3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:52:50 ID:NkRNdrEg0


(原作11巻までの内容含みます。アニメしか見てない人はネタバレ注意です)(アニメの最終話の一ヶ月後の話です)(書きタメあり)


市民1「ひぃ!い、いまこいつら壁に穴を・・」
市民2「巨人の手先か!?」

エド「ん?あ、あぁ、この壁ですか?今錬金術で直しますんで」(ちっうるせーな)

エド「おい、アル!」 アルが錬金術で壁を直す

市民3「!?な、なんだ今のは・・・今何をしたんだ!?」

エド「何って・・・錬金術ですけど?・・・」(なんだこの町は・・・錬金術も知らないのか?)

市民4「お、おい憲兵団に連絡しろ・・・」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:53:23 ID:NkRNdrEg0


ナイルドーク「ふむ・・・それで体を治す為に賢者の石というものを探してこの国にやってきたんだね?」(壁の外に町が!?)

アル「えぇ。占い師に聞いたらこっちの方角で良い情報が得られると言われまして・・・」

ナイル「いやぁ、手錠までつけさせてもらって、すまないね。旅の方とは・・・」

エド「いやぁ、おかまいなく」(こんなもんいつでも外せるけどな)

ナイル「しかし壁の外から人が来るということも初めてで、錬金術というのも全く馴染みがない国なものでね」
エド「そうなのか・・・じゃぁ町の人を驚かせちまったな、アハハ」
ナイル「えぇ・・・恐らく巨人の仲間と疑われたと思われます」

アル「町の人も言っていましたが、巨人って何ですか?」
ナイル「・・・巨人を御存知ないのですか!?・・・」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:53:53 ID:NkRNdrEg0


ナイル「・・・・というわけなんです」

エド「・・・・」

アル「・・・・」

エド「ゆるせねぇ・・・・」

アル「にいさん・・・」

エド「この国の人は巨人のせいで壁の外に一歩も出れねえだと!?
   壁の中まで巨人が襲ってくるだと!?」

ナイル「はい・・・100年以上前から・・・」

エド「ナイルさん、この国の為になるか分からねえけど、手を貸させて貰えないか?」

アル「にいさん!賢者の石は!?」

エド「その巨人ってのに会えば何か分かるかもしれねえ」

エド「それに・・・おれは巨人を許せねえ!」

ナイル「力を・・・貸してくださるのですか・・・!」

エド「あぁ。いますぐにでも。俺達、役に立てますか?」

ナイル「壁の外側で暮らしていた方なら・・・いくらでもお役に立って頂けると私達は考えています」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:54:29 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン「話はナイルから聞きました。そもそもどうやってこの国に?外で巨人と遭遇しなかったのですか?」

アル「5000キロ離れた東の国からここへ来ましたがその道中で巨人と遭遇することはありませんでした。」

エルヴィン(東からか・・・巨人は決まって南から攻めてくるが・・・それと関係があるのか?・・・)

リヴァイ「しかしその錬金術というのは面白いな・・・」

エド「壊れた壁も修復できるぜ、俺の師匠なら360度一面の壁だって作れる!」

ハンジ「驚いた・・・そんな技術が・・・しかし・・・」

リヴァイ「あぁ・・・」

エルヴィン「これなら・・・巨人と戦う上で非常に大きな武器となる」

エド「それで・・・俺は何をすればいい?」

エルヴィン「私達はエレンという人物の家の地下室を目指しています それが今直面している問題でもあり目的でもあります」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:55:35 ID:NkRNdrEg0


アル「その地下室に何かあるのですか?」

エルヴィン「巨人の秘密が眠っているという情報があります」

エド「その秘密が分かれば巨人を一網打尽にできるんだな?」

エルヴィン「その端緒になると、私達は考えている」

エド「よし、そこへ向おうぜ」

エルヴィン「その前に・・・エレンという人物に合っていただきたい・・
     次回の作戦における重要人物です」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:56:11 ID:NkRNdrEg0


エレン「・・・・!?」

エド「これが錬金術だ」

アルミン「す、すごい・・・・立体機動装置とそっくりだ・・」

アル「この金属はチタンと砂鉄を併せて作られているものだね」

エド「質量と質感から大体同じものを作ってみたんだが、どうだ?」

ミカサ「凄い・・・この切れ味・・・」

エレン「エルヴィン団長・・・この人たちは一体何者なんですか?」

エルヴィン「壁の外から来た・・・来訪者だ・・・」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:57:18 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン「・・・という訳だエレンの家の地下室に向う重大な鍵を手に入れたと考えている」

エレン「この人たちがいれば・・・」

アルミン「し、しかし団長・・・エレンの家まで1000キロ以上の道のりがありますが・・・
     確かに錬金術で壁は直せるかも知れません、それに壊れた立体機動も直せると思います
     しかし・・・巨人とどう戦うおつもりですか?」

アル「確かに・・・僕達は医者じゃないから1000キロの道のりで傷ついた仲間を癒すことはできないし
   疲れた仲間の回復もできない。」

エド「だが俺たちはこれまで2人で死線を潜り抜けてきたんだ・・・
   ただ図体がでかい奴に遅れを取るとは思わない。」

ジャン「さっきから聞いてればこいつら巨人を舐めてるんじゃねえのか?一度も見たことないんだろ?」

ミカサ「私にもそう聞える」

エレン「おまえら・・・何言ってんだよ人類の為に力を貸してくれるって人に・・」

エルヴィン「作戦はこれから考える・・・一度の壁外遠征で目的を達成できない
     可能性も含め検討に入らせてもらう 
     各自、充分に休息を取ってくれ。作戦決行は近い」



