別作品
パワポケ「ヘルガ!ヘルガ!」パンッパンッ
奈津姫「……(今日はパワポケさん来ないのかしら)」武美「…」
パワポケ「なるほど、ウィチェッティ・グラブか」武美「まて」
パワポケ「昨日、紫杏の耳をチュパチュパする夢を見たんだ」










7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:17:33 ID:arKuEr5I0


昼休み 屋上

パワポケ「もー、ごはん粒が顔に付いちゃったじゃないか」ヒョイパク

紫杏「食うな!」

紫杏「違う、そうじゃない!いや、違くないが!」

紫杏「キミは食事中に何を言い出すんだ!?」




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:20:19 ID:arKuEr5I0


パワポケ「あれ?俺、なんか変なこと言ったか?」

紫杏「……ああ。少なくとも、食事時に出す話題ではないな」

パワポケ「そうかあ?昨日見た夢の話なんて、わりとありふれた話題だと思うんだけど」

紫杏「内容の問題だ!」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:22:51 ID:arKuEr5I0


パワポケ「いやさ。紫杏が作ったこの玉子焼きがふわふわしてたからさ」

パワポケ「思い出したんだよ」

パワポケ「夢の中の紫杏の耳たぶも柔らかかったなーって」

紫杏「だ、だから、今はそういう話はするなと……」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:23:46 ID:arKuEr5I0


パワポケ「いやさ。紫杏が作ったこの玉子焼きがふわふわしてたからさ」

パワポケ「思い出したんだよ」

パワポケ「夢の中の紫杏の耳たぶも柔らかかったなーって」

紫杏「だ、だから、今はそういう話はするなと……」




16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:25:18 ID:arKuEr5I0


パワポケ「なんだよ」

パワポケ「じゃあ、いつだったらいいんだよ」

紫杏「そ、それはだな……」




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:28:44 ID:arKuEr5I0


パワポケ「しょうがないなあ」ストン

紫杏「……ふぅ」

紫杏「あのな、パワポケ。そういった話は、みだりに人にするものじゃないんだ」

紫杏「よっぽど気心の知れた仲じゃないと、変態扱いされて社会的に終わるぞ」

パワポケ「うーん、そうかなあ」

紫杏「そうだ!」




20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:29:30 ID:arKuEr5I0


紫杏「違うっ!いつでも駄目だ!」

紫杏「本来は、こうして二人でいるのもまずいというのに……」ブツブツ

パワポケ「ふーん」

パワポケ「まあ、紫杏が駄目って言うんなら駄目なんだろうな」

パワポケ「教室で荷田君にでも話すか」スッ

紫杏「待てー!!」グイーン




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:30:56 ID:arKuEr5I0


パワポケ「なんだよ。もうお弁当は食べ終わっただろ」

パワポケ「昼休み終わっちゃうじゃないか」

紫杏「人に話すな!いいから座れ!」




22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:31:43 ID:arKuEr5I0


パワポケ「しょうがないなあ」ストン

紫杏「……ふぅ」

紫杏「あのな、パワポケ。そういった話は、みだりに人にするものじゃないんだ」

紫杏「よっぽど気心の知れた仲じゃないと、変態扱いされて社会的に終わるぞ」

パワポケ「うーん、そうかなあ」

紫杏「そうだ!」




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:33:45 ID:arKuEr5I0


パワポケ「でもさ、荷田君は俺の親友だし大丈夫だと思うよ」

パワポケ「じゃあな」スッ

紫杏「だから行くなー!」グイーン




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:37:21 ID:arKuEr5I0


パワポケ「なんだよ」

紫杏「仮に荷田が大丈夫だったとしてもだ。他のクラスメイトに聞かれるだろう?」

紫杏「そうなった場合、私はどうなる!?卒業までどんな顔をして過ごせばいい!?」

パワポケ「俺の問題じゃないの?」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:41:25 ID:arKuEr5I0


