオニー「さ、触るのはあれだけれど、ほら。あの方もきっとあなたを、ね?心配して……」

ロン「どうだか、自分より目立つ存在が気に食わないだけだろ。っと、ハニー?今日からクィディッチの練習、開始だろ?」

ハニー「えぇ、オリバーがそう言ってたわ。悪いわね、こんな朝から二人まで起こしてしまって」

ロン「いいのさハニー!ヒンヒン!君の椅子の上には僕がいないとね!」

ハーマイオニー「それに、ロンはこの間の授業で大事故を起こした補習課題があるから、いまから片付けてしまわないと」

ロン「あぁ、せっかく至福の感触を味わってるときにやめてくれよハーマイオニー……僕の杖、あの木に飛び降りた時に、折れちまってたんだよなぁ。ちくしょう、マーリンの髭」

ハーマイオニー「杖のことがなくっても、『去年習ったことが夏の間に頭から溶けだしてちまった』なんて言ってしまうようだからそんなことなのよ」

ロン「仕方ないだろ、だって夏中ハニーの横で寝てt……あっ」

ハーマイオニー「ハニー、いってらっしゃい。私、少しロナルドとお話をしてから応援にいくわね」

ハニー「? えぇ、ハーマイオニー。ロン、達者でね?」

ロン「は、はは。もちの、僕さ」ガタガタガタガタガタ




326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 14:46:12 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……」


ドラコ「やぁ、ポッター。君の取り巻きで固めたボンクラチームを引き連れて、朝からご苦労だことだな。それも無駄に終わるから困るフォイするといい」

ハニー「言いたいだけね、今の」

フレッド「おいおいドラコ、なんの真似だいこのオールバック野郎」

ジョージ「そうだぞフォイフォイ、今日は僕らのチームの練習日だ」

オリバー「そうだぞ!それに君は選手でもないだろう!どうしてピッチにきている!フリント!これはどういうことだ!今日は僕が練習予約を入れたんだぞ!学期一番乗りを!僕が!」

フリント「どっこい、こっちにはスネイプ教授の特別許可証がついている!『新しいシーカー育成のため、優先的にスリザリンチームの練習場使用を許可する』ほーれ!」

オリバー「なんだと!?くっそ、こんな後出しで……新しいシーカー?まさか」

ドラコ「その通りだ。僕が新しいシーカー。それに……この、箒もね」

フレッド「!?ニンバス2001!?最新型の、ハニーがもってる奴の後継機だって!?」

ジョージ「おいおい、どういうことだよ!スリザリンの連中みんながもってるだって!?」

ハニー「……あぁ、そういうこと。あなた、実力でなく……お金の力でチームに入ったのね、この外道」

ドラコ「ふんっ、持つ者と持たざる者の差だ。分かりやすくていいだろう?」




328: さるなんて跪きなさいよ 2012/11/05 14:55:35 ID:u3qs1CAJ0


ロン「おいおい、何の騒ぎさ。せっかくハニーの空にまう天使いや女神の姿を見ようとおもったのに」

ハーマイオニー「あれだけやられてその元気って、さすがねあなたのハニー回復力……どうしてこの人がここにいるの?」

ドラコ「僕は選手だ。そっちこそ部外者は立ち去ったらどうだい?」

ロン「君が、選手?ふぅん、スリザリンって少子化の煽りを受けてるのかな」

ドラコ「失礼な奴め。これをみても大口叩けるか?君が一生かかっても手にはいらない箒だ、ウィーズリー」

ロン「……に、ニンバス、2001……?」

ハーマイオニー「……呆れた!何がスポーツよ、こんな人をこんな理由で選ぶのに、本当に真摯に打ち込んでると言えるの!?どうなの、あなた、キャプテンでしょ!?」

フリント「うっ、い、いや、うる、うるさいぞ!!」

ハニー「随分と的確な進言をありがとう、ハーマイオニー。あなたはいつだって正しいわね、あの男のこと以外では」ツーッ

ハーマイオニー「そ、そんな。だって私あなたの親友で、あっ、もう!やめて……!」

ドラコ「ふ、ふんっ……グレンジャー、誰も君の意見なんて聞いていない」

ドラコ「すっこんでろ、この……『穢れた血』め!!」




331: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:05:07 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……?」