11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:58:02 ID:NkRNdrEg0


アル「アハハ、兄さん、それじゃサーカスだよ」

エド「うるせー!」

アルミン「あの時のエレンみたいだね・・」

ミカサ「エレンはもっと上手だった・・・」

エド「俺達が立体機動を使えないと作戦が決行できねーんだ。なんとかモノにしてみせる」

アル「俺'達'じゃないでしょ、にいさん」

エド「なんでおめーはそう器用なんだ!」

エレン「ま、まぁ、エドさん、俺も最初はそんなもんでしたし・・・足にまず神経を集中させて・・・」

エド「こうか・・・」

エレン「そうそうそんな感じで」



ライナー「おい、アルミン、誰だあれは?」

ベルトルト「見掛けない顔だね・・・全身に鎧なんて丸で鎧の巨人だね」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 11:59:14 ID:NkRNdrEg0


アルミン(・・・・!ライナー!・・・)

アルミン「あぁ、あの人たちは最近になって調査兵団に入団したんだ・・・」

ライナー「こんな時期にか?」

アルミン「あぁ、女型との戦闘で死傷した隊員の補充要員さ」

ベルベルト「立体機動を使いこなせてないみたいだけど・・・」

アルミン「あぁ・・・団長が体力がある若者から選んだみたいなんだ・・立体機動の練度は度外視してね・・」

ライナー「そうか・・・ちょっくら挨拶してくるわ」

アルミン(あの2人が次回の作戦の鍵となることはライナーには知られてはいけない・・・
     ライナーにはアニとの共謀の疑いがかかっているから・・・)




16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:00:30 ID:NkRNdrEg0


ライナー「よぉ、新人!自己紹介が遅れたな 俺はライナーでこっちがベルベルトだ」

エド「で、でか!?」

アル「にいさん・・・それより」

エド(あぁ・・・ライナーって奴とライナーと親しいベルベルトは要注意だったな・・)

ライナー「ん?どうかしたか?」

エド「い、いや、こちらこそ新人の癖に挨拶が遅れてすみません、ウォールローゼアメスト
リス地区出身、エドワード・エルリックです
   よろしく!」

アル「同じく弟のアルフォンス・エルリックです、よろしくおねがいします」

ライナー「その腕と脚はまさか巨人に・・・・・!?それに弟君の鎧は一体・・・」

エド「い、いえ、荷馬車接触事故に巻き込まれまして・・・実はまだ巨人を見たことは無いんです」

アル「ぼ、僕の鎧はその鎧の巨人がかっこいいな~って思って真似してるんです・・・不謹慎ですけど・・」

ライナー「そうか・・・実際に見るのと授業で習うのじゃ違うからな。ま、実戦では先輩の俺達を頼ってくれ」

アル「ありがとうございますライナーさん」

ベルベルト「それじゃあね」




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:02:03 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン、リヴァイ、ハンジ、アルミン、エレン、ミカサ、ミケ、ジャン、エド、アルが一堂に会する

エルヴィン「・・・以上が今回の作戦だ」

アルミン「・・・・!・・・」

リヴァイ「ほぅ・・・それがお前が考えた作戦なら文句はないが・・・
     俺とエレンを別の班にして大丈夫なのか?」

アルミン「団長は恐らく・・・今回はライナー達の動向に注意を払っているんだと思います。
     ライナーに巨人のスパイの疑いがある以上・・・一番近くにリヴァイ兵長を置いておきたい・・・
     そうですよね?」

エルヴィン「あぁそうだ。それに巨人の疑いがあるものとエレンを近くには置けない」

アルミン(いや・・・それは一概には言えない筈だ・・・)

エルヴィン「ライナーが巨人である可能性も含めて考えた結果 
     リヴァイ班にライナーとベルベルト、アルミンそれにミケを加えることとなった」




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:03:08 ID:NkRNdrEg0


ハンジ「そして私の班にはエレンとアッカーマンね」

ミカサ「エレンは私が守る」

エルヴィン「そして今回の最重要人物となる錬金術師の2人には私の班に入ってもらう。」

リヴァイ「一つ確認しておくがライナー・・・いや、誰でもいい。人間が巨人化したら
     切っていいんだな?」

エルヴィン「今回は巨人の捕獲を優先はしない。逃げきるのが不可能だと判断したら倒して構わない
     ライナーが巨人のスパイだと確認できたらアルミンからここにいるものだけが分かるサインを出す」

リヴァイ「それが出たら人間の姿の時でも切っていいんだな?」

エルヴィン「あぁ、かまわない」

アルミン(ライナーの生死を・・・僕が左右することになるなんて・・・)




22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:04:04 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「ライナー・・・アニが捕獲されてから僕らはこの1ヶ月間結局エレンに手を出せずにいる・・・」

ライナー「あぁ・・・壁外遠征に出ても新たな知性巨人が現れずすぐに帰還して・・・を繰り返しているからな・・」

ベルトルト「女型の巨人との戦闘から団長も慎重になっているね・・・」

ライナー「あぁ、今までは手が出せなかった・・・しかし・・・」

ベルトルト「次回の遠征でいきなりエレンの家の地下室を目指すなんて・・・」

ライナー「これは大きなチャンスだ・・・」

ベルトルト「必ずエレンを・・・故郷につれて帰ろう」

ライナ「そうすればアニも報われるだろう」

ベルトルト(アニ・・・)




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:05:00 ID:NkRNdrEg0


エレン「馬の扱い方は慣れてますね」

エド「あぁ、馬でこの国まで来たからな」

アル(僕は疲れ知らずだから馬が無くても良いんだけどな・・・・・)


ミカサ「エレン・・・もうすぐ時間だからこっちへ来て・・」

エレン「あぁ・・・そ、それじゃぁエドさん、アルさん、ご無事で」

エド「あぁエレンもな!必ずお前の家の地下室で会おう・・・・死ぬなよ」

エルヴィン「しゅっこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:06:00 ID:NkRNdrEg0


パカラパカラパカラ  リヴァイ班

ライナー(ちっ・・・)

ベルトルト(・・・くそっ・・)

アルミン「巨人は現れていないようですね」

リヴァイ「あぁ・・・ここまで煙弾は上がっていない・・・」

ミケ「このままあと1000キロ同じ状態が続けば良いがな・・・」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:07:00 ID:NkRNdrEg0


