別作品
ハリー「頭が割れる…先生、これは…」ダンブルドア「群発頭痛じゃ」
ロン「僕とハーマイオニーが落っこちそうだとするよ?」ハリー「…うん?」 
ハリー「イメチェンしたいんだ」ロン「…うん?」ハーマイオニー「え?」 
ハーマイオニー「ハリーが女の子になってしまったわ」ロン「」 
ハリー「もてたいんだ」ロン「……その喧嘩、1シックルで足りるかい?」 
ハーマイオニー「すき……よ、ハリー」ハリー「あぁ、僕も……」ロン「」
ハリー「安価でホグワーツの女の子と付き合おう」
ハリー「宿題で潰れる休日」ロン「全く、ホグワーツってステキだよな」
ハーマイオニー「ハリーと喧嘩?」ロン「キャノンズ優勝まで顔も見たくないね」
シリウス「ハリーとの将来のためにマグル社会の勉強をしよう」 
シリウス「ハリーのために、私達ができることはなんだ?」
ドラコ「『ポッターにチョコを渡してこマらせルフォイ大作戦』だ!」



関連作品

第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』相当
ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」 
ハニー・ポッター「賢者の石、ですって?」
ハニー・ポッター「賢者の石は、どうなったのかしら」

第二巻
ハリー・ポッターと秘密の部屋』相当
ハニー・ポッター「秘密の部屋?なぁに、それ」 
ハニー・ポッター「スリザリンの継承者?なんなの、それ」

第三巻『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』相当
ハニー・ポッター「脱獄囚の、シリウス・ブラック?」
ハニー・ポッター「『エクスペクト・パトローナム!』」
ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」

第四巻『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』相当
ハニー・ポッター「勝つのは私、そうでしょ?」
ハニー・ポッター「何がこようと、受けて立つわ」 
ハニー・ポッター「いつか必ず、来るものは来るのよ」 
ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」 

第五巻ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』相当
ハニー・ポッター「騎士団、いいえ。私の豚団ね、そうでしょ?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「『私は、嘘をついてはいけない』……?」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「誰一人だって、欠けさせないわ」  【前編】【後編
ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」  【前編】【後編

第六巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』相当
ハニー・ポッター「プリンス、だなんて。なんなのかしら」
ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
ハニー・ポッター「どうして、スネイプなんかを……」 【前編】【後編

ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」


第七巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』相当
ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」 【前編】【後編
ハニー・ポッター「死の、秘宝……?」
ハニー・ポッター「最後(いやはて)の、敵なる死だって……越えてみせる!」【完結】










1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:02:30 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「……」

ハリー「……」

ロン「……そりゃいいや。あー、ハニーって呼ぼうか?」

ハーマイオニー「残念ながら、ロン。冗談じゃないの」

ハリー「本当に、残念なことにね……僕宛に、誰かからお菓子が送られてきたんだ。それで……」

ロン「……あのさ、君達がどういうつもりか知らないけど。ハリーの髪の毛が伸びたのは、ハリーのあの特技で、だろう?……それで」

ハリー「……」

ロン「その、なんだい?ふくらみ呪文でもかけたのかい?」

ハリー「言っておくけど、重いんだよ、これ」

ハーマイオニー「ロン!真剣に聞いて頂戴よ!」

ロン「ハーマイオニー。いくら僕をだまそうっていったって、何も自分が惨めになるくらいハリーのをふくらませっちまうことは……」

ハーマイオニー「ロナルド・ビリウス・ウィーズリー。歯をくいしばる必要はないわ、いい歯医者を紹介してあげる」ゴシャッ

ロン「マーリンの髭っっっ!?!?!?」ドサッ

ハリー「あーぁ……」




引用元: ハーマイオニー「ハリーが女の子になってしまったわ」ロン「」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:03:57 ID:udnaxMch0


ハリー「大丈夫かい、相棒。あぁ、歯は欠けてないよ。よかったじゃないか」

ロン「いいもんか……でもここまでされたら、信じるほかないよな。本当なのかい?ハリーが……?」

ハーマイオニー「驚いたことにね。私がさっき、ちゃんと確認したわ」

ロン「確認って?」

ハリー「ついてなかったんだ」

ロン「? あぁ、そりゃぁ運は悪いよな」

ハリー「?」

ハーマイオニー「……ハリー、やめましょう。おそらくロンに、この手の話題は無駄よ」

ロン「おい、おいおい。僕の親友にこんなにとんでもないことが起きたんだぜ?仲間はずれはよせよ、だ」

ハーマイオニー「思うに、あなた意味が分かったらゲラゲラ笑うと思うから。やめておくわ、よ」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:06:15 ID:udnaxMch0