ハーマイオニー「……?」

アリシア「よくもそんなことを!!」

フレッド「テメェマルフォイ!!言っていいことと悪いこともお父様から学ばなかったのか!?あぁ!?!?」

ジョージ「俺達が分からせてやるよこのデコフォイ野郎が!!こんのどけフリント!てめぇもぶっとばすぞ!」

オリバー「ふ、二人とも落ち着け!おい、ドラコ!君もこれから、選手ならな!相手を重んじるというか、そういう、き、毅然とした態度を……」

ハニー「……あー、みんな」

ハーマイオニー「あの、みんなどうしてそんなに、怒っているのか……」

ロン「君たちは知らなくていい。おい、マルフォイ!!!」

ドラコ「な、なん、なんだウィーズリー!やるのか!」

ロン「ナメクジ喰らえっ!!フォイフォイ野郎!!!!!!!」

ビュンッ! バーーーーン!!

ドラコ「フォイッ!?!?!?……あれ?」




333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:11:01 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……ロン?ロン?私の豚?ちょっと、今……ロン!?」

ロン「」サーーーッ

ハーマイオニー「ろ、ロンの杖、呪いが逆噴射して……ロンのお腹に当たったようにみえたけど、ロン?平気?あの……」

ロン「うぶっ、だい、だびじょう、ぶ、ぶ、もうむび……うヴぇえええぇぇ!!」

ボタボタボタボタッ

フレッド「Oh……ロニー、マジかよ……あー、き、君は実に、勇敢だったぜ?」

ジョージ「Ah……き、気にするな、な?稀によくある、く、口から、その……」

ドラコ「ッハハハハハハハハハ!!!ざまぁないな、ウィーズリー!!ナメクジ吐き出す気分はどうだい!?!?」

スリザリン <ギャハハハハハハハハハハハハ!!!




334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:16:05 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「このフォイフォイ……」

ハーマイオニー「だめ、ダメよハニー。あなたも手を出しちゃダメ。もうあなたたちは……」

ドラコ「そうだ、ポッター。『今度規則を破ってごらん?』だろう?そいつも、ナメクジを吐くハメになってむしろ良かったんじゃないか!アッハハハハハ!」

ハニー「……ハグリッドの小屋に連れていきましょう。出来る豚だから」

ハーマイオニー「え、えぇ。ロン、歩ける?平気?」

ロン「うヴぇぇぇぇぇ……」ボトボトッ




335: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:23:29 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「ロンのこれ、すごく……大きい」