パカラパカラ  ハンジ班

隊員「班長、前を向いて走ってください」

ミカサ「・・・・」

エレン「・・・・」

ハンジ「だってエレンが気になるんだも~~ん」

ミカサ(エレンの敵は・・・近くにいた・・・?・・・)





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:07:50 ID:NkRNdrEg0


パカラパカラ   エルヴィン班

隊員「奇行種だああああああああああああああああ」

二足歩行の奇行種(15メートル級)が一体左前方から出現

エルヴィン「二手に別れ左右からはさみ撃てえええええええええ」

エド「俺が転ばせる」

馬から降りたエドが両手を合わせ地面に両手を付ける

巨人の足元の地面がせりあがり巨人は転倒する

アル「はああああああああああああああああああ」

アルが立体機動を使用し巨人のうなじを刈り取る




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:08:37 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン「うむ。敵が少数なら最小限の錬金術を使用し巨人を駆逐する」

アル「そして大勢の巨人が現れたら注意を分散させながらなるべく逃げきる・・・ですね」

エド「本物の巨人ってのは話に聞いた以上に気味がわりぃな・・・」




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:09:28 ID:NkRNdrEg0


巨大樹の森の中へ入る調査兵団達

リヴァイ「おい、止まれ・・・」

アルミン「は!」

ライナー「え・・・何故ですか、リヴァイ兵長」

リヴァイ「ここから俺たちはしんがりになる」

ベルトルト「森には入らないのですか?」

リヴァイ「・・・・そうだ・・・
     立体機動を使いやすい森の中へ他の班が全員入ったことを確認してから俺たちは森を迂回し
     しんがりへ回る」

ライナー「何故です!?しんがりになるとしても森を通れば良いじゃないですか!」

ベルトルト「そうですよ!立体機動を使いやすいと今仰ったじゃないですか!」

ライナー(森の中でどさくさにまぎれて巨人化するしかないんだ・・・引きさがれるかよ!)

ベルトルト(ライナーだけは絶対に巨人化させないと・・・僕が巨人化しても馬に乗っているエレンには追い付けない・・!)

アルミン(やはりこの2人は共謀しているのか?・・・どうしても森に入りたがっている様に見える・・・
     森の中で巨人化してエレンを追う気なんだ・・・絶対に森へ入らせるわけにはいかない・・!)




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:10:54 ID:NkRNdrEg0


パン!

リヴァイ「白の煙弾・・・よし、森を迂回して隊の最後尾に回るぞ!」

アルミン「は!」

森を時計回りに迂回していくリヴァイ班

アルミン(少しでもへんな動きをしてみろ・・・すぐにリヴァイ兵長に合図を送るぞ・・・)

ベルトルト「リヴァイ兵長・・・今・・・・森の中から声がしませんでしたか?」

リヴァイ「さぁな」

ベルトルト「いえ、やはり今人間の声がしました。巨人に襲われているものと自分は考えます」

リヴァイ「煙弾は上がっていない。それにもし襲われているとしても今の俺達の班には関係がない」

ベルトルト(く・・・なんとか森に入らないと・・・平地でいきなり巨人化するしかないのか?・・・)

ライナー(調査兵団トップのリヴァイ兵長とナンバー2のミケさんがいるここで巨人化するのはあまりに無謀だ・・・)




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:11:41 ID:NkRNdrEg0


3体の15メートル級と交戦中のハンジ班

エレン「俺が巨人になります!」

ハンジ「だめだ!」

エレン「しかし!」

エレン(く・・・俺があの時最初から巨人になっていれば・・・リヴァイ班の皆は・・)

ズシャ!ミカサが1体の巨人のうなじを刈り取る

ミカサ「エレン・・今回の目的を遂行することだけを考えなさい」

エレン「く・・・このまま・・・・・進みます・・・・」

ハンジとミカサが残り二体の巨人に斬りかかる




35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:12:22 ID:NkRNdrEg0


リヴァイ班


リヴァイ「・・・・!」

リヴァイ班の行く手に調査兵団の団員が一人倒れている

ベルトルト「!あ、あれは!」

ベルトルトが馬から降りて団員に近付く

リヴァイ達は少し前へ進んだところで止まる

リヴァイ「おい、ベルトルト 構うな!いくぞ!」

15メートルの距離で会話するリヴァイとベルトルト

ベルトルト「ま、まだ息があります! 仲間が森の中で交戦中だとも話しています!」

リヴァイ「だからどうした!俺達の班の目的を思い出せ!」




アルミン(あの団員は・・・本当に生きているのか?・・・)




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:14:08 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「まだ生きている団員を見捨てることはできません!」
イヴァンのことを思い出すリヴァイ(アニメ22話参照)
リヴァイ「ちぃ・・・俺が行く!おまえたちは待機していろ」
リヴァイが森の中へ入る
アルミン「な!兵長!」
 
ベルトルト(・・・・計画通り)
ライナー(よくやった・・・ベルトルト・・・)




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:14:50 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「ミケさん!どうやらこの隊員はミケさんの知り合いだそうです!
      こちらへ来てください!」

ミケ「ん?そうか・・・?といっても俺は医術なんて知らねえから何も・・・」

ミケがベルトルトのいる方向へ向う





 ザ シ ュ 




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:15:31 ID:NkRNdrEg0


アルミン「・・・・!?・・・・」
ミケ「な・・・・・」

ライナーがミケを背後から特に理由もなく刃を突き刺す

それと同時にベルトルトが団員の体を放り捨て馬に乗る

アルミン「うわあああああああああああああああああああああああああああああ」

ライナーとベルトルトの姿が森の中へと消えていく




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:16:30 ID:NkRNdrEg0


ハンジ班

ミカサ「今のは!?」

エレン「今・・・アルミンの声がしなかったか?」

ハンジ「ん?何も聞えないけど・・・」

エレン「気のせい・・・か?・・・・・」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:17:26 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン班

エルヴィン「進めえええええええええ」

アル「森の出口だ!」

エルヴィン班が最初に森から脱出する

エルヴィン(順調にいきすぎている・・・ガスも錬金術の使用も想定より50%も温存できている・・・)




