テラフォーマーズとのクロスです。

進撃はハンジさんとの会話を途中でやめて、地下室で寝たという設定です。
テラフォは燈たちが覗きをする前です。

ちなみ処女作なので優しくしてください。




2: じょうじ 2013/08/25(日) 13:30:45 ID:xYxpMHTQ



少年は疲れていた。審議所での出来事、旧調査兵団本部の大掃除、ハンジ分隊長との巨人’sトークなど様々な要因により、彼の心身はボロボロであった 
そのため、地下室の寝床につくとすぐに深い眠りについた・・・しかしその時、彼の身に更なる問題が起きていた

エレン(あれ?俺は地下室で寝ていたはずだよな)

ふと目が覚めるとそこは地下とは思えないぐらい明るく、ふかふかのベッドの上だった

エレン「・・・・・ここは?」

???「おっ、気がついたか!」




3: じょうじ 2013/08/25(日) 13:33:00 ID:xYxpMHTQ


そこには体格のいい青年が立っていた

エレン「・・・あなたは?」

燈「俺は膝丸 燈だ。20歳。おまえは?」

エレン「え、えっと、俺はエレンといいます。・・・ヒザマルさん、ここは何処ですか?他の人たちは?」キョロキョロ

燈「誰を探しているのか知らないが居住エリアにいるはずだろ?ここは病室だ。
お前が通路で倒れているのを、シーラとエヴァちゃんが見つけて運んできたんだ」

エレン(・・・ここは旧調査兵団本部じゃないのか?)

シーラ「体は大丈夫?」

燈の後ろから赤毛でそばかすのある、笑顔が優しそうな少女が話しかけてきた。また、彼女の背後には金髪の巨乳少女が隠れていた

シーラ「あっ わたしがシーラで、こっちがエヴァ、よろしくね。
ところでエレン君はどこ出身?今まで見たとき無いし、他の人にも聞いたけど誰も知らないから。服も私服みたいだけど・・・」




4: じょうじ 2013/08/25(日) 13:34:26 ID:xYxpMHTQ



エレン「・・・シガンシナ区です」

一同「??」

エヴァ「・・・え、えっと、シーラちゃんは地区じゃなくて国のことを聞いたんだよ」アセアセ

エレンはこの人たちに「シガンシナ区は人類の活動領域でないため国に含まない」と侮辱されたと勘違いして、嫌悪感を抱いた

エレン「国?なにをいっているんですか、みんな同じ国じゃないですかっ!!」イラ

一同「え?」




6: じょうじ 2013/08/25(日) 13:40:15 ID:xYxpMHTQ



ダダダダダッ

ウィィィン ←ドアの開く音

ザッ

マルコス・アレックス「た~だいま~!!!!」

お互いに会話が理解できていない時、元気な金髪のツンツン頭と黒髪でたれ目の青年がやってきた

シーラ「うるさい!!静かにして!!」




7: じょうじ 2013/08/25(日) 13:42:10 ID:xYxpMHTQ



マルコス「ひ、ひでぇ、せっかくミッシェルちゃん呼んできたのに」シクシク

スタスタ
  ガシッ

ミッシェル「なめんな。いつから私をちゃんづけしていい身分になった、お前らは」メキメキ

さらに後ろから、金髪メガネの綺麗な女性が現われ、二人にアイアンクローをし始めた

マル・アレ「ぎゃああああぁぁぁぁ!!」




8: じょうじ 2013/08/25(日) 13:45:24 ID:xYxpMHTQ



アレックス「ミッシェルさん!やめてくださいぃぃ!!
俺は何も言ってませんっ!! あ、頭がわれますぅうゥゥ!!」ゴフ

このとき、エレンは思い出した 黒髪の幼馴染に支配されていた恐怖を・・・
暴力によって囚われていた屈辱を・・・・・

エレン(まるでミカサみたいだ)ゾワッ



昼飯作ってきます。食べ終わったら投下始めたいと思います。




9: じょうじ 2013/08/25(日) 14:42:40 ID:xYxpMHTQ



投下開始します


ミッシェル「おっと すまない」

ポイッ    ビチャ

マル・アレ「」チーン


ミッシェル「で、どいつだ」

一同(何事も無いように話しはじめた)ビクッ

燈「か、彼です!!」ビシッ




10: じょうじ 2013/08/25(日) 14:43:36 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「・・・・・知らん顔だな おまえ、誰だ」ジロッ

エレン(さ、逆らったら駆逐される!!)スタッ 

バッ!! ←敬礼

エレン「シガンシナ区出身!エレン・イェーガーです!!調査兵団に所属しています!!!」

ミッシェル「なるほど、意味分からんな。あと、うるさい」

エレン「す、すみません」ビクッ




11: じょうじ 2013/08/25(日) 14:46:03 ID:xYxpMHTQ



シーラ「もしかして、一般人がまぎれていたとか?」

ミッシェル「それは無いな。おそらく、先ほど宇宙嵐に襲われたことが原因だろう・・・」

エヴァ「そういえば、結構揺れてましたね。宇宙嵐だったんですか」

シーラ「あっ、たしかにアネックス1号が揺れたあとにエレン君を見つけました」




12: じょうじ 2013/08/25(日) 14:48:10 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「つまり、宇宙嵐によって彼が地球からアネックス1号に飛ばされた、
もしくは私たちが時空を超えて未来に行き、地球に戻ると人の言語を喋る猿たちが地球を支配しているということか」

シ――ン ・・・・・

燈「・・・(昔あったなぁ、そんな映画)ははは、なかなか想像力ありますね、ミッシェルさんも」

ミッシェル「てめぇ、バカにしてんのか」ギロッ

バッ

燈「す、すすすみませんでしたあぁぁアァァ!!」 orz バ~ンッ!!

それは完璧と言っていいほど綺麗な土下座であった




14: じょうじ 2013/08/25(日) 15:26:58 ID:xYxpMHTQ



エレン(まるで話についていけない あとこの人怖いっ!!)

エレン「そ、そろそろ帰っていいですか?」オロオロ

ミッシェル「まあ、待て。今が何年で何が起こっているのか詳しく話せ」

エレン「ハッ!!」バッ

__________
____________________


巨人・壁・自分の置かれている状況について全力で説明中♪

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15: じょうじ 2013/08/25(日) 15:35:37 ID:xYxpMHTQ



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エレン「――そして、地下室で寝て起きたらここにいました」

シーラ「…なんて残酷な時代なの」

エヴァ「猿じゃなくて巨人でしたね、副艦長。でも、800年頃に巨人がいたなんて聞いたことありませんが・・・」

ミッシェル「おそらく、過去ではなく別次元の世界だろう。・・・なあ、私の想像力もたいしたものだろ、燈」ゲシ

燈「」orz ←頭踏まれ中




16: じょうじ 2013/08/25(日) 15:38:12 ID:xYxpMHTQ



アレックス「つまり、おまえは別世界から飛ばされたということか?」

シーラ「いつの間に復活したの!?」

マルコス「いや、逆みたいだぜ。外を見てみろよ」


窓外
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地球
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17: じょうじ 2013/08/25(日) 15:40:55 ID:xYxpMHTQ



燈「な、なぜ地球が!?さっきまで火星が見えていたのに?!」

エレン「暗っ!!てか、地面が無い!?!?ここ何処!?!?」

ミッシェル「めんどくせぇからシーラ、説明してやれ。わたしはこのことを艦長に伝えに行く」


_________
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アネックス1号・火星・テラフォーマー・ウイルスについてある程度説明中♪




18: じょうじ 2013/08/25(日) 15:45:41 ID:xYxpMHTQ




___________________
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シーラ「―――このウイルスのワクチンを造ることが目的なの。わかった?エレン君」

エレン「」プシュー

アレックス「おい、頭から煙がでてるぞ」


ウィィィン ←ドアの開く音

 スタスタ

一同「小町艦長!!」




20: じょうじ 2013/08/25(日) 15:49:08 ID:xYxpMHTQ



一同「小町艦長!!」


一目見てエレンは「この人が長だ」と分かるぐらいのオーラを纏った男性が入ってきて、真剣な顔で話し始めた

小吉「話は俺のミッシェルちゃん❤から聞いた」キリッ


・・・エレンはエルヴィン団長のような厳格そうな組織の長をイメージしていたが、それは無常にも崩れ去った




22: じょうじ 2013/08/25(日) 15:50:10 ID:xYxpMHTQ




ボゴッ!!

ミッシェル「ふざけてないで状況を説明しろ」

小吉「・・・(あれ!?何か機嫌悪いぞ)はい」シュン

エレン(ミッシェルさんは艦長よりも偉いのか!?)




23: じょうじ 2013/08/25(日) 15:51:36 ID:xYxpMHTQ




小吉「先の宇宙嵐の影響で地球との連絡が途絶えた。おそらく別世界の宇宙に来てしまったようだ。火星も見失い、どこら辺を飛んでるのかも分からない。このままでは完全に迷子になってしまう。

・・・そこで、燃料も無駄にできないし、ワクワクするからあの地球らしき星にLet’s Go~♪ということになった。幹部にはすでに伝えてある」キリッ

エヴァ「今すぐ着陸ですか?」

小吉「(場を和ませようと思ったのにツッコミ無し!?)ああ、だからまず各班に分かれて詳しく説明をする。エレン君はとりあえず年齢も近いこいつらと行動してくれ」シュン




24: じょうじ 2013/08/25(日) 15:52:50 ID:xYxpMHTQ




エレン「ハッ!!」バッ

小吉「そんなかしこまらなくていいから、楽にしていいよ」ニカッ

ミッシェル「そうだぞ、一応艦長だがそこらにいるオッサンと変わらんから」

小吉「ちょっ、ミッシェルちゃん酷くない!?」

エレン(面白い人たちだなぁ、でも・・・・・)




25: じょうじ 2013/08/25(日) 15:53:47 ID:xYxpMHTQ




エレン「あの、俺が巨人であることも話したのになんで優しくするんですか?
化け物ですよ、恐くないですか?」


一同「・・・・・」


燈「まあ、巨人を見たことがないしそれに、・・・俺らも化け物みたいなもんだからな」

エレン「えっ?」




26: じょうじ 2013/08/25(日) 15:55:08 ID:xYxpMHTQ



アレックス「化け物じゃなくてヒーローだろ!!」ドンッ

マルコス「いやっ!!ダークヒーロでしょ!!」ドンッ

シーラ「バカは黙ってて!! ったくもう!」

エヴァ「そういえば、『手術』の話をしてなかったね」




27: じょうじ 2013/08/25(日) 15:55:39 ID:xYxpMHTQ




シーラ「エレン君、こいつらバカだけどいい奴らだから大丈夫だよ。
それにせっかく会えたんだから、もっとエレン君と仲良くなりたいもの」手ギュッ

ミッシェル「・・・・・お前の世界の奴らは知らないが、ここではお前を悪く言う奴はいねぇよ。心配するな、ひとりじゃない」頭ナデナデ

エレン(こんな俺を・・・あのミッシェルさんまでこんなにも優しい・・・)ブワッ

エレン「ううぅ・・・ありがどうございまず」ポロポロ

アレックス「おいおい、泣くなよ」⊃ハンカチ

エレン「ずみません」グスン ゴシゴシ




28: じょうじ 2013/08/25(日) 15:57:04 ID:xYxpMHTQ




小吉「まあ、『手術』の話も向こうについてからな!じゃあ、そろそろ着陸態勢に入りたいからみんなのとこに行くぞ~!!」

一同「はいっ!!」

エレンの心が緊張から安心へ変わった時、それを壊すように爆音が鳴り響いた

ドオオオオオオオーン!!!!

一同「っ!!何の音だ!?!?」




29: じょうじ 2013/08/25(日) 15:59:00 ID:xYxpMHTQ




タタタタッ
   ザッ

音が鳴ってすぐに、女性が慌てて駆け込んできた

加奈子「艦長!!大変です!!テラフォーマー(以下TF)が船内に!!」

燈「なっ!!まだ火星着いてねぇだろうがよぉおぉぉぉ!!!」

エレン「TFってさっき言っていた進化したゴキブリですか!?」

ミッシェル「加奈子っ!!クズどもは何処にいる!!」

加奈子「動力部に一匹います!!今、アドルフさんが戦闘中です!!」




30: じょうじ 2013/08/25(日) 16:00:34 ID:xYxpMHTQ




小吉「(くそっ、TFがすでに潜んでいたのか!?どこの国だ!!しかし、火星に着けない今のタイミング的には裏切り者にもメリットが少ないはず!!潜んでいたTFが逃げたのか・・・)ミッシェル!薬は?」

ミッシェル「っ!すまない、部屋にある」

小吉「そうか、おそらく他のエリアにも侵入しているはず・・・」

すうぅ・・・

みんながパニックに陥っているなか、小町小吉は静かに息を吸い、大声で指示を出した




31: じょうじ 2013/08/25(日) 16:04:23 ID:xYxpMHTQ




小吉「今、薬は『注射器』が三本ある!!!俺が倉庫!!燈はクルー居住区に急いでくれ!!!!ミッシェルはここにいるみんなを守りながら移動し、脱出機も守れ!!!!!二人とも頼んだぞぉぉ!!!!」

ミッシェル・燈「了解(です)!!!」

 ダッ!!



書き溜めたぶんの投下終了。前半はほとんどテラフォです。完結はさせたいと思っています。




37: じょうじ 2013/08/25(日) 21:33:39 ID:xYxpMHTQ


________________
________

薬品倉庫

タタタタッ
   ザッ
小吉「・・・よう、20年ぶりだな・・・」

倉庫の中には一匹のテラフォーマーが一心不乱に薬を壊していた

バリン バリン

TF「じょう じょう」クルッ

TFがこちらを振り向くと同時に小吉は『注射器』を首もとに刺した

ブスッ 

小吉「こいよ、害虫ども!!」メキメキメキ




38: じょうじ 2013/08/25(日) 21:35:54 ID:xYxpMHTQ



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________

居住エリア

タタタタッ
    ザッ
燈「みんな!!大丈夫か!?」

!!!!

そこにはテラフォーマーの攻撃をひたすら避けている鬼塚慶次の姿があった。

慶次「燈っ!!薬は!?」




39: じょうじ 2013/08/25(日) 21:37:27 ID:xYxpMHTQ



TF「ジョウッ!」ブンッ

慶次「くっ!!」スッ!


ボクサーである慶次はTFの予備動作から次の行動を読み取り紙一重で攻撃をよけている。
しかし、いくら強い格闘家であってもテラフォーマーと生身の人間では、それを退治するには不可能なほど絶対的な戦力差がある。


燈「『注射器』が一本!!ここは俺がやる!!!」サッ

ブスッ
 
燈「さぁ、来るなら来いよ ゴキブリ野郎っ!!」チキチキチキ




40: じょうじ 2013/08/25(日) 21:39:24 ID:xYxpMHTQ



                
         

脱出機への通路

タタタタタタッ

エレン「―――それじゃぁ、生身の人間ではTFに絶対勝てないってことになっちゃいますよぉぉ!?」

マルコス「う、うるせーっ!そこでさっき言った『手術』が出てくんだよ!!」




41: じょうじ 2013/08/25(日) 21:40:52 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「っ!お前ら、待て!!クズどものお出ましだ」

そこには脱出機へ向かう、「尾葉」「触覚」「黒い」ということ以外ゴキブリらしさが見られない、筋肉モリモリの人型の生物が二匹いた

TF×2「じょうじ じょう」

エレン(うわぁ、予想以上に気持ちわりぃ)




42: じょうじ 2013/08/25(日) 21:42:02 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「・・・みんな下がっていろ」ザッ

TF1「」ダッ ブンッ!!

ミッシェル「ちっ!!」スッ 

  ズドン!!!

エレン(攻撃がめちゃくちゃ速えぇぇ!しかも、棍棒で壁が壊れたぁぁ!!これじゃあ生身の人間では絶対に勝てない!!)




43: じょうじ 2013/08/25(日) 21:43:34 ID:xYxpMHTQ



TF2「」ダッ

アレックス「ミッシェル班長っ!!もう一体、あぶnミッシェル「シュッ!!」

ズドン!!!

高速で襲い掛かるTFの鳩尾にミッシェルの拳が突き刺さる!!

TF2「」ゴフッ

エレン「・・・生身でも勝てそうですけど」スゲー

マルコス「・・・・・あの人は特別だ」ツエー

エレン(ミカサも大人になったらこうなるのかなぁ)ゾワッ




44: じょうじ 2013/08/25(日) 21:45:11 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「クセェ息吐くなよなぁ」サッ

エレン(何だ!?『注射器』を取り出した!?)

マルコス「見てろ、エレン!!これがTFに対抗するために人類が得た力!!!」


ブスッ


     モザイク・オーガン・オペレーション
“人為変態  M・O・手術”




45: じょうじ 2013/08/25(日) 21:47:52 ID:xYxpMHTQ



おバカなマルコス達に代わって説明しよう♪       モザイクオーガン
テラフォーマーの持つ“選択的免疫寛容”能力を司る臓器『免疫寛容臓』を移植することで、骨肉細胞における他生物のDNA配列とのハイブリット手術を可能にした!!
手術の成功率は低いがこれにより、薬を体内に摂取することで様々な生物の特性が“人間大”になって使えるようになるのだ!!!!


ズズズズッ


エレン(触覚が生えた!?腕にも装甲が!!)




46: じょうじ 2013/08/25(日) 21:50:13 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「さぁ、行くぞ逃げんなよ ゴキブリ野郎」ガシッ

彼女はその中でも特別で『奇跡の子』と呼ばれている
彼女の父親、20年前の火星のゴキブリ撲滅計画「バグズ2号」の艦長“ドナテロ・K・デイビス”はM・O手術ではなく、その元になった昆虫限定の“バグズ手術”を受けており、その能力は彼女に受け継がれていた




47: じょうじ 2013/08/25(日) 21:51:18 ID:xYxpMHTQ



ミッシェルは先ほどバカ二人にやったように、うずくまっているTFの頭を掴んだ

エレン(何をするつもりだ?)

彼の手術のベースとなった昆虫は『パラボネラ』、それは「最強の蟻」にして「最強の昆虫」である 
その獰猛さと一咬でまるで銃で撃たれたような痛みを与えることから―――

TF2「」グシャ チーン

――― 弾丸アリ〈Bullet Ant〉と呼ばれている

ミッシェル「ちっ、すぐ死ぬなあ コイツら」ポイッ  ベチャ




48: じょうじ 2013/08/25(日) 21:53:02 ID:xYxpMHTQ



…ちなみに彼女は通常の状態が蟲化状態に近く、自重の何倍もの体重の物体も軽々持ち上げることが出来るほどの腕力を持っている


マル・アレ「」ガクガク ブルブル ←先ほどの同じようなことをされた二人

TF1「じじょうっ!!」ダッ ブンッ


一瞬の隙を突いてもう一体のTFが石の棍棒で殴りかかってきた!!が、残念ながらミッシェルには通用しなかった


ガシッ  バキィン!!


エレン(棍棒を握りつぶしたぁあぁぁ!!)




49: じょうじ 2013/08/25(日) 21:55:01 ID:xYxpMHTQ



TF1「ジョウっ!!」ガシッ

アレックス「(腕を掴まれた!!)ミッシェル班長っ!!あぶnミッシェル「」ブーーッ!!


両腕を掴まれたミッシェルは霧状のツバをTFに向かって吹きつけた




50: じょうじ 2013/08/25(日) 21:57:57 ID:xYxpMHTQ



…ちなみに先ほどまでの能力は父親からの遺伝の「蟻の筋力」であり、彼女の『M・O手術』のベースもまた“昆虫型”である

それは体内において揮発性の成分を溜め込むことで爆発する蟻 
学名を“Camponotus saundersi”といい、一般的な英名・和名が無い
その蟻をミッシェルは―――

TF1「」スウゥゥ  

バコム!!! バンッ!!

――― 爆弾アリ〈Blast Ant〉と呼んでいる

TF1「」チーン

エヴァ・シーラ(ツバ吹きつけたら、頭が爆発したぁぁぁ!!!!)




51: じょうじ 2013/08/25(日) 21:59:35 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「ペっ、そーいうのをセクハラっつってな、地球では嫌がっている女子に無理に触ると、訴訟・罰金・減給・免職、若しくは―――こうなる」

エレ・マル・アレ「」ガクガク ブルブル

ミッシェル「エレンすまないな、こんなことに巻き込んじまって」ポン

エレン「え、・・・あ・・・(肩に手が!?これはセクハラに入るのでは!?選択を間違えたら駆逐されるぅぅ!!)」




52: じょうじ 2013/08/25(日) 22:01:27 ID:xYxpMHTQ



そのとき、エレンはある人の行動思い出していた 


エレン(っ!!ここは技術を行使してこの場を収める!!)


戦えっ!!
 
スッ

勝てば生きる・・・

バッ

戦わなければ生き残れないっ!!


エレン「す、すすすいませぇんでしたああぁあぁ!!」orz バ~ンッ!! 