ハーマイオニー「ハニー、やめて。ロンがただでさえ歩きづらそうなのに拍車がかかるわ」

ロン「もびの、ろヴ、ヴぇぇぇぇぇぇ!」ボタボタボタッ

オリバー「うん、ハニー。早く連れて行ってやってくれ。ここはその、僕らで収拾つけるから」

ハニー「えぇ、お願いね……ドラコ、覚えてなさい」

ドラコ「ハッハ、いいざまだな赤毛の女王様!フンッ、君のそのほえ面は確かに忘れられなさそうだね」




338: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:31:23 ID:u3qs1CAJ0


ハグリッドの小屋

ハグリッド「大変だったなぁ、ロン。こいつぁ収まるのを待つしかねぇんだ。ぜーんぶ吐いっちまえ」

ロン「うヴぇぇぇぇぇぇ……」ボタボタボタボタ

ハーマイオニー「その呪いって、とっても難しいんだものね。壊れた杖じゃ、そうなるのも当然よね」

ハグリッド「おぉ、ロン。おめぇさん、杖が折れちまったんか。俺とお揃いだな!ハッハッハ!……あ、なんかすまん」

ハニー「空気の読めない豚は嫌いよ、ハグリッド」

ハグリッド「ヒンヒン!ヒン!ハニー!すまん、おめぇさんたちがようやくこっちにきてくれて俺ぁ嬉しいんだ!まぁたロックハートの奴がきたのかー、って思ったしなぁ」

ハニー「そうなの、新学期になってからことあるごとにあの人とでくわしていたから……」

ハーマイオニー「! ハグリッド、よく彼はここに来るの!?」

ハグリッド「おー?そうだな、俺が色々な魔法生物を知っとるー、っちゅったら、なーんかしらんがつっかかって?いや、自慢げに色々喋くってきおってなぁ」

ハニー「ハグリッド、今後はあなたから私のところに来なさい。いいわね?」

ハグリッド「ヒンヒン!あぁ、そうさせてもらえたらありがてぇ!ありがてぇ!ヒンヒン!」

ハーマイオニー「な、ど、どうしてよハニー!?折角学外で、その、教授と懇意になれるかもしれないのに!」

ロン「うヴぇぇ、うヴぇぇええええ」ボタボタッ

ハニー「そうね、ロン。まったく、ハーマイオニーは絶賛黒歴史生産中だわ」




341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:41:25 ID:u3qs1CAJ0


ハグリッド「……あのフォイフォイ一家の息子め。ハーマイオニーにそんなことを言いおったんか」

ロン「酷い、うぇっぷ。だろ?ハグリッド」

ハーマイオニー「ねぇ、あの……そりゃぁ、なんだか失礼な言葉だっていうのは伝わったけど。どういう意味なの?」

ハニー「私とハーマイオニーはマグル育ちだものね。おそろいね」

ロン「うっぷ、そうそれさ……『穢れた血』って、両親とも魔法使いじゃない人を指す最低な汚らわしい呼び方なんだ」

ロン「汚らわしいっていうのは、あれだよ?言った方がとことんまで軽蔑されるって意味で、うっぷ。だからね」

ハーマイオニー「……えぇ。そう、そういえばあの人、去年も私を出来そこないだとか、なんとか」

ハグリッド「マルフォイみてぇなのはな、自分らを『純血』っちゅって誰よりも偉いと思っちょるんだ。まったく、バカげた連中だ。そんなことだから豚にもなれねぇんだ」

ハニー「そうね、絶対にごめんだわ。わたしのハーマイオニーになんて言い草かしら。ハーマイオニーにできない呪文なんて、これまで一つだってなかったのに」

ハーマイオニー「ハニー……」

ロン「あれ、僕らは?なんて野暮なことは言わないよなハグリッド」

ハグリッド「おぉ、ありがてぇありがてぇ」

ハニー「




344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:50:04 ID:u3qs1CAJ0


ギィィッ
ギィィッ


フィルチ「……ここにいたか、ウィーズリーにポッター。悪がきどもめ」

ハグリッド「フィルチ?おめぇさん、こんなとこまで何の用だ?うん?お前さんもハニーの豚だったか?」

ハニー「ハグリッド、私だっていくらなんでも人を選ぶってば」

フィルチ「言っとるだろうが、そこの悪がき共に用事だ。罰則の日時を伝えにきた」

ハニー「罰則……?」

ハーマイオニー「あっ、ほら。学期前だから減点はないけどキチンと罰則はこなしてもらう、って話だったのでしょう?」

ロン「うげぇっ、ロックハート・ショックでそんなの忘れてたよ……うぷっ」ボタッ




345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 15:55:44 ID:u3qs1CAJ0


フィルチ「ウィーズリー、貴様は私とトロフィールームでトロフィー磨きだ。そのナメクジをさっさとひっこめるんだな。汚すと、酷いぞ」

ロン「……うぇぇ」