ロン「えーっと?それで、見た目ですごく変わったところといえば、その……重そうなそれと、髪の毛くらいかな?」

ハリー「……」

ロン「何だよ、ハリー」

ハリー「……ハーマイオニー」

ハーマイオニー「何かしら、ハリー」

ハリー「……女の子って、男の子のここへ向ける目線。本当に簡単に分かるんだね」

ロン「!?」

ハーマイオニー「勉強になったようで、よかったわ」

ハリー「うん。あぁ、ロン。君は今度、マダム・ロスメルタに謝ったほうがいい」

ロン「な、なんのことだかわからないね!僕がまるで君のその、なんだか丸いのをジロジロ見ていたみたいじゃないか!失礼だな!」

ハリー「うん、今はチラチラ見ているね、あぁ、本当に気をつけよう……」

ハーマイオニー「あなたはあまりそういう目で見ていないわよ、ハリー。大丈夫」

ロン「それは、ご自分が見られるほどじゃないからじゃないですkなんでもないよハーマイオニー。今日も素敵な巻き毛だね」

ハーマイオニー「癖毛よこれは」




7: 立て直すって言ったはず…… 2012/07/16 13:08:34 ID:udnaxMch0


ハリー「あぁ、さっきからなんだか変だと思ったんだよ……眼鏡があってないんだ」

ハーマイオニー「?視力が回復している、っていうこと?」

ハリー「うん、ポリジュース薬で変身したときも、そうだったんだけど……」

ロン「……」

ハーマイオニー「……」

ハリー「ははっ、裸眼でこんなに遠くまで見えるのはとっても、久しぶりだよ……うん?どうしたんだい、二人とも」

ロン「……ハリー、君って」

ハーマイオニー「……下まつげ、長いのね」

ハリー「?」




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:10:35 ID:udnaxMch0


ロン「これって君が、気を利かせて化粧でもしてやった、とかいうわけではないのかい?」

ハーマイオニー「そんな暇ないわ。一刻も早くあなたに知らせなきゃ、って思ったんだから」

ハリー「そんなに、変になっているのかな?顔の方はそこまで変わっていないと、思ったんだけど」

ハーマイオニー「いいえ、変、っていうか……なんだか、頬も赤いし」スッ

ハリー「ひゃっ!?ハーマイオニー!くすぐったいじゃないか!いきなりなんだい!?」

ハーマイオニー「……すべすべだわ」

ロン「本当かい、どれどれ」スッ

ハリー「っちょ、ロン、やめてくれ……ひっはらないでくれよ!ロン!ロン!」

ハーマイオニー「こうなると、髪の毛もいじりたくなるわ。自分じゃこんなストレートにするには、とっても時間かかるし……ハリー、大人しくしていてね」

ハリー「ハーマイオニー、君も何して……痛い!痛いよ、ハーm引っ張るなってば、ロン!ロン!!」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:16:40 ID:udnaxMch0


ハリー「……満足かい」キチッ

ロン「きっちり結い上げたじゃないか、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「我ながら、力作だわ」

ハリー「どこのパーティーにお呼ばれしたのさ、僕は」

ハーマイオニー「ともあれ。どうしてハリーがこうなってしまったのか、原因を探らないと、だわね」

ハリー「ここにくるまで随分とかかったじゃないか。僕はそろそろどうして君たちに相談したのか、後悔しだしたころさ」




13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:19:02 ID:udnaxMch0


ロン「さっき、お菓子がどうとか言っていたかい?」

ハリー「あぁ、そうなんだ。なんだか包みと、レモンキャンディが」

ハーマイオニー「……レモンキャンディ?」

ハリー「うん。あぁ、そうだ。包みはここに残ってるんだけど、ハーマイオニー。君、何か送り主を探る呪文とかしらないかい?」

ロン「そりゃいいや、そういうのは君の十八番だろう?」

ハーマイオニー「万能じゃないのよ……あら?ハリー、包みに何か残っているわ……手紙?」

『君のお父さんが亡くなる前にこれを私に預けた
 君に返す時が来たようだ
 上手に使いなさい』

ハリー「……」

ロン「……」


ハーマイオニー「……」

ハリー「ダンブルドアは、この文句を言えば僕が無条件で納得する、とでも思っているんだろうか」

ロン「あぁ、ダンブルドアってまったく変わっているよな」

ハーマイオニー「どうして少し誇らしげなのよ、ロン」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:27:46 ID:udnaxMch0


校長室

ダンブルドア「と、いうわけじゃ。セブルス」

スネイプ「……」

ダンブルドア「君には随分と、無理をさせておるからのう。褒美、というわけではないが」

スネイプ「……」

ダンブルドア「君も、一度は考えたことがあろう?ハリーが、ジェームズとリリーの子供が女の子じゃったら、とのう」

スネイプ「……」

ダンブルドア「幸い、わしにはそれを可能にする若い頃の研究があってのう。ゲラートとの……ゴホン。ともかくじゃ」

スネイプ「……」

ダンブルドア「どうじゃ、セブルス。少しは君にも、良い思いを……」

スネイプ「……校長。我輩、校長を心から尊敬しております」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:33:25 ID:udnaxMch0


ダンブルドア「おう、そうかそうか。喜んでもらえたなら……」

スネイプ「校長には絶対服従であり」

スネイプ「心からの敬意を払っており」

スネイプ「我輩ごときがあなたに意見しようなど、滅多なことではないのです」

ダンブルドア「確かに、君とわしは対等と呼べる関係ではないじゃろう。じゃがのう、セブルス……」


スネイプ「で、あるからして。これから我輩が口に出す礼節正しい言葉使いの裏に隠れた確かな感情を、汲み取っていただきたい」

ダンブルドア「?」

スネイプ「上顎と下顎をキッチリ噛み締めて離さないことですな、校長(歯ぁくいしばれ老いぼれ)」ググッ

ダンブルドア「!?!?」




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:43:43 ID:udnaxMch0


スネイプ「何を考えておいでなのですかな、校長は」ビキビキッ

ダンブルドア「待つんじゃ、セブルス」

スネイプ「リリーの子供が女の子だったら?だから?なんだというのですかな??」ビキビキッ

ダンブルドア「わしが迂闊じゃった、悪かった、すまん。じゃから……」

スネイプ「リリーはリリーであって、リリー以外の者に我輩の琴線に触れる者など何者もいないのです。校長もそれは、よくご存知のはず」ビキビキッ

ダンブルドア「そうじゃ、レモンキャンディはどうかの?荒ぶった時は、甘いものが一番で……」

スネイプ「さすれば、この行いは我輩に対する侮辱。リリーへの想いを汚された代償……安くありませんぞ?」ビキビキッ

ダンブルドア「セブルス……頼む」




スネイプ「『セクタムセンプラ』!!」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:51:10 ID:udnaxMch0