紫杏「とにかくだ。その夢のことは誰にも話すんじゃない」

紫杏「わかったな?」

パワポケ「え~」

紫杏「わかったよな?」ギギギギ

パワポケ「はい」




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:45:34 ID:arKuEr5I0


パワポケ「でも、残念だな」

紫杏「残念がるな」

パワポケ「いや、そうじゃなくてさ」

パワポケ「紫杏にも話しちゃいけないんだろ?」

パワポケ「それって、紫杏が俺に気を許してないってことだよな」

紫杏「え?」




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:48:28 ID:arKuEr5I0


パワポケ「俺は紫杏のこと信頼してたのにな」

パワポケ「俺一人が舞い上がって勘違いしてたってわけか」

パワポケ「ごめんな紫杏、いや、神条さん。迷惑だっただろ?」

パワポケ「もう話しかけないよ」

パワポケ「じゃあな」スッ

紫杏「ま、待って……!」




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:51:17 ID:arKuEr5I0


パワポケ「何?神条さん」

紫杏「ち、違うの……。パワポケのことを信用してないわけじゃないの」

パワポケ「だって、俺の話聞きたくないんでしょ?」

紫杏「聞くから!パワポケの話聞くから!聞かせて!」

パワポケ「そう?じゃあ、話すね」

紫杏「あ、ああ……」




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:55:56 ID:arKuEr5I0


パワポケ「なんかさ、自宅のベッドで寝てたんだよ」

パワポケ「カーテンから差し込む光で、部屋も明るくてさ。ぽかぽかで気持ち良いんだ」

パワポケ「ふと気付いたらさ。誰かが目の前で、後ろ向いて寝てるの」

パワポケ「パジャマ着た紫杏だった」

紫杏「う、うん……」




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 20:58:39 ID:arKuEr5I0


パワポケ「ギュッて抱きしめたらさ。ピクってしたんだよね」

パワポケ「起きてたみたい。俺がおはようって言ったら、紫杏もおはようだって」

パワポケ「すっごくいい匂いがしてさ。紫杏のうなじに顔を埋めてグリグリしたんだよ」

紫杏「うう……」カアァ~




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:01:32 ID:arKuEr5I0


パワポケ「そしたら、紫杏の耳たぶが目に入ってさ」

パワポケ「パクって咥えた」

パワポケ「そしたら紫杏が『んんっ!』って」

紫杏「~~~~!」ボンッ




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:03:32 ID:arKuEr5I0


パワポケ「だからさ、俺は」

紫杏「もういいッ!!」

紫杏「いつまで続ける気だ!!」

パワポケ「え~、これからがいいところなのに……」




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:07:43 ID:arKuEr5I0


紫杏「まったく……」

紫杏「……」

紫杏「…………」

パワポケ「……何?」

紫杏「……キ、キミは、……私に、夢の中の私にしたようなことを……し、したいと思うか?」

パワポケ「え?したいけど?」

紫杏「~~~~!」カアァ~




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:11:51 ID:arKuEr5I0


紫杏「……」キョロキョロ

紫杏「……よ、よし。させてやろう」

パワポケ「いいの?」

紫杏「あ、ああ」

パワポケ「それじゃあ遠慮なく」ギュウッ

紫杏「あっ……」ピクッ




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:14:01 ID:arKuEr5I0


パワポケ「んー……いい匂い」スー グリグリ

紫杏「ま、待て!それもか!?」

パワポケ「え?駄目?」

紫杏「……いや、いい」

パワポケ「んー……」グリグリ

紫杏「んっ……」ピクピク




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:17:18 ID:arKuEr5I0


パワポケ「あむ」パクッ

紫杏「んんっ!」ビクン

パワポケ「んん~……」ハムハム

紫杏「あ……ああ……」トローン

パワポケ「んむんむ」モムモム

紫杏「……っく……うぅ」ハアハア




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:21:58 ID:arKuEr5I0


パワポケ「んー」ピチャッ

紫杏「ひゃん!」ビクン

紫杏「な、な、な、何したの!?」

パワポケ「紫杏の耳の中舐めた」

紫杏「やりすぎ!もう駄目!」グイグイ