46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:18:11 ID:NkRNdrEg0


パン!黒色の煙弾が上がる 緊急事態の信号である

ハンジ班&エルヴィン班&その他の班「!?」


森の中を進んでいくアルミン

アルミン「伝えなくては・・・やはりあの2人は敵だった!」




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:18:53 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン班

エド「緊急事態ですよ!団長!」

エルヴィン「進むんだ!」

アル「森で仲間が危険な目にあっています!」

エルヴィン「それでも進むんだ!」

エド「ちくしょう・・・エレン・・無事でいてくれ・・・・」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:19:43 ID:NkRNdrEg0


ハンジ班

エレン「班長!左方向から黒の煙弾です!」

ハンジ「わかってる!左方向に注意を集中させろ!」

ミカサ「奇行種の煙弾じゃないってことは・・・知性巨人が現れた可能性が高い!
   だとしたら狙いはエレン!」

エレン(・・・・・左方向は・・・リヴァイ班がいる方向・・・・
    まさか兵長が・・・いや・・・そんなことない・・・あるはずがない・・・)




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:20:43 ID:NkRNdrEg0


パカラパカラ ベルトルト&ライナー

ベルトルト「エレンの居場所は僕達には伝えられていない・・・」

ライナー「あぁ、最初からおかしいと思っていたが・・・」

ベルトルト「なんの実績もない僕達がリヴァイ班にいれられた事実・・・
      それに僕らだけ森の中へ入れさせてもらえなかった事実・・・
      これらから導きだされる結論は・・・」

ライナー「どういうことだ?」

ボコッ 特に理由のない暴力がライナーを襲う

ベルトルト「この作戦の最初から僕達は疑われていたってことさ」

ライナー「なに!?アニが口を割ったのか!?いや・・・あいつの結晶化はまだ解けてない筈じゃ・・・」

ベルトルト「わからない・・・ライナー・・誰かに気付かれたかもしれないという心当たりはない?」

ライナー「いや・・・」

ベルトルト「巨人化したアニとの戦闘で誰かに何かを気付かれたとか・・・」

ライナー「いや・・あの時に一緒にいたのはジャンとアルミンだが・・・」

ベルトルト「その2人ならわずかなサインにも気付いているかもしれない・・・いや気付いていると仮定しよう・・」
ライナー「ばかな!俺がそんなヘマをするわけが!」
ベルトルト「ぼくらはもうヘマをしているよ。」




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:21:44 ID:NkRNdrEg0


ライナー「さっきアルミンを殺さなかったことか?」

ベルトルト「いや・・あのときはリヴァイ兵長が戻る前に一刻も早くその場を去りたかったからしょうがなかったんだ・・・
      その時じゃなくてそもそも僕らはアニが捕まった時点でのんびり調査兵団ごっこをしてる場合じゃなかった・・・
      もっと早く僕らに疑いがかかっていたっておかしくなかったんだ」

ライナー「しかし!この1ヶ月エレンを捕まえるチャンスなんてあったか!?風呂やトイレだって必ず壁越しにミカサがついてたんだぞ!?」

ベルトルト「もう過ぎてしまったことはしかたない・・・問題はどこまで僕らに疑いの目を向けているのかだ
      エルヴィン、リヴァイ、ハンジ、アルミン、ジャンは気付いているものとする」

ライナー「アルミンが気付いてるならミカサやエレンだってそれに
      ジャンが気付いてるならサシャやコニー、ユミルやクリスタだって危いんじゃないのか?」

ベルトルト「そこらへんはグレーだけど限りなく白に近いよ」

ライナー「?・・・白ってなんだ?・・・おまえ!まさかクリスタのパンッ・・・」
 
特に理由のない暴力がライナーを襲う




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:22:30 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「いや、エレンやコニー達は僕達が実際に巨人になる所を見ないと信じない筈だよ」

ライナー「そういうことか・・・確かにな・・・」

ベルトルト「とにかく・・・今はエレンを見付けるのが最優先だ 
      俺達の正体に気付いてると判断できる人間がいたら殺していくしかない」

ライナー「難儀だな・・・」

ベルトルト「もう僕達は切羽詰まった状態なんだ いつリヴァイ兵長が木陰から飛び出てくるか
      気が気じゃないよ」

ライナ「・・・アルミンと次に顔を合わせる時は殺し合いだな」

ベルトルト「いつでも巨人になれるように心の準備をしててくれ。躊躇したらこっちが殺される」




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:23:10 ID:NkRNdrEg0


ジャン班(サシャ、コニー、ユミル、クリスタ)

ジャン「森を抜けるまであと半分もないぞ」

クリスタ「サシャ、怪我は大丈夫?」

サシャ「こ、こ、こんなのかすり傷ですよ」

ユミル「しかしまぁずいぶんと頼りない班になっちまったねぇ・・」(クリスタだけは巨人になってでも守る・・)

コニー「しかたねえって・・・お互いの班が壊滅状態で生き残った俺達が一緒に行動してるだけだしな」

ジャン「おまえら・・・俺の班じゃ不満だってのか!」

ユミル「まぁね・・・」

サシャ「で、でもよかったよジャンがいれば統率は取れると思うから・・・」

クリスタ「本当にみんなが生きてて良かった・・」




56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:24:05 ID:NkRNdrEg0


ライナー「あ、あれはクリスタだ!良かった!生きてたんだ!」

ライナーがジャン班へ向おうとする

ベルトルト「待て!ジャンがいるぞ」

ライナー「くっ・・・」

ベルトルト「ジャンは俺達のことも知っている筈だ。恐らくリヴァイ班の俺達がここにいるという事実だけで
     斬りかかってくるぞ」

ライナー「・・・・・ちっ」

ベルトルト「ジャン達と戦えるのか?クリスタもいるぞ」

ライナー「・・・・」




57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:24:58 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「君がやるなら・・・・僕もやる・・・
     ジャンは恐らくエレンの居場所を知ってる筈だから、できれば殺さないでおこう」(まずはクリスタから殺す・・・・)