ハリー「なんだか、誰かが僕に代わってダンブルドアにツッコミを入れてくれた気がするよ」

ロン「何を言ってるのさ、ダンブルドアは校長だぜ?」

ハリー「うん?」

ロン「たとえダンブルドアがマーリンの髭を毟ってゲラゲラ笑ってても、誰もつっこめやしないよ」

ハーマイオニー「それは別の意味で近寄れないだけじゃないかしら」

ハリー「ともかく、先生はどういうつもりなんだろう……僕を女の子にして、何になるっていうんだ?」

ロン「眼福だよな」

ハリー「ロン、開き直ってジロジロ見るのはやめてくれるかい」




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 13:58:20 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「校長先生には、何か考えがおありなんじゃないかしら」

ロン「あぁ、君みたいにいつ何時も深いお考えがおありなんだろうさ」

ハーマイオニー「茶化さないで。今は、『あの人』が復活した非常事態でしょう?」

ハリー「その割には、僕達あまり切羽詰っていないけどね」

ハーマイオニー「いいから聞きなさい。そんな大変な時に、校長先生がわざわざこんなことを無意味に起こすことが、あると思う?」

ハリー「うーん……あぁ、ひょっとして。あいつと僕の心が繋がるのを防ぐために、とか?」

ハーマイオニー「女の子の精神をハリーが理解して、『例のあの人』の精神から遠ざける……ありえなくはないわね」

ロン「そんなご大層な話なのかなぁ?ダンブルドアも面白半分だと思うね、僕は」




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:08:20 ID:udnaxMch0


ハリー「うーん、でもダンブルドアは、いつだって僕を助けてくれた。今回のことも、そうだね。何か僕のためになると思ってのことなのかもしれない」

ロン「君、たまにお人よしだよな、ハリー」

ハリー「なんだっていいさ。あー、でもこの制服のキツさは何とかしたいね」

ハーマイオニー「……」

ロン「僕は何も言っていないよ、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「私こそ、よ。ロン」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:16:16 ID:udnaxMch0


ハリー「ハーマイオニー。服を広げる呪文、とか。かけられるかい?」

ハーマイオニー「出来るわ。でも……制服にそういう改造とかは、したらいけなかったような」

ロン「じゃあ、君のを貸してあげれば……なんでもないよ、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「ロン、あなたいい加減にしないと小鳥に襲撃されるわよ」

ロン「何さその怖い予言は。えぇっと、じゃあ誰か先生に相談しに行こうか?制服に細工していいか、って」

ハリー「そうだね、それじゃあダンブル……マクゴナガルに」

ロン「……賢明だよ、ハリー」

ハリー「おひとよしから随分と評価が上がったね」




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:29:11 ID:udnaxMch0


マクゴナガル「……」

ハリー「……と、いうわけなんです。先生」

ロン「おったまげー、ですよね、先生」

ハーマイオニー「制服に魔法をかけることを、許可していただきたいんです、先生」

マクゴナガル「……少し、お待ちなさい」パタンッ

ロン「……扉の向こうで思いっきり笑ってる、に1クヌート」

ハリー「いくらでも笑っていいからどうにかしてほしいけどね、僕は」

ハーマイオニー「先生がそんな失礼なことするわけないじゃない」

ロン「分からないぞ、ああいう人こそ笑いのツボが特殊だから……」


マクゴナガル「おまたせしましたね、ミスター……いえ、ミス・ポッター」

マクゴナガル「替えの制服一式、予備の杖、鞄です。他の生徒には知られたくないでしょう?お使いなさい」

ハリー「」

マクゴナガル「……どうして手馴れているか?愚問です、ミス・ポッター」

マクゴナガル「あなたはまっこと、ジェームズ・ポッターの子供だ、ということですよ」

ハリー「僕の意志じゃありません、先生」




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:35:04 ID:udnaxMch0


ロン「……ハリーのお父さんは、よく?」

マクゴナガル「えぇ、多い時は週一で」

ハリー「聞きたくありません、先生」

マクゴナガル「リリーに『あなたみたいな男と歩くなんてごめんだわ!』と言われたことがきっかけだとか」

ハリー「聞きたくありません、先生」

ハーマイオニー「えぇっと、校長先生はある意味嘘をついてなかったってことね、ハリー?」

ハリー「あぁ、ダンブルドア様様さ」




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:35:30 ID:n4bDoZOl0


パパなにやってんの……




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:41:53 ID:udnaxMch0


マクゴナガル「それにしても、女の子になった姿までジェームズそっくりとは。血は争えませんね、ポッター?」

ハリー「今はその血が心底憎いです、先生」

ロン「えっと、もしかしてシリウスとかも便乗したりしていたんですか?」

ハリー「ロン、黙ってくれないか」

マクゴナガル「いえ、ブラックは」

ハリー「ほっ」

マクゴナガル「最初の変身時にポッターに騙されて本気告白をしてしまい、以来その姿をしている時は近寄りませんでした」

ハリー「」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 14:48:31 ID:udnaxMch0


ロン「……シリウス」

ハーマイオニー「……ハリー、それだけあの、あなたの姿が今可愛らしいってことよ、そうよ、だから」

ハリー「あはははははは、ミス・ホグワーツにでも参加しようかな、そんなのないけどね、あはははh」

マクゴナガル「主催して、自分で優勝してしまいましたねぇ、ジェームズが」

ハリー「聞きたくありません先生、どうして今日に限って父さんのことをポンポン話していただけるんですか先生、先生」




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:00:36 ID:udnaxMch0


ハリー「……サイズ、ぴったりだった」

ロン「あぁ、これでどっからどうみても女の子さ」

ハーマイオニー「最初から割とそうだったけれどね」

マクゴナガル「授業はどうしますか、ポッター。他校からの留学生という形を取る用意は既にしてありますが」

ハリー「あ、はい。そうします、手馴れていて助かります」

ロン「休むわけにいかないもんな、優秀なハーマイオニーと違って僕とハリーは」

ハーマイオニー「何があったって授業を休むなんて絶対ダメなのよ、ロン」

マクゴナガル「ポッター、あなたの呼び方ですが、どうしますか?」

ハリー「呼び方?」

ロン「あぁ、そうか。ハリーハリーって呼んでたら、みんなに気づかれっちまうもんな……えぇっと、ハニー・なんとか?」

ハーマイオニー「ハニーは確定なのね」

ロン「もちのロンさ」

ハリー「もう好きにしてくれよ……」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:09:53 ID:udnaxMch0