パワポケ「えー……、夢の中の紫杏は舐めさせてくれたのに」ギュウー

パワポケ「紫杏だって気持ち良さそうじゃん」チュパチュパ

紫杏「あっ、ああっ……ああ……」ガクガク




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:24:35 ID:arKuEr5I0


パワポケ「んー、これ好きになりそう」チュッチュッ

紫杏「そ、そう……」ハアハア

パワポケ「次は左ね」パクッ

紫杏「んんっ……」ピクッ

パワポケ「明日もしていい?」ハムハム

紫杏「あ、ああ……」ガクガク ピクピク




46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:27:11 ID:arKuEr5I0


数日後

和那「おい、パワポケ」

和那「ちょーっと顔貸してくれへんか?」グイッ

パワポケ「わー!!」ズザザー




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:30:34 ID:arKuEr5I0


屋上

パワポケ「俺が紫杏に何かしたって?」

和那「そうや」

パワポケ「そんなこと絶対にない!」

和那「ホンマに?」

和那「紫杏が心を許しているのをええことに、なんかひどいことしたんやないの?」

パワポケ「まったく身に覚えがない!」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:33:41 ID:arKuEr5I0


パワポケ「紫杏がどうかしたのか?」

和那「ああ、最近おかしいんや」

和那「なんかボーっとしとるし、しょっちゅう耳を触っとるし、顔がニヤついとるし」

和那「正直気持ち悪い」

パワポケ「なんでだろうな」

パワポケ「俺にはサッパリ見当がつかないよ」




50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:37:01 ID:arKuEr5I0


パワポケ「だいたい、俺が紫杏に何かするわけないだろ」

パワポケ「自治会長に手を出したら、後が怖いもん」

和那「……そうやな」

和那「すまん、疑って悪かったわ」

パワポケ「まったくもう」プンプン




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:41:04 ID:arKuEr5I0


パワポケ「ん?紫杏だ」

和那「ホンマや」

紫杏「――」テクテク

朱里「――」テクテク




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 21:45:07 ID:arKuEr5I0


パワポケ「おーい、しあーん」

紫杏「ん?」

紫杏(パワポケか。なんだ?)

パワポケ「今日も耳チュパチュパさせてくれよー」

紫杏・カズ・朱里「!?」




しあんかわいいよしあん  終




78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:12:40 ID:arKuEr5I0


おまけ

パワポケ「俺がですか?」




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:15:26 ID:arKuEr5I0


紫杏父「そうだよ。君が紫杏に合わせるんだ」

紫杏父「あの子は誰にも縛られないからね」

パワポケ「うーん。そうですかねえ」




81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:19:46 ID:arKuEr5I0


パワポケ「でも、紫杏っていつも俺に何がしたいか聞いてきますよ?」

紫杏父「え?」

パワポケ「明日のお弁当のおかずは何が良いだとか、何時頃だったら俺に会えるかとか」

パワポケ「あと、好きな下着の色とか、どこが気持ち良いのかとか、それから」

紫杏「パワポケ!!?」




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:22:19 ID:arKuEr5I0


紫杏父「……」

紫杏「違うんです父上!こいつの言うことを信じないでください!」

パワポケ「あ、これ言っちゃまずい系の話題か」

パワポケ「すみません。今言ったの全部嘘です」




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:24:34 ID:arKuEr5I0


紫杏父「……」

紫杏「違うんです!本当に違うんです!」

紫杏父「……紫杏」

紫杏「あの、父上、あの」

紫杏父「よかったな」

紫杏「え?」




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/16 22:26:47 ID:arKuEr5I0


紫杏父「……パワポケ君」

パワポケ「はい」

紫杏父「紫杏をよろしく頼む」

パワポケ「はい」

紫杏「~~~~!」カアァ~



おまけ  終








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