ミッシェル「・・・・・何をしている?」




53: じょうじ 2013/08/25(日) 22:05:24 ID:xYxpMHTQ



________________
________

脱出機格納エリア


 タタタタッ

ミッシェル「アドルフ!いつの間に!!」


脱出機まで着くとそこには男性が立っていた


アドルフ「…動力部にいたこれ(TF)を殺ったあと、ここに」 


口元をコートの襟で隠しているが火傷のあとが少し見えるこの男性の足元には、所々プスプスと焼け焦げた二体のTFの亡骸があった 


エレン(…すごい!この人もミッシェルさんと同じぐらい強いのか!!)




54: じょうじ 2013/08/25(日) 22:07:08 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「そうか、ここにも一匹いたのか。他にはいそうか?」

アドルフ「おそらく、いないでしょう。一応ここに来る途中、ジョセフとアシモフさんに会ってこのことを伝え、居住エリアと薬品倉庫の援助に行きました」

ミッシェル「そうか・・・アドルフ 何国(どこ)だと思う?」

アドルフ「……わかりません」




55: じょうじ 2013/08/25(日) 22:08:56 ID:xYxpMHTQ



タタタタッ


イワン「わぁ!?ここにもTFがいたんですか」


眉間に大きな三日月のような傷跡がある青年が慌てた様子で走ってきた


ミッシェル「イワン、何かあったか?」

イワン「いえ!通信機が使えないので伝達にきましたっす!!」ビシィ

ミッシェル「そうか、すまないな それで?」




56: じょうじ 2013/08/25(日) 22:12:30 ID:xYxpMHTQ



イワン「えっと、小町艦長から『今回は事件発覚から迅速に対応できたため、人も薬も守れて大事には至らなかった。しかし、動力部の損傷が少し酷いため約15分後に不時着するみたいなので、各自で備えろ』っだそうです」

シーラ「不時着!?何で脱出機は使わないの?」

ミッシェル「…おそらく、まだある程度操縦が効くんだろ?バラバラになった方がエレンの言っていた壁外への着陸のリスクが高まるし、このままなら人も足りるから巨人がいても動けなくなる夜まで薬も持つだろう(…本当の理由は裏切り者の監視か?)」




57: じょうじ 2013/08/25(日) 22:17:24 ID:xYxpMHTQ



ミッシェル「いそいで各班で集まり、着陸に備えろ!!エレンは私の班でいい、アレックス行くぞ!!」

アレックス「はい!!エレン、燈たちのとこに行くぞ!!」

エレン「ハッ!!」

ダッ
   タタタタタッ

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_______



とりあえずここでアネックス編終了です ・・・疲れた

この後はまだ書いてる途中で、もう少し話を練りたいのでしばらく投下しません




61: じょうじ 2013/08/26(月) 14:12:31 ID:qBPWm16A


嘘予告

部屋の隅に黒い影

エレン「これは これは・・・
お久しぶりです・・・師匠」

師匠から学んだ奥義 果たして奴に通用するのか?

ミカサ「もういい加減によぉ 私に子供産ませてくれよぉぉ」

エレン「・・・嫌だよ ミカサ」

身体を液状にイメージする・・・
もっと・・・ドロドロに・・・そして、一気に 開放することで
あの師匠(ゴキブリ)にだけが可能とされる
最高速の初速を実現!!

その奥義が今、放たれる!!

次回 炸裂!! ゴキブリタックル!!!!









62: じょうじ 2013/08/26(月) 23:39:12 ID:qBPWm16A


トロスト区 


あたり一面が漆黒の闇に変わったとき、不審な影が闇に乗じて行動を始めた


??「・・・・・・」


この者の目的はトロスト区奪還作戦の際に捕獲された二体の巨人の暗殺である 
誰にも気づかれないで遂行する自信が暗殺者にはあったが、それは上空からの轟音によって防がれた

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


??(何の音だ!?巨人か!?いや、上から聞こえる!!!)バッ




63: じょうじ 2013/08/26(月) 23:42:37 ID:qBPWm16A



上空を見ると、それは大きすぎて、まるで超大型巨人が空を飛んでいると感じるほどだった
所々光を発しているこの飛行物体に気を取られていると、その轟音に気づいた他の兵士たちが外に集まってきた


ナンノオトダ! キョジンカ!? オイ、ウエヲミロ!!
アレハナンダ? ヒカルカベガトンデイル!?

??(ちっ!!一旦引いて、あいつらと合流するか…)パシュ キュイィィィィィィ 



ちなみにもうじょうじ君たちは出てこない予定です




65: じょうじ 2013/08/26(月) 23:44:18 ID:qBPWm16A


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_______

訓練所 


こちらでも凄まじい轟音により目が覚めた104期訓練兵たちが、一斉に外に駆け出した


ユミル「うるせぇなぁ、眠れやしねぇ」

ミカサ「アルミン!!これは何の音!?」

アルミン「ミカサ!向こうの上空を見て!!」

サシャ「なんですかあれは!?空飛ぶお芋ですか!?!?!?」




66: じょうじ 2013/08/26(月) 23:45:38 ID:qBPWm16A



ベルトルト(・・・ライナー、あれが何だか知ってるかい?)ヒソヒソ

ライナー(いや、さっぱり分からない・・・アニが心配だな)ヒソヒソ

ザッ

アニ(心配するなら、最初からやらせないでよ・・・)ハァ ハァ

ライナー「っ!アニ、いつ戻った!?」

アニ「見れば分かるでしょ!たった今だよ!!全速力で帰ってきて疲れてんだから、怒らせないでくれる?」イラッ

ベルトルト(二人とも、声大きいよ!?)アセアセ




67: じょうじ 2013/08/26(月) 23:47:11 ID:qBPWm16A




クリスタ「何なのあの大きなものは??」ポカーン

ユミル「クリスタ、怖かったら私の胸に抱きついていいぞ!!」バッ

コニー「おい、ブス。こんな時にふざけてるんじゃねぇっ!」

ジャン「あれが何なのかは分からないが、さっきから見ていると徐々に落ちていってるぜ」


冷静に分析していた馬面の一言で座学トップがあることに気がついた




68: じょうじ 2013/08/26(月) 23:50:34 ID:qBPWm16A


アルミン「っ!た、大変だ!!」

ミカサ「どうしたの?そんなに慌てて」

アルミン「ミカサ!!あの飛行物体が向かっている方角には、旧調査兵団本部の古城があるんだよ!!!!」

ミカサ「っ!(エレンが連れて行かれた場所!!)エレンに危険が!!」ダッ

アルミン「あ、待ってよ!!ミカサ!!」ダッ




69: じょうじ 2013/08/26(月) 23:51:42 ID:qBPWm16A



ジャン「(あの野郎、何もしなくても死に急ぐのかよ!!)チッ、明日は所属兵団を決める日だってのによぉ・・・待てよミカサ!!オレも行く!!」ダッ

クリスタ「私もみんなについていく!!」ダッ

コニー「・・・みんなが何処に行くのか分からないのは、オレがバカだからじゃねぇよなぁ!?」ダッ

ユミル「ちょっと黙っていてくれ、バカ(あの物体がクリスタに危害を加えるかも知れないな)・・・ちっ、クリスタを追いかけるぞ!芋女!!」ダッ

サシャ「えっ!?ま、待って下さいよ~!!」ダッ




70: じょうじ 2013/08/26(月) 23:53:25 ID:qBPWm16A



ライナー「ベルトルト、俺達もエレンを助けに行くぞ!!」ダッ

ベルトルト「ちょ、ちょっとライナー!!今の君はどっちなんだい!?」ガシッ

ライナー「っ!!すまない。…しかし、どっちにしろ行った方が良いだろ?」

ベルトルト「…そうだね。エレンの安否もあの飛行物体も知っておく必要がある。アニ、行こう!!」ダッ

アニ「・・・・・まったく、少しは休ませてほしいよ」ハァ・・・ ダッ


立体起動装置を倉庫から持ち出したみんなは、エレンが居るであろう古城へと向かった




74: じょうじ 2013/08/27(火) 00:36:12 ID:pynb5fe2


________________
________

旧調査兵団本部 古城

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!


リヴァイ「うるせぇなぁ、何の音だ!?」

リヴァイもまた、轟音に導かれて外に向かった そこにはすでに四人の部下が外に出ていて何やら騒いでいる




75: じょうじ 2013/08/27(火) 00:37:06 ID:pynb5fe2



リヴァイ「オイ・・・おまえら、これは・・・どういう状況だ?」

ぺトラ「リヴァイ兵長っ!大変です!!謎の物体がこっちに向かって飛んできます!!!!」

オルオ「どんどん大きくなってやがるぅぅ!?!?」アタフタ

リヴァイ「オルオ、落ち着け」

グンタ「超大型巨人が壁を投げたのか!?もしくは蹴った壁の破片が飛んできたのか!?」アセアセ

エルド「いやっ!あれ自身が巨人である可能性も!?!?」アセアセ

リヴァイ「落ち着けと言っているんだ、お前ら」




76: じょうじ 2013/08/27(火) 00:38:38 ID:pynb5fe2


タタタタタタッ
     ズサッ

ハンジ「リヴァイィィィイイィ!!」

リヴァイ「うるせぇ、奇行種 お前も落ち着け」イラ

ハンジ「そんなこと言ってる場合じゃないんだぁっ!!
もっと実験の話をするためエレンを夜這いしに地下室にいったら、いないんだ・・・エレンがぁ!!」




77: じょうじ 2013/08/27(火) 00:39:41 ID:pynb5fe2



リヴァイ「! 逃げたのかっ!!」

ハンジ「いや、鍵も手錠も閉まったまま消えていたんだよ・・・まるで巨人が消滅したみたいに!!」

リヴァイ「くそっ、何が起きているんだ・・・お前ら!!とりあえず立体起動装置を着けてここから非難するぞ!!」

ハッ!!

ダッ




78: じょうじ 2013/08/27(火) 00:42:07 ID:pynb5fe2



その後、リヴァイ班+奇行種は近くの森に避難して木の上から空飛ぶ物体を眺めていたが、その物体は徐々に高度を下げていき、旧調査兵団本部である古城に向かって落ちてきた

ゴゴゴゴゴ ドカッ! ゴゴゴゴゴゴ!!!

     ズドオオオォオォォォォン!!


ペトラ「落ちました兵長!!」

リヴァイ「急いで落ちた場所に向かうぞ」パシュ ギュイィィィィィィン




79: じょうじ 2013/08/27(火) 00:43:27 ID:pynb5fe2



木々を押し倒しながら進んで止まったそれは、楕円形であり横幅約100m、高さが壁と同じぐらいで、目と足のような物がいくつかあり、まるで昆虫のようであった
※アネックス1号は“バグズ3号”であり、昆虫をモチーフにしたデザインになっています


ハンジ「・・・何これ、こんなもの見たとき無い」

エルド「・・・巨人が中に入れるぐらい大きいですね。巨人の空飛ぶ船でしょうか?」

リヴァイ「その可能性もある。警戒を怠るな」




80: じょうじ 2013/08/27(火) 00:46:29 ID:pynb5fe2



その物体の周りを一通り観察し、皆がその大きさと容姿に驚愕していると、立体起動の音が近づいてきた

キュイイイイイイ スタッ

ミカサ「リヴァイ兵長!!エレンは!?エレンは何処ですか!?」

ハンジ「(あれはたしかエレンの幼馴染の・・・)キミはミカサ・アッカーマンだったよね?どうしてここに?」

ミカサ「あれがエレンのほうに向かって飛んでいたので・・・それでエレンは?」キョロキョロ




81: じょうじ 2013/08/27(火) 00:48:02 ID:pynb5fe2



リヴァイ「(審議所でオレを睨んでいた奴か・・・)あれが原因なのか分からないが・・・消えた
生きているのか死んでいるのかも分からない」

ミカサ「なっ!?」ズキンッ

ミカサ(ああ・・・またこれか・・・)


キュイイイイイイ スタッ スタッ


ジャン「やっとミカサに追いついた」ハァ ハァ

アルミン「ミ、ミカサ!速すぎるよ!!それでエレンは!?」ゼェ ゼェ




82: じょうじ 2013/08/27(火) 00:51:04 ID:pynb5fe2



ミカサ「ねぇ・・・アルミン どうしてエレンはいつも私たちを置いていくの・・・」ウル

アルミン「まさかっ!!そんなぁ・・・エレンはもう・・・」ポロポロ

ジャン(あの死に急ぎ野郎・・・本当に死んじまったのかよ・・・)クソッ

リヴァイ「死んだか分からねぇのに泣いてんじゃねぇ お前らが諦めてどうする!!」




83: じょうじ 2013/08/27(火) 00:56:07 ID:pynb5fe2



皆がエレンの事で動揺している時、飛行物体の腹部分が開いて降りてきた

プシュゥゥゥゥ!!


リヴァイ「っ! 敵が出てくる可能性もある!!
オマエらっ!!戦闘用意をしろ!!」シャキン


とりあえず今日はここまで ちなみに他の104期達はリヴァイ班に近づかないで少し離れた木々からアネックスを見ています




84: じょうじ 2013/08/27(火) 01:03:34 ID:pynb5fe2


このあとテラフォ側の主要メンバーを出してその後に進撃メンバーと絡めていきたいと思います

一応テラフォ知らない人用に簡易自己紹介をしたいと思っています

やっぱり乙があるとやる気がでますね!!




87: じょうじ 2013/08/27(火) 01:35:50 ID:pynb5fe2


嘘予告

誰かが言った …
舌の上でとろける
霜降り状態のお芋があると…

誰かが言った…
琥珀色の上質で芳醇なお芋が
絶え間無く湧き出るお芋の泉があると…

世はお芋時代 未開のお芋を探求する時代

新連載 サシャ
お芋屋・サシャが大冒険!!
圧倒のお芋アドベンチャーが開幕!!



・・・何を書いているのか、自分で分からなくなりました

また夜になったら投下する予定です。




93: じょうじ 2013/08/27(火) 18:48:22 ID:pynb5fe2


現在公開可能な情報

小町 小吉 〔182cm 90kg 42歳 ♂〕: 20年前の“バグズ2号”の生き残り すでに一度火星に行ったことがあり、その経験と戦闘能力を買われアネックス1号の艦長になった
とにかく熱いオッサン かっこ良過ぎてホモに好かれる 空手六段 独身 


ミッシェル・K・デイヴス 〔164cm 85kg 24歳 ♀〕:父親が“バグズ2号”の艦長 遺伝により能力二つ持ちアネックス1号の副艦長
金髪巨乳メガネ美女 パパと同様にプロレス技を多様 少しきつめのEカップ 睨まれながら踏まれたい 
手術ベース:昆虫型【パラポネラ(生まれつき)】【バクダンオオアリ】


膝丸 燈 〔177cm 96kg 20歳 ♂〕:児童養護施設で育った青年 生身で熊と戦えるほどの戦闘力を持つ
情に熱い主人公 \ アッカリ~ン /  3バカの一人 古流柔術を会得し武道全般に長けている

じょうじょう(徐々に他の人も紹介してきます 投下は今日も夜中になります)




97: じょうじ 2013/08/27(火) 21:03:53 ID:pynb5fe2


_________________
_________

アネックス1号 内部

ゴゴゴゴゴ ドカッ! ゴゴゴゴゴゴ!!!

ズドオオオオォォォォン!!!!


燈「痛ててて、やっと止まった」

ミッシェル「あのオッサン、壁内に不時着できたみたいだが、どこかにぶつけやがったな。大丈夫か、エレン」

エレン「ハイ、大丈夫です!!」ビシッ

アレックス「このあと、どうするんですか?」

ミッシェル「おそらく小人数での外の調査、あとの奴らはアネックスの修理だな」




98: じょうじ 2013/08/27(火) 21:04:30 ID:pynb5fe2



八重子「えっ!外には巨人がいるんじゃないんですか??」アセアセ

黒髪ポニーテイルの女性があたふたしている

ミッシェル「壁内はいないとさっき言ったろ。…おまえ、聞いてなかっただろ?」イラ

八重子「ひ、ひえぇぇ!ごっごめんなさい!!」ペコリ

エレン(…なんかサシャみたいな人だな)




99: じょうじ 2013/08/27(火) 21:05:30 ID:pynb5fe2



エレン「ミッシェルさん、本当にここは俺のいた世界なんでしょうか?」

ミッシェル「・・・違う可能性もあるが、ここで考えるよりもみんなと合流する方が先だ。行くぞ」 スタスタ

大きな広間に着くと大勢の船員(クルー)が同じように集まっていた 

シーラ「あ、エレン君!大丈夫だった?」

エレン「ハイ、大丈夫です。あとエレンでいいですよ、シーラさん」

マルコス「みんな、無事みたいだな」




100: じょうじ 2013/08/27(火) 21:07:52 ID:pynb5fe2



ザワザワザワ

アシモフ「全体ぃぃぃ気を付けぇぇっ!!!」

一同「っ!!」ビシッ

大きな体のいかついオッサンが大声で叫び始めた

アシモフ「えー色々と言いたい事はあるだろうが…この通り、墜落した
これから小町艦長より今後の説明がある 清聴!!!」




101: じょうじ 2013/08/27(火) 21:08:40 ID:pynb5fe2



小吉「これより二手に別れて行動する。一つはこの地球と思われる星の情報収集、この班は少数精鋭で行う。
もう一つはアネックス1号の修理と護衛に動いてくれ。まだわからない事が多いため、情報収集が終わり次第、今後の予定を決める。」


コレカラドウスンダ!? カセイニハイケルノカ?
マズカエレルカドウカモワカラナイシ


ほとんどの人が絶望した顔をして弱音を吐く中、再び小町艦長は静かに語り始めた




102: じょうじ 2013/08/27(火) 21:10:30 ID:pynb5fe2



小吉「…火星に着けないですまないと思っている。これからサンプル奪取は難しいかもしれない。
それによって『俺たちの地球』ではウイルスにより、今も家族や親しい友人などが苦しんでいるだろう…」

サンプルガナクチャ ワクチン ツクレナイゾ!?
モウ オシマイダ・・・

小吉「…ここで俺たちが諦めれば『絶望』になる。しかし、諦めない限りその人達は『希望』を持つ事が出来る。
お前らは待ってくれている人達を『絶望』させるのかぁ!!
その小さな『希望』を断ち切らない為にも、今やれる事を諦めないでやるのが俺達の使命だろぉぉ!!!」

一同「っ!!はいっ!!」ビシッ




103: じょうじ 2013/08/27(火) 21:11:05 ID:pynb5fe2



小吉に対して最初はただの「面白いオッサン」という印象しか持っていなかったエレンはこの時、ピクシス司令のように皆の意思の方向を一つにしたことで「尊敬」へと変わった


小吉「わかってくれたみたいだな。これから幹部(オフィサー)達で話し合い、少数精鋭を選ぶ」








105: じょうじ 2013/08/27(火) 22:21:07 ID:pynb5fe2



じょう(投下します)

オフィサーは六人いる 
日本・アメリカ・ドイツ・ロシア・ローマ連邦・中国 各加盟国より選り抜きの
対人でも対虫でもない 対テラフォーマー戦のプロフェッショナルである


小吉(日本)「まず、エレンを連れて行くから面識のある俺とミッシェルが外に行く。後一人、この中からついてきてくれ。」

劉(中国)「・・・・・僕等は機械に強いので残ります」

アシモフ(ロシア)「じゃあ、俺が行こう。班全員で行くわけじゃないんだろ?」

小吉「ああ、壁内は比較的に安全らしいから、ならべくエレンと仲がいい日米合同班の若い奴らを連れて行くが、あと数人いても良いぞ」

アドルフ(ドイツ)「・・・・・(たしかエヴァもさっき一緒に居たな)うちのエヴァもお願いします」




106: じょうじ 2013/08/27(火) 22:22:37 ID:pynb5fe2



アシモフ「ウチの班は他のクルーをエレナに任せるとして、こっちはイワンを連れて行くか」

小吉「わかった。アドルフとジョーは劉を手伝いながらアネックスの護衛と他班のクルーの面倒もみてくれ。」

ジョセフ(ローマ連邦)「(ミッシェルさんや可愛いコと一緒がよかったけど・・・)わかりました。あとは任してください、ミッシェルさん」

ミッシェル(アメリカ)「・・・私たち日米合同班のクルーも頼めるか?アドルフ」

アドルフ「・・・わかりました」ハァ

小吉「よし!それじゃあ、行くとしますか!!」

小吉「お~い、今から呼ぶ奴ら 外出るぞ 隊列(なら)べ!!」




107: じょうじ 2013/08/27(火) 22:24:31 ID:pynb5fe2




調査班
小吉 ミッシェル アシモフ
燈 アレックス マルコス 
シーラ エヴァ イワン
    八重子




108: じょうじ 2013/08/27(火) 22:30:46 ID:pynb5fe2


_____________
_______


プシュゥゥゥゥ!!