変身術の教室

マクゴナガル「そういうわけで」

ハニー「ハニー・ダーズリーでーす。ボーバトンのせっいーとでーす」

オォオオーーー

マクゴナガル「英語はまだ拙いそうですから、皆さんあまり難しいことは聞かないこと」

マクゴナガル「もっとも、私の授業で無駄なお喋りなんてしている暇は、みなさんには無いと思っていますがね?」


ロン「何気にフラーと仲良かったからな、ハリー。エセ英語はお得意かぁ」

ハーマイオニー「食いつきすぎじゃないかしら、男の子たち」

ロン「健康優良男児なグリフィン生に何を言ってるのさ」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:24:53 ID:udnaxMch0


ディーン「やぁ、ダーズリー。僕トーマス、ディーン・トーマスさ」

ハニー「おぉーう、汽車ポッポーでーすね?わったーし知ってまーす」


ロン「スルースキル高いね、ハニー」

ハーマイオニー「ダーズリー家で培われたって言ってたわ」


ディーン「?いや、そうじゃなくて、何か困ったこと……」

ハーマイオニー「ハニーには私達がついてるから結構よ、ディーン」

ロン「そうそう、お世話様さ」

ディーン「そんな……は、ハーマイオニーはともかく君はなんだよ、ロン!ずるいぞ!」

シェーマス「そうだそうだ!ハリーがいないからって両手に花なんて!ハリーにいいつけてやるぞ!」

ネビル「そういえば、ハリーはどうしたの?先生は何も言ってなかったけれど」

ハニー「おぉー、アリー。アリー知ってまーす。アリーは……酷い夢にうなされてるそうでーす」

ネビル「?」




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:39:43 ID:udnaxMch0


マクゴナガル「さぁ、無駄話はおやめなさい。今日の課題は難しいですよ、集中!」

ハーマイオニー「ネズミを消失させる、まぁまぁの難易度だわね」

ロン「あぁ、まぁまぁ過ぎて追課題を出されそうなほど、さ。ハニー、どうだい?」

ハニー「僕のこの前のこれの出来を知ってるだろう……おぉー、せーんせい?わったーし、まだここまで習って……」

マクゴナガル「おや、あなたはこの魔法理論まできっちり板書していると手紙をもらっていますが?ミス・ダーズリー」

ハニー「……」

ハーマイオニー「先生を怒らせたら怖いわよ、ハニー」




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:41:43 ID:udnaxMch0


ハニー「……分かったよ。注目されてるのに、無様に失敗したくなかったんだけどなぁ……えぇっと」ヒョイッ

バシュッ!! シューーーッ

ロン「……」

ハーマイオニー「……は、ハニー?机ごと消失させる、というか消し去ることはない、のよ?」

ハニー「……先生、この杖って」

マクゴナガル「……ジェームズが『ニワトコ越えを目指す』と言って作った杖、なのですが」

ハニー「何のことだか知りませんが、恐ろしいので杖は自分のを持ってきていいですか」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:54:55 ID:8Um4Dwea0


もうその杖でヴォルデモート倒せよ




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 15:57:41 ID:udnaxMch0


ジリリリリリリリリッ

ハニー「無事終わった……」

ロン「授業の方は散々だったけどね」

ハリー「言わないでくれよ、僕はこの杖が気に入ってるんだから……」

ディーン「やぁダーズリー。次の教室まで、僕らが……」

ハーマイオニー「いいってば、ディーン」

ロン「そうさ、ディーン。それに、いつから君、そんなにナンパな奴になったんだい?妹に手を出したら承知しないからな」

ディーン「な、なんのことさ、ははっ」




57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:03:57 ID:udnaxMch0


ハニー「おぉーぅ、トーマス。きっもーちは嬉しいでーす……行こうか、もうこの喋り方も限界だ」

ロン「フランス訛りが良く出来てたよハニー」

ハーマイオニー「それ暗にフランス語をバカにしているように聞こえるわ、ロン」

ラベンダー「ほら、今普通に喋ってたわ」ヒソヒソ
パーバディ「やっぱりわざとなのよ、構われたいから」ヒソヒソ

ハニー「……女子受けの悪さまでフラーゆずりになってしまった」

ハーマイオニー「それくらい可愛いってことよ、ハニー」

ハニー「さっきからちょいちょいそれを言ってくれるけどね、ハーマイオニー。あんまり嬉しいことでもないからね」




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:10:29 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「次は、なんだったかしら」