ライナー「エレンなら・・・どうすると思う?」

ベルトルト「?・・・」

ライナー「あいつなら・・・死に急ぎ野郎ならこんな時どうすると思う?」

ベルトルト「何を言って・・・」

ライナー「俺はエレンを信じてたんだ・・・仲間だと思ってた」

ベルトルト「調査兵団ごっこはもう止めるんだな」

ライナー「エレンが巨人になってアニと戦ったって聞いて・・・そんなわけねえって・・・
     あいつがアニと戦えるわけねえって・・・」

ベルトルト「何かを捨てることができない人間は・・・何も手に入れることができない・・・アルミンがそう言ってたっけな・・」

ライナー「あいつは捨てたんだ・・・アニと仲間だった時間を・・・感情を・・・・アニが巨人だから・・・
     だから・・・あいつは・・・・俺達への感情もきっと捨てる・・・・俺達を殺しにくる・・・・だから・・・」

ベルトルト「・・・・・あぁ・・・そうだな・・・」

ライナー「だから・・・俺も・・・・捨てる!!!!!!!!!」(だがクリスタだけはできれば生かして・・・)




59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:26:11 ID:NkRNdrEg0


ライナー「よぅ!みんな!無事か!」

クリスタ「ライナー!無事だったのね!ベルトルトも!」

ベルトルト「あぁ、みんなも無事そうでよかった!」

コニー「無事ってわけでもねえけどな・・・俺の班は半壊しちまった・・・」

ライナー「そうか・・・」

サシャ「で、でも今はこうしてジャンの指揮に入って進んでいます!」






ジャン「・・・・・おい・・・・・・」

ライナー「なんだ?」

ベルトルト「・・・・・・」




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:27:19 ID:NkRNdrEg0


ジャン「リヴァイ班の人たちはどうした?」

ベルトルト「聞いてくれ!ジャン!リヴァイ兵長、ミケ・ザカリアス、ならびにアルミン・アルレルト・・・・
      巨人との戦いで・・・・死亡しました・・・」
一同「!?」

クリスタ「そんな・・・アルミン・・・」

クリスタが涙を流す

ユミル「クリスタ・・・」

コニー「くそおおおおおおおおおおおおおお!」

サシャ「そんな・・・」

ライナー「俺達を守って囮になってくれたんだ・・・くそ!俺にもっと力があれば!」






ジャン(なぁ・・・マルコ・・・俺は今・・・どうしようもねえことを考えている・・・)




61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:28:09 ID:NkRNdrEg0


ジャン(俺は今この絶望的な状況で誰も死なねえ方法を考えちまってる・・・

    何かを捨てなければ何も変えることはできない・・・だったな・・・・アルミン・・・

    アルミン・・・もうお前は天国にいっちまったのか?・・・・

    最後に・・おまえの知恵を俺に貸してくれねえか?・・・この状況を乗り切れる・・・知恵を・・・)




62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:28:49 ID:NkRNdrEg0


ジャン「そうか・・・お前達が無事でよかった」

ベルトルト(?・・・ジャンは俺達のことを知らないのか?・・・・
      くそ!殺したい!いますぐこいつの首を削いで巨人になりたい!
      しかしエレンの居場所を知っているのはこの中ではこいつだけのはず・・・!)

ライナー「な、なぁ、クリスタ、エレ・・・」

ベルトルトの鋭い眼光が特に理由もなくライナーを襲う

ライナー「エ、エレガントだぜ!生きててよかったぜ!なぁ、みんな!こんな時だからこそ明るくいこうぜ!ワッハッハ」

ライナー(そうだったな・・・ここでエレンの居場所なんて聞いたら怪しさ倍増ってことだな・・・)




63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:29:37 ID:NkRNdrEg0


ジャン(てめーらはもう怪しいとかそういうレベルじゃねえんだよ!!!

    なんでリヴァイ兵長とミケさんが死ぬ状況でおまえらが生きてられんだよ!

    エレンの居場所分かったら俺の首はねる気まんまんだろうが!!

    本当に俺たちは同期の仲間だったのかよ!もう顔がまともに見れねえ・・・・くそっ!!)




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:30:20 ID:NkRNdrEg0


ライナー「クリスタあぶない!」

右方向から一体の巨人(6M級)が突然遅いかかる

立体機動を使いジャンとライナーが息のあった攻撃を繰り出し巨人を瞬殺する

クリスタ「あ、ありがとう、ジャン、ライナー・・・」

ジャン「あ、あぁ・・・」

ジャン(い、生きた心地がしねえ・・・ライナーの刃がいつ俺の首をかすめるか気が気じゃねえ・・・)





ベルトルト「急がないと・・・・」

サシャ「え?」




65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:31:04 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト「あ、あぁ、急いでエレンの家の地下室へ向わないと・・・」

サシャ「そ、そうでしたね・・・色々あったせいで当初の目的を忘れてしまいそうになりました・・・」





ベルトルト(当初の目的・・・か・・・)




66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:31:43 ID:NkRNdrEg0


ジャン「もうすぐ森を抜けるぞ!」

コニー「明かりが見えてきたぞ!出口だ!」

ユミル「クリスタ!森を抜けられたぞ!」

クリスタ「やったぁ!」





       ド       ン !




