1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 01:19:21 ID:98vYJIjMO


男「ただいまー」

嫁「お帰りなさい」ルンルン

男「……」

このエイリアンもとい、嫁。俺の家に居着いてから早三日。
顔が可愛いので嫁と言われて納得したが腹を見るとやっぱりエイリアンなんだなと改めさせられる。

なんか映画で見たことある口が腹を突き破ってパクバクしてるので。
しかも、下のエイリアンも

エイリアン「なに見てるですかー」

喋る。

男「あぁ、なんでもないよ。嫁は可愛いなと思って」

嫁とエイリアン「「ヤダーそんなこと言っても今日のオカズが豪勢になるだけなんですからね///」」




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 01:27:01 ID:98vYJIjMO


男「しかし嫁の作るご飯はうまいなー」

嫁「ほんとですか!」パァァァ

男「うん……」モグモグ

本当に美味い。食材が蜘蛛っぽいのばかりで気には掛かるが美味い。

エイリアン「……ちっちぇーこと気にすんなよーモテネゾーモテる必要はないけど」

男「うるさい」

男「そう言えばさ」モグモグ

嫁「はい?」




13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 01:35:43 ID:98vYJIjMO


男「聞きたかったんだけどなんで―― ガッシャワワンン!!!!

嫁「!!!」ビクッ

エイリアン「なんだー」

男「……ちょっと見てくる」ガシッ

嫁「……」ガクブル

男「……大丈夫だから、俺が守るから。様子だけ見さしてくれ、な?」ポンポン

嫁「グスッ……」コクン

男「さて……」

今のは玄関の窓ガラスが割れた音だ。俺の予想が正しければ……


女「大丈夫!!?男!!!」

男「やっぱりお前か」




16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 01:49:37 ID:98vYJIjMO


女「え、なにその態度……まさか!寄生された!!」

男「いや、寄生されてねーし」

女「いや、されてる。だから、私の家に来なさい」

この女は俺の幼馴染みだ。家も隣ということもあり昔から仲がいい。腹からエイリアンを出してる女が俺の家にいると知ると凄く心配をしてくれているのだが

男「……」

女「なにその嫌そうな顔」

男「……別に」

顔が好みじゃない、可愛い方なんだろうけど




17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:02:13 ID:98vYJIjMO


嫁「……」ジィー

エイリアン「うわきか」

男「ちがっ!違うぞ!!」

女「出たな」ガチャン

嫁「!?」ビクッ

エイリアン「なんだそのえげつねー武器は……」

女「ロケットランチャー、死ね」

嫁「お、男さぁーん!!!」ギュウゥ

男「女辞めろ(おっぱい柔いエイリアン痛い)」




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:22:59 ID:98vYJIjMO


女「くっ……男から3mは離れろよ。撃てないだろ」

男「そんくらい俺から離れたとしてもそんなもんを撃つなよ、怖い」

嫁「……」ガクブル

男「大丈夫だから」

凄い震えてるおっぱい。柔い。抱き締めたい

エイリアン「……流石にTPOを考えろよー嫌いじゃねーけどー」

男「……うるさい」




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:29:43 ID:98vYJIjMO


エイリアン「ってかさーなんでアンタそんなに必死なのー」

女「は?」カチン

エイリアン「彼女だったわけじゃないんだろー?だったらどんな女と男が居ようが関係ないじゃん」

エイリアンなんでそんなに突っ掛かるの?女はなんでロケットランチャーをおもむろに構えるの?怖い

男「おい、二人とも……」

女「男、黙ってて」ピピッ

男「はい」

男「ん?ピピッ、ってなに?ちょっと待てよ」




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:37:28 ID:98vYJIjMO


女「……」
ピピッ

男「……」
ピピッ

エイリアン「……」
ピピッ

嫁「お、お話し終わりました?」ガクブル
ピピッ

女「いや、ね?通販で買ったじゃん?正直、男を助ける一心でさ。使い方わからないのに、買ったじゃん。スイッチ押して7カウントで発射するってのだけ知ってるんだよね、私。だから」
ピピッ


ピピッ




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:45:48 ID:98vYJIjMO


男「ふ、伏せろぉぉぉぉぉぉ!!!!」バッ

嫁「きゃっ///」


バシュ!


ドゴォォォォォォォォン!!!!