ロン「……『魔法薬学』だな」

ハニー「……ごめん、僕ちょっとトイレ」

ハーマイオニー「サボりはダメよ、ハニー!気持ちは分かるわ、でも……」

ハニー「どうなるか分かるだろ、スネイプがこんなのを見たら……あぁ、本当におなかが痛くなってきた」




62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:14:48 ID:udnaxMch0


ロン「寄っていくかい?」

ハニー「いや、僕一人でいいよ……分かってる、サボらないってば!ハーマイオニー!」

ハーマイオニー「信じてるわよ、ハニー。私もついていってあげたいけど、授業は前の席を取りたいもの」

ロン「スネイプの授業までそれとは、全く君は勉強病さ……それじゃ、ハニー。またあとで」

ハーマイオニー「きっとよ、ハニー」

ハリー「うん……二人とも、さっきからハニー呼びが全く抵抗無くなっていないかい?似ているけどさ……」




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:19:12 ID:udnaxMch0


ハニー「とは、言ったものの」

ハニー「女子トイレって、どこにあるんだろう」

ハニー「この城、特に男子トイレと隣あってるわけじゃないから……そこのとこだけは、マグルの学校の方がよかったかな」

ハニー「うーん……でも、もうあまり時間もない。仕方ない、か」

三階女子トイレ

ハニー「……マートル、大人しいといいなぁ」




65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:24:38 ID:udnaxMch0


???「……もう、来ないからな」グスッ

マートル「遠慮することないわ。泣きたくなったら、いつでも来て。誰も、私がいるようなトイレに来ようと思ったりしないから」

???「来ない、って言っているだろう!……そもそもどうして僕は、こんな奴のところに」

マートル「泣いて愚痴を聞いてもらっているのか、って?うふふんっ、それは私とあなたが……」

???「泣いてなんかいないっ!!っ!とにかくもう出て行くぞ!授業がある……ただ」

ガチャッ

ドラコ「(話が出来て)スッキリした。それじゃぁ……」

ハニー「」

ドラコ「フォイッ!?!?」ビクッ




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:29:24 ID:udnaxMch0


ハニー「……(スッキリした?)」

ドラコ「な、なん、なんだ、君は!なんだ、ど、どどどうしてこんなところに!?」

ハニー「……(え。それじゃ、マルフォイって……女子トイレで用を足す趣味があるってことかい!?)」

ドラコ「み、見ない顔だな!誰なんだ君は!言っておくが、僕は高貴なマルフォイ家の!!」

ハニー「……(うん、僕だって人のこと言えないけどさ。僕は今一応女の子なわけだから、いいじゃないか。許されるよ、そうだろ)」

ドラコ「き、聞いているのか!?そのタイ、君はグリフィンドールだな!?はっ、これだからグリフィンのうすのろ……っ」

ハニー「……?」

ドラコ「……」ジーッ

ハニー「……えぇっと、急に黙って、どう……」

ドラコ「……フォォイ(感嘆詞)」///

ハニー「」ゾワァァァァッ




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:30:42 ID:anekyvX+0


フォォイwwww




78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:43:11 ID:udnaxMch0


ハニー「待つんだ、マルフォイ。君はそんな性格じゃないはずだ」

ドラコ「な、名前を聞いておこうか!いいか!僕は高等尋問官親衛隊だから確認するのであって!君に拒否権はないぞ!」

ハニー「勘弁してくれ、君の初恋なんて誰に言っても願いさげだよ売れっこないよ勘弁してよ」

ドラコ「は、はつ、何を、だ、黙るフォ……」

マートル「嘘つきぃいいい!!」バシャァァァァ!!

ドラコ「フォイッ!?」

ハニー「うわっ!?」

マートル「あんた、私といると落ち着くって言ってくれたくせに!泣きついてきたくせに!遊びだったのねこの嘘つき!嘘つき嘘つき!!!」




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:46:48 ID:wVeNltDLO


マルフォイだけキャラ崩壊じゃないですか!やだー!




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:49:54 ID:udnaxMch0


ハニー「うわぁ……マートルが逆流させたトイレの水で、マルフォイが壁に叩きつけられちゃったよ」

ドラコ「や、やめろこのゴースト、僕はお前なn」

マートル「トイレの水で頭冷やしなさいよぉ!」バシャァァァァ!

ドラコ「モガモガゴバ……」

ハニー「……うわぁ」

マートル「なによ!あんたも何か文句が……この泥棒猫っ!!」

ハニー「いや、何も。ご、ごゆっくりー」

パタンッ

ハニー「……思わぬところで、マルフォイの弱みを握ってしまった」

ハニー「……代償が全然見合わないけどね。よりによってマルフォイ……はぁ」




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 16:58:18 ID:udnaxMch0


『魔法薬学』の教室前

ロン「あ、ハニー。思ったより早かったじゃないか」

ハーマイオニー「そうね。勝手が分からなくて手間取ると思ったわ」

ハニー「あぁ、二人とも……勝手もなにも、どうやら僕は本当に父さんの子、ってことさ」

ロン「?どういうことさ」

ハニー「……父さんはシリウスで、僕はマルフォイ。コレが差かぁ」

ハーマイオニー「なんの話しをしているのか分からないわ、ハニー」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:06:17 ID:udnaxMch0


ハニー「って、ことなんだ」

ロン「……」

ハニー「? あれ、君なら盛大に笑ってくれると思ったんだけど」

ロン「あぁ、うん。そうしたかったんだけど……仕方ないかなぁ、と」

ハニー「!?」

ハーマイオニー「いい、ハニー?あなたは思っているより今、女の子女の子しているのよ」

ロン「あぁ、ミリセント・ブルストロードが性別的には同じ分類だなんて信じられないほどにね」

ハニー「君、ことあるごとに彼女を例えにするけど、彼女に何かされたのかい……」




90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:16:23 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「教室での男の子たちの熱狂で気づかなかったの?」

