1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:08:36 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「カイム!趣味(殲滅戦)と我、どちらが大切なのだ!?」
カイム「……」アセアセ
アンヘル「ええい!そんな言い訳など聞きたくないわ!どうせ我の事など都合のいい足程度にしか考えておらぬのであろう!?」
カイム「……!…!!」
アンヘル「そんなに言うのなら証拠を見せてみよ!貴様が我の事を想っている証拠を!」
カイム「……!」
アンヘル「な、何!?我のためなら死ねるだと!?く、口だけならなんとでも……」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:09:18 ID:5f+wPKWg0
カイム「…………」チャキン
アンヘル「ば、馬鹿者!!本当に死のうとするな!貴様が死んだら我も死んでしまうであろう!!」
アンヘル「ま、まあ…その覚悟に免じて今回は許してやる、だ、だがもう二度と我をぞんざいに扱うでないぞ!」
アンヘル「その…さ、寂しかったのだからな……」カァァァ
カイム「……」ニヤニヤ
アンヘル「な、なんだ貴様その顔は!?やはり許さん、そこに直れ!消し炭にしてくれる!!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:11:02 ID:5f+wPKWg0
レオナール「ピ、ピクシー……」ハァハァ
ピクシー「おいおいおっさん気持ちわりーなー、何ハアハアしてんだよ」
ピクシー「何ですかー?こんな子供になじられて興奮してるんですかー?
ほんっと最低だよなこの変態、死ねばー?」
レオナール「うぅ……も、もっと……」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:13:19 ID:5f+wPKWg0
ピクシー「もっと?もっと何?もっと罵って欲しいってかー?」
ピクシー「気っ持ち悪りー!最悪だねー、
その性癖のせいで弟達が死んだってのにまるで反省してねーよこいつ!死ねよー!」
レオナール「あ、あぁ……」ハァハァ
ピクシー「ほらほら、お前今自分がどれだけ気持ち悪いか自覚してますかー?」
ピクシー「子供に言葉責めされて興奮してんだぜー?ま、百年の恋も冷めるのは間違いないね」
ピクシー「まったく、あんたみたいな変態の相手できるのなんて本当俺くらいのもんだよ、
常人には絶対無理だね、気持ち悪すぎて近づけないよ」
ピクシー「ま、心配しなくてもこの俺があんたみたいな変態とこれからも一緒にいてやるからよ、もっと感謝しろよー?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:15:53 ID:5f+wPKWg0
マナ「お兄ちゃん、だーい好き!」
セエレ「マ、マナ!?どうしたの急に?」
マナ「私どうもしてないよ?私気づいたの!お母さんにも神様にも愛されなくっても、
好きな人一人と愛し合えたらそれが幸せなんだって、つまりはそれがお兄ちゃん!!」
セエレ「マナ……僕も、僕もマナの事が大好きだよ!」
マナ「本当に?ほんとのほんと?私の事愛してる??」
セエレ「うん、愛してるよ、マナ」
マナ「あ、でもお兄ちゃんに対する好きはあくまで家族としての好きだから、
お兄さんに対する好きとはまた別だから勘違いしないでね」
セエレ「うん、それじゃベッドに……え?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:17:55 ID:5f+wPKWg0
ヴェルドレ「神よ……これも、このおぞましい世界も…貴方の望んだものなのですか?」
ヴェルドレ「このような惨い世界で…それでも貴方は、生きろと仰るのか……?」
カイム・アンヘル「キャッキャウフフ」
レオナール・ピクシー「ツンツンデレデレ」
セエレ・マナ「オガーザン、オガァーザァーン!」
ヴェルドレ「…………独り身は、辛いな」
A-ドラゴン純愛エンド、エンディングはあと4つあります
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:20:05 ID:5f+wPKWg0
フリアエ「兄さん、あの…お弁当作ってきたので、よければ一緒に……」
マナ「お兄さん!一緒にお風呂に入りましょう?遠慮なんかは要らないわ、なんならそのまま押し倒してもいいのよ?」
アリオーシュ「ねえ、お兄さん……お肉、食べたくなぁい?」
カイム「…………」
壁|アンヘル「……」ギリギリ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:23:11 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「ええいなんなのだカイムの奴!あんな娘どもにデレデレしよってからに!」
アンヘル「なんだ!?兄と呼ばれるのがそんなにいいのか?そんなに妹が愛しいのか!?愚かな!!」
イウヴァルト「フリアエッ♪フリッアエッ♪フリッフリッフリッ♪……?