フィルチ「ポッター、お前はロックハート教授のご指名だ。ファンレターの宛名書き、だそうだ」

ハニー「……最悪だわ。ハーマイオニー、変わる?」

ハーマイオニー「い、いいの!?どうしましょう、私こっちにはちゃんとした礼服一つも……」

ハニー「……あなたね、私いま罰則をサボる提案をしたのよ?分かってる?」

フィルチ「当然、そんなことをすりゃ退学決定でしょうねぇ。それで、日時だが。十月三十一日、ハロウィーンだ」




346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:04:36 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「へぇ、ハロウィーン……」

ほとんど首なしニック「」

ロン「……いつからいたの、君」

ほとんど首なしニック「ついさっきからですな……おぉハニー、我らが霊魂の導き手、光のハニー……私、今年の私の絶命日パーティにあなたをお呼びしようと思っていたのです、が」

ハニー「ハァィ、ニコラス……絶命日?死んだ日を祝うの?」

ほとんど首なしニック「えぇ、ゴーストにとってはそれが名誉なことですので。五百年記念のパーティーをハロウィーンに、と思ったのですが……しかたが、ありませんな……」

ハーマイオニー「へぇ、面白そう、って言っていいのかしら……でも、そうね。ハッ!ハニー、それならやっぱり私がそっちの罰則を代わってあげて……!」

フィルチ「罰則を個別に増やしてやろうか」




347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:06:56 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「落ち着きなさい、ハーマイオニー……ねぇ、ニック?絶命してから五百年、たしかに凄いわね。でもそれよりもっと、素晴らしい記念日があったんじゃない?」

ほとんど首なしニック「?と、いいますと?」

ハニー「この私の、可愛い豚になってから一周年記念日。そうでしょ?」

ほとんど首なしニック「!!ハロウィーンは中止!中止しましょうヒンヒン!ヒーン!」

ロン「あぁこの僕がなんてことだそんな大事な日をスルーしちまったなんてごめんよハニー僕のハニーヒンヒン!ヒンヒン!うっぷ」

ハグリッド「うぉおおお今から俺ぁホグズミートで食いもんをもってくる!まっちょれハニー!今日はここでハニーパーティーだヒンヒーーーーン!」

ハーマイオニー「……あなたって、気配りが出来てすばらしい人ね」

ハニー「よく言われるわ」

フィルチ「まったく、騒がしい。確かに伝えたぞ。さぁさ、ミセス・ノリス。いこうか、こんな汚らしい小屋なんざおさらばだ」

ミセス・ノリス「ナーン」

ハニー「ちょっと、私の豚を下郎しないで……さぁ、私の可愛い豚たち?一発芸は何をしてくれるのかしら?」

ロン「一番、ロン・ウィーズリー!なめくじ吐きmうヴぇぇえええええ!」ボタボタボタボタ

ハーマイオニー「ヨゴレな上に以外に元気ねあなた私たちの心配返しなさいよ!」




350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:18:04 ID:u3qs1CAJ0


ハロウィーン

ハニー「……」カリカリカリカリカリカリ

ロックハート「そういわけで、僕が聖夜に占拠されたビルディングで孤軍奮闘ハスラタビスタにベイビーしていたって話だけどね、ポッターさん。これは次に出す本のネタだからオフレコでお願いしますよ?HAHAHA!可愛い君にだけ特別に話すのですからね!」

ハニー「……そうですか。なんだかマグルのところで聞いたことがあるような気もするわ」カリカリカリカリカリ

ロックハート「うん?おねむなのかなポッターさん?あぁ、HAHAHA!いけない、いけないよ?私は教師で、君は生徒だ。HAHAッ☆そんな誘いには乗れませんね」

ハニー「何を曲解しているのか分からないけれど、私の豚が聞いていたら黙っては……ふぅ」カリカリカリカリカリカリ

ハニー「(これで何通目なのかしら……この人、ほんと、こんなに胡散臭いのにこれだけファンレターが届くのね)」

ロックハート「そう、あれは雪の降りしきる寒い日、いや、曇りだったかな?とにかく私はにっくき闇の軍団を前に仁王立ちしていたんだ。いや、雨だった。木枯らし吹き渡る雨の日だったか……」

ハニー「(……これほどまでに人に 面倒臭い という感情を抱いたのも初めてだわ)」




351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:19:28 ID:cBiVWggb0


ヒンヒン!!