エレン「おおぉ!すげぇ!!自動で開いていく!!!」

燈「ははは、ほんとに子供みたいだな エレンは」

シーラ「別世界とはいえ850年頃だとそんなに技術が発達してないんでしょ。照明にも驚いていたし」

エレン「あとであなた達の世界の話をもっと聞かせてください!!」ワクワク

八重子「この世界の物を持ち帰って売ればいくらになるかな~♪」ウキウキ

アレックス「・・・ヤエコ、目的が変わっているぞ」

ミッシェル「ピクニックじゃねぇんだぞ、オマエら とっとと降りるぞ」




109: じょうじ 2013/08/27(火) 22:32:14 ID:pynb5fe2



スタスタスタ

アレックス「ん!?艦長、誰か居るみたいですよ」

小吉「本当か!?よく視えるな アレックス」

マルコス「暗くて視えねぇぞ」

ミッシェル「・・・どうする?」

小吉「とりあえず先に降りるのはエレンと俺、ボディーガードとしてミッシェルちゃんもお願い」

アシモフ「他は後ろで最悪の事態にならないように待機か」

小吉「ああ、じゃあ行くぞ エレン、ミッシェル」

エレン「ハッ!!」




110: じょうじ 2013/08/27(火) 22:44:53 ID:pynb5fe2



スタスタスタ

アネックス周辺

リヴァイ「誰か降りてきたぞ!?警戒しろ!!」

そこには変な服装をした体格のいい男性と金髪メガネの女性が降りてきて、そして二人の背後にはもう一人少年が・・・

ミカサ「・・・っ!!」ダンッ


彼女は足元の地面に穴が開くほどの勢いで駆けだした




111: じょうじ 2013/08/27(火) 22:46:34 ID:pynb5fe2



ジャン「おい!ミカサ、どうした!?」

アルミン「っ!・・・あれはまさか!!」


ダダダダダダダッ
          バッ

ミカサ「エレーーーーーーンっ!!!」ダキッ


彼女は まるで赤子を愛でるようにとても優しく 彼に抱きついた




112: じょうじ 2013/08/27(火) 22:48:33 ID:pynb5fe2



ミカサ「うわああぁぁあぁぁぁん!!!!」ブワッ

エレン「~~~~っ!!ミっミカサ お、落ち着けぇー!!」メキメキメキ ゴフ

ミカサ「エレンっ!!どうしたの!?起きて!?」アセアセ

エレン「」チーン

小吉「・・・TF並のスピードだったなぁ(・・・エレンも苦労してるなぁ)」

ミッシェル「おいお前、とりあえずエレンを解放してやれ」




113: じょうじ 2013/08/27(火) 22:51:00 ID:pynb5fe2



ミカサ「エレンをこんな目に合わせたのはあなた達!?」ギロリ

小吉「(怖いっ!!)いや、君だからね」ビクッ


離れていた人達も相手側に敵対する意思が見えないので、徐々に警戒心を解いて近づいてきた


リヴァイ「話がややこしくなるから誰かこいつを止めろ」

アルミン「ハイっ!ミカサ、エレンは死んでないから一旦落ち着いてね」ナデナデ

ミカサ「うん・・・分かった」グスン




115: じょうじ 2013/08/27(火) 22:53:17 ID:pynb5fe2



ミッシェル「・・・お前がこいつらの上官か?」

リヴァイ「(コイツらは違うが・・・)ああ、エレンは俺の部下だ」

小吉「そうか、まずはお互い話し合うべきだと思うが・・・」

リヴァイ「・・・そうだな、敵意は無いみたいだし、解からない事だらけだからな」

小吉「話しが分かる奴で助かる!!こんな所でもあれだから中に入る?それとも近くに落ち着ける場所でもあるのかな?」

ハンジ「ぜひ中で話しましょう!!」ワクワク

リヴァイ「黙ってろ、奇行種
まだ完全に信用しているわけではない・・・近くに古城がある ついて来い」




116: じょうじ 2013/08/27(火) 22:57:53 ID:pynb5fe2



ミッシェル「(偉そうなチビだなぁ)・・・どうする」

小吉「みんなも呼んでついて行こう お~い、こっちに来ていいぞ」フリフリ

ハンジ「リヴァイ、あそこで見ている訓練兵たちはどうする?」

リヴァイ「・・・このまま帰すと騒ぎなる可能性もあるから、とりあえず連れて行く
ペトラ、あいつらも古城に連れて行け」

ペトラ「ハっ!!」ダッ




124: じょうじ 2013/08/28(水) 00:02:17 ID:d4EL/Gi6


現在公開可能な情報


マルコス・E・ガルシア〔174cm 69kg 16歳 ♂〕:アレックス・シーラと幼馴染のメキシコの少年 オツムは弱いが治安が悪い環境で育ったためか、戦闘中における判断力はピカイチ シーラには好きという気持ちよりも憧れが大きい
頼れる愛すべきバカ 3バカの一人 使用武術はヤンキーのケンカ殺法


アレックス・K・スチュワート〔186cm 77kg 18歳 ♂〕:マルコス・シーラと幼馴染のメキシコの野球少年 メジャーリーガーをめざしており、アメリカの市民権を得るためアネックス計画に参加 二人の兄貴分
頼りになるお兄ちゃん 3バカの一人 右投げ左打ち


シーラ・レヴィット〔159cm 44kg 16歳 ♀〕:マルコス・アレックスと幼馴染のメキシコの少女 人類の為という気持ちもあるが純粋に火星に憧れて計画に参加 
とても面倒見が良いそばかす少女 艦長が好き Bカップ







130: じょうじ 2013/08/28(水) 00:35:39 ID:d4EL/Gi6


___
_____________

森の中

スタスタスタ

エレン「―――はっ!?オレの事、勝手に殺してたのかよ・・・ひでぇなぁ
オレがお前らを置いて死ぬと思うか?」

ミカサ「ご、ごめんなさい・・・でも、やはりエレンは私といないと早死にする」手ギュ

エレン「またそれかよ」ハァ…

ジャン「(くそっ、少しでも心配するんじゃなかった!イチャつきやがって!!)羨ましいんだよ、死に急ぎ野郎がぁ!!」

アルミン「(よかった、いつもどおりだ)まあまあ、落ち着いて」フフフ




131: じょうじ 2013/08/28(水) 00:37:09 ID:d4EL/Gi6



シーラ「でも、エレンにこんな綺麗な彼女がいるとは思わなかったなぁ」フフフ

ミカサ「・・・家族です///」テレ

小吉「す、すでに結婚してるだとっ!!(俺は42歳なのに独身・・・負けた)」ガクッ

エレン「違いますっ!!色々あって小さい頃から同じ家に住んでいただけです!!」

燈「“幼馴染”かぁ・・・・・
そういえば、お前日本人だよな?てか、この世界に日本はあるのか?」




132: じょうじ 2013/08/28(水) 00:40:12 ID:d4EL/Gi6



ミカサ「っ!・・・ニホンジンかどうかは分かりませんが、私はトウヨウジンという珍しい人種で母親と私しか見たときがありません」

小吉「そうか、東洋の中に日本があるんだ。顔立ちと“ミカサ”って名前からおそらく日本人だろう
ちなみに俺たち二人も日本人だよ」ニコ

ミカサ「どうりで・・・どこか二人には懐かしい感じがしました。
お会いできてうれしいです。この世界ではもう私しか居ないので・・・」シュン

小吉「(っ!!そうか親はもう・・・)決めたっ!!ここにいる間は俺のことを父親だと思っていいぞ!!!」ドヤッ

燈「じゃあ俺がお兄さんだな!!」ハハハ




133: じょうじ 2013/08/28(水) 00:41:11 ID:d4EL/Gi6



ミカサ「(・・・とてもあたたかい・・・不思議な人たちだ)・・・はい」ニッコリ

アルミン(ミカサのあんな顔 久々に見たなぁ)フフフ

ジャン(ミカサが笑った!!・・・とても美しい///)ドキッ

エレン「ミカサ、よかったな とてもいい人達だろ」ナデナデ

ミカサ「・・・うん///」テレ




134: じょうじ 2013/08/28(水) 00:42:44 ID:d4EL/Gi6



八重子「違うし!!二人とも悪い人たちですよ!ウチも立派な日本人だし!!」エーーーン

マルコス「そういえばヤエコも来ていたなぁ」ソーイヤ

アレックス「完全に忘れてたわ」イタナ

八重子「あーっヒドい!! まぁいいわ、あとで四人から一人2000円貰うし!!
ミカサちゃんっ!ウチはおねーちゃんでいーよ。トシも私のほうが上だろーし」ハタチ!!

アレックス「え?お前、オレたちよりも歳上!?人間として下だと思っていたよ」ビックリ

八重子「・・・アレックスは5000円じゃないと許してあーげない!!」プンプン




136: じょうじ 2013/08/28(水) 00:44:39 ID:d4EL/Gi6



小吉「ははは、八重子すまなかったよ。帰ったら寿司おごってやるから機嫌直せ」

八重子「ハイ!許しますっ!!」オオトロ… ウヘヘヘ  

サシャ「スシとは何ですかぁ!?食べ物ですかぁ!?私も食べたいですっ!!」ジュルリ

小吉「食べさせてやりたいが今は持って無い。連れても帰れないしなぁ…宇宙食でもいいか?」

サシャ「あなたも神様ですかっ!?食べられるものなら、何でも有り難くいただきますぅ!!」

コニー「サシャ、お前はぶれないな…」




137: じょうじ 2013/08/28(水) 00:46:41 ID:d4EL/Gi6



エヴァ(みんな仲良くなるのはやくていいなぁ・・・)チラッ

クリスタ(わたしも楽しくお話したいなぁ・・・)チラッ

エヴァ・クリ「っ!!」

エヴァ・クリ「よ、よろしくお願いします!!」ペコリ

ライ・ユミ(天使が二人も・・・)ホッコリ

アニ「・・・あんたら、顔がヤバイよ」




138: じょうじ 2013/08/28(水) 00:47:37 ID:d4EL/Gi6



ハンジ「みんな、もうそろそろ着くよ~」


そこには先ほどアネックス1号がぶつかったため、塔の上の部分が大破している古城があった


ミッシェル「・・・・・このオッサンが犯人だ」

小吉「・・・すみませんでした」ペコリ

リヴァイ「・・・船が壊れていたならしょうがないだろう」




139: じょうじ 2013/08/28(水) 00:49:45 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「うむ・・・しかし、我々に責任があるのも事実。幸いこちらには若い労働者が居るぞ。
あいつ等に城の補修をさせ、俺らは飲み会と行こうじゃないか」

小吉「おっ!いいねぇ、アネックスから何本か持ってくるか!!」

アシモフ「イワン!ビールじゃなく酒(ウォッカ)を持ってこい!!」

イワン「ウッス、少々お待ちを!!」ダッ

ミッシェル「・・・やめろ せめて話し合いが終わってからにしろ」ガシッ




141: じょうじ 2013/08/28(水) 00:53:59 ID:d4EL/Gi6



リヴァイ「(緊張感のねぇ奴らだ)こちらにもちょうど体力が有り余っている奴らが居るから手伝わせる
もう太陽も出てきたし、いまから始めてもらう おい、お前ら四人が道具の場所を教えてコイツ等に指示をしろ わかったな」

ペト・オル・グン・エル「ハッ!!」

リヴァイ「ハンジはこの事を奴(エルヴィン)に伝えて連れてこい」

ハンジ「りょーかーい♪」









142: じょうじ 2013/08/28(水) 00:58:45 ID:d4EL/Gi6


現在公開可能な情報

エヴァ・フロスト〔162cm 54kg 18歳 ♀〕:ドイツのIT社長の元ご令嬢 親に過保護に育てられ人見知りがち ドイツ班のみんなから愛されていて、守りたくなるような存在
金髪巨乳 圧倒的に巨乳 自称Eカップだが実際はHカップ


柳瀬川 八重子〔169cm 57.5kg 20歳 ♀〕:色々な男たちに騙された不幸な大和撫子 手相の結婚線が見当たらないらしい
金に貪欲なアホの子 見た目は可愛らしいポニーテイル Cカップ


シルヴェスター・アシモフ〔190cm 136kg 51歳 ♂〕:元々は連邦から外れていた小国出身の軍人 ウイルスに感染した娘の為に自らこの計画に志願した 部下の隊員からとても信頼されている
とにかく優秀な指揮官であり案外お茶目なオジサン 趣味は己を鍛えること 

イワン・ペレペルキナ〔173cm 73kg 16歳 ♂〕:過去に何があったか分からないが顔に三日月のような傷がある少年 姉エレナと共に常にアシモフのそばにいる
とても正義感がある共産主義の申し子 シーラに一目惚れをしている 天使







144: じょうじ 2013/08/28(水) 01:15:02 ID:d4EL/Gi6



嘘予告

ある男によって異世界へと飛ばされた絵連・イェーガーは、そこで新たな戦に巻き込まれていた

安倍晴明「あなたの目的は何です?」

絵連「巨人 寝てん覚めてん おいは 突っ走る事しか 頭ん無かぞ」

また「悪魔の奇行種」藩子・ゾエ、「お芋の射手」佐謝・ブラウスもまた、こちらに飛ばされている

藩子「こ、こ、これほしい~~♪ なんとしても欲しい~~♪♪」

佐謝「口開く前と後にお芋バンザイとつけろー」モシャモシャ

エルフ「芋を食べないでください お芋バンザイ」

そして、ついに黒王が動く!!奴の正体は!?

黒王(ま○子)「…」←顔の半分が無い

次回 人類最強のチビと腹筋女が参戦!!


・・・嘘予告はいらないかな?

また夜になったら投下する予定です。ではお休みなさい




152: じょうじ 2013/08/28(水) 19:50:23 ID:d4EL/Gi6


早く帰ってこれたので少し投下します
会議組の話は考えるのも書くのもめんどくさい・・・めっちゃ説明文が長いしもう嫌だ!!
あと結構勝手な考察?妄想?がありますがいいですよね?ssだし
_____________
______

会議室


小吉「さて、まずはこっちの話からするか そっちの話は少しエレン君から聞いたし」

リヴァイ「少し待ってくれ もうすぐ俺の上官がやってくる それからにしてくれ」

アシモフ「では、それまでそちらの話を少し聞いておこう まず聞きたいんだが、君たち調査兵団とはどういう組織だ?」

リヴァイ「・・・ウォール・マリアを奪還するため、途中に点在している町や村に、補給物資を設置し移動行路を作成中だった」

ミッシェル「・・・だった?今もしているんじゃないのか?」

リヴァイ「出発地点であるトロスト区が巨人に襲撃され、穴をエレンの力を利用し、大岩で塞いだが出入りが出来なくなった」




153: じょうじ 2013/08/28(水) 19:51:52 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「なるほど、そうなると別の扉から遠回りするしか無さそうだな 移動行路も新たに作り直しか?」

リヴァイ「理解が早くて助かる 次の壁外調査は東のカラネス区から遠回りするしかない 行路も新しくな」

小吉「もう一つ聞いて良いかい?君たちはどうやって壁外で巨人を倒しているんだ?」

リヴァイ「基本は巨人に遭遇しないことを想定した“長距離索敵陣形”を展開し、巨人を避けながら目的地まで到達する」

ミッシェル「だが万が一、巨人に遭遇したらどうする?」




154: じょうじ 2013/08/28(水) 19:53:27 ID:d4EL/Gi6



リヴァイ「巨人を見つけたら前衛の索敵班が信煙弾でこれから来るエルヴィンに伝えて進路を変える 通常の巨人は馬よりは遅いから逃げ切れる だが、足が速く行動が読めない奇行種はその場で殺す」

小吉「君らの武器はその“立体機動装置”だけか?」

リヴァイ「そうだな 壁上には大砲が固定されているが壁外では“立体機動装置”を駆使して奴らを殺る」

アシモフ「その“立体機動装置”を少し見せてもらってもいいかな?」

リヴァイ「・・・・・いいだろう」カチャカチャ ガシャン

ミッシェル「・・・エレンから聞いていたがほんとにこれで飛べるのか?」




155: じょうじ 2013/08/28(水) 19:56:04 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「なるほど・・・この柄のトリガーを引くことでワイヤーが射出される仕組みになっているのか ワイヤーを巻き取るのはガスの圧力か?」フムフム

リヴァイ「(コイツ、高い観察眼と知識を持っていやがる)そうだ 装置の中や接続部は秘密裏になっていて、おれらもわからない」

アシモフ「素晴らしい技術力だが・・・俺には必要ないな」

リヴァイ「なぜだ?」

アシモフ「・・・130kgの俺じゃあ仮に飛べたとしてもスピードが出ないだろうし・・・」シュン

小吉「・・・・」肩ポン




156: じょうじ 2013/08/28(水) 19:58:30 ID:d4EL/Gi6



ミッシェル「このブレードもしなって硬いし、いい素材で出来ているな」グニャ バキンッ

リヴァイ「超硬質スチールで出来た半刃刀身は巨人の肉を削ぐのに適している」・・・カッテニオルナ

ガチャ

ハンジ「リヴァイ、エルヴィン団長とついでに一緒にいたピクシス司令をつれてきたよー」

エルヴィン「私が調査兵団の団長を務めているエルヴィン・スミスです ハンジから話は聞きました なんでも別世界からいらしたそうですが・・・」

小吉「信じてもらえないでしょうがその通りです」

ピクシス「普通は信じられん、が、あんなもの(飛行物体)を見せられては信じるほかない
ワシは駐屯兵団の司令官をしているドット・ピクシスじゃ よろしくのぉ」




157: じょうじ 2013/08/28(水) 19:59:22 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「駐屯兵団は調査兵団とは別の組織か?」

ハンジ「駐屯兵団は壁の修理・強化と壁内の護衛を任されている兵団です」

ミッシェル「なるほど、調査兵団が矛、駐屯兵団が盾と言うことか」

小吉「ご丁寧に、ありがとうございます 私はあの船の艦長をしている小町小吉といいます こちらが副艦長のミッシェルちゃんと幹部のアシモフです」

エルヴィン「さっそくですが小町さん、本題に入りましょう」


その後、小吉たちは地球についてと自分たちの世界の現状、火星・テラフォーマー・手術・ウイルス、宇宙嵐によってこちらに飛ばされたことについて詳しく話した




158: じょうじ 2013/08/28(水) 20:01:33 ID:d4EL/Gi6



小吉「―――なので私たちもどうやって帰るのか、分かっていないのが現状です」

ピクシス「・・・うむ、想像以上じゃが、とりあえず敵意が無いことは分かった」

エルヴィン「壁外にそれほど広大な大地と水が広がっているとは・・・やはり、人類はこれから活動領域を広げるべきですね」

ハンジ「私は未来の技術に興奮してます!!まぁ、あんなすごい船を見ましたから相当科学が発達してることがわかりますが」

リヴァイ「たしかに未来から来たのは信じるが・・・その『M・O手術』って言うのが信じられん エレンの巨人化みたいなものか?」

小吉「じゃあ今、薬もありますし実際に見せましょう」




159: じょうじ 2013/08/28(水) 20:03:03 ID:d4EL/Gi6



エルヴィン「ここで平気ですか?」

小吉「はい、大きくなるわけじゃないので部屋の中でも平気ですよ」

ハンジ「は、早く見せてください!!」ワクワク

小吉「では、行きます 怖がらないで下さいね」スッ

そう言うと小吉は『注射器』を首もとに刺した




160: じょうじ 2013/08/28(水) 20:04:12 ID:d4EL/Gi6



ブスッ
メキメキメキ

頭から触覚が生え、おでこには三つの黒い単眼、肘から下の腕に黒と黄色の縞模様がある装甲がつき、そして手の甲から太い針が飛び出してきた

シャキン

小吉「こちらの世界にもいると思いますが俺の手術ベースは“昆虫型”『大雀蜂』です!!」ビシッ




161: じょうじ 2013/08/28(水) 20:05:05 ID:d4EL/Gi6



ハンジ「う、うおおぉぉ!!しょーきちさん!!その腕 触っていいぃぃ!?」ダッ

小吉「ハ、ハンジさん 別に触っtハンジ「うおおぉぉ!!あッ・・・つくはないけどちょー堅いぜぇ!!!」

リヴァイ「・・・すまんな ウチの奇行種が迷惑かけて」

ミッシェル「・・・いや、問題ない」

ピクシス「それにしても本当に凄い技術力じゃ 身体能力も上がっているのか?」

小吉「上がっていますがその説明はちょっと・・・」




162: じょうじ 2013/08/28(水) 20:06:37 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「それではよく解っていない艦長に変わって説明をしよう ちょっと難しい話になるがこの手術の特徴は“開放血管系の併用”と“強化アミロースの甲皮”である
開放血管系を利用することで先ほど言ったTFと同じように全身の気門から酸素を入れて血管に送ることができる これにより酸素の薄い火星でも無理なく動けるようになっている 
また、これにより得た大量の酸素を用いて“強化アミロースの甲皮”を直に燃焼させる事で爆発的な運動量を得ることができる
この“開放血管系の併用”と“強化アミロースの甲皮”を昆虫以外の生物のベースにも使いたいためベースの形状に合わせられる様、多様性に富んだ『ツノゼミ』類の開放血管・甲皮・筋力を上乗せしている これにより“昆虫型”はより堅く、他の生物でも昆虫の強みを残したまま色々な特性を使えるようになっている」ペラペラ

小吉「・・・・・だそうです」シュン




165: じょうじ 2013/08/28(水) 23:08:09 ID:d4EL/Gi6


ジョウッ(投下します)


エルヴィン「さすがによく分からないが君たちは凄く強いのだろう・・・そこで君たちに頼みたいことがあるんだが・・・」

ミッシェル「何だ?」

エルヴィン「我々の壁外調査を手伝ってほしい」

小吉「エレンとも仲良くなったし、出来れば協力したいがメリットも無しにクルーを危険な目に合わせられない」

ミッシェル「・・・少しぐらい、いいんじゃないか?」

アシモフ「そうはいかないだろう 我々の地球には今も待っているものがいる・・・俺たちにはやるべきことがある」

エルヴィン「それなんだが、そちらにもメリットがある場合は?」




166: じょうじ 2013/08/28(水) 23:11:59 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「俺たちに何のメリットがある?」

エルヴィン「そちらの話を聞いていて『A・Eウイルス』が細胞を壊すと言うが・・・」

小吉「ああ、そうだ その 培養できない『A・Eウイルス』のワクチンを造るため大量のサンプルと毒性の弱い近縁種を火星で得なければならない」

エルヴィン「それを直す薬があるとしたらどうする」

ミッシェル「・・・っ!!エレンの言っていた『巨人化する薬』の事か!?」

小吉「そんな話、俺聞いてないよ?」

ミッシェル「・・・伝え忘れてたんだ 気にするな」ギロッ

小吉(そんな理不尽なぁ!?)