どうしたんだレッドドラゴン、そんなに憤慨して」
アンヘル「イウヴァルトか!貴様からもカイムになんとか言ってやれ!婚約者を義兄に取られているのだぞ!?」
イウヴァルト「…ああ、カイムのシスコンは昔からだったからな……」
イウヴァルト「フリアエもカイムを愛しているし、取り戻そうにも歌を失った今、僕にカイムより優れているものなんて」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:26:02 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「……それでいいのか?本当にカイムでいいのか?
フリアエの感謝と愛情を一身に浴び共に幸せな家庭を築くのがカイムで」
イウヴァルト「ぅ…でも、僕は……」
アンヘル「貴様が許嫁なのに、フリアエのキスは貴様が受けるべきなのに
貴様の横で子を抱き、幸せに笑い続けるのが似合うただの女なのに」
イウヴァルト「…………」
アンヘル「……我がカイムと結ばれればフリアエも諦めざるを得まい
そうすれば最早婚約者である貴様と子を為すのは当然の摂理よ」
イウヴァルト「僕は……、僕……、俺は……」
アンヘル「さあどうする?協力するか、死か?」
イウヴァルト「…………分かった、協力しよう」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:29:04 ID:5f+wPKWg0
カイム「…………」ポカン
アンヘル「な、何をそんな呆けた顔をしておる、あ、あああ兄君よ
貴様はこういう呼ばれ方が好みなのであろう?」カァァ
イウヴァルト「わ、わー、こんなかわいい妹ができるなんて、うらやましいなー(棒)」
マナ「ねーねーお兄さん、一緒に寝ましょうよ、添い寝してくれるだけでいいのよ?」
アリオーシュ「赤ちゃん…お兄さんと私の、赤ちゃん……」
フリアエ「あ、貴女達いい加減にしてください、兄さんの妹は私一人です!」
アンヘル「ええい貴様は黙っておれ!カイム!きさm…兄君はどの妹を選ぶのだ!?」
カイム「…………」
B-妹増殖エンド エンディングはあと3つです
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:32:05 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「……」バン
カイム「……!?おい!これはどういう事だ」
アンヘル「見ての通りだ……貴様との契約はこれにて終了とする……
貴様と我は、最早他人よ……」
カイム「!声が……レッドドラゴン、お前本気か!?」
カイム「約束しただろう!どんなに苦しくとも、辛くても
互いに命あるかぎり、いつまでも一緒にいようと、添い遂げようと!」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:35:11 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「赤子は水浴びを喜ぶ、いつまでもさせてやりたい……しかし、季節は変わるのだ」
アンヘル「そもそもが無茶な話だったのだ、人間と竜が、添い遂げようなどと……
我の体では子を生むこともできねば、体を交わすことすら適わぬのだぞ?」
カイム「違う!俺はそんなこと気にしない!俺は、お前さえいてくれれば……」
アンヘル「お主のその優しさが、我は辛いのだ……我と共に居ては、お主は幸せになれん」
アンヘル「お主はちゃんと人間と子を為し、幸せになるがよい、それだけが、我の望みだ」
カイム「断る!……竜だから添い遂げられない、竜だから幸せになれない」
カイム「そんな理不尽認めるか!そんな不条理を神が強いるのなら……そんな神、俺が殺す!!」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:38:02 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「!?な、なんだこの光は……ぬおっ!」
カイム「レッドドラゴン!?おい大丈夫か!何があっ……!?」
アンヘル「こ、これは……人間になっておる、だと……!?」
カイム「な…、な……?き……奇跡だ!奇跡が起きたんだ!」
アンヘル「は、ははは……『俺が神を殺す』か……」
アンヘル「お主に殺されては堪らぬと、慌てて『あのお方』が気を利かせたのかもしれぬな……
まったく、カイム、お主という奴は……」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:41:02 ID:5f+wPKWg0
カイム「……とにかく、これでもう言い訳はできないな」
カイム「レッドドラゴン、改めて言いたいことがある…小難しい理屈を並べず、正直に答えてくれ」
カイム「俺はお前が好きだ、愛している、一生守ると誓う」
カイム「レッドドラゴン…お前の気持ちを聞かせてくれ」