352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:25:08 ID:cBiVWggb0


ヒンヒン!




353: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:29:02 ID:WhbXnXay0


お前らヒンヒンうるせーぞ!






ヒンヒーン!




354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:29:04 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「(あぁ、なんだか、本当に……眠く)」ウツラッ、ウツラッ

ロックハート「HAHAHA!その時最後に私が吹き飛ばしてやった奴の顔ときたら!……おや?」

ハニー「(あぁ、もう深夜近いのね……ロンの方は、終わった、かしら)」ウツラッ、ウツラッ

ロックハート「……ポッターさーん?ミス・ポッター?」

ハニー「(あぁ、ロン、腕枕……それか、ハーマイオニー、ハーマイオニーの、柔らか、い……)」ウツラッ、ウツラッ

ロックハート「……フーム、これはこれは。ミス・ポッター?男性の部屋で無防備に寝るのは、関心しませんね……それに、そんなにも男の子を煽る胸元で……なるほど、君は?HAHAHA!有名になるためにそちらを選ぶ、と!」ガタッ

ハニー「(あぁ、ロンとハーマイオニーが笑ってるわ……ふふっ、そうね、ゆっくり、お茶に)」

ロックハート「安心していいですよ、ミス・ポッター……さぁ、大人の階段を、私が……」



『 殺 す 殺 し て や る  ――』

ハニー「っ!?!?」ガタッ

ロックハート「!?」ビクッ

『来 る ん だ  私 のところへ  引き裂いてやる――!!』

ハニー「えっ、な、なぁに!?この声、なんなの!?わっ、ち、近い!?何ですか、ロックハート教授!??!」

ロックハート「えっ、あ、いやぁHAHAHA!君がなんだか眠そうだから何かかけてあげようかと思いましてね!それより、声?なんのことですかな?」




356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:37:15 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「え……だって、ほら!今も……」

『殺 し て やる――八つ裂きにして――』

ハニー「どこからか……殺す、殺す、って」

ロックハート「ぶ、物騒な空耳だねミス・ポッター?もしかして、寝ぼけているのかな?おやっ、こんな時間だ!楽しい時間はあっという間、そうでしょう?」

『腹が減ったぞ――こんなにも 長い間』

ハニー「……ロックハート教授。本当に、聞こえませんか?」

ロックハート「?大人をからかうものではないよ、ミス・ポッター。二つの意味で、ね」

ハニー「? よく、意味が」

ロックハート「心に聞きなさい、ミス・ポッター。帰ってよろしい!罰則がいつもこんなに簡単だと思ってはいけないよ?HAHAHA!」パチンッ☆

ハニー「……ごきげんよう」ガチャッ バタンッ

ハニー「……」

『殺してやる  殺すときがきた    』

ハニー「移動、していってるわ。私の幻聴?……そんなこと、考えるわけないじゃない……追いかけ、ましょうか」

ハニー「……その前に、深呼吸ね。えぇ。そうよ。少し眠かったから。別に、足なんてすくんで、ないわ。当然でしょ?たかが、声なのに」

ハニー「……さぁ、行きましょう」




360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:48:06 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……どんどん、下っていってる。ここは四階だから……三階にようがあるのかしら」