167: じょうじ 2013/08/28(水) 23:13:13 ID:d4EL/Gi6



アシモフ「それでその『巨人化する薬』が何故ワクチンになると?」

エルヴィン「巨人化能力を得るとその人間は驚異的な再生能力を持つ」

ハンジ「そうか!!まだ実験してないから分かっていないけど、それは細胞が再生していることを示しているわけだ!!」

アシモフ「なるほど、その『巨人化する薬』を研究すれば『A・Eウイルス』のワクチンだけでなく、すべての病気を治す“万能薬”が造れるかもしれない」

小吉「・・・まだ不安なことがあるが人類の『希望』になるかもしれない」

ミッシェル「・・・大きなメリットだな」

アシモフ「TF捕まえるよりも確実かもしれないな ところでその薬は何処にある?」




168: じょうじ 2013/08/28(水) 23:14:38 ID:d4EL/Gi6



エルヴィン「薬自身はエレンの父親が持っており、今は行方不明だ」

リヴァイ「おそらくエレン・イェーガーの生家の地下室に行けば分かるだろう そこには巨人の謎がある」

小吉「そうか・・・エレンの家ーがー・・・」

ミッシェル・リヴァイ「」イラッ

エルヴィン「とりあえず、お互いに目指す場所・物は一緒なので協力しませんか?」

小吉「そうですね 双方の利点が合致していますし」




169: じょうじ 2013/08/28(水) 23:16:11 ID:d4EL/Gi6



コンコン
     ガチャ

ペトラ「失礼します リヴァイ兵長、補修工事はある程度終わりました」

リヴァイ「そうか、あとでチェックに行く」

エルヴィン「そろそろ新兵勧誘式の時間ですね」

ピクシス「おお、もうそんな時間か」

リヴァイ「・・・新兵へのコイツらの説明はどうする?」

エルヴィン「飛んでいる船を見たんだ しない訳にはいかないだろう」

小吉「じゃあ、俺も一緒に行きますよ 説明は任せますが」

エルヴィン「そうしてくれると助かります」




170: じょうじ 2013/08/28(水) 23:22:34 ID:d4EL/Gi6



小吉「アシモフはアネックスに一旦戻ってみんなに説明を頼む
ミッシェルはここに残ってあいつらに残りの補修工事をさせてくれ」

アシモフ「目的は決まったがいつその家に向かう?」

エルヴィン「一応1ヶ月後に壁外調査を決めています」

ミッシェル「・・・長い滞在になるな」

小吉「とりあえず新兵勧誘式のあとにもう一度エルヴィンさんと話し合って今後の詳細な予定を決める」

エルヴィン「それでは会場に向かいましょう」


これで会議組を終了 ここまで結構書くのに時間が掛かった
このあとは補修組をギャグ中心に書くのでキャラ崩壊しています
明日早いので寝ます




177: じょうじ 2013/08/29(木) 21:06:22 ID:trLTQcVU



____________________
_________

塔と落ちた瓦礫で壊れた馬小屋を補修中

トントン カンカン 

マルコス「ここまできて土木作業かよ」

シーラ「文句を言わずテキパキ働きなさい!!」

ユミル「そうそう、さっさとやって終わらせようぜぇ」

アレックス「サボっている奴に言われたくねぇよ!!」

ジャン「ったく、何で俺らまでやらなくちゃいけねーんだよ」

アニ「お咎め無しにしてくれたんだから文句言わずにやりなよ」




178: じょうじ 2013/08/29(木) 21:08:16 ID:trLTQcVU



オルオ「そいつの言う通りだ 調子に乗るなよ、新兵・・・
いくら飛行物体が気になったからって、勝手に立体機動装置を持ち出しやがってただで済むとおm―」ガリッ プシュー 

オルオ「」チーン

クリスタ「きゃぁ!大丈夫ですか!!」アセアセ

ペトラ「別に気にしなくていいよ いつもの事だから」

エヴァ「で、でも あんなに血が出てますし、一旦向こうで休ませて上げたほうがいいんじゃないですか?」アセアセ

ライナー(やはり天使が二人いる・・・しかも、一人は超大型巨乳)モッコリ

ベルトルト「・・・ライナー、いい加減にキモイよ」ヒキ

ペトラ「あなた達二人はやさしいね こっちで運んでおくから心配いらないよ
ついでに必要最低限は終わったから、兵長たちに伝えに行ってくる サボらないようにね」フフフ








179: じょうじ 2013/08/29(木) 21:42:00 ID:trLTQcVU



ワイワイ ガヤガヤ


アルミン「あっちは賑やかですね」

イワン「みんな仲良くなるのが早くてうらやましいッス!!こっちも皆で協力して頑張りましょう!!」

燈「はっはっは、イワンは真面目だな」

ミカサ「それよりもエレン あの船の中でひどいことはされなかったの?」

エレン「ね、ねぇよそんなことは!!お前もこの人達が優しいって事ぐらいわかっているだろ」




180: じょうじ 2013/08/29(木) 21:42:48 ID:trLTQcVU



ミカサ「たしかにここにいる燈さん達は優しい・・・でも、あの船にはたくさんの人がいる ので、他の人から暴力を受ける可能性もあるはず」

エレン「無いって言ってるだろっ!!ったく、どうしてそんなこと聞くんだ?お前は」イラ

ミカサ「・・・じゃあ、何で・・・エレンのおでこは腫れているの?」デコピタッ

エレン「はぁ!?オレはぶつけた覚えねぇぞ!?」

アルミン「寝ている間にぶつけたとかしたんじゃない?」

ミカサ「ここにる人達が見つける前に誰かが殴ったとか?・・・そんな奴いたら削ぐけど」

エレン「何を言っているんだ そんなことあるわけ・・・―――」




181: じょうじ 2013/08/29(木) 21:43:47 ID:trLTQcVU


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回想中

エレン「す、すすすいませぇんでしたああぁあぁ!!」orz バ~ンッ!! 

ミッシェル「・・・・・何をしている?」

エレン「いや、あの、俺もミッシェルさんにセクハラをしてしまったので」orz

ミッシェル「・・・いや、これぐらいではセクハラにはならないぞ そんなに私が怖いか?」

マルコス(エレン、ここは正念場だぞ 選択を間違えるなよ)ソワソワ

エレン「(・・・俺は自分に嘘をついてまで生きたくない!!)ハイっ!怖いです!!・・・・・少し」orz

アレックス(何を言っているんだぁぁ!?何を間違えたらそうなる!?)




182: じょうじ 2013/08/29(木) 21:45:13 ID:trLTQcVU



ミッシェル「・・・・・そうか、悪かったな もう顔を上げてもいいぞ」ニコ

シーラ(ミ、ミッシェルさんが笑った!?さ、さすが副艦長は心が広いなぁ)ホッ

エレン(やったぁ!!俺は勝ちましたよ、燈さんに教えてもらったドゲザで!!)バッ

エレンが安堵の笑みで顔を上げると優しそうな目をしたミッシェルの右手がおでこの前で止まり・・・

ミッシェル「フンッ!!」ビシンッ ←デコピン

・・・これ以降の記憶がエレンには無かった

エレン「」ピューーン ドサッ チーン

一同(エレーーーン!!)

それはそれは綺麗な弧を描いて飛んでいきましたとさ  おしまい
_______________________________




183: じょうじ 2013/08/29(木) 21:46:04 ID:trLTQcVU


エレン「」ガクガク ブルブル

ミカサ「エレン!!どうしたの!?しっかりして」ガシッ

エレン「(俺が・・・選択を間違えたから・・・)dだ、だいjじょうbっぶだあ」アセアセ

アルミン「呂律が回ってないよ!?一体何を思い出したんだい!?」

八重子「大丈夫、エレン君?おねーさんの胸で介抱してあげよーか?大サービス3000円で!!」ホラホラ

サシャ「わたしは仲間のなのでパァン1つでいいですよ、エレン!!」コッチ コッチ

コニー「おまえら少しは自重しろ!!」




188: じょうじ 2013/08/29(木) 23:19:35 ID:trLTQcVU



エレン「ヒザマルさんっ!!」ガシッ

燈「いきなり肩つかんで、どうしたエレン?」

エレン「ミッシェルさんに勝つにはどうすればいいんですか!?ニホンの奥義ドゲザも効きませんでした・・・」シュン

燈「ふっふっふ エレンには特別に土下座のさらに上の技を教えてやろう・・・」ニヤリ

エレン「そ、そんな技がまだあるんですか!?ぜひ、教えてください!!」バッ orz

燈「おいおい、そんな簡単に男が土下座を使うんじゃない!!そんな奴に育てた覚えは無いぞ!!」クワッ

エレン「っ!!すいません、師匠!!」スクッ




189: じょうじ 2013/08/29(木) 23:20:19 ID:trLTQcVU



アルミン「なにをしてるの?あの二人は」ミカサ ソッチノガレキトッテ

ミカサ「はぁ・・・エレンはまだまだ子供 ので、そっとしておきましょう」ハイ コレ

イワン「お二人とも、熱ちーッス!!燈さん!ぜひ、オレにも教えてくださいよ!!」

燈「・・・しかたない この技を使える人は少ない 二人ともしっかり覚えるんだぞ」

エレ・イワ「ハッ!!(ウッス!!)」バッ ビシッ

コノヨウニヤルンダ! コ、コレガキュウキョクオウギ・・・
アア、コレデミッシェルサンニモカテルハズ ス、スゲー!!




190: じょうじ 2013/08/29(木) 23:21:08 ID:trLTQcVU



サシャ「一人増えましたね 補修工事をちゃんとしてほしいのですが・・・」モグモグ

ミカサ「・・・サシャ、あなた何を食べてるの?」

八重子「蒸かした芋ですぅ!!」ムシャムシャ

アルミン「っ!!あなたもですか!?」

コニー「強くなれるんだろ、俺も教えてもらおうかなぁ!!」ワクワク

アルミン「・・・コニー、強くなれないからやめてね」モウツカレタ




191: じょうじ 2013/08/29(木) 23:22:03 ID:trLTQcVU



エレン「おまえら、なにサボってんだ!!補修工事をしっかりしろよ!!
まったく、子供じゃないんだから」

アルミン(きみが言うセリフかい!?)イラッ

イワン「究極奥義も教わりましたし、皆さんで早く終わらせましょう!!」

八重子「・・・あんた、なに教えたの?」

燈「それは三人だけの秘密だ 期待していろ」キリッ

エルド「おい、そろそろおまえら、ちゃんと仕事してくれ 
今日は所属兵団を決める日だろ?昼前にある程度終わらせろよ」




192: じょうじ 2013/08/29(木) 23:23:29 ID:trLTQcVU


アルミン「す、すみません そういえば、この騒ぎがあったのに新兵勧誘式はやるのですか?」

グンタ「その決定もする為、ハンジ分隊長がエルヴィン団長を呼びにいっている
・・・しかし、おそらくやるだろう 巨人の襲撃ですでに一回流れているからな」

エルド「ちなみにお前らはどこの兵団が希望だ?憲兵団か?」

ミカサ「わたしはエレンがいる調査兵団です」

アルミン「ぼ、僕も同じく調査兵団希望です!!」バッ

エルド「おお、今期の首席が来るとは頼もしいなぁ 君もよく志願してくれたな」




193: じょうじ 2013/08/29(木) 23:24:15 ID:trLTQcVU



エレン「ミカサだけじゃなくアルミンも凄い奴なんですよ、エルドさん!今期の座学トップで、トロスト区奪還作戦にも貢献しましたし!!オレと外の世界を探検する約束があるからな!!」

アルミン「ちょ、ちょっとエレン!恥ずかしいからやめてよ///」テレ

エレン「恥ずかしがることじゃねぇよ!立派な夢じゃないか!!お前らには助けられてばっかだからよ・・・オレはホントに感謝してるんだ 二人には・・・」

ミカサ「・・・わたしはどんなことがあろうとエレンの味方 何処までもついて行く」

アルミン「ふふふ、僕もだよ 僕たちが見てないとエレンは無茶ばっかするからね」

エレン「なんだよそれ・・・どうせ勝手について来るんだから、もうお前たちをを置いていくなんて言わねぇよ 外の世界を探検するまでオレは絶対に死なねぇからな!!」




194: じょうじ 2013/08/29(木) 23:26:26 ID:trLTQcVU



イワン「くぅっ!!熱ちーッス!!オレも全力で応援しますよ!!」グッ

八重子「いーはなしだねー おねーさん、涙腺が・・・」ウル ムシャムシャ

サシャ「私もです!感動しました!!」ウル モグモグ

燈「ああ、俺たちもこっちにいる間に協力できることはするからな!とりあえず、先輩方の言う通り補修を終わらせようぜ!!」トリアエズ クウノヤメロ

オーーッ!!

ウオォォォ!! 
トントン カンカン!!
トントン カンカン!!
コッチハオワリマシタァァ!!
ハエーヨ オマエラ




195: じょうじ 2013/08/29(木) 23:29:15 ID:trLTQcVU



ペトラ「兵長達に伝えてきたよー そろそろ新兵勧誘式だから訓練兵たちは移動の準備をしてね」

ハッ!! バッ

ミッシェル「お前らはこっちに来い 話がある」

アシモフ「イワンは俺とアネックスに一旦戻るぞ」 

ハイッ!! ビシッ
__________________
_________






203: じょうじ 2013/08/30(金) 19:06:21 ID:1OY90ybo



どっかの広場


アニ(これからどうするんだい?)ヒソヒソ

ライナー(はっきり言って分からない事だらけだ)ヒソヒソ

ベルトルト(計画通り、僕ら二人はエレンの情報を知るため調査兵団でいいよね?)ヒソヒソ

ライナー(ああ、アニにも憲兵団に入ってもらうつもりだが、未来から来たと言うあいつ等がどうでるか分からないから、エルヴィン団長の説明の後でサインを送る)ヒソヒソ

アニ(たしかに、私たちも知らない兵器を持っていたら二人だけじゃ対処できないかも 実際に空を飛んでいるし)ヒソヒソ

ベルトルト(そうだね、今一番警戒しなくちゃいけないのはエレンとあいつ等だ なるべく三人で行動した方が情報伝達も速くていいかも知れない)ヒソヒソ




204: じょうじ 2013/08/30(金) 19:07:23 ID:1OY90ybo



アルミン(ライナーとベルトルト・・・アニとあんなに仲良かったかな?)

サシャ「ジャンはどうして突然調査兵団に?その・・・怖くないのですか?」

ジャン「は?嫌に決まっているだろ 調査兵団なんか」

コニー「え?・・・じゃあお前 なんで・・・」

ジャン「別に巨人が怖くないから調査兵団に決めたわけじゃねぇよ
そして有能な奴は調査兵団になる責任があるなんて言うつもりも無いからな」

ジャン「いいか?くれぐれも、エレンみてぇな死に急ぎ野郎とオレを一緒にすんなよ」

モブ兵士「訓練兵整列!壇上正面に倣え!!」

ジャン「オレはな・・・誰かに説得されて自分の命を懸けているわけじゃない
こればかりは自分で決めずに務まる仕事じゃねぇよ」




205: じょうじ 2013/08/30(金) 19:08:05 ID:1OY90ybo



兵士一人一人がそれぞれ自分の中の葛藤と向き合っていた そして、勧誘式は始まった


エルヴィン「私は調査兵団団長エルヴィン・スミス 調査兵団の活動方針を王に託された立場にある―――」


巨人の恐怖、トロスト区奪還作戦での人類の勝利、巨人であるエレンが人類の味方である事を話し、その後エルヴィンは衝撃的な事実を話し始めた

エルヴィン「―――そして、彼の生家があるシガンシナ区の地下室には彼も知らない巨人の謎があるとされている
我々はその地下室に辿り着きさえすれば、この100年に亘る巨人の支配から脱却できる手掛かりを掴めるだろう」

ザワザワ

ライナー「地下室だと・・・」

アルミン(・・・いくら兵士を集めたいからってその情報まで公にするなんて・・・)




206: じょうじ 2013/08/30(金) 19:08:48 ID:1OY90ybo




モウソンナダンカイニマデキテイルノカ・・・
キョジンノショウタイガワカレバ コノジョウキョウモ・・・!!

アルミン「(イヤ・・・何か意図があるんじゃ・・・団長は一体・・・)何を見ようとしているんだ?」

ミカサ「え?」

エルヴィン「ただ・・・シガンシナ区内の一室をじっくり調べ上げるためには、ウォール・マリアの奪還が必須となる
つまり目標はこれまで通りだが、トロスト区の扉が使えなくなった今、東のカラネス区から遠回りするしかなくなった 4年かけて作った大部隊の行路も全てが無駄になったのだ
その4年間で調査兵団の9割以上が死んだ 4年で9割だ」

エルヴィン「少なく見積もっても我々が再びウォール・マリアに大部隊を送るには、その5倍の犠牲者と20年の歳月が必要になる・・・現実的でない数字だ」




207: じょうじ 2013/08/30(金) 19:09:35 ID:1OY90ybo



エルヴィン「調査兵団は常に人材を求めている 毎回多数の死者が出ることによって慢性的に人員が不足している
隠したりはしない 今期の新兵調査兵にも一月後の壁外調査に参加してもらう」

みんなの顔が絶望の表情になっているとエルヴィンはさらに驚愕的な話をし始めた

エルヴィン「・・・しかし、我々には幸運なことに強力な協力者がいる 小町艦長、こっちに来てください」

そこに現れたのは奇妙なスーツにロングコートを着た中年の男性である


エルヴィン「彼は昨夜、皆が目にした飛行物体である船の艦長をしている小町小吉さんだ
彼らは我々とは別の未来の世界から来た人類だ 彼らもまた一月後の壁外調査に参加してもらう」

ベ、ベツノセカイ!?
ソンナコトシンジロトイウノカ!?




208: じょうじ 2013/08/30(金) 19:11:33 ID:1OY90ybo



エルヴィン「信じられないかもしれないが君たちはすでにあの空飛ぶ船を目撃しているはずだ 我々よりも優れた科学力、それがなによりも証拠になるだろう
彼らに関してもまだ話せることは少ないが巨人に対抗する大きな力を持っている」

エルヴィン「だからといって全て彼らに任せるわけにも行かない 新兵が最初の壁外遠征で死亡する確率は5割、この惨状を知った上で自分の命を賭してもやるという者はこの場に残ってくれ」

エルヴィン「もう一度言う・・・調査兵団に入るためにこの場に残るものは近々、殆ど死ぬだろう
自分に聞いてみてくれ 人類のために心臓を捧げることができるのかを
以上だ 他の兵団の志願者は解散したまえ」

死にたくない そう思う者がほとんどであるため、たくさんの新兵たちが立ち去る中、まだ己自身に問いかけている者もいる




209: じょうじ 2013/08/30(金) 19:12:14 ID:1OY90ybo



ザッザッ

ジャン(クソ・・・頼むぞお願いだ 頼むからこれ以上・・・自分のことを嫌いにさせないでくれ・・・)

ザッ ザ

アニ「・・・」チラ

ライナー「・・・」サッ

アニ「・・・」コクン

ザッザッ

サシャ(今・・・ここから動かないと・・・・・また)ドクン ドクン

コニー「(そうだ・・・オレは元々・・・憲兵になるために村を出たんだ・・・)・・・母ちゃん喜ぶぞ・・・憲兵になったら 村の皆もオレを見直す」

ジャン(俺達はもう知っている もう見ちまった・・・ 巨人がどうやって人間を食べるのか―――)




210: じょうじ 2013/08/30(金) 19:13:00 ID:1OY90ybo



・・・・・

エルヴィン「君達は死ねと言われたら死ねるのか?」

・・・シニタクアリマセン!