アンヘル「……カイム」ポロ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:44:17 ID:5f+wPKWg0
アンヘル「……アンヘル、それが我が名よ……人間に名乗るのはこれが……グスッ、最初で、最後だ……」ポロポロ
カイム「アンヘル……」
アンヘル「幸せにせねば許さぬぞ!この……馬鹿者!」ポロポロ
『我も、お主が……』
C-ドラゴン離婚(後即再婚)エンド エンディングはあと2つです
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:47:13 ID:5f+wPKWg0
―旧帝都 庭付きの白いお家
カイム「ほらアンヘル、ご飯できたぞ」
アンヘル「ん、あ、ああ、すまぬなカイム……なあカイム、やはり食事くらいは我が」
カイム「何言ってるんだ、もうお前一人の身体じゃないんだからじっとしてろ」
アンヘル「う、そ、そうか?まあお主がそう言うのならそうするが……」カァァァ
「おとうさーん、パン取ってー」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:50:03 ID:5f+wPKWg0
カイム「ん、ああ分かった、ほら、いちごジャムの方だよな」
「ん、あひはほ、ングング」
カイム「ほら、行儀悪いぞまったく、口にも付いてるし…おしぼり要るか?」
「!ね、ねえねえおとうさん!私も口にジャムついちゃった!拭いて拭いて!」ガタ
カイム「ん?あ、ああ、そうだな」(あれ、今自分で付けてた気が……)
「んぐ…ありがとうおとうさん!私ね!おとうさんのお嫁さんになる!」
カイム「はは、そうか、それはありが
アンヘル「な、なんだと!?ならぬ!ならぬぞ!カイムは我の婿だ!」
「おかーさんは黙ってて!私はおとうさんと話してるの!
それにおとうさんだってどうせならおかあさんよりも若い私の方がいいに決まってるわ!!」
アンヘル「そ、そんなことはないぞ!カイムは我を一生愛するととうの昔に誓っておるのだ!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:53:01 ID:5f+wPKWg0
ギャイギャイギャアギャア
「……おとうさん、お茶とって」ムグムグ
カイム「ん、ああ、ほら」
「ありがと」ングング
カイム「ん……お?誰か来たな、ちょっと出てくる」
「ん」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:56:06 ID:5f+wPKWg0
カイム「はいはい……っと、フリアエか、今日はどうしたんだ?」
フリアエ「いえ、ただ丁度近くを通りかかったので、久しぶりに甥と姪の顔でも見にと思って」
カイム「そうか、まあ上がってくれ…イウヴァルトとは上手くやってるか?」
フリアエ「ええ、それはもう、お財布の紐も私がしっかり握ってますし」
フリアエ「あの人ったら私のために色々買ってくれるのは嬉しいんですけど……
計画性がないんですから本当に大変なんですよ?」
カイム「はは、イウヴァルトらしいな」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:59:08 ID:5f+wPKWg0
フリアエ「……まあ、計画性がないのは兄さんも同じみたいですけど」
フリアエ「聞きましたよ、もう三人目ですって?その内野球チームが出来るんじゃありませんか?」
カイム「ははは……いや、決して無計画な訳じゃ」
『カイム!カイムどこに行った!?此奴と我どちらを選ぶのだ!?』
『畳と女房は若い方が良いよ、おとうさん!』
フリアエ「ふふ…ほら呼んでますよ、『おとうさん』?」
カイム「はぁ……ああ、ちょっと行ってくる」
D-赤ちゃん受胎エンド エンディングはあと1つです
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 21:02:04 ID:5f+wPKWg0
遥か那由多の鬱エンディングを越えとうとう幸せを手に入れたカイムとアンヘル!
だがそんな二人に迫る魔の手が!
レオナール「カイムとレッドドラゴンの子供…きっと、いい匂いがするのでしょうね」
セエレ「ふふふ…いまや神官長である僕の権力を使えば伝説の初夜権も夢じゃ……
え!?ハゲ!?死んだよ!!先行しすぎてな!冗談は止せ!」
アリオーシュ「鳥肉も普通に美味しいわね」
果たしてカイムは迫り来る変態達から家族を守ることができるのか!?
今だアンヘル!魔法赤竜マジカル☆えんじぇるに変身し、帝国のダニを焼き尽くせ!
新宿!?何処そこ食べれんの!?
次回、ドラッグオンドラグーン3!『東京タワーが赤いのは飛行機衝突防止のためだってよ!』
カイム「俺達の戦いは、これからだ!!」
彼女ができました(編)まそっぷ!!
E-何なのだこれは?どうすればいいのだ!?エンド
おわり
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14 20:48:38 ID:YW3I84BCP
何このマルチハッピーエンディング
第三世界図書館 新着S S 5 0