ハニー「グリフィンの生徒はノリがいいから、留学生を楽しませようとしてたのかなぁ、って」

ロン「君は鈍いなぁ、ハニー」

ハーマイオニー「あなたが言う台詞じゃないと思うわ」

ハニー「そうか、そういう目で見られてたんだ……大方、どうしてなのかの予想はつくけどね」

ロン「何だい?」

ハーマイオニー「男の子って正直でバカよね、ってことよ」

ハニー「同感」




93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:23:01 ID:udnaxMch0


ロン「君、段々女の子の気持ちが分かるようになってきたんじゃないか?」

ハニー「嬉しくないね。悔しかったら君もウォーターメロンか何かを肩からぶら下げてみなよ……」

ハーマイオニー「……悔しいわ」

ハニー「なんで君が」

ロン「聞いてやるなよ。お?」

ガチャッ

スネイプ「入りたまえ。本日の授業用に既に薬を煎じてある、ハナハッカが苦手な物は口元を覆っておくように」

ロン「スネイプだ……君のそれ見た時の反応は見ものだな、え?」

ハニー「どうでもいいよ」




95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:31:20 ID:udnaxMch0


スネイプ「ミスター・ゴイル。ミスター・マルフォイはどうした?」

ゴイル「俺達、知りません。せんせい」

クラッブ「一時限目もいませんでした、せんせい」

パンジー「最近こんなことが多いんです、先生。私、心配だわ」

スネイプ「そうか、我輩の方から聞いておこう、入りなさい……」

ロン「あー、どうも」

ハーマイオニー「あー、先生。マクゴナガル先生からお聞き及びかもしれませんが、こちら留学生の……」

ハニー「あー……ハニー・ダーズリーでーす」

スネイプ「……」

スネイプ「グリフィンドールから十五点減点」

ロン「!?!?」

ハーマイオニー「!?!?」

ハニー「!?!?」




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:37:17 ID:us+2CxTt0


もう気づきやがったwww




99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:37:31 ID:udnaxMch0


ハニー「あ、あんまりでーす!理由はなんですk」

スネイプ「教授に対してふざけた言葉使いをするのは十分に減点対象ではないのかね」

ハニー「」

ラベンダー「ほぅら、やっぱりわざとだったのよあれ」

ロン「ラベンダー、黙っててくれないかな」

スネイプ「加えて、貴様のその容姿は教授の気分を深く害した」

ハニー「そ、そんな!なんで……」

スネイプ「教授の古傷を深く抉った」

ハニー「……あー」




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:37:56 ID:EvUPoOTI0


納得すんなよwwwwwww




102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:43:14 ID:udnaxMch0


スネイプ「何が君も見て見ればわかるじゃろうじゃ、あの人」

スネイプ「諸にあの男のあれではないかクソッ、クソッ、少しでも期待した我輩がバカだった」

スネイプ「やっぱり一瞬その言葉に惑わされて躊躇せずに呪いかけとけばよかったのだ、あの愉快犯め」

スネイプ「気づいた時には不死鳥呼び寄せてどこかに消えおったし……クソッ、クソッ」ブツブツブツ

ハニー「……僕の耳までおかしくなっていないなら、今、スネイプがダンブルドアへの謀反を企んでる台詞を聞いてしまったのだけれど」

ハーマイオニー「それよりもっと重要なことがあるでしょハニー、スネイプ叩きに走っちゃだめよ」

ロン「ほらね、言ったじゃないか。ダンブルドアはちょっとおかしいって」




104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:50:29 ID:udnaxMch0


スネイプ「ミス・ダーズリー。ここの回答は?」

ハニー「……わっかーりませーん」

スネイプ「おやおや、ボーバトンではこんな初歩さえ教えていないのか、それとも君の頭脳が初歩の初歩以下な赤子レベルなのか、理解はしがたく、はありませんなぁ?」

ハニー「……」

ハーマイオニー「右に十回よ、ハニー」

スネイプ「おやおや、お友達に助けを求めるとは。まっこと『女同士の』友情というのは素晴らしいですなぁ?」

ハニー「……」

ロン「まさか、スネイプの奴……ハニーがハリーだって、気づいてる!?」

ハーマイオニー「ロン、今そこなの?」




106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:56:18 ID:udnaxMch0


ガタッ!

ディーン「先生!先ほどから先生はハニーに当てすぎだと思います!」

ガタッ!