エルヴィン「そうか 皆・・・良い表情だ
では今!!ここにいる者を新たな調査兵団として迎え入れる!
これが本物の敬礼だ! 心臓を捧げよ!!」

ハッ!! バッ

ミカサ「・・・(エレンは私が絶対に守る)」

アルミン「・・・みんな・・・」




211: じょうじ 2013/08/30(金) 19:14:10 ID:1OY90ybo



ジャン「あぁ・・・クソが・・・最悪だチクショウ・・・調査兵なんて・・・」

サシャ「・・・う・・・嫌だよぉ・・・こわいぃ・・・村に帰りたい・・・」

コニー「あぁ・・・もういいや・・・どうでもいい」

ライナー「・・・(兵士として・・・いや戦士としてオレはここに・・・)」

クリスタ「(怖いけど・・・皆のために死ねるなら・・・)」ポロポロ

ユミル「・・・・・泣くくらいならよしとけってんだよ」

ベルトルト「・・・・・(今はこのままでいい・・・今はまだ・・・)」

アニ「・・・(これ以上、情が移らないように離れたかったけど・・・)」

エルヴィン「第104期調査兵団は敬礼をしている総勢22名だな
よく恐怖に耐えてくれた・・・君達は勇敢な兵士だ 心より尊敬する」




212: じょうじ 2013/08/30(金) 19:16:25 ID:1OY90ybo



小吉(こいつらはもう仲間・・・みんないい面構えだ)

エルヴィン「・・・最後にこの中に知っている者もいるが協力してもらう小町艦長からも一言」

小吉「・・・え!?いきなり無茶ぶりですか!?」

エルヴィン「まぁ、あなた達を知ってもらう意味でもあるので簡単でいいので願いします」ニコ

小吉「・・・わかりました」シュン

小吉「・・・あーあーあふん❤ 新兵諸君、楽に聞いてくれ 先ほど説明があったように別の世界から来た小町小吉だ もう俺たちは仲間だ これから君たちと信頼関係を築いて行けたら良いと思っている
君達がすでにたくさんの仲間を失っている事も知っている・・・・・俺の親友は目の前で死んだ 悲しみに寄り添い慰める事は行き摺りの人間にも出来る
だが・・・刺し殺すような強い怒りを、共に滾らす事の出来る俺たちは 血よりも固い絆で結ばれた“昆(むれ)”となる!!・・・まぁ、要約するとお互い協力し合って頑張ろうということだ、これからよろしくな!!」

アルミン(・・・森の中ではふざけていたけど、やはりこの人もまた団長とは違った“人の上に立つ人間”なんだ!)

エルヴィン「ありがとうございます、小町さん ではこれより担当者の指示に従い宿舎がある本部まで移動してくれ」

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214: じょうじ 2013/08/30(金) 21:12:58 ID:1OY90ybo


じょう(投下開始します)
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旧調査兵団本部 古城


エレン「あいつらどうしてるかなぁ・・・」

シーラ「・・・エレンはみんな調査兵団に入ってほしいの?」

エレン「オレは・・・いや、俺達は兵士です より力のある兵士ほど巨人に立ち向かうべきだと考えていますが・・・みんなに生きててほしいという気持ちも少しはあるんです」

アレックス「まぁ、結局最後は自分で進む道を決めるんだ その決意を認めてやればいいんじゃないか?」

マルコス「たまにはいい事言うじゃねぇか 無い頭脳をつかって」ハハハ

アレックス「てめぇ、ケンカ売ってるのか?イカ野郎」イラッ

マルコス「誰がイカ野郎だって?このタコ野郎が!!」ガッ




215: じょうじ 2013/08/30(金) 21:14:02 ID:1OY90ybo


シーラ「やめなさいっ!!あんたたちバカ2人は何処に行ってもケンカすんのね」ハァ・・・

ミッシェル「オマエら いい加減にして補修作業をしろ 塔の上で作業してる燈達を見習え
お、この瓦礫もまだ使えるな 燈!投げるぞ!」ヒョイ


チョ、チョットマッテクダサイ!! 
ソンナオオキナガレキ ウケトレマセンヨォォ!!


マルコス「だはははは、頑張って受け止めろ!!」

アレックス「そーだぞ 燈!お前なら出来るぞー!!」

ミッシェル「・・・よし、おまえらがこれを持っていけ」ドシンッ!!


ギャアァアアァァ!! シヌゥゥゥ!!
ヤ、ヤメテアゲテクダサイ ミッシェルサン!!




216: じょうじ 2013/08/30(金) 21:14:41 ID:1OY90ybo



燈「あやうく死ぬとこでした」

ハンジ「あははは、ほんとに面白いね 君たちは」

燈「すいません、騒がしいですか?」

リヴァイ「ああ、はっきり言ってうるさい」

ハンジ「まあまあ、君たちのおかげで壁外調査も捗るんだからいいじゃないか エレンも元気になったしね」

リヴァイ「・・・一つ聞いていいか?」

燈「はい、何でしょう?」




217: じょうじ 2013/08/30(金) 21:15:36 ID:1OY90ybo



リヴァイ「あの女は何で変態してないのに力が強いんだ?」

燈「・・・・・俺とミッシェルさんは特別で親が“バグズ手術を受けてから生まれた子供”なんです・・・そのため生まれたときから手術に必要なモザイクオーガンが埋め込まれていて、体の半分は蟲みたいなものです 俺は感情の昂ぶりで蟲化してしまいますが、ミッシェルさんは通常の状態が俺よりも蟲化状態に近いらしいので力があるんです」

リヴァイ「・・・つまりお前ら2人は化け物ということか」

ハンジ「ちょっとリヴァイ!!もっと言い方ってものがあるでしょ!!」

燈「はは・・・いいですよ 小さい頃から言われ馴れているので 
・・・おそらくミッシェルさんは俺らと同じ様に、化け物扱いされているエレンの事を気にして優しく接しているんだと思います」チカラハベツニシテ




218: じょうじ 2013/08/30(金) 21:16:30 ID:1OY90ybo



ハンジ「・・・そうなんだ・・・ごめんね変なこと聞いて さあ、早く終わらせてお風呂にでも入ってご飯にしようよ!!」

燈「」ビクッ

リヴァイ「・・・どうかしたか?」

燈「イエ、ナンデモナイデス」ソウデスカ オフロデスカ・・・

ハンジ「おっ、エルヴィン達が帰ってきたみたいだ」


オ、チャントヤッテルカミンナ! 
ハイッ オカエリナサイカンチョウ


シーラ「どうなりましたか、みんなは?」




219: じょうじ 2013/08/30(金) 21:20:16 ID:1OY90ybo



エルヴィン「調査兵団に入団した者は本部の宿舎に荷物を置いてからまた、こちらの補修工事に来るからもうすぐじゃないかな 誰が入団したかは私が言うよりも直接会って確認した方がいいだろう」

小吉「燈たちはどうした?」

ミッシェル「燈はあそこでリヴァイ達と塔の修復をしている エヴァと八重子はアシモフと一緒に一旦戻らして食料や工具箱を取りに行かせた」

小吉「そうか、アシモフが戻ったらもう一度エルヴィン団長達と話し合いをするからお前らは引き続き補修作業に移ってくれ」

マルコス「え~まだやるんすか?」ボロボロ

小吉「ああ、すまないが頼む それより何でお前ら二人ボロボロなんだ」

アレックス「・・・そっとしといて下さい」ボロボロ




220: じょうじ 2013/08/30(金) 21:21:13 ID:1OY90ybo



小吉「まぁ、一段落したらこれからくる奴らと風呂にでも入って仲良くしていろ」

マル・アレ「」ビクッ

エレン「どうしたんですか?二人とも」

マルコス「ナンデモナイ」アカリト

アレックス「キニスルナ」ソウダンダナ・・・




221: じょうじ 2013/08/30(金) 21:22:45 ID:1OY90ybo



タタタタタッ   ザッ


ミカサ「ただいま エレン」

エレン「うおっ!?いきなり現れるなよミカサ 他のみんなは?」

ミカサ「まだ後ろにいる」

シーラ「いや、誰も見えないよ?」

ミカサ「私はすぐにエレンに会いたくて全速力で走ってきた ので他のみんなよりも速い」

アレックス「ほんとだ、遠くのほうにみんないるぜ」

マルコス「マジでオマエ、目がいいな」




222: じょうじ 2013/08/30(金) 21:24:00 ID:1OY90ybo



エレン「なぁミカサ、調査兵団に入ったのは何人だ?」

ミカサ「エレンを含めて23人 先ほどここにいたメンバーは全員調査兵団」

エレン「はぁっ!?アルミンやライナーたちは分かるが、ジャンとアニも調査兵団に入ったのかぁ!?あんなに憲兵団に入りたがってたのに何故??」

ミカサ「それは分からない 自分で直接聞いたほうがいいと思う」

ブロロロロー!!

エレン「何の音だ!?」

そこに現れたのは大きな車輪が特徴的なまるでバッタのようなフォルムの、移動する乗り物であった

バシュゥ

イワン「ただいま戻りました!小町艦長!!」




223: じょうじ 2013/08/30(金) 21:25:01 ID:1OY90ybo



小吉「おお、脱出機で来たのか!!」

アシモフ「移動に便利だしな こっちに居座る為の荷物が少し多かったのもある
あと、助っ人も何人か呼んできたぞ」

アドルフ「・・・巨人と戦うことになった場合、俺がいた方がいいと言われたので」

小吉「たしかに俺やアシモフよりもお前やジョーのほうが適任ではあるな」

慶次「ジョセフ隊長も来たがっていたんですが、今の状況で幹部が全員出払ってしまうと船の方が手薄になるので諦めてもらいました」

エヴァ「みんな!食料をたくさん持ってきたよ!!」フリフリ

シーラ「そういえばお腹ペコペコ 朝から何も食べてなかったね」

イザベラ「あんたらも運ぶの手伝ってくれ」




224: じょうじ 2013/08/30(金) 21:26:11 ID:1OY90ybo



タタタタッ

サシャ「ご飯ですかぁ!?早速皆さんで食べましょう!!」ワクワク

ジャン「着いて早々に言うセリフではないぞ ほかにも言うことがあるだろ」

コニー「すげぇー!!馬もいないのに動いていたぞ!!」キラキラ

ライナー「さっきまであんなに落ち込んでいたのに、凄いなお前ら」

ベルトルト(・・・想像以上の科学力だ やはりもっと情報を・・・)

アルミン「ただいまエレン、正式に調査兵団に入団してきたよ」




225: じょうじ 2013/08/30(金) 21:27:00 ID:1OY90ybo



エレン「まさか皆が調査兵団に入ると思わなかったな・・・特にジャンとアニ」

アニ「・・・別にいいでしょ 自分で決めたんだから」

ジャン「よう、死に急ぎ野郎 残念ながらまた会ったな」

エレン「・・・オマエが調査兵団なんて、どういう風の吹き回しだ」

ジャン「決してオマエのように死に急ぐために入ったわけじゃない・・・ただ・・・誰のものとも知れねぇ・・・骨の燃えカスにがっかりされたくないだけだ・・・」

エレン「・・・そうか、お前なりの決意があるんだな」

オルオ「オイ、お前ら とっとと作業に移れ 帰りが夜になるぞ」




226: じょうじ 2013/08/30(金) 21:28:30 ID:1OY90ybo



ユミル「あーだりーなぁ、また補修工事しなくちゃなんねぇのかよ」メンドクサ

クリスタ「もうっユミル!!あなたは朝の作業もほとんどサボってたでしょ!!」プンプン

イワン「俺たちも早く荷物を降ろして手伝いましょうよ!!」

加奈子「ほら、起きなさい八重子!あんたも手伝いなさい!!」ゲシッ

八重子「ひゃい!?もう食べられませんっ?!?!」ガバッ

加奈子「・・・食べられなくしてあげようか?」イラッ




227: じょうじ 2013/08/30(金) 21:29:55 ID:1OY90ybo



エルヴィン「もの凄く大きいですね この乗り物はどのくらいの人数が乗れますか?」

小吉「えっと、だいたい20人ぐらいかなぁ “虫籠”には結構な荷物を入れられます」

エルヴィン「物資の輸送に最適だ・・・我々はあなた方と同盟を組めてメリットしかありません 本当に協力していただいて感謝します」

小吉「まぁ、いいってことよ こちらにもメリットはあるし、困った時はお互い様だ」

アドルフ「・・・艦長、そろそろ」

小吉「ああ、そうだな・・・・・ミッシェルちゃんはコイツらを頼む アドルフ、アシモフ行くぞ」




228: じょうじ 2013/08/30(金) 21:30:51 ID:1OY90ybo



ミッシェル「私も会議に出るぞ」

小吉「・・・いや、2人が居れば大丈夫だ 心配するな」

ミッシェル「・・・・・分かった」

エルヴィン「では、行きましょう 私はリヴァイとハンジを呼んできますので 先ほどの会議室でお待ちを」

スタスタスタ


ミッシェル「さて、急いで終わらせるぞ 終わってから飯だからな」

ハイッ!!




240: じょうじ 2013/09/01(日) 10:17:56 ID:E8jSa3AA


現在公開可能な情報

鬼塚慶次〔175cm 61kg 24歳 ♂〕:あまりに地味な世界一の男 いつの間にかチャンピオンベルトを巻いていた ライト級を制しスーパーフェザー級でも世界ランク一位になったが網膜剥離により断念 父親は噛んだだけで相手を排卵させるという噂も・・・
とっても優しいマザコン 成績オール3 使用武術はもちろんボクシング 徹底したアウトボクサー 


三条加奈子〔160cm 42kg 19歳 ♀〕:大物サッカー選手とタレントの間に生まれた娘 父親は麻薬で逮捕、母親とは怪しい商売をしていたため喧嘩別れ 借金返済のためにアネックス計画に参加
貧乳 小さい頃は陸上をやっていた カナーザ様 Aカップだがブラの位置は高い








241: じょうじ 2013/09/01(日) 11:39:15 ID:E8jSa3AA




トントン カンカン

ミッシェル「ある程度終わったな じゃあ、飯の準備があるから男子は工具の片付け、女子は先に風呂に行くぞ」

燈・マル・アレ「」ビクンッ

ミカサ「私たちもですか?」

ミッシェル「ああ、うちの艦長がエルヴィン団長にお願いして一緒に飯を食うことになった」

クリスタ「で、でも帰りが遅くなってしまいますし、ご迷惑では・・・」アセアセ

ペトラ「フフフ、大丈夫だよ 宿舎の方には帰りが遅くなることをオルオに伝えに行ってもらってるから」カワイイナー




242: じょうじ 2013/09/01(日) 11:41:49 ID:E8jSa3AA



イザベラ「オラっ、心配すんなよ 帰りは脱出機で送ってやるからよー」ワシャワシャ

クリスタ「ちょ、ちょっとやめてくださいよ~//」カミガクシャクシャニ~

エヴァ「イザベラちゃん、やめてあげて!クリスタちゃんが嫌がってるでしょ!」

ユミル「じゃあ、私はこっちで」モミモミ


キャーヤメテー// ヨイデハナイカ~
オッパイリョク 53マンダト!?
コノカナーザサマガ モミシダイテアゲマスヨ!
モウダレカタスケテー!
オイ トットトイクゾ アソブノハフロバデヤレ

燈「いい・・・とても素晴らしい光景だ・・・」ニンマリ




243: じょうじ 2013/09/01(日) 12:02:55 ID:E8jSa3AA



マルコス(燈、この後だが・・・)ヒソヒソ

燈(言わなくても分かっているぞ 同士よ)コソコソ

アレックス(・・・他の奴らはどうする?)ボソ

燈(もちろん引き込む!エレンとイワンは俺に任せろ!!オマエらはあいつらを頼む!)コソコソ

マル・アレ「了解(ラジャー)!!」

ジャン「うおっ、いきなりどうした!?」




244: じょうじ 2013/09/01(日) 12:05:19 ID:E8jSa3AA



マルコス「ふっふっふ、気にするな」ニヤリ

アレックス「それよりもお前ら!これからちょっと覗きにいかない?」ホラホラ

ベルトルト「いや、そんな散歩に誘うように言われても!?」

マルコス「おい、ライナー オマエは来るよな?」

ライナー「っ!?俺は・・・兵士だ!!行くわけにはいかない!!」クワッ!

マルコス「おいおい、どの口がそれを言うんだ 自分の思いに素直になれ!」ヤレヤレ




245: じょうじ 2013/09/01(日) 12:11:37 ID:E8jSa3AA



ライナー「な・・・何を!!」

アレックス「エヴァちゃんの胸を見すぎだ 俺らじゃなくたってわかるくらいな・・・」

ライナー「っ!?」ドクンッ!

ジャン「たしかにガン見してたな」

ライナー「(そうか、忘れていた・・・俺は・・・戦士だ!!)・・・俺は行く!!それが・・・戦士の責任だ!!」ドンッ!

ベルトルト(ライナァァーっ!?君は何を言っているんだぁぁ!!)




246: じょうじ 2013/09/01(日) 12:20:19 ID:E8jSa3AA



マルコス「ジャン・・・オマエは覗きたくないのか?」

ジャン「(くっ、たしかにミカサの裸とあの巨乳軍団は見たいが・・・)行くわけねぇだろ!オレはミカサを裏切るような行為はしない!!それに見つかったらどうする?」

マルコス「・・・そんなの見つからなきゃいいだけだよ~?」ホラホラ

ジャン「そ、それでもオレは・・・」

アレックス「(あと一押しかな・・・)確かに見つかってしまった場合も考えるとリスクが高い・・・しかし、あえてこの言葉をお前に送ろう・・・・・戦士(オトコ)なら!!」ガッ!!

ジャン「っ!?」ドクンッ!

ジャン「ふっ・・・その言葉を聞いた以上 黙ってはいられないぜ!!」ドンッ!




247: じょうじ 2013/09/01(日) 12:23:00 ID:E8jSa3AA



マルコス「よく言った!オマエら2人は戦士(オトコ)だぜ!!」

ベルトルト(あぁ・・・もういいや・・・どうでもいい)

アレックス(ベルトルトは無理そうだな・・・あとはコニーだけか)

マルコス「コニー!!オマエはもちろん行くよな?それが男の友情ってもんだろ!」バッ ユウジョウノ 

コニー「おうよ!!よくわからないが男の友情じゃあしょうがねーな!」ガシッ シェイクハンド

アレックス(ハイ、落ちたーwww)




248: じょうじ 2013/09/01(日) 12:25:06 ID:E8jSa3AA



ソレジャ トットトカタヅケヲスルゾ
オーッ!! 
イソゲー ウオオォォォォォ!! 



エレン「・・・何だアイツら?」

アルミン「・・・凄いスピードで片付けていくね」

燈「それよりエレン ノ・ゾ・カ・ナ・イ・カ?」

エレン「はあ!?何を言っているんですか ヒザマルさんがそんなこと言うなんてがっかりですよ」ヒキッ

イワン「そ、そーっスよ 覗きなんてそんなこと・・・(シーラさんの裸・・・)だ、駄目っスよ///」カァーッ




249: じょうじ 2013/09/01(日) 12:41:10 ID:E8jSa3AA



燈「お前ら何か勘違いしてねぇか?覗きは単なる変態行為ではない!男にとって通るべき試練!!つまり、強くなる為の訓練であ~る!!」ドンッ!

慶次「・・・お前は何を言っているんだ」バカカオマエハ

エレン「と、通るべき・・・試練!!」

イワン「つ、強くなる為の・・・訓練!!」

アルミン「イヤイヤ!君たち騙されちゃ駄目だよ!!」シッカリシテ!!




250: じょうじ 2013/09/01(日) 12:43:15 ID:E8jSa3AA



燈「エレン!!覗きも出来ない奴が巨人に勝てると思っているのかぁぁぁ!!」

エレン「っ!!」ドクンッ!

エレン「た、たしかに・・・俺はまた間違った選択をするところだった・・・やります!!覗きをやり遂げて俺は巨人どもを駆逐してやりますよ!!」ドンッ!

アルミン「君は今、間違った選択をしてるよぉぉ!!しかも巨人はまったく関係ないからね!!」

燈「イワン!!お前は全人類を救いたくないのかぁぁ!!何の為にお前らに究極奥義を教えたと思っているんだぁぁ!!」

イワン「っ!!」ドクンッ!

イワン「す、すいませんでした!!皆さんと力を合わせて全人類を救いましょーっス!!」ドンッ!

慶次「・・・覗きに行く奴のセリフには聞こえないな」ヤレヤレ




251: じょうじ 2013/09/01(日) 12:45:56 ID:E8jSa3AA



燈「マルコス!!そっちはどうなった?」

マルコス「おう!片付けも説得もバッチリだぜぇ!!」ピース

アレックス「もはや洗脳だったがな!!」ガッツポーズ

燈「よし!!お前ら 覗くぞ 隊列(なら)べ!!!」どどっん!!


ウオッシャー!!
オンナノハナゾノニ イチバンノリジャアァァー!!

ダダダダダダッ!!