67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:32:24 ID:NkRNdrEg0


・・・数分前・・・・

森の左方外周にて

リヴァイ「・・・・・・」

ミケの死骸に目線を落すリヴァイ

リヴァイ「・・・・・・」

調査兵団員の死骸に目線をやるリヴァイ

リヴァイ「・・・・・・・・・・・」

リヴァイの馬、ミケの馬、それとゆっくり瞬きをするリヴァイのみがその場にたたずんでいた




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:33:30 ID:NkRNdrEg0


サシャ「・・・・え?・・・」

コニー「か・・・壁?・・・・」

ジャン「か、壁じゃねえ!これは・・・・超大型巨人だあああああああああああああああああああああ」
   超大型巨人の右手がクリスタめがけて振り降ろされる
ユミル「ちぃ!クリスタ!こっちだ!」

クリスタを軽々と持ち上げ自分の馬に乗せ 森の中へと引き返すユミル

超大型巨人(ちぃ・・・・まぁいい・・・)

クリスタ「ユミル!なにをするの!みんなが!みんなが!」

ユミル「ばかいえ!超大型巨人が出るなんて聞いてねえぞ!引き返すぞ!あいつらだってすぐ・・・」

サシャとコニーが立体機動にうつり交戦体勢に入る

サシャ「コニー・・・あなたもですか・・・」

コニー「あぁ・・・当初の目的は忘れちゃいねえ・・・」

サシャ「ぜったいに!エレンをエレンの家の地下室まで無事に届ける!」

コニー「あぁ!こいつをここで引きとめてエレン達の時間を稼ぐ!」

ユミル「な・・・なんであいつら・・・・!?・・・勝てる訳ないのに・・」




69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:34:21 ID:NkRNdrEg0


クリスタ「ユミル!私達はなんの為に調査兵団にはいったの!巨人と戦う為でしょ!」


ユミル「し、しかし・・・」



クリスタ「戦って・・・!私がずっと側にいるから・・・戦おうよ!一緒に!」



ユミル「・・・クリスタ・・・おまえはいつだってそうだったよ・・・あの時だって・・・」



             ド  ン     !




70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:35:03 ID:NkRNdrEg0


巨人化するユミル

サシャ「な・・・・」

コニー「え・・・・・こっちにも巨人が!?」

クリスタ「まって!この巨人は味方なの!」

サシャ「な、なにいって・・・」

コニー「えーとつまりだな・・・エレンと同じ巨人ってことか?」

ユミル(死に急ぎ野郎と一緒にするな・・・)

クリスタ「そ、そうなの!だから大丈夫なの!超大型巨人と戦いましょう!」

ユミルの右肩に乗っているクリスタが叫ぶ




72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:35:49 ID:NkRNdrEg0


ジャン「おいおい、なにがどうなってんだよ・・・


     なんで誰も俺の指示を待たねえんだよ・・・」




74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:36:45 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト(ユミルが巨人だった!?くそ!エレンとユミルの2人とも連れていかなければいけない!
      ライナーあああああああああ!速く巨人になれ!)

ライナー(くそぅ!色んなことが起こり過て考えが追い付かねえ!
     とにかくジャンだ!ジャン!ジャンからエレンの居場所を聞くことだけだ!
     それだけ考えろ!余計な考えは・・・・捨てる!!!!!!!!)
  
        ド        ン          !




75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:37:48 ID:NkRNdrEg0


鎧の巨人になるライナー

サシャ「!?」

コニー「おいおい・・・・こ、こいつは敵・・・だよな?・・・」

クリスタ「そんな・・・・」

ユミル(おいおい・・・・嘘だろ・・・超大型だけならまだしも・・・)




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:38:29 ID:NkRNdrEg0


ドッドッドッドッ


ユミルに一直線に走るライナー




ユミル「く!?狙いは私か!?クリスタか!?」




78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:39:02 ID:NkRNdrEg0


ジャン(はは・・・・最悪だ・・・・あの2人巨人だった可能性も考えてはいたが・・・・



   超大型と鎧!?なんの冗談だおいおいおいおい・・・


   知恵とか体力とかそんな差じゃねえぞ・・・全て捨てたって何も残らねーんじゃねーのか?・・・)




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:39:50 ID:NkRNdrEg0


超大型(ジャンとユミル以外をまずは片付ける!)

サシャ「コニーあぶない!!!!!」

コニー「う、うわあああああああああああああああああああああああああああああ」

超大型巨人の右足がコニーめがけて踏み降ろされる




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:40:41 ID:NkRNdrEg0


サシャが立体機動を駆使しコニーを超大型巨人の足下から救いだす

サシャ「くっ、間に合わない・・・ああああああああああああああああ」

超大型巨人の右足がサシャの半身をかすめ激しく横回転した状態で地面に叩きつけられるサシャ

サシャの立体機動が半壊する

コニー「サシャああああああああああああああああ てめええええ!よくも!!!!!!」




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:41:20 ID:NkRNdrEg0


ジャン「コニー!頭を冷せ!」

コニー「!?」


ジャン「俺に考えがある!」




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:41:57 ID:NkRNdrEg0


ユミル「あああああああああああ」

鎧の巨人の体当たりがユミルを吹き飛ばす

ユミルの肩に乗っていたクリスタも吹き飛ばされ樹木に激突する

ライナー(く・・・すまねえクリスタ・・・出来ればそのまま気絶しててくれ・・・
    


      ジャンはどこだ!?)




86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:42:39 ID:NkRNdrEg0


超大型巨人(ライナーの馬鹿やろう!今ユミルの中身を食え!ジャンは後でどうにでもなる!
     





       ちぃっ!クリスタが死ねば冷静になるか!?)




88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:43:20 ID:NkRNdrEg0


超大型巨人が再び右手をクリスタに向け降り降ろす

ユミル「く・・・クリスタ・・・」

ユミルの右足が樹木にささり動けない

クリスタは気絶している

ジャン「クリスタアアアアアアアアアアアア」
コニー「うわあああああああああああああああああああ」


超大型巨人「貰った!!」




90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:44:16 ID:NkRNdrEg0


リヴァイ「・・・・・ハァ!」

超大型巨人の右手首より先を切り刻むリヴァイ



リヴァイ「死にかけの巨人が一体と硬いのとデカいのか・・・」

刃をすげ替えるリヴァイ




93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:45:03 ID:NkRNdrEg0


ジャン「リヴァイ兵長・・・・!」

コニー「兵長だ・・・・生きて・・・!」



リヴァイ「・・・・キルシュタイン・・・・状況を説明しろ」




96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:45:41 ID:NkRNdrEg0


ライナー(どこだ・・・・・ジャン・・・・・・・・!どこだああああああああああああ!)

超大型巨人「ぐあああああああああああああああああ」
      (リヴァイ・・・・!くそ!)