ハニー「というか、どこをどうやって移動しているの?壁?そんな、ダドリーの好きなコミック雑誌じゃあるまいし」

ハニー「って、そんな世界だったわね、ここは……いったい、何が……」

ロン「あれ……あぁハニー!僕のはnうっぷ」

ハーマイオニー「あ、ハニー!良かったわ、そっちも終わったのね!」

ハニー「! 二人とも! あら?罰則は、ロンだけだったはずでしょ?」

ロン「そ、それがさっ、うぷっ。ナメクジゲーゲーが、再発、しちまttうっぷ」

ハーマイオニー「私の責任でもあるし、途中から手伝っていたの。そっちにいけなくてごめんなさい、私もとっても残念で……あ、あなたの加勢という意味よ?本当よ?」

ハニー「私の存在を言い訳にされるのは気に入らないわ……っと、そうだわ。ねぇ二人とも、なんだか変な声、しない?」

ロン「……声?それって、ハニー……」

ウォォォォォォォォォオォオン! ハニーーーィーハニーーーィ!!

ロン「遠くの大広間で、豚どもが君がいないことを嘆く嘶きのことかい?」

ハニー「出来た豚たちだわ……そうじゃないの。こう、凍るような、かすれた……こ、怖い、声よ」




362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:53:32 ID:u3qs1CAJ0


『殺す――!殺す――』

ハニー「!ほら、また!」

ロン「……ハニー、僕のハニー。君がそういう言い方するときは、本当のことだって分かる。でも、ごめんよ。僕には何がなんだか……」

ハーマイオニー「特には、なにも聞こえないわ……ハニー、その声は、何て言ってるの?」

ハニー「っ、こ……殺す、って。八つ裂きにする、って……」

ロン「!」

ハーマイオニー「それって……」

ハニー「下の階に、行っているみたいなの。ねぇ……ついてきて、くれる?」

ロン「当たり前だろ、僕は君の豚だぜ?たとえ見えない敵でも、君がそこにいるってんなら僕は全速力でスニジェットさ」

ハーマイオニー「えぇ。信じるわ、ハニー。行きましょう」

ハニー「うん……あっ、ま、待って」

ロン「うん?」

ハーマイオニー「どうしたの?」




364: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 16:57:39 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……て、手ぇ……」

ロン「……え、なんだい。聞こえない」

ハーマイオニー「……そうね、えぇ。なんだか分からないわ、ハニー。手をさしのべて、どうしたというの?」

ハニー「~~っ、て、手ぇ!つないで!!!知ってるでしょ、わた、わたしが……っ!!」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハニー「……ニヤニヤしないっ!!!あ、ああああなたたちの顔をみて、気が抜けたの!!それだけよ!!!」