慶次「・・・さて、あいつ等が勝手に片付けてくれたからちょっと休憩してお風呂にでも行くか」オチャイレルケドノム?

アルミン「そうですね 行こう、ベルトルト」ボクモテツダイマスヨ

ベルトルト「・・・・・うん」モウツカレタ・・・

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256: じょうじ 2013/09/01(日) 20:19:40 ID:E8jSa3AA



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会議室

エルヴィン「それでは今後の予定について会議を始めましょう」

小吉「では先に1つ質問してもいいですか?」

エルヴィン「いいですよ 何ですか?」

小吉「なぜ新兵勧誘式で地下室の話をしたんですか?あの情報は公にする必要の無いものだ・・・何を企んでいるんですか?」

エルヴィン「・・・やはり、頭が切れますね その通りです ある目的があって話しました」

アシモフ「その目的とは何だ?」

リヴァイ「・・・その前にこっちも聞きたいことがある お前らの中に裏切り者はいないのか?」

アドルフ「・・・何故そう思う?」




257: じょうじ 2013/09/01(日) 20:22:03 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「先ほどの質問の答えだが・・・こちらにはおそらく裏切り者がいる」

エルヴィン「リヴァイの言うとおり、エレンと同じ巨人化できる人間がこちらにいる 最低でもウォール・マリアを破壊した“超大型巨人”と“鎧の巨人”がいるので2人以上潜伏しているはずだ」

小吉「なぜその2体が巨人化できる人間だと?」

エルヴィン「彼らには広大な壁の中で、守りの薄い扉部分を正確に破壊したり、壁の上の固定砲台を狙ったりすることができる知性を持っている さらに2体とも突然現れては消えることが確認されている為、エレンの様に人間体になってその場から逃げていると考えている」

エルヴィン「そして、トロスト区襲撃の際に外側の壁を“超大型巨人”が壊し、また人類の活動領域が減るはずだったが彼らは内側の壁を破壊しなかった」

ハンジ「その時、彼らが破壊活動を止める原因と成りえたのは巨人化したエレンが暴れたことだけだ そして、それを見ていたのはその場にいた兵士だけ」




258: じょうじ 2013/09/01(日) 20:23:12 ID:E8jSa3AA



アシモフ「なるほど・・・それで5年前の壁が壊された時に潜入したと考え、新兵にもその可能性があり、一月後の壁外調査で地下室とエレンをエサにしてそいつらを誘き出すと言うことか・・・」

リヴァイ「その通りだ、あいつらはエレンを殺そうと思えば殺せた つまりエレンの捕獲が目的だ」

アシモフ「それで裏切り者がいないか聞いてきたのか・・・」

リヴァイ「・・・それもあるが俺が言いたいのはお前等の本当の目的だ」

小吉「・・・・・」

リヴァイ「ヒザマルから聞いた・・・あいつ等2人は特別だと」

小吉「・・・その通り、あの2人は特別だ」




259: じょうじ 2013/09/01(日) 20:24:57 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「エレンを見れば分かるがあいつ等もまた兵器となる存在だ モザイクオーガンを最初から持っており手術を100%成功する、さらに能力も2つ持ちだ そんな奴らがいればわざわざ成功率の低い手術をする必要が無い」

小吉「・・・ああ、各国の本当の狙いは“必ず手術が成功する夢の新人類”である、あの2人だ・・・そうだろ?アシモフ、アドルフ」

アシモフ「・・・」

アドルフ「・・・」

小吉「ミッシェルはすでに研究されているが結論は“愛の力”と言う事になっている 何故蟲の遺伝子が遺伝するのか、何故モザイクオーガンが生まれたときから埋め込まれているのか 死に物狂いで調べたがどの国の研究者もお手上げ状態だ ・・・しかし、燈は違う」




260: じょうじ 2013/09/01(日) 20:27:16 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「・・・どういうことだ」

小吉「膝丸燈は20年前にある科学者によって造りだされた存在だ 燈を見つけた事により、各国が何とかとっていたバランスが崩れ去ってしまった」

エルヴィン「・・・その科学者を捕らえ技術を盗む、もしくは燈君を捕らえて研究をするのが各国の本当の目的であると・・・そういうことか」

小吉「はい・・・『A・Eウイルス』のワクチンを造りだすことが目的なはずのアネックス計画は・・・実は各国の醜い争い(奪い合い)でもあるんです」

エルヴィン「・・・この話をする為にも彼女を会議に呼ばなかったのか」

小吉「はい・・・彼女は薄々分かっていると思いますが・・・」




261: じょうじ 2013/09/01(日) 20:34:27 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「・・・こいつらは裏切り者じゃないのか?」

小吉「・・・大丈夫です 俺は彼らを信じていますから・・・通信機が使えない今、本当の“お前ら”の目的は何なのか 答えてくれアシモフ、アドルフ」

アシモフ「・・・がっはっはっはぁ!!まいったよ艦長 あんたの言うとおり“国(ロシア)”の目的はそうだ “ザ・ファースト”と“ザ・セカンド”の捕獲だ(あと『ラハブの遺産』の停止もだが・・・)」


そう答えたアシモフだが一呼吸おくとその顔から笑みが無くなり、その目には確固たる決意が宿っていた


アシモフ「・・・しかし、“俺ら(ロシア班)”の目的はあくまでウイルスのワクチンだ!!・・・たとえ何があろうと俺は娘の為にそれ(ワクチン)を届ける!!」


また、アドルフもたくさんの者に利用されてきた自分の人生を思い出しながら小吉の問いに答えた


アドルフ「・・・・・俺は・・・こんな・・・こんな弱い俺を信頼してくれる“部下(仲間)”の為・・・その為に戦おうと思っています」




262: じょうじ 2013/09/01(日) 20:37:53 ID:E8jSa3AA



小吉「・・・やはりお前らは信頼できる仲間だ これからもよろしくな」ニカ


3人は互いに目を合わせ小さく笑った・・・


エルヴィン「・・・結束が深まったところでさっそく本題に入りますか」

小吉「そうだな まず、俺らは巨人を知らない 一目でいいので見ておきたいんだが・・・」

ハンジ「それなら、ソニーとビーンがいるから安心して!!」

アシモフ「ソニーとビーン?」

ハンジ「ああそうだよ、こないだ捕まえた2体の巨人だ!!まだ、少ししか実験してないんだけどとても可愛い奴らでさぁ、ソニーはねsリヴァイ「だまれ、奇行種 話が進まない」




263: じょうじ 2013/09/01(日) 20:40:53 ID:E8jSa3AA



アシモフ「まあ、捕らえた巨人はもちろん見せてもらうが壁外も少し確認しておきたい それは可能か?」

エルヴィン「たしかに連携を深める意味でも少数精鋭で一度壁外に出た方が良さそうだ
こちらは私と信頼できるこの2人とあと分隊長のミケの4人だ」

小吉「こっちは戦闘員だけを連れて行くから俺とこの2人とミッシェルちゃん、う~ん他には燈・マルコス・アレックス・慶次・加奈子・イワン・イザベラの10人でいいかな?」

アシモフ「能力的に見てもソイツらなら大丈夫だろう 色々と便利だしみんな」

アドルフ「・・・残ったメンバーは一旦帰させますか?」

小吉「いや、ここに残ってコッチの世界の服とか買ってきてもらおう あっ!お金が違うから買えないか」

エルヴィン「いやいや、それぐらい出しますよ それでもお釣りが出ますが」ハハハ

小吉「じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます」ペコ




264: じょうじ 2013/09/01(日) 20:51:10 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「憲兵団にはコイツ等のことを話したのか?」

エルヴィン「ああ、小吉さんと一緒にナイルを説得しに行った」

小吉「一旦憲兵団で身柄を拘束すると言われたので、それなら協力しないで宇宙に帰りますって駄々こねてきたよ まだ船壊れているんだけどね」ハハハ

エルヴィン「憲兵団も彼らの技術を少しでも取り入れたいから、調査兵団に全権を渡してくれたよ」ハハハ

エルヴィン「あの動く乗り物、脱出機はいくつありますか?」

小吉「全部で6機だ しかし、全部を出すのはリスクがあるので出せるのは3機までかな」

エルヴィン「十分です!ありがとうございます」




265: じょうじ 2013/09/01(日) 20:53:35 ID:E8jSa3AA



小吉「後は今度のプチ壁外調査に行くメンバーの“手術ベース”と“特性”について話しておk―ダダダダダダッ

ガチャ

モブリット「会議中に失礼します!エルヴィン団長、大変です!!」ハァ ハァ

ハンジ「どうしたのモブリット?」

モブリット「巨人が・・・ソニーとビーンが・・・殺されましたぁ!!」

リヴァイ「何だと!?犯人は?」

モブリット「警備をしていた兵士がいきなり2体を殺してしまいまして、その兵士はもう捕まえましたが・・・」




266: じょうじ 2013/09/01(日) 20:56:02 ID:E8jSa3AA



ハンジ「ソおおぉぉぉぉニいいぃぃぃ!!ビいいぃぃぃンんん!!」ブワッ ダッ

リヴァイ「待て もう犯人が捕まっているんだから少し落ち着け」ガシッ

ハンジ「これが落ち着いていられる状況かあぁぁぁぁ!!」バタバタ

モブリット「その兵士は精神が逝かれていて、なんでも家族と親友を殺された恨みで巨人を殺したらしいです」

エルヴィン「そうか・・・その気持ちも分からなくは無いが、これでは巨人達を助けた事になる・・・この損失は大きいな」




267: じょうじ 2013/09/01(日) 20:57:09 ID:E8jSa3AA



リヴァイ「・・・モブリット、とりあえずコイツの面倒を任せていいか?」パッ

モブリット「ハイ、任せてください!!」

ハンジ「うおおおぉぉぉぉ!!すおぉぉぬいいぃぃぃ!!ぶいぃぃぃぃんん!!」ダッ

モブリット「ま、待ってください!ハンジ分隊長!!」ダッ


バタンッ

ウオオオォォォォ!!
ブンタイチョウ ハシラナクテモ ウマガアリマスヨ!!
ダダダダダダダッ




268: じょうじ 2013/09/01(日) 20:59:28 ID:E8jSa3AA



小吉「・・・壁外に出るしか無いみたいですね」

エルヴィン「ああ、残念ながらそうですね では私も一応確認してきますので 今日はここに泊まっていってください 壁外に出る日は後日伝えます」

小吉「わかりました」

ガチャ


アシモフ「・・・それじゃあ飲み会といきますか?」

小吉「お、さすがアシモフ 酒を持ってきたか!!」

アドルフ「・・・この状況で飲むんですか?」ハァ




269: じょうじ 2013/09/01(日) 21:03:07 ID:E8jSa3AA



アシモフ「こんな時こそ酒を一緒に飲んで親睦を深めるんじゃないか」

小吉「そうだぞ、アドルフ あ、リヴァイ兵長もいかがですか?」

リヴァイ「・・・俺はエレンの監視もしなくちゃならないから遠慮する」

小吉「まあまあ、固い事言わずに飲みましょうよ たくさん種類がありますし、きっとこの世界の酒よりも美味しいですよ~」ニヤリ

リヴァイ「・・・・・酔わない程度だぞ」

________________________________
____________




275: じょうじ 2013/09/02(月) 18:47:37 ID:vAvRKx7M


_______________
_______

女子風呂


ガラガラガラッ

イザベラ「」ダッ

ミッシェル「イザベラ オフサイドすんな 汗を落としてから入れ」

イザベラ「・・・・・ウス」ピタッ

シーラ「おおっ!!意外と広いね!」

ユミル「さすがは元本部なだけあるな」




276: じょうじ 2013/09/02(月) 18:49:38 ID:vAvRKx7M



クリスタ「みんな、前隠さないの?恥ずかしくないの?」

シーラ「やっぱお風呂は裸でしょ!!」ドヤッ

ユミル「そうだぞ 心配するなクリスタ 胸が無くてもわたしは関係なく愛せるぞ!!」

加奈子「そうそう、女の魅力に胸は関係ないからね」←貧乳(Aカップ)

ミカサ「その通り 人には人の魅力がある」←腹筋ムキムキ

ミッシェル「・・・お前、立派な腹筋だな」




277: じょうじ 2013/09/02(月) 18:51:20 ID:vAvRKx7M



加奈子(あんなに強いのに見事なプロポーション・・・さ、さすがです、ミッシェル副艦長・・・・・んっ!?)

エヴァ(こんなの皆に見られたら、またいじめられちゃうよ~)コソコソ

加奈子「・・・オイ 何隠してんだ いまさら」ガシッ 

エヴァ「あっ・・・タオルが・・・///」ハラリ どどんっ!!

ユミル「ちょ、超大型巨乳が現れたぞぉー!!」ニゲロー




278: じょうじ 2013/09/02(月) 18:53:32 ID:vAvRKx7M



カナーザ「くっ・・・こんなもの・・・!!」ガシッ モミ

エヴァ「きゃあぁ///!?やめてー///」

カナーザ「(デカイだけじゃなく柔らかいだと!?)こ・・・こんな・・もの・・・こっ・・・!?」モミモミモミ

カナーザ「うわああああーっ!!!!」ピューーーーーン  ポチャン

アニ(・・・何をやってんだか)ハァ…

イザベラ「」ソー…




279: じょうじ 2013/09/02(月) 18:56:56 ID:vAvRKx7M



ガシッ

イザベラ「・・・アンタも結構いいもの持ってるね」モミモミ

アニ「ちょっ//う、うしろからっ//・・や・・・やめ・・・///」アアン…


ミンナー コンドハアニヲ イジメルゾー
オーッ!! イイデハナイカー イイデハナイカー
ヤ、ヤメロッテ イッテンデショ!! バシンッ
イザベラガヤラレタ!? ニゲロー




280: じょうじ 2013/09/02(月) 18:57:38 ID:vAvRKx7M



エヴァ「はぁー、助かった///」ハァ ハァ

クリスタ「大丈夫?エヴァちゃん(羨ましいなー大きくて)」ハイ タオル

エヴァ「ありがと、クリスタちゃん そ、そういえば 八重子ちゃんとサシャちゃんは?」タオルマキマキ

ミッシェル「2人にはある仕事を任せた」シャンプーツカウカ

ミカサ「そう、とても重要な仕事」コレ イイニオイガシマスネ

ミッシェル「ん!?・・・外から声が聞こえるぞ」




281: じょうじ 2013/09/02(月) 18:59:28 ID:vAvRKx7M


___________________
________

一方、男子たちは・・・

ザッ

エレン「女子風呂か・・・覗くのは初めてだな・・・」

キャッキャ キャッキャ

マルコス「ちと騒がしいな・・・もう始まっているのか 急ごう」




282: じょうじ 2013/09/02(月) 19:00:58 ID:vAvRKx7M



燈「こっからはあまり物音を出さずに行くぞ」

一同(オー・・・)

燈「おっとその前に、お前らに魔法の言葉を教えておく」ニヤリ

コニー「ま、魔法の言葉?」

イワン「一体それは??」

燈「ああ、ちゃんと覚えろよ」

燈「『おっぱいがいっぱい』・・・『おっぱいがいっぱい』だぁぁ!!」ジュウヨウナコトナノデ ニカイイイマシタ




283: じょうじ 2013/09/02(月) 19:02:15 ID:vAvRKx7M



ライナー「『おっぱいがいっぱい』か・・・いい言葉だ」

ジャン「ああ・・・力がみなぎってくるようだ!!」


アッ・・・タオルガ・・・///
チョ、チョウオオガタキョニュウガ アラワレタゾォー!! ニゲロー
クッ・・・コンナモノ・・・!!
キャアァ//!? ヤメテー///


マルコス「っ!?みんな!!早く行くぞぉぉ!!」オッパイガイッパイ

アレックス「あの角を曲がれば高窓がある!!」オッパイガイッパイ




284: じょうじ 2013/09/02(月) 19:03:40 ID:vAvRKx7M



ダッ!

!!!!

そこにはある二人が門兵として守っていた

ヘ○ヘ
 |∧ ○
 / /∧|\   

サシャ   八重子

バ~~~~~ンッ!!!




286: 以下、名無しが深夜にお送りします 2013/09/02(月) 23:55:22 ID:vAvRKx7M


一気に投下していきます


燈「や、八重子・・・頼む そっちに行かせてくれ・・・!!」

八重子「なりません!班長命令です!!」ディフェンス!!

ジャン「サ、サシャ・・・オマエなら・・・」

サシャ「嫌です!ここは通しませんよ~っ!!」アチョーッ

ライナー「チッ、あいつら姿勢良すぎだろ・・・」オッパイガイッパイ

アレックス「・・・それならばヤエコ 1万出そう! 帰ったら払う」

八重子「なっ・・・!」




287: じょうじ 2013/09/02(月) 23:57:35 ID:vAvRKx7M


じょうじ(名前入れ忘れたぜ)


アレックス「フフ・・・ピッツァのバイキングに4回行けるよ?ランチなら6回」

八重子「フ、フン・・・それっぽっちで大和撫子(ヤマト・レディ)を買収できるとおm―燈「8万だ」

八重子「」ナンデストーーッ!

アレックス「は、8万だと・・・!!」

燈「バカ野郎アレックスお前・・・あのみんなだぞ!!」

燈「そこらへんのババァがたくさんいる銭湯とはわけが違う!モノホンのブロンドヘアー巨乳や超大型巨乳が見られるんだぁぁ!!さらに・・・さらにだ・・・褐色美女に可愛い天使、お姉様系レズっ娘に黒髪美女etc・・・より取り見取りでどんなお客様のニーズにもお答えできるんだぞぉぉ!!」どどっん!!




288: じょうじ 2013/09/02(月) 23:58:54 ID:vAvRKx7M



八重子「あ あれぇ~~?目にゴミが・・・」ゴシゴシ

ライナー「(後はサシャだけか・・・)俺がすべきことは戦士として最後まで責任を果たすことだ!!」オッパイガイッパイ

ジャン「ライナー・・・やるんだな!?今・・・!ここで!!」

ライナー「あぁ!!勝負は今!!ここで決める!!」オッパイガイッパイ

サシャ「まさか・・・女性の私を力ずくで抑えるんですか?さ、最低ですよ!?ライナー」ア、アチョー・・・

ライナー「フッ・・・戦士(オトコ)の俺がそんなことするはず無いだろ」スッ・・・




289: じょうじ 2013/09/02(月) 23:59:53 ID:vAvRKx7M


サシャ「っ!!そ・・・それは!?」ビクッ

ライナー「甘~いお菓子だ チョコレートにプリン、ストロベリーアイスまであるぞ~」ニヤリ

サシャ「さ、砂糖が貴重なこの時代で・・・な、何故それだけの宝物(もの)を!?」ジュルリ

ライナー「フフフ、さっきマルコス達から頂いたんだ・・・ホラ、お前の好きなパァンもあるぞ!!」オイシソウダ・・・

サシャ「」プツン

ドオッ ガブッ

ライナー「うおぉっ!?腕ごと持っていかれるところだった・・・」アブネー

サシャ「」ガツガツガツ ガツガツガツ




290: じょうじ 2013/09/03(火) 00:00:54 ID:klzQTOOk



ジャン「敵はいなくなりました!隊長!!」

燈「よし!!今の内に行くぞぉぉぉぉ!!」ダッ


そして、ついに女子風呂の高窓の下にやって来た燈達は・・・

ザッ

燈「ほう・・・しかし何でこういう匂いがするのかね・・・?」スンスン

マルコス「シャンプーの匂いっていうよりはこう・・・雌の匂いだよな」クンクン

ジャン「・・・確かに」スンスン




291: じょうじ 2013/09/03(火) 00:02:11 ID:klzQTOOk



燈「そして生物としてその匂いに引き寄せられてしまうのは いけないことでしょおーーーーかぁ~~~~~~!?」カサカサカサ

ライナー「いけなくないと思います 隊長!!」カサカサカサ

そっ・・・・・

まるでゴキブリのように壁をのぼっていく一同は、ついに桃源郷へと辿り着くはずだったがそこに待ち受けていたのは・・・

ミッシェル(<●><●>) ミカサ(<●><●>)