シェーマス「そうです!教授だかたといって、そんな気の引き方はフェアじゃありません!」

グリフィン男子「「「「そうだそうだーー!」」」」

スネイプ「何を言っているのかねミスター・トーマスにミスター・フィネガン……我輩が、気をひく?」

ディーン「えぇ!先生は見るからに『好きな子にちょっとちょっかい出しちゃう』系男子ですから」

シェーマス「どうせ学生時代も、好きな子に悪口言っちゃって修羅場になっちゃったことがあるんでしょう……」

スネイプ「グリフィンドールから三十点減点、ミスター・シェーマス、罰則一ヶ月」

シェーマス「!?」

ハニー「いや、当たり前だと思うよ」




107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:57:41 ID:6NTbCVtu0


シェーマス地雷踏んだwwww




108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:58:54 ID:Dt6WxWkHO


今のはスネイプ先生が泣き出してもおかしくないレベル




110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 17:59:50 ID:udnaxMch0


ディーン「減点や、罰則なんかでは臆しませんよ!先生!」

シェーマス「そ、そうです!なんせ、僕らは!」

グリフィン男子「「「「「ハニー親衛隊なんですから!!!」」」」

スネイプ「……またどこぞで見たような光景を」ビキッ

ハニー「……」

ロン「ははっ、こんな時は頼りになるよな、ハニー」

ハニー「ノリの悪さが憎いよ、僕は」

ハーマイオニー「スネイプの言葉から察するに……ハリーのお父様にも、親衛隊が……」

ハニー「ハーマイオニー、よしてくれ。知りたくない」




112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:08:42 ID:udnaxMch0


ジリリリリリリリリッ

スネイプ「時間ですな。今日完成させられなかった無駄口を叩いていた集団は課題を提出すること、後グリフィンドールから一〇点減点。以上」

ハニー「……スネイプの授業だけで一〇〇点近くうしなっちゃったよ」

ハーマイオニー「気を落とさないで、ハニー……あなたのせいじゃないわ。悪いのは」

ディーン「ハニー!僕ら、君のために戦ったよ!」

シェーマス「礼なんていらないさ!点数なんて君には関係ないし、僕らは君のために犠牲になれて本望だからね!」

ハニー「……あぁ、ははっ。ありがとうございまーす……ロン。今度のクィディッチ、五〇〇点差くらいで勝とう」

ロン「ははは、そんなことしなくても……この分なら、君の父さんと仲良かった先生はホイホイ点数くれるんじゃないか?」

ハニー「本当にそうだろうからいやだよ」




115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:13:19 ID:udnaxMch0


放課後 談話室

ハーマイオニー「……」

ロン「……」

ハニー「……」

ロン「一日で、二〇〇点」

ハニー「よしてくれ、ロン。不正をしたようなものだから心が痛いんだ、やめてくれ」

ハーマイオニー「そうね。とにかく元に戻ることに全力を注ぎましょう、真剣に」

ハニー「あぁ、そうしてくれると嬉しいよ、ハーマイオニー。でも今まで君はもっともっと点数稼いでるから、大丈夫だから、負けてなんかいないよ、君は最高さ」




116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:17:49 ID:udnaxMch0


ロン「元に戻る、って言ってもなぁ……ダンブルドアに聞こうにも」

ハーマイオニー「どこかに行ってしまったのだものね、校長先生」

ハニー「スネイプの逆鱗に触れてね。そろそろもれなく僕のにも触れそうだけど」

ロン「どこにあるんだい?」

ハニー「少なくとも今君が見ているところではないよ」

ハーマイオニー「ロン、いい加減にしなさい」

ロン「いいじゃないか、減るもんじゃないし」

ハニー「僕の中での君への信用度はだだ下がりだよ」




117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:22:19 ID:udnaxMch0


ハニー「うーん。あぁ、そうだ。当時これに加担していたのだろうリーマスに、手紙を出してみようかな」

ロン「リーマス?」

ハーマイオニー「あら、でもシリウスは関与してない悪戯だったんじゃなかったのかしら」

ハリー「うん、だからこそきっと、リーマスは父さん側にいたと思うよ」

ロン「……あー」

ハーマイオニー「……そうね」

ハニー「リーマスだからね、うん。えっと……『僕、女の子になってしまったんです』っと」カキカキカキ




118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:28:22 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「詳しい対応とか、戻るための方法を模索するのは、リーマスから返事が着てからになりそうね」