それから意識がなくなり、目が覚めたときに映ったのは知らない天井と俺のベットにうつむせで疲れて寝てる嫁だった。

嫁「くぅーくぅー」スヤスヤ

男「……」

エイリアン「よく守ってくれたなーお陰で私は無傷だぁ」

男「そっか……」ナデナデ




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 02:54:03 ID:98vYJIjMO


女「ごめんなさい……」

男「ごめんなさいで済むか馬鹿」

女「本物だとは……20万ぐらいだったし」

男「そういうこと言ってんじゃないから」

20万ぐらいでロケットランチャーを買えると言う事実に驚いた。

女「うっ……ぐぅん」

男「泣いてすむと……」

嫁「男さん!駄目です!女の人は泣かしたら」プンスカ

男「え」

嫁「ダァ、メッ!」

エイリアン「寛大すぎて宿主には時々ついていけないわー」




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:06:18 ID:98vYJIjMO


男「そんなこんなで再び家に戻ってきました」

嫁「……」ムスッ

男「ねぇ」

嫁「素直に謝れない男さんなんて知りません」

男「えぇー」

エイリアン「正直男が謝る必要ないよね」

嫁「え、エイリアンちゃんまで!!!」

男、エイリアン「「!!!!????」」

男(エイリアンに気付いてたのか!!)

エイリアン(私に気付いてたのか!!)




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:19:01 ID:98vYJIjMO


男「見事に家の形が残ってませんな」

エイリアン「見渡す限り残骸ですな」

男「なー……」

嫁「どうしました男さん」

男「」目ゴシゴシ


残骸残骸残骸残骸二足歩行エイリアン残骸残骸残骸残骸


男「なんかいるぅぅぅぅぅ!!!!!!」




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:26:50 ID:98vYJIjMO


エイリアン「え、嘘」

男「やっぱりお前の知り合いなの」

エイリアン「お母さん……」

ママリアン「ЯЮХЦаЮЛФФХ」

男「ごめんなんて」

ママリアン「ЯЮХЦаЮЛФФХ」

男「ごめんエイリアンなんて言ってんの」

エイリアン「え、あぁ……娘をよろしくって///」

男「へぇー」


男「親公認かー」

嫁「認めて貰うのって嬉しいですね!」ルンルン

ママリアン「ЦХФФХфкЦжГДσΦθΨΩκ!!」

嫁「なんとおっしゃったのですか?」

エイリアン「……アンタは認めないって」

嫁「え」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:37:14 ID:98vYJIjMO


嫁「」ブツブツ

女「おいすーって暗いな!どうしたの!!」

エイリアン「私のママに宿主として認めないって言われて落ち込んでるみたい」

女「宿主……?やっぱりお前は」ガチャ

男「ロケットランチャー構えんのヤメイ」

女「大丈夫、今度はナパームだから」

男「今度は本当に死ぬから辞めろ」

女「ちぇ」




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:43:23 ID:98vYJIjMO


女「んでアンタのママは?」

エイリアン「前に乗っ取った星に帰った」

女「男ー」

男「なに」

女「やっぱりここで撃った方が人類の為になると思うんだ」

男「気持ちはわからなくないが辞めろ」

女「そう言えばさ、嫁ちゃんってどこの人?見た目外人さんっぽいけど」

嫁「……クドゥル星の出身です」

男「地球人じゃなかった……だと……」




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:47:06 ID:6IzUWy6KO


邪神かよwww




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:54:55 ID:98vYJIjMO


嫁「やっぱり嫌ですか……地球の女の子じゃないのは」ビクビク

男「そんなことは!ビックリしたけどね」

嫁「……よかった」ホッ

エイリアン「やっぱり嫌ですか……人間じゃない人外っ娘は」

男「うん」

エイリアン「いや、乗れよ」

男「は?」

エイリアン「今のは乗れる波来てんだろ、乗れよ」

男「は?」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 03:59:44 ID:98vYJIjMO


男「あ、聞きたかったんだけどさ」

嫁「はい?」

男「なんで俺の嫁に――パパリアン「οπБζεΤΥΛΦΜΝΝ!!!!!!!!」

男「……また今度聞くわ」

嫁「はい」






嫁「今度があるといいですけど」フフッ

エイリアン「怖いわーこの娘」

終わり




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/10/03 04:17:55 ID:1q2rvO7E0


面白かったわ乙







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