一同「っ!?」ビクンッ




292: じょうじ 2013/09/03(火) 00:03:54 ID:klzQTOOk



燈「・・・っ・・・・い、いや・・・・あの・・・これはですね・・・」ダラダラダラ

ジャン「(オレには・・・今何をすべきかがわかる・・・それは・・・)に・・・逃げろおぉぉぉーーーーっ!!」ダッ

マルコス「くっ!!」ダッ

ミッシェル「私たちが・・・」シュバッ ミカサ「逃がすと思う・・・?」 シュバッ


高窓から飛んだ彼女達は一瞬で彼らの目の前に降り立った


スタッ      スタッ

コニー「そ、そんな・・・」ガクガク

アレックス「もう・・・おしまいだ・・・」ブルブル

ライナー「せ、せめて・・・タオル1枚で出てきて欲しかった・・・」ナンデフクヲキテイルンダ…




293: じょうじ 2013/09/03(火) 00:04:53 ID:klzQTOOk



皆が絶望に打ちひしがれている時、2人の勇者が立ち上がった


エレン「試練とはこういうことだったのか・・・」ザッ

イワン「・・・今こそ究極奥義の出番ッス!!」ザッ


2人はお互いに目を合わせ、気持ちを一つにし燈の言葉を思い出した




294: じょうじ 2013/09/03(火) 00:05:52 ID:klzQTOOk



「まず 2人がある程度の距離を置いて立つ・・・そしてこうする!腕の角度に気をつけろ!!」


エレ・イワ「」スッ・・・


「腕を反対にしながら2人が近づく!この時、動かす足は3歩ぶんだ!!」


エレ・イワ「フュー・・・・・」ササササ・・・


「手はグーに変える!やはり足の角度には気をつけろ!!」


エレ・イワ「ジョン」ババッ


「こうして2人の指を合わせるんだ!またまた足の角度に気をつけるんだ!特に外の足をピーーーーーンと伸ばすのをわすれるな!!」


エレ・イワ「はっ!!!」ビッ




295: じょうじ 2013/09/03(火) 00:07:22 ID:klzQTOOk



・・・・・・ しーーーーーん


ミッシェル「・・・・・何がしたいんだキサマら」 ミカサ「・・・・・エレン・・・」

彼女らは怒りよりも慈悲の表情になっていた

エレン「ど、どういうことだ・・・気が合わさっていなかったのか!?」

イワン「燈さん!!合体(フュージョン)出来ません!!」

燈「バ、バカこっちに振るな!!」




296: じょうじ 2013/09/03(火) 00:09:30 ID:klzQTOOk



ミカサ「エレン・・・ごめん・・・」ガシッ

ミッシェル「・・・何はともあれ2人とも同罪だからな」ガシッ


そう言うと彼女らはそれを投げ飛ばし、それは仲間の後ろの壁に頭から突き刺さった

ピューーン バゴンッ

エレ・イワ「」チーーン

ミカサ「・・・私の特技は肉を削ぎ落とすこと でもあなた達程度、素手でも十分」ポキ ポキ

ミッシェル「・・・元凶はそこの3人だろ・・・お前らこれ以上を期待していいぞ」ボキ ボキ




297: じょうじ 2013/09/03(火) 00:13:33 ID:klzQTOOk



ギャアアァァァ!! ヤメテエェー!!
ソッチニウデハマガリマセン! モウユルシテー!!
グチャッ
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男子風呂

カポーーン

アルミン「・・・何か聞こえたね」イイユダナー

ベルトルト「・・・気のせいじゃない?」ソウダネ

慶次「・・・そろそろ飯の手伝いしに行こう」コッチハヘイワダ…

____________________________
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298: じょうじ 2013/09/03(火) 00:15:50 ID:klzQTOOk


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食堂

小吉「さぁみんな、いただこう!!」

一同「いただきます!!」

エルド「そういえば、他の男子はどうした?」

慶次「・・・脱出機で寝ています」

オルオ「チッ せっかく団長が食事を許可したってのにのんきに寝ているとは生意気だな」

ペトラ「飛行物体の騒ぎや補修作業、新兵勧誘式など色々あって疲れてんでしょ きっと」

アルミン「・・・ははは、たしかに色々ありました(覗きをして殺されかけた事は黙っておこう・・・)」




299: じょうじ 2013/09/03(火) 00:17:04 ID:klzQTOOk



クリスタ「それにしても美味しいね この料理」モグモグ

ユミル「訓練所のうっすいスープなんかと比べたら雲泥の差だ」ズズズズ

アルミン「基本的に塩が貴重だからね 小吉さん達の世界では海でたくさん塩が取れるらしいよ 僕も海をみてみたいな~」キラキラ

加奈子「たしかに塩がないとキツイな」

イザベラ「そんなにおいしくねぇのか?こっちの世界の飯は」ガツガツ




300: じょうじ 2013/09/03(火) 00:18:02 ID:klzQTOOk



アニ「・・・訓練所のは不味いね おいしく食べてたのはサシャぐらいじゃない?」パクパク

サシャ「あれも美味しいですがこっちは比べ物になりません!!」ガツガツガツ 

エヴァ「急いで食べ過ぎるとのど詰まらせるよ このお水も飲んで」⊃水

サシャ「ありがとうございます!!あなたも神様ですぅ!!」ゴクゴクゴク

ライナー「お前にとっての神様は何人いるんだ(・・・結婚しよ)」ホッコリ

ベルトルト「(なにを考えているのか顔でわかるよ・・・)君はもう一度死んできた方がいいよ」モグモグ




301: じょうじ 2013/09/03(火) 00:19:07 ID:klzQTOOk



ミカサ「まさかライナーが生き延びるとは・・・一生の不覚」

燈(ミカサちゃん、怖すぎ・・・)ブルブル

シーラ「覗きするなんて ほんっとマルコス達ってバカよね」モグモグ

エレン「・・・騙されていたとはいえすみませんでした」シュン

イワン「・・・申し訳ないっス」シュン

ミッシェル「お前らは反省したなら十分だ 一応あいつ等(ジャン・コニー・ライナー)もな
だが、お前ら3バカは別だ」ギロリ

燈(俺もマルコス達みたいに気絶しとけばよかった・・・)ガクガク




302: じょうじ 2013/09/03(火) 00:20:42 ID:klzQTOOk



ミッシェル「オイ」

燈「は、はい!!何でしょうか?」ビクッ

ミッシェル「明日の予定はまだエルヴィン団長が帰ってきてないから決まってないらしい
そこで明日の朝、お前がエレンに格闘術を教えろ ちゃんとしたやつだぞ」

燈「了解しました!!全力で教えます!!」

エレン「・・・・・いえ、結構です」

燈「おい」




303: じょうじ 2013/09/03(火) 00:22:14 ID:klzQTOOk



ミッシェル「まあ信用できないかもしれんがこいつは戦闘のプロだ うちらの中でも技術だけならトップクラスだ」

アニ「・・・そうには見えないけどね」ズズズ

燈「ふっ、人を見かけで判断しちゃ駄目だぞ」ドヤッ

アニ「見かけじゃなくて中身で判断したんだけど・・・」コレ オイシイ

燈「」ゴフッ

エレン「・・・ミッシェルさんがそこまで言うなら従います 一応強くはなりたいですし・・・」

燈「(完全に信用を無くしてしまっている・・・)その、色々ごめんな」




304: じょうじ 2013/09/03(火) 00:23:38 ID:klzQTOOk



ミッシェル「エレンは巨人化してもお前自身の強さが反映されるらしいからな 一応リヴァイの承諾も貰っている」

ミカサ「私もミッシェルさんにぜひ技を教えてほしい 先ほどの蹴り技など凄かったから」モグモグ

燈(たしかにあのシャイニングウィザードは凄かった・・・アレックスが宙で3回転はしていたからな・・・)ゾク

ミッシェル「ほとんどプロレス技だが別にいいぞ また機会があったらな」ゴクゴク

エレン(それはやめてください・・・とは言えないか・・・)




305: じょうじ 2013/09/03(火) 00:25:23 ID:klzQTOOk



アルミン「あっちは凄い飲んでますね 船からお酒を持ってきたんですか?」

アドルフ「そうらしい・・・まず、宇宙船にあんなに大量の酒があるのがおかしいんだが・・・」

エヴァ「アドルフ隊長は飲まないんですか?」

アドルフ「・・・ああ、アルコールが苦手だから」

クリスタ「ご飯もあんまり食べてないみたいですけど、体調でも悪いんですか?」

アドルフ「(俺の口元の火傷痕を見るとみんなの食欲が無くなるだろうし・・・)俺は少食なんだ」




306: じょうじ 2013/09/03(火) 00:27:33 ID:klzQTOOk



イザベラ「・・・・・そんなこと言わずに食べてくださいよ、隊長!! このウインナーおいしいですし! ホラ、あ~~~ん♪」グイグイ

アドルフ「オイ、やめろ 俺に気にせずフルーツでも食べてろ」シッシ

イザベラ「隊長はほんとツンデレだな~ ほら、クリスタちゃんも一緒に!!」

クリスタ「わ、わたしもですか!?」アセアセ

ライ・ユミ「」ガタッ

エヴァ「隊長もクリスタちゃんからならきっと食べてくれるよ」フフフ

クリスタ「(は、恥ずかしいけど・・・)ぅう//・・・あ、あ~~ん///」⊃ウインナー

ライ・ユミ(て、天使のあ~んだと!?・・・は、破壊力ありすぎ!!)グハッ




307: じょうじ 2013/09/03(火) 00:28:30 ID:klzQTOOk



アドルフ「いや、食わないぞ」グイ←襟で口元を隠す

イザベラ「ホラ、隊長 早く食べてあげないと、クリスタちゃんが恥ずかしがって泣いちゃいますよ~♪」ニヤニヤ

クリスタ「(もう恥ずかしくて死にそう///)あ~~~~ん///」ウルウル

アドルフ「(・・・しょうがないな)ハァ・・・」パク

クリスタ「ど、どうですか///お味は?」カオマッカ

アドルフ「・・・おいしいよ」ボソ




308: じょうじ 2013/09/03(火) 00:29:44 ID:klzQTOOk



ライ・ユミ(う、羨ましい・・・そして結婚しよ)ホッコリ

エヴァ(アドルフ隊長のこんな一面を見れるとは・・・さすがイザベラちゃん!!)グッ

イザベラ(ふっふっふ・・・計画通り)ニヤ グッ

小吉「おーおー、羨ましいね~こんな可愛い娘に食べさせてもらって
はっ!!もしや浮気か!?」

アドルフ「(めんどくさくなってきたな・・・)俺はもうアネックスに戻って寝ます」ガタッ

アシモフ「何を言っている 今日はここでお泊りだぞ それにお前はこの後、脱出機でこいつ等を送るんだろ?」




310: じょうじ 2013/09/03(火) 00:32:03 ID:klzQTOOk



アドルフ「えっ!?聞いてませんよ ミッシェル副艦長が送るのでは?」

ミッシェル「私はもう二瓶飲んでるぞ」オイ ソコノスピリッツ モッテコイ

小吉「残っているメンバーでアルコールを飲んで無いのは慶次とお前ぐらいしかいないんだよ」ハイ ミッシェルチャン ドウゾ

アドルフ「(まったくこの人たちは・・・)ハァ・・・分かりましたよ それじゃあ脱出機で待機してます」ガタッ スタスタスタ

慶次「大変ですね、アドルフ隊長は」

小吉「まぁ、何だかんだやってくれるし 根が優しいからな、あいつは」




311: じょうじ 2013/09/03(火) 00:34:23 ID:klzQTOOk



クリスタ「じゃ、じゃあ私もみんなの看病しにアドルフさんと一緒に脱出機に行ってます」ダッ

エヴァ「あ、待ってクリスタちゃん わたしも行くよ」ダッ

ミッシェル「みんなに慕われやすいしな 誰かさんと違って」

小吉「ちょ、ちょっとミッシェルちゃん それって俺のこと?遠回しの愛情表現だよね?」

リヴァイ(相変わらずうるせぇな・・・まぁ、酒はうまいがな・・・)グビグビ


その後、食事を終えた新兵たちをアドルフが宿舎まで送っている間も小吉とアシモフは酒を飲み続け、エルヴィンとハンジが帰ってきても騒いでいたがミッシェルの制裁により静まり、長い一日が終わった




317: じょうじ 2013/09/03(火) 19:41:58 ID:klzQTOOk


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旧調査兵団 古城 朝


エレン「おはようございます リヴァイ兵長、ヒザマルさん」

リヴァイ「遅せぇぞ 監視で付き合う俺の身にもなれ」

燈「おう、おはよう!さて、始めますか」

エレン「・・・今度はちゃんとした技を教えてくれるんですよね」

燈「も、もちろん!今度お前に変なの教えたらミッシェルさんとミカサちゃんに殺されるからな・・・」ビクビク




318: じょうじ 2013/09/03(火) 19:44:04 ID:klzQTOOk



リヴァイ「お前、ガタイはいいが本当に強いのか?」

燈「ハイっ!小さい頃から武術を教わっていましたから
それにもうすぐ慶次さんも来ますから」

リヴァイ「・・・ああ、あの影が薄い奴か」

燈「凄い強いんですよ!ボクシングって言う格闘技の世界チャンピオンですから」オレ サインモライマシタ

リヴァイ「で、ソイツは今何処に?」

燈「実は今日手伝ってもらおうと朝起こしに行ったら、すでに朝のランニングに行ってしまって居ませんでした」




319: じょうじ 2013/09/03(火) 19:46:38 ID:klzQTOOk



タッタッタッタッタッ


慶次「あれ、燈にエレン君、リヴァイ兵長まで、おはようございます どうしたんですか?こんな朝早くに」

燈「おお、慶次さん ちょうどいいとこに来ました 実はエレンに格闘技を教えようと思ってまして慶次さんにも手伝って欲しかったんですよ」

慶次「・・・俺でよければ手伝うよ」ニコ

エレン「ありがとうございます ぜひお願いします」ペコ

慶次「じゃあ、ちょっと準備してくるよ」


そういうと慶次は脱出機から12オンスのグローブを着けてきた




320: じょうじ 2013/09/03(火) 19:48:15 ID:klzQTOOk


燈「・・・なぜ、宇宙までグローブを持って来てるんですか・・・」

慶次「いや、まあ一応何が起きてもいいようにね ちゃんとアネックスにサンドバックと試合用グローブも持ってきてるよ」トレーニングデモツカウシサ

燈「・・・そうですよね ボクサーの必需品ですもんね」ハハハ・・・

慶次「さて、まずエレン君の実力を見たいから、俺にかかってきて良いよ」チョイチョイ

エレン「それじゃあ遠慮なく・・・いきます!!」ダッ


エレンはいきなり慶次の顔面に向かって右のストレートを繰り出した


エレン「フンッ!!」ブンッ




321: じょうじ 2013/09/03(火) 19:51:08 ID:klzQTOOk



慶次(へぇ、いいパンチをするもんだ でも・・・)スッ チョン タンッ


しかし、その攻撃は軽く躱され、慶次はエレンの懐に飛び込み、水月を拳で軽く触ってバックステップでその場を離れた


エレン「(触っただけ!?・・・完全に遊ばれている!!)クソォ!!」ダッ


今度はエレンが慶次に近づき、慶次の右のパンチを待ち構えてそれを躱した


慶次「…シュッ」シャッ

エレン「くっ!!」スッ

エレン「(今がチャンス!!)オラァッ!!」ブンッ




322: じょうじ 2013/09/03(火) 19:52:27 ID:klzQTOOk



そして、渾身の右でボディブローを放った!!しかし、数センチ単位でまた躱され左の拳で脇腹を軽く触られた


慶次「」スッ チョン

燈「それまで!!どうだエレン、凄いだろ」

リヴァイ「ほう・・・なかなかの動きだ」

エレン「くっ、何も出来なかった・・・」シュン

慶次「いや、エレン君はなかなか良かったよ」




323: じょうじ 2013/09/03(火) 19:55:18 ID:klzQTOOk



エレン「これでも今期の格闘術トップ(ミカサを抜いて)だったんですよ じゃあ、なぜ俺の攻撃が当たらないんですか?」

慶次「君の攻撃は大振りすぎるから簡単に躱すことが出来るんだ」

エレン「で、でも小振りにしたらパンチ力がなくなりませんか?」

慶次「そんなことは無いよ それに何も全部を小振りにする必要は無いし」

エレン「どういう事ですか?」

燈「お前さっき、慶次さんの右のパンチを避けたよな?あれはお前が躱したんじゃ無くて、慶次さんが躱させたんだ」

エレン「っ!?それじゃあ、その後のパンチはワザと打たされたってことですか?」

慶次「ああ、あえて大振りにさせる事で隙をつくることができる その隙の時に渾身の力で一撃加えるんだ だからエレン君も狙いは良かったんだよ」




324: じょうじ 2013/09/03(火) 19:56:31 ID:klzQTOOk



エレン「・・・隙を突いたつもりが、まんまとしてやられたわけだ」シュン

慶次「まぁ、落ち込まないで 兵士なだけあってパンチのセンスはピカイチだったから、これから技術を覚えればもっと強くなれるよ」ポン ポン

エレン「ぜひ、お願いします!!俺を強くしてください!!」

慶次「じゃあ、まずは構えから教えるね 逆手と逆足を前に構えて」

エレン「こうですか?」バッ

慶次「そうそう、次は少し踵を浮かした感じでステップを踏む」

エレン(アニの構えに少しにてるな・・・)タンッ タンッ

慶次「やっぱさまになってるよ エレン君」




325: じょうじ 2013/09/03(火) 19:58:27 ID:klzQTOOk



エレン「実は少し格闘術をアニから学んでまして」

燈「アニってあの小さくて金髪の目が鋭い娘?」

エレン「そうです さっき格闘術トップと言いましたけど、アニはサボっていて成績が俺より下なだけで実力は俺より上です」

リヴァイ「・・・つまり、お前より強いのは女2人と言うことか みっともねぇな」

エレン「・・・返す言葉もありません」シュン

燈「よし!俺がお前を鍛えてあいつ等よりも強くしてやるぜ!!」

エレン「・・・俺、やっぱ慶次さんがいいです」




326: じょうじ 2013/09/03(火) 20:01:13 ID:klzQTOOk



燈「ひ、ひでぇ 昨日の事は謝ったじゃんかよ 凄い蹴り技とか教えるからさ遠慮すんなよ~」ピエーン ダキッ

エレン「わ、わかりましたから泣きながら抱きつかないで下さいよ!」

慶次「ははは、よかったな燈 じゃあ今日はあとジャブとストレートを教えるよ まず、俺のをよく見といてね」

エレン「ハイっ!!」


シャッシャシャッシャ!!
オオォー!!スゲー!! ハヤスギテ コブシガミエナイ!!
コレハコウヤッテ コブシヲカルクニギルノガポイントダ
フムフム ナルホド!


小吉「朝から元気だな エレンは」

ミッシェル「ああ、慶次が教えているから安心だしな それより今日の予定は?」

小吉「俺はアシモフ達と共にこれから壁上から巨人を見てくる お前らはリヴァイ班の人達に立体機動装置を教わってくれ 使えるに越したことはないからな」

ミッシェル「わかった 燈たちにも伝えておく」

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327: じょうじ 2013/09/03(火) 20:02:58 ID:klzQTOOk



現在公開可能な情報


『対テラフォーマー発射式蟲取り網』:テラフォーマーを生け捕りにするための網を射出する
ドイツの兵器メーカーが、日本の繊維研究所の協力を得て開発したもの


『高速脱出機』:飽くまで本艦奪回までの予備として、少量の薬、網、簡易虫籠と40日分の食料、トイレ、フィルター等を備える







331: じょうじ 2013/09/03(火) 23:19:15 ID:klzQTOOk



数日後
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カラネス区


今日は小吉達によるプチ壁外調査の日 目的はアネックス側の巨人の視察と新ルート開拓のための補給物資の輸送となっている
今回の壁外調査は2つの脱出機のみで行う


第一班:小町艦長 アドルフ隊長 マルコス 慶次 加奈子 イザベラ エルヴィン団長 リヴァイ兵長

第二班 ミッシェル副艦長 アシモフ隊長 燈 アレックス イワン ハンジ分隊長 ミケ分隊長




332: じょうじ 2013/09/03(火) 23:21:03 ID:klzQTOOk



ザワザワザワ 

第二班

燈「みんな、こっちを見てますね」

ハンジ「しょうがないよ こんな乗り物なんてこの世界には無いからね」

ミケ「それにしても馬まで乗るとは・・・」

イワン「馬は車酔いしないのかな?」

馬「ヒヒーン」

アレックス「乗ってる人が少ないからって無茶しすぎなのでは?」

ミッシェル「たしかに通信機が使えないから信煙弾を撃つため屋根まで外してきたからな」

アシモフ「酸性雨が心配だな まあ、巨人が出てもすぐに対処できるからいいが」




333: じょうじ 2013/09/03(火) 23:22:36 ID:klzQTOOk



第一班

小吉「お前ら、壁外では常に集中していろよ」

エルヴィン「そういえば君は立体機動装置を着けていないが大丈夫か?」

マルコス「フッフッフ 心配要りませんよ 俺にとっちゃただの足枷になりますから」ドヤッ

加奈子「・・・アンタとアレックスの2人は適正試験すら出来なかったくせに」

マルコス「な、何言ってんだよ!アドルフ隊長も着けて無いだろ!!」




334: じょうじ 2013/09/03(火) 23:23:52 ID:klzQTOOk



イザベラ「アドルフ隊長は特性的に壊れる可能性があったからで普通に飛んでたよ ねーたいちょー、かっこ良かったですよー♪」ニヤニヤ

アドルフ「・・・うるさい 集中しておけ」ハァ・・・

イザベラ「隊長、今照れてますよね?」フフフ

リヴァイ「・・・緊張感のねぇ奴らだ」

モブリット「エルヴィン団長!!付近の巨人はあらかた遠ざけました!!」

エルヴィン「わかった 開門始め!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

エルヴィン「これから第57回壁外調査を開始する!前進しろ!!」

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335: じょうじ 2013/09/03(火) 23:26:35 ID:klzQTOOk



現在公開可能な情報

 『M.A.R.S.(マーズ)ランキング』:火星環境下におけるゴキブリ制圧能力のランキング
より確実に効率よくゴキブリを制圧する為、「己の技術」か「己の特性を最大限に活かすもの」という条件で15位以内に限り武器の携帯が許可されている


『戦闘服』:オフィサーのアーマーには腕部分に通信機があり、また15位以上の戦闘員の為に特性に応じたギミックが、施されている物もある








336: じょうじ 2013/09/03(火) 23:27:38 ID:klzQTOOk



ウォール・マリア東区


ブロロロロロロロロロロ


旧市街地を抜けた2台の脱出機はある程度の距離を保って並行して走っていく


小吉「広大な土地だな ここでは人類に代わって巨人が活動しているのか・・・」

リヴァイ「ああ・・・とっとと巨人どもを皆殺しにしてやらねぇとな」

アドルフ(第一班 運転手)「・・・・・右から1体来ています」キュルキュル

エルヴィン「よし、わかった」カチャ ドオオオォォォォン




337: じょうじ 2013/09/03(火) 23:29:12 ID:klzQTOOk



アドルフの特性により巨人を索敵し、瞬時にエルヴィンが進路方向を決め、信煙弾を放った
リヴァイは小吉たちの持ってきた双眼鏡で右側遠方を見てみるとそこには変な走り方をした巨人が1体こっちに向かって来ていた


リヴァイ「・・・・・ほんとに居やがる 便利な能力だ」

慶次「アドルフ隊長は1人で何でも出来て頼りになりすぎますね 艦長」オレイリマス?