ハニー「そうだね」

ロン「きっとリーマスならいい方法を教えてくれるさ……いや、写真を一枚送ってくれ、だなんて言ってきたりして、ね」

ハニー「よしてくれよ……コリンに頼んだらすっごくいい一枚を撮ってくれそうだけどさ」

ハーマイオニー「そうと決まれば、もう今日はゆっくりしましょうよ。一日気を張りっぱなしだったでしょう、ハニー?」

ハニー「あぁ、そうだね。嫌な汗をかきっぱなしだったさ、主にトイレとか」

ハーマイオニー「あぁ、そうよね。慣れていないところだし……あ、そうよハニー。それなら」

ハーマイオニー「シャワー入りましょう?一緒に」

ハニー「そうだnえっ」

ロン「」




131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:35:18 ID:udnaxMch0


ロン「は、ハーマイオニー!何を言ってるんだ!?!?正気か!?君はそれでも魔女か!?!?」

ハニー「ろ、ロン落ち着いてこれ魔女かどうか関係ないよ。は、ハーマイオニー!?」

ハーマイオニー「前々からね、悔しかったのよ。ロンばっかりハリーと一緒なところが、どうしてもいくつかあるもの」

ロン「そ、それは僕が男だから男友達としての特権だろう!?いや、それは今いいんだ!」

ハニー「えぇ、でもさ、ハーマイオニー」

ハーマイオニー「なに?……あ」

ハーマイオニー「当然だけど、私はタオル巻くわ。やだ、ハリーったら」フフフ

ハニー「そんなの当たり前だろう。僕があんまり見られるのは恥ずかしい、っていうのをね……」

ロン「君はいつから男の子にそういうのを見られて、へへへ平気になっちゃったんだいハーマイオニー!そんなのだめだ!ふけつだ!緋色のおべべが…………え?」

ハーマイオニー「」

ハニー「」

ロン「……」

ハーマイオニー「ロン、見損なったわ」

ハニー「ロン……ロナルド。流石にこれは、僕も擁護できそうにない」

ロン「な、なん、なんだよ!!なんだってんだよもう!!!マーリンの髭っ!!髭っっっ!!!!!!!!!」




134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:41:46 ID:udnaxMch0


女子シャワー室

ハーマイオニー「……悔しいわ」

ハニー「何がさ……あのね、ハーマイオニー。やっぱり僕もタオル……」

ハーマイオニー「ダメよ。存分に拝ませてもらおうじゃないの、ここまできたら」

ハニー「あのさ、君のいい所っていうのはこんなのが無くたって有り余るくらいなだから、何も気にすることは……」

ハーマイオニー「褒めても何も出ないしふくらまないわ、ハニー。さっ、髪から洗ってしまいましょうか。長い髪なんて、洗ったことがないから勝手が分からないでしょう?」




140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:48:25 ID:udnaxMch0


ハニー「え。普通にシャンプーを手に出して、こう、かき混ぜるんじゃダメなのかい?」

ハーマイオニー「絡まって痛い思いをしたいのなら、ご自由に?」

ハニー「……教えてください、ハーマイオニー先生」

ハーマイオニー「よろしい。それじゃ、シャンプー選びね」

ハニー「適当でいいさ」

ハーマイオニー「ダメよ!そんな綺麗な髪なのにもったいない!私みたいなみっともないボサボサ髪になってもいいの!?」

ハニー「君はみっともなくなんかないけど……えっと、それじゃお任せで」

ハーマイオニー「任されたわ!」

ハニー「楽しそうだなぁ」




142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:53:33 ID:udnaxMch0


ハーマイオニー「そういうわけで、ここはジニーと同じ物を使おうと思うの」

ハニー「まず、女子シャワー室にこんなにたくさんのシャンプーが完備されていたことがビックリだよ……」

ハーマイオニー「?男の子もこうじゃないの?」

ハニー「男のところには、黄色い石鹸と軽石だけだよ」

ハーマイオニー「へぇ……割と女の子贔屓なところがあるわよね、ホグワーツ」

ハニー「それを満喫できると思えば捨てたもんじゃないね、ってね……えぇっと、ジニーと同じ?」

ハーマイオニー「えぇ。ジニーって髪、すっごく綺麗でしょう?誰のためかは言わないけれど」

ハニー「? 恋人のためだろう?マイケルの」

ハーマイオニー「さぁ。さて、それじゃ」

キュッキュッ

ハーマイオニー「力を抜いてね、ハニー。大丈夫、きっと気持ちいいわ」




147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:57:30 ID:udnaxMch0


ハニー「うん、お願いするよ……あつっ!?!?」

サーーーーッ

ハニー「うわっ、い、いきなり熱いお湯!あつ、あついよ、ハーマイオニー!?」

ハーマイオニー「あ、ごめん!ごめんなさい!すぐに水!」

キュッキュッ

ハニー「た、頼むよもう!あぁ、まだお湯だ馴れてきたけど……あれ?」

ハーマイオニー「?どうかしたの、ハニー?あ、もしかしてどこか火傷した!?み、見せて!」バッ

ハニー「いや、そういうのじゃないんだ……なんだか、身体が……あっ!!!」




ハリー「わっ!も、戻った!戻ったよ、ハーマイオニー!そうか、戻るにはお湯を………………」

ハーマイオニー「」

ハリー「……あ」


キャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!




150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 18:59:09 ID:CFEc7TpZ0


らんま体質かよwwww




153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 19:05:49 ID:udnaxMch0


ハリー「ご、ごめん!ごめんハーマイオニー!ちが、違うんだ!!」

ロン「何事だい!?」ガチャッ

ハーマイオニー「キャァアアアアア!?!?!?キャーーーーーーー!」

ロン「うわぁあ!?……あー、ハーマイオニー。君って以外と着やせすr」

ハーマイオニー「見ないで見せないで見ないで見せるな見るなああああ!!」

ハリー「み、見せてなんかないだろう!?これは事故で……っ!?こ、今度は冷水に!?ハーマイオニー、水のノズルまで回しすぎで……」

ハニー「…………あ」

ロン「…………」

ハニー「う、あ、あ……」

ロン「……もちのロン、最高さ」


ハニー・ハーマイオニー「「キャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」



シリウス「行かせてくれ!行かせてくれリーマス!!ハリーが野獣の!若さと言う本能に支配された野獣に何かされる前に!!私が保護して隠して愛でないといけないんだぁあああああ!!}

リーマス「シリウス、お座り!!!」

今度こそ、完




160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 19:12:19 ID:udnaxMch0


今回もみんなと絡んでルーナオチ目指してんけど
そしたら1スレ使い切ってまいそうやからな。こんなもんやろ
女体化ハリーは眼鏡外したら美女のお約束なんやで、当たり前やろ眼鏡やぞ!
ラドクリフお大事に!
じゃあの!

 ハリー・ポッターシリーズ

 一巻~七巻まで

 世界的大ヒット発売中!!

 2014年後半 USJにて

 ハリポタアトラクション建設決定!!




161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 19:13:06 ID:onHalIyiO







174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 19:26:16 ID:ddLInqA80


乙マイオニー




179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16 19:59:01 ID:5LDuinPt0


乙乙






別作品
ハリー「頭が割れる…先生、これは…」ダンブルドア「群発頭痛じゃ」
ロン「僕とハーマイオニーが落っこちそうだとするよ?」ハリー「…うん?」 
ハリー「イメチェンしたいんだ」ロン「…うん?」ハーマイオニー「え?」 
ハーマイオニー「ハリーが女の子になってしまったわ」ロン「」 
ハリー「もてたいんだ」ロン「……その喧嘩、1シックルで足りるかい?」 
ハーマイオニー「すき……よ、ハリー」ハリー「あぁ、僕も……」ロン「」
ハリー「安価でホグワーツの女の子と付き合おう」
ハリー「宿題で潰れる休日」ロン「全く、ホグワーツってステキだよな」
ハーマイオニー「ハリーと喧嘩?」ロン「キャノンズ優勝まで顔も見たくないね」
シリウス「ハリーとの将来のためにマグル社会の勉強をしよう」 
シリウス「ハリーのために、私達ができることはなんだ?」
ドラコ「『ポッターにチョコを渡してこマらせルフォイ大作戦』だ!」



関連作品

第一巻『ハリー・ポッターと賢者の石』相当
ハニー・ポッター「私が、魔法使い?」 
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第二巻
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ハニー・ポッター「『守護霊よ、来たれ!』」

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ハニー・ポッター「何がこようと、受けて立つわ」 
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ハニー・ポッター「来るものは来る、来た時に受けてたてばいいのよ。勝つのは、私よ」 

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ハニー・ポッター「進まなきゃ、前に。そうでしょ?」  【前編】【後編

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ハニー・ポッター「暴いてみせるわ、マルフォイの企み」
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ハニー・ポッター「アルバス・ダンブルドアと、わたし」


第七巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』相当
ハニー・ポッター「分霊箱を、探す旅」 【前編】【後編










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