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:46:24 ID:NkRNdrEg0


木陰に隠れるジャン、コニー、リヴァイ

ジャン「あいつらの狙いは俺です。エレンの居場所を聞きたいが為です」

リヴァイ「そうか・・・じゃぁ気絶してるあいつらは大丈夫なんだな?」

ジャン「えぇ。おそらくサシャとクリスタを狙う余裕はないと思われます。
    いつリヴァイ兵長が襲いかかるかあいつらは気が気ではないと思いますから・・・」

リヴァイ「鎧の巨人は冷静じゃねえみてえだが・・・」

ジャン「超大型巨人ほど考えが追い付いていない様子です」

コニー「お、おい、狙いってことはまさか超大型と鎧って知性・・・」

ジャン「今は説明してる時間はない 先程思い付いた作戦があるのですが
    俺とコニーでやるよりもリヴァイ兵長がいることで成功確率が大分上昇しました」

リヴァイ「話せ」




99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:47:32 ID:NkRNdrEg0


ライナー(くそ・・・・どこだ・・・落ち付いて考えろ・・ジャンの身柄を拘束・・・


     すれば良いんだよな?あれ?殺していいんだっけ? いや、殺したらダメだ・・エレンの居場所を聞くんだ



     エレンを故郷に・・・あれ・・・そういえばユミルも・・・)




100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:48:14 ID:NkRNdrEg0


ベルトルト(やっと気付いたか!


     そうだ!



       ユミルの中身を喰え!)




101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:49:01 ID:NkRNdrEg0


ユミルが右足に刺さっている樹木から抜ける

ユミル「はぁはぁ・・・・」

ユミルがクリスタに近付く

ユミル「よかったクリスタ・・・息が・・・・あ・・・」




102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:49:42 ID:NkRNdrEg0


ドガ!

ライナーの右手がユミルの右顔面を襲う




103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:50:20 ID:NkRNdrEg0


ユミル「あああああああああああああ」


ライナー「ユミル・・・・食う・・・」




ユミル「くそ・・・!やっぱり私を狙ってきやがたか!なら私を追ってこい!」


ユミルがクリスタから離れる方向へ走り出す




106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:51:20 ID:NkRNdrEg0


鎧の巨人がユミルの後を追う


超大型(ユミル・・・おまえの行動は昔から読みやすかったよ・・・



      だからおまえは104期の中でも



    十位にも入れなかったんだ!)




108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:52:00 ID:NkRNdrEg0


一直線にクリスタから遠ざかるユミルの頭上を超大型の左足が襲う

ユミル「な・・・しまった!」




109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:52:58 ID:NkRNdrEg0


その時ジャンが樹木の上から立体機動を使い飛び出し、



      立体機動を捨てる

ジャン「へへ・・・もうガスが空なもんでね・・・・・・・」




110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:53:38 ID:NkRNdrEg0


超大型(ジャン!?)


超大型の左足がユミルから僅かに逸れる




111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/02 12:54:27 ID:NkRNdrEg0


超大型(チャンスだ!空中では身動きが取れない!!)


超大型が左手をジャンに伸ばす




114: さるさる規制くらいました。支援頼みます 2013/10/02 13:00:37 ID:NkRNdrEg0


ジャン(かかった・・・!あとは頼んだぜ・・・)

リヴァイ「おい、でかいの・・・・」

超大型(!?)

リヴァイ「気付かなかったか?・・・・」

リヴァイが超大型の後頭部付近へ立体機動を使い移動している

超大型(く!左手が間に合わん・・・)

左手をジャンから逸らし後頭部へ向かわせる超大型




117: さるさる規制くらいました。改行やめます 2013/10/02 13:03:44 ID:NkRNdrEg0


コニー「ジャアアアアアアン!」

コニーが立体機動を使用しジャンを救出する

リヴァイ「・・・・・ハァッ!」

超大型(く・・・)

その瞬間超大型巨人の全身から大量の蒸気が噴出する

リヴァイ「く・・・ハァ!」

リヴァイの刃が空を斬る

超大型が蒸気の中ベルトルトの姿に戻っている

ベルトルト(はぁはぁ・・・・やったぞ・・・・間一髪だった・・・)
ベルトルト(またライナーと協力して・・・)

その瞬間蒸気の中から人間の拳がベルトルトの左頬を襲う 

ベルトルト「ぐはぁっ・・・」

スタッ
リヴァイが着地する

リヴァイ「うまくいったようだな」

ジャン「はい・・・・」

ジャンの右の拳からは血が流れていた     




122: さるさる規制くらいました。改行やめます 2013/10/02 13:05:02 ID:NkRNdrEg0


・・・数分前・・・

アルミン「エレエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!」

エレン「アルミン!?」

ミカサ「アルミン!?」

ハンジ「アルレルト!?」

アルミン「・・・・・という訳なんだ・・・間に合ってよかった・・・」



ハンジ「そうか・・・ミケが・・・そしてやはりあの2人は敵だったんだね・・・」

アルミン「はい・・・恐らく自分の正体に感づいてる人物は皆殺しにする気でしょう
     そしてエレンを連れ去るつもりです」

エレン「お、おいアルミン本当なのか?!本当にライナーがミケさんを・・」

アルミン「エレン!アニの時を思い出すんだ!もう僕達は現実としか向き合ってはいけないんだ!」

ミカサ「この世界は残酷なのよ・・・エレン」

エレン「く・・・・本当にあの2人が・・・・」




124: さるさる規制くらいました。改行やめます 2013/10/02 13:06:53 ID:NkRNdrEg0


ハンジ「もうすぐ森の出口だぞ!・・・!?」

ミカサ「あれは・・・超大型巨人!?・・・・」

アルミン「く・・誰があそこにいるが察しは付くが・・進むしかない・・・」

エレン「いや・・・まってくれ皆!」

ハンジ「エレン!?まだ自分の立場を理解していないのか!?」

エレン「いや・・そうじゃなくて・・・」

ミカサ「何か・・・考えがあるのね? そういう時の目をしているわ・・・」




126: さるさる規制くらいました。支援頼みます 2013/10/02 13:08:31 ID:NkRNdrEg0


ユミル(ねぇ・・・クリスタ・・・・私はあんたに何かしてあげたかったんだと思う・・・
    あんたはそんな私を・・・褒めてくれるから・・・だから・・・・)