小吉「・・・なんかその言い方だと、俺が頼りないみたいに聞こえるからやめてね」シュン


ドオオオォォォォ・・・


ハンジ「あ、煙弾だ 少し左に方向転換して」カチャ ドオオオォォォォン

ミッシェル(運転手)「了解だ」キュルキュル




339: じょうじ 2013/09/03(火) 23:30:54 ID:klzQTOOk



アシモフ「まあ、向こうはアドルフがいるから心配ないな こっちはお前ら2人に任す 頼むぞ」

ミケ「前方はまかせろ」スン

アレックス「じゃあ、俺は後方だな」スチャ

第一班はアドルフのレーダーと慶次の視力で、第二班はミケの嗅覚とアレックスの視力でそれぞれ索敵を行い、巨人を避けながら順調に進んでいた しかし・・・


慶次「っ!!右後方から巨人が向かってきます!もの凄いスピードです!!」


そこには四つん這いではしる奇行種が脱出機めがけて猛スピードで走って来ていた


奇行種「」ドドドドドドド




340: じょうじ 2013/09/03(火) 23:32:13 ID:klzQTOOk



リヴァイ「めんどくせぇな もう少し速く走れないのか?」

アドルフ「結構荷物を詰め込んでいましたからちょっと無理ですね」キュルキュル

エルヴィン「みな、戦闘準備をしろ!!」カチャ ドオオオォォォォン


エルヴィンが黒い煙弾を放つと同時にマルコスが自慢げに口を開いた


マルコス「大丈夫ですよ 二班にスゲェのが居るから」




341: じょうじ 2013/09/03(火) 23:34:19 ID:klzQTOOk



彼は手首から脇にかけて大きな羽が、頭には鳥の冠が生えていた
そして、背中から鉄のボールを出して巨人に目掛けてそれを投げた

魔弾の投手によって放たれたボールはまるでレーザービームの様に飛んでいき、第一班の右側遠方に居る奇行種の片目を貫き、後頭部から突き抜け地面にめり込んだ


アシモフ「驚異的だ まるでスコープ付きのライフル銃だな」


彼はさらに次のボールを取り出し、もう1発レーザービームを放った それは片目になってもスピードを落とさない奇行種のもう片方の目も貫き、奇行種は視覚を奪われ近くの木にぶつかり止まった


ハンジ「すごっ!!なんて正確で速い球を投げるんだ!!」




342: じょうじ 2013/09/03(火) 23:36:46 ID:klzQTOOk



ボールを片手で回しているその投手は・・・


アレックス「正確性(コントロール)は手術の鳥の能力じゃないぜ」シュルルルル パシン


アレックス・カンドリ・スチュワート
   18歳 ♂ 186cm 77kg
  『マーズランキング』 12位
   M・O手術 “鳥類型”
- オウギワシ -

オ ウ ギ ワ シ   リリーフ
天上の荒武者  救援!!




343: じょうじ 2013/09/03(火) 23:38:42 ID:klzQTOOk



ミッシェル「よくやった アレックス これで覗きの件はチャラにしてやる」

アレックス「ま、まだ許してくれていなかったんですか・・・」シュン

ミッシェル「当たり前だ」

イワン「凄い投球でしたね!!アシモフ隊長」

アシモフ「ああ そうだな(このまま予定通りに進んでくれるといいんだが・・・)」




347: じょうじ 2013/09/04(水) 16:10:43 ID:Z6jqPklQ



順調に巨人を避けて進んで行くと前方に巨大樹の森が現われた


エルヴィン「計画通りに行きそうだ このまま奥まで進んでくれ」

アドルフ「・・・わかりました」


エルヴィンの言う計画とは今度の壁外調査で使う対巨人捕獲装置である、特定目標拘束兵器の設置が目的だ 
もし、エレンを狙って知能を持つ巨人が来た場合、罠を事前に設置しておくことで速やかに捕獲することが出来る そのための装置を今回積んできていた


マルコス「スゲー!こんな大きな樹、見たときねぇぜ!!」

加奈子「たしかに凄い・・・」




348: じょうじ 2013/09/04(水) 16:11:41 ID:Z6jqPklQ



リヴァイ「・・・もう少しで設置ポイントだな」


このまま計画通り進むかと思われていたが予想外の敵が現われた


アドルフ「んっ!?おいおい!?なん・・・でだ、よっ!?」ギュルギュルギュル


“それ”にいち早く気づいたアドルフはすぐさま方向転換しようとするが、“それ”は先頭を走っていた第一班の脱出機の横っ腹に衝突した その衝撃で脱出機は吹き飛ばされ、第二班と離されてしまい、巨大樹にぶつかって止まった


ズドオオオォオォォン!!




349: じょうじ 2013/09/04(水) 16:16:09 ID:Z6jqPklQ



“それ”の正体は車であった そして、小吉はその車が何なのか知っていた・・・


小吉「なっ!?あ・・・あれは“バグズ2号”の脱出機!!ま・・・まさか」


小吉はこのとき最悪の事態を想像していたが、残念ながらその通り・・・いや、それ以上になっていくのであった
“バグズ2号”の脱出機から出てきたのは・・・通常の個体よりも体がでかい、片方の腕に3本づつ合計6本の紐を巻いた火星の悪魔だった


プシュゥゥ

デブTF「じょうじ じょうじ」

小吉(ちっ、あいつらまでこの世界に来てやがったのか・・・いや、アネックスに潜んでいた時点で予測するべきだった・・・
裏切り者の連れてきたクローンTFと勝手に予測した俺のミスだ)




350: じょうじ 2013/09/04(水) 16:18:32 ID:Z6jqPklQ



小吉「みんな無事か!?」

慶次「な・・・なんとか無事です」イテテテテ

リヴァイ「それよりも・・・あれは・・・!?」

マルコス「っ!?なぜTFがここに!?」


さらに奴らの脱出機から10体のTFがぞろぞろ降りてきた 


デブTF「ジジョウッ!!」バッ




351: じょうじ 2013/09/04(水) 16:22:35 ID:Z6jqPklQ



デブTFの合図と共に奴らは巨大樹にのぼり、そして彼らの手には“バグズ1号”の重火器があった


TF「じょうじ」カチャ

小吉「っ!!みんな 座席の後ろに隠れろぉぉ!!」ガバッ

ダダダダダダダダダ!!!


「じょうじ13」達による銃撃と同時に1匹のTFが脱出機に飛んで乗り込んできて、隠れていたイザベラに向かって殴りかかってきた




352: じょうじ 2013/09/04(水) 16:24:17 ID:Z6jqPklQ



小吉「イザベラぁぁ!!」ダッ

TF「ジョウッ」ブンッ

イザベラ「く、くそぉ・・・」

小吉(く、間に合わない!!)


グサッ


その拳が彼女に届く前に妙な形状の手裏剣が奴の胸に突き刺さった そして、しゃがんでいる彼女の目の前を一筋の雷(いかづち)がその手裏剣をめがけ・・・


バリバリバリバリ!!


落ちた




353: じょうじ 2013/09/04(水) 16:26:21 ID:Z6jqPklQ



雷(いかづち)を纏うその男は・・・


アドルフ「人の部下になに手を出してんだ・・・俺が相手だ」バチバチバチ


 アドルフ・ラインハルト
 27歳 ♂ 180cm 88kg
『マーズランキング』 2位
  M・O手術 “魚類型”
  - デンキウナギ -

 デ ン キ ウ ナ ギ   スタンバイ
闇を切り裂く雷帝  戦闘準備!!




368: じょうじ 2013/09/05(木) 23:37:41 ID:jiWlAOMY



アマゾン川の食物連鎖の頂点 姿形が似ているためそう言われているが 実際には「アンギラ(ウナギ)」とはまったく異なる進化を果たした種・・・ 
“電気鰻” 一属一種の“電撃生物である”


電波による索敵で先に危険を察知していたアドルフはすでに変態していた
そして更なる脅威が近づいていることにも気が付いていた

アドルフ「・・・奴らの後方から巨人が十数体来ている 一応戦闘準備しておけ イザベラ」

アドルフ「艦長 あの重火器をもった奴らと巨人は俺がやります あの無灯火運転のデブは任しました」トン・・・




369: じょうじ 2013/09/05(木) 23:39:31 ID:jiWlAOMY



彼はコートの前を開けながら脱出機から飛び降りた
コートの下には先ほどの手裏剣がいくつも備わっていて、彼は着地と同時にそれを投げ、奴らの重火器の先端に突き刺した

アドルフ「・・・・・あんまりよぉ 寄って集って虐めるもんじゃないぜ・・・」ビリ…


そういうと彼は電撃を放ち、その電撃が避雷針である手裏剣に向かって伸びていく


バァン!!


奴らの持つ重火器が全て壊れ、奴らが壊れた重火器を見つめていると次の手裏剣が彼らの胸に刺さった




370: じょうじ 2013/09/05(木) 23:41:18 ID:jiWlAOMY



“電気鰻”は筋肉の一部が「発電板」という細胞に変化しており、それがいくつも連なった「発電器官」によって電流を極限にまで増幅させて放電している その威力は20kg級の個体で860V以上とも言われている
88kgのアドルフの全身の筋肉が! 全て「発電器官」をそなえていたならば・・・


アドルフ「・・・道(そこ)を退け!!」パリ…

バリバリバリバリ!!


電撃が奴らの全身をめぐり、奴らの脳(コントロール器官)である“食道下神経節”を破壊した そして、動けなくなった奴らは巨大樹の枝から落ちてきた


TF「」ドサッ ドサドサッ




371: じょうじ 2013/09/05(木) 23:43:26 ID:jiWlAOMY



アドルフ「・・・よくもまぁ、次から次へとやって来るな・・・」

十数体の巨人「」ドドドドドドドドドド


安堵することもなく、今度は巨人が十数体走ってきた
彼がまた手裏剣を構えるとそれを遮るように一人の男が降り立った


スタ

マルコス「アドルフ隊長にばっかり働かせたらバチが当たりますよ ここはオレらに任せてくださいッス」


そういうと脱出機から立体機動を使ってリヴァイとイザベラが飛び出した


リヴァイ「巨人どもは俺の獲物だ 横取りされては困る」パシュ ギュイィィィィィィン

イザベラ「少しは部下にもかっこつけさして下さいよ 隊長はそこで休んでてください」パシュ ギュイィィィィィィン




372: じょうじ 2013/09/05(木) 23:47:42 ID:jiWlAOMY



彼女はアネックスのメンバーの中でも立体機動に優れていた 
彼女は『マーズランキング13位』 “手術ベース”はインドネシア原産 コロギス上科 超大型昆虫『リオック』 
食性-肉食 脚力-バッタ目に特有、非常に強い 気性-非常に獰猛
この特性が自由奔放な彼女の立体機動をさらに引き上げた 周りの木々を強化された脚で蹴りスピードを上げる彼女と人類最強の兵士の速度のまえに、巨人たちはなすすべも無く倒れていく


イザベラ「オラアァ!!」ズバンッ

巨人「」ズシィィィィン シュウゥゥ…

リヴァイ「・・・あと8体か」

マルコス「ちょ、ちょっとオレの出番は!?かっこ良くきめたのにまだ何もしてないよ?オレにも手伝わせてくださいよ~!!」




373: じょうじ 2013/09/05(木) 23:51:29 ID:jiWlAOMY



イザベラ「ま、私たち2人で十分だし、必要ねーかもなぁ」ケラケラ

リヴァイ「・・・じゃあ、俺の補佐をしろ」パシュ ギュイィィィィィィン

マルコス「了解ーッス!!やっとオレの出番だぜ!!」パク クチャクチャ


彼はブレードのみで立体機動を着けていない 単純に扱えなかったのもあるが特性にもむいていなかった
薬である“ガム”を噛んで変態した彼は巨人の目の前で立ち止まった 1体の巨人が彼を食べるため大口を開けてかぶりついた


マルコス「・・・遅せえ!!」ダンッ




374: じょうじ 2013/09/05(木) 23:54:31 ID:jiWlAOMY



まるで瞬間移動したかのようにその巨人の後ろに回りこみ、項をブレードで削いだ
そして、目にも止まらぬ速さで木々の間を飛び回りながら、残りの巨人の足の腱を削いでいった 


ダンッ ダダンッ ダンッ ダンッ


巨人にはマルコスの姿を捉えることが出来ず、彼が地面や木々を蹴る音しか聞こえない


リヴァイ「ほう・・・悪くない」ギュイィィィィィィン ズバンッ!


巨人たちがバランスを崩し、倒れるまえにリヴァイ兵長が項を削いでいく その2人の速さはまさに疾風


巨人「」ズシィィィィン シュウゥゥ…




375: じょうじ 2013/09/05(木) 23:57:42 ID:jiWlAOMY



風の如しスピードを持つ彼は・・・


マルコス「“脚高蜘蛛(オレ)”が五体満足な状態で食われるわけねーだろうが」


マルコス・エリングラッド・ガルシア
   16歳 ♂ 174cm 69kg
  『マーズランキング』 9位
   M・O手術 “節足動物型”
    - アシダカグモ -

    ア シ ダカ グモ
    悪魔の天敵  見参!!




376: じょうじ 2013/09/06(金) 00:00:05 ID:BuKSD27s



マルコス「ふう、終わりましたね お疲れさんっス どうっすか?オレの実力は!!」ドヤッ

リヴァイ「(ドヤ顔がムカツクが実力は本物だな・・・)まあまあだな」

イザベラ「それにしてもリヴァイ兵長の立体機動は速いですね」

マルコス「たしかに、コツとかあるんすか?オレも飛びたいのでぜひ教えてください!!」

リヴァイ「・・・センスだ」

マルコス「」グハッ ←立体機動で飛ぶこともできない

アドルフ「・・・イザベラとマルコス、こっちのTF(サンプル)を虫籠に入れておけ 俺は脱出機を直してくる」

スタ

エルヴィン「いや、待ってくれ 煙弾を撃っても第二班から応答がない リヴァイとマルコスで様子を見てきてくれ」

リヴァイ「・・・わかった さっきのデブはどうした?」

エルヴィン「今戦闘中だ」




378: じょうじ 2013/09/06(金) 00:09:24 ID:BuKSD27s


現在公開可能な情報

アネックス訓練兵の中で最も訓練成績(立体機動のみ)が良かった上位10名を発表する

※変態無し 幹部は色々と忙しく、訓練時間が短い


首席 膝丸 燈 ← 主人公(武器全般に長けている)

2番 イザベラ・R・レオン ← じょうじホームランで飛ぶのに慣れていたから

3番 ミッシェル・K・デイヴス ← たびたびトリガーを握りつぶしていた

4番 アドルフ・ラインハルト ← 俺たちのアドルフ

5番 三条 加奈子 ← 貧乳のため軽い(本当は飛ぶことへの恐怖があまり無いため)




379: じょうじ 2013/09/06(金) 00:10:37 ID:BuKSD27s



6番 鬼塚 慶次 ← バランス感覚に優れている

7番 イワン・ペレペルキナ ← 天使

8番 小町 小吉 ← ほとんど訓練できなかった

9番 シルヴェスター・アシモフ ← 体重136kg

10番 エヴァ・フロスト ← 巨乳補正

その他
シーラ 八重子 ← エヴァと同じくらいで、ある程度は扱えたが自由には飛べない
マルコス アレックス ← 開拓地送り

だいたいみんな運動神経がいいのでアシモフがアルミン、燈がミケぐらいのイメージでお願いします
イザベラはssぐらい活躍させてあげようと思いましてこの順位にしました




383: じょうじ 2013/09/06(金) 19:38:29 ID:BuKSD27s



少し時間はさかのぼり・・・
__________________
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カチャ ドオオオオォォォォン

エルヴィン「一応、煙弾を上げときましたが・・・あれがテラフォーマー・・・あなたたちの世界の敵」

小吉「はい 驚異的な速さとタフさ、そして人間の武器を操るほどの知能を持っている
しかもあの個体はおそらく“バグズ2号”に乗っていたカイコを食すことで動物性タンパンしt・・・いや失礼、 “動物性タンパク質”を得たことであの肉体になっている」




384: じょうじ 2013/09/06(金) 19:40:38 ID:BuKSD27s



小吉「・・・あのTFは俺がやる 慶次、加奈子 エルヴィン団長と共に脱出機を守れ」

慶次「・・・待ってください艦長 あのヘビー級は俺がやります 艦長が生命線の脱出機を守っていてください」

小吉「しかし・・・」

慶次「こういうのは部下の役目ですよ それに俺、車の運転苦手ですし」ハハハ

小吉「・・・わかった できれば捕獲してくれ、頼んだぞ 慶次」

慶次「ハイっ!!」パク スウゥゥ・・・

そういうと慶次は“煙管”を吸いながら、筋肉モリモリのTF のもとに歩いていった
慶次の腕が盛り上がり蝦の殻のような装甲がつき、両目の上に一対の特徴的な眼が開かれた




385: じょうじ 2013/09/06(金) 19:42:27 ID:BuKSD27s



軽快なステップを踏む世界チャンピオン!!


トーン トーン スタッ

慶次「・・・さぁ、覚悟しろ」グッ


   鬼塚 慶次
24歳 ♂ 175cm 61kg
『マーズランキング』8位
 M・O手術 “甲殻型”
 - モンハナシャコ -

モ ン ハ ナ シャ コ  ゴング
神眼の拳闘家  出陣 !!




386: じょうじ 2013/09/06(金) 19:44:50 ID:BuKSD27s



いきなり筋肉モリモリのTFが慶次の顔面を狙って殴り掛かった


デブTF「」ブンッ

スッ

TFの攻撃を躱した慶次はTFの懐に飛び込み・・・


慶次「フッ!」 ズドン タンッ


水月を右拳で殴ってすぐにバックステップでその場を離れた TFにはくっきりと慶次の拳の痕が残っている


慶次「シュッ!!」シャシャッ


今度は慶次が右ジャブを放った しかし、TFの外皮は予想以上に硬く、また痛覚が無いため当たってヒビが入ってもお構いなく、ボディブローを放った


デブTF「ジョウッ!!」ブンッ




387: じょうじ 2013/09/06(金) 19:46:45 ID:BuKSD27s



しかし、数センチ単位でまた躱された

けっして筋肉モリモリだから遅いという訳ではない 逆にその筋肉が速度(スピード)を生み出している TFはたしかに驚異的な身体能力を持っているが、まだ奴らは戦いを始めてから日が浅い どれだけ凄い腕力を持っていようと当たらなければ意味がない  

では何故、慶次に当たらないのか それは“紋華青龍蝦の特性”ではなく“鬼塚慶次の特性”である

躱して打つ それだけを続けてきた慶次の生き方 それは別の世界でも変わらない


慶次「シュッ!!」ブンッ


そして右拳で脇腹めがけてボディブローを放った




388: じょうじ 2013/09/06(金) 19:48:55 ID:BuKSD27s



まるでエレンとの朝錬の光景そのものだったが一つだけ違いがあった それは打つ拳に力がこもっていたこと 

“紋華青龍蝦の特性” それは視力 先ほどまで索敵で使われていたが人間にはどう説明していいか分からない程眼がいい
そしてもう一つ、敵を捕らえるときのパンチ力 小さな紋華青龍蝦で二十二口径の拳銃と同じ威力!!
それが水の抵抗も無く“人間大”に、ましてはボクサーである鬼塚慶次の場合・・・


ズドン!!


慶次の右拳の威力は凄まじく、TFの脇腹をえぐり