ロン「あーもーね、僕ほーんと、豚でよかったなー」ギュッ

ハーマイオニー「私も、この学校に来てよかったわ」ギュッ

ハニー「それで、いいのよ。行くわよ!!!」ギューーーッ




368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:05:45 ID:u3qs1CAJ0


三階

ロン「こっちの方向なのかい、ハニー?」

ハニー「えぇ、声がまた、近くなってるから……あっ」

『血の匂い!血の匂いがするぞ――』

ハニー「血……本当に、殺す気だわ!急がないと、早く!!」

ハーマイオニー「ハニー、でもこっちは確か行き止まりだわ……あら、何かしら。ここ、水浸し……あぁ、そういえばここって……っ!?」

ロン「なんだい、ハーマイオニー。何かお知りならお教えくださいませんか、d……おい、あれ」

ハニー「……壁に、何か書かれてる。これ、どういう意味?なんの……」

ハーマイオニー「……それより、その下よ。ハニー……」

ロン「……猫、ありゃ、フィルチの猫だよ。どういうことだ?動かないから死んでる、のかとも思ったけど」

猫「」

ロン「死んだ生き物ってあんな、剥製みたいにすぐに固まったりするかい?」




371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:09:40 ID:u3qs1CAJ0


ハニー「……おかしな文字、それに、フィルチの猫の、変死体……?」

ハーマイオニー「なにか、恐ろしい呪いかもしれないわ。ねぇ、ハニー。私たち、ここから離れるべきよ。そうしないと」

ロン「そ、そうだね。ここにいるのを、みられたら……」

ハニー「……いいえ。もう、遅かったみたい」

ガヤガヤガヤガヤ
 ザワザワザワザワ

ハーマイオニー「!パーティが終わって、生徒が……あ……」

ガヤガヤガヤ…………シーーーン

ハニー「……」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」




373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:14:07 ID:u3qs1CAJ0


ドラコ「おい、どけ!どけ!道を開けろ!……あの文字、ハッハ。父上の言った通りだ」

ドラコ「……『秘密の部屋は開かれたり!継承者の敵よ、気をつけよ!!』」

ハニー「っ、マルフォイ……」

ドラコ「次はお前たちの番だぞ!!『穢れた血』めっ!!」

ロン「おまえっ、また、うっぷ、う、うヴぇぇええええ!」

ドラコ「ハンッ!なんだウィーズリーやるのkうわぁあああああああああ?!?!?!」

ハーマイオニー「ろ、ロン!あ、でも今のは事故ね。思いっきり吐いっちゃいなさい!……ハニー?」

ハニー「ドビーの、言ってたことだわ。ホント、一体あの豚は……もう」


ハニー「『秘密の部屋』?……なぁに、それ」


つづく




376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:22:18 ID:u3qs1CAJ0


とりあえず一旦此処で区切らせてもらいます。しまったな。長いな丸々一本は
間が開くけど日曜日に朝から立てて、完結までもってくんで。堪忍
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」でいくさかい
保守とかありがとう!
ラドクリフお大事に!
じゃあの!


 ハリー・ポッター シリーズ

 一巻~七巻まで

 世界的大ヒット発売中!


 2014年後半 USJにて

 ハリポタアトラクション建設決定!!




377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:22:24 ID:O5mWXNbi0





相変わらずロンさんは豚の鑑だな




380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:34:10 ID:jqzBgIbe0


乙ヒンヒーン!




385: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 17:58:11 ID:oQ6ZtbPQ0


乙!




390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/05 18:32:25 ID:tojQQC/E0







392: 忍法帖【Lv=36,xxxPT】(1+0:15) 2012/11/05 18:40:10 ID:+MCug5NF0





別作品
ハリー「頭が割れる…先生、これは…」ダンブルドア「群発頭痛じゃ」
ロン「僕とハーマイオニーが落っこちそうだとするよ?」ハリー「…うん?」 
ハリー「イメチェンしたいんだ」ロン「…うん?」ハーマイオニー「え?」 
ハーマイオニー「ハリーが女の子になってしまったわ」ロン「」 
ハリー「もてたいんだ」ロン「……その喧嘩、1シックルで足りるかい?」 
ハーマイオニー「すき……よ、ハリー」ハリー「あぁ、僕も……」ロン「」
ハリー「安価でホグワーツの女の子と付き合おう」
ハリー「宿題で潰れる休日」ロン「全く、ホグワーツってステキだよな」
ハーマイオニー「ハリーと喧嘩?」ロン「キャノンズ優勝まで顔も見たくないね」
シリウス「ハリーとの将来のためにマグル社会の勉強をしよう」 
シリウス「ハリーのために、私達ができることはなんだ?」
ドラコ「『ポッターにチョコを渡してこマらせルフォイ大作戦』だ!」



関連作品

第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』相当
ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」 
ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」
ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」

第二巻
ハリー・ポッターと秘密の部屋』相当
ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」 
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」

第三巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』相当
ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック?」
ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」
ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」

第四巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』相当
ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「何がこようと、受けて立つわ」 
ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」 
ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」 

第五巻ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』相当
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」  【前編】【後編

第六巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』相当
ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを……」 【前編】【後編

ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」


第七巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』相当
ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」 【前編】【後編
ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」【完結】









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