ライナーの口の中にいるユミルの脳裏にはそんなことが走馬灯のようにリピートしていた

ライナー(ここはどこだ?・・・完全にベルトルト達の居場所を見失った)

調査兵団隊員「巨人がいたぞ!鎧型だ!」

ライナー(雑魚が・・・)




127: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:11:02 ID:NkRNdrEg0


ハンジ班がジャン班と合流する

ハンジ「この彼はやっぱり巨人だったんだね~しかも超大型の・・・
    どうやって調べようかな~~」

気絶したベルトルトが縄で縛られている

ジャン「ミカサ、無事だったのか」

ミカサ「ええ、エレンは無事よ」

ジャン(・・・・・)




129: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:12:15 ID:NkRNdrEg0


エレン「コニー、それにリヴァイ兵長も!」

リヴァイ「エレン・・・・よく我慢できたな」

エレン「はい、リヴァイ班の皆さんのおかげです!」

ハンジ「それにしても先頭はもう大分先いっちゃったみたいだけど 
    どうする?私はこの巨人の子を持ち帰りたいんだけど・・・」

エレン「先頭がエドだとしたら・・・恐らく大丈夫です 作戦は成功してると思います」

ハンジ「え?」




131: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:13:58 ID:NkRNdrEg0


・・・・・前日・・・・・・・・

エルヴィン、エレン、リヴァイ、エドが会話をしている

エルヴィン「知性巨人がエレンを狙うとしたら長距離遠征となる明日以外にない」

リヴァイ「そうだろうな・・・まだこの壁の中にいて調査兵団の作戦を知ってる奴の中にいるならな・・・」

エレン「お、俺は壁の中にまだ巨人がいるなんて信じたくはありません」

エルヴィン「もし知性巨人がエレンを狙ってきたら・・・エレン、リヴァイ、君たちには囮になって貰いたいんだ・・・」

リヴァイ「ほぅ・・・」

エレン「そ、それはどういう・・・」

エルヴィン「それは・・エレン、君の首にかけている鍵が鍵となるんだ」

リヴァイ「つまらねえぞエルヴィン・・・てめーの頭みたいにこの場をうすら寒くしやがって・・・」

エルヴィン「・・・・・」




132: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:16:08 ID:NkRNdrEg0


ライナー(おいおい・・・戻ってきたら・・これはどういう事だよ・・・・)
エレン「ライナー、もう諦めろ!」
ライナー(くっ!諦められっかよ!ユミルだけでも・・)

ベルトルト(そうだ・・・それでいい・・・ライナー・・・)

サシャ「逃げる気だ!」

クリスタ「ライナー・・・」

リヴァイとミカサが太ももへ斬りかかる

刃が弾かれる

リヴァイ「ちぃ・・・」
ミカサ「くっ・・・・」
ライナー(大丈夫だ・・・捕獲トラップもない・・・刃しか攻撃手段はない・・・
     逃げ切れる!!)


エルヴィン「我々人類の希望は・・・・エレンです」





エレン「ライナー・・・・・」
ライナー(え?)
ドン!!!!!!!!!!!!!!




133: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:17:07 ID:NkRNdrEg0


アルミン「いっけえええええええええええええええええええええエレエエエエエエエエエエエエエン!」

エレン「ぐわああああああああああああああああああああ」

エレンが後ろから猛スピードでライナーへのしかかる

ライナー(くッ!)

ミカサとリヴァイがライナーの両目を切り刻む

リヴァイ「このまま鎧の隙間からおまえを切り刻む・・・・
     死にはしないだろう?・・・」

ミカサ「ライナー・・・エレンの敵になった以上、容赦はしない」

ハンジ「おいおい、やりすぎには注意してくれよ 貴重な実験体なんだからさ~」

エレン「エド・・・・こっちはやったぞ」




135: さるさる規制くらいました。支援レス頼みます 2013/10/02 13:19:17 ID:NkRNdrEg0


10時間後


エルヴィン「あそこに見えるのがエレンの家の跡地だ・・・・」

アル「1・・2・・・5体も取り囲んでいますね」

5体の15メートル級の巨人がエレンの家の回りを徘徊している

エド「やるしかねえ!ここまでやって来たいつもの作戦だ!」

アル「うん!人間とみなされていない僕がやつらに後ろから近付く!」(ちょっと虚しいけど・・・)

エルヴィン「はぁ!」

エルヴィンが立体機動を用いて巨人の注意を引きつける

エド「どりゃ!」

エドが錬金術を用いて足場を不安定にする

アルが転倒している1体の巨人の首を狩る

アル「これで・・・僕の立体機動のガスが空だ!」

エド「く!2体逃がした!」

エルヴィン「ちっ・・・」

立体機動で必死に回避をするエルヴィン

アル「兄さん!」

エド「あぁ!酸素と窒素それにメタンで・・・!」

エドがアルの立体機動に錬金術を行う

エド「おまえらは寝てろ!」

転倒している二体の巨人に手錠と足錠を地面から練成するエド

アル「エルヴィンさん!はああああ!」




138: ありがとうございました 2013/10/02 13:21:08 ID:NkRNdrEg0


エルヴィン「ここだ」

アル「うわ、瓦礫だらけですね・・・」

エド「んっ」

エルヴィン「んっ」

アル「ん? はいはい」

瓦礫をどけはじめるアル

アル「でも地下室をみつけても鍵はエレンがもってるんじゃ・・・」

エド「鍵ってこれか?」

エドが錬金術で鍵を作りだす

アル「あ・・・その手があったか」

エルヴィン「この地下室にどんなヒントが隠されているのか・・・我々人類が巨人に勝利するの敗北するのか・・・
     その答えがここにある」

エド「あぁ・・・そうですね・・・そして必ず・・・」

アル「巨人を・・・・」



エレン「駆逐する!!!!!!!!!!!!」



                                                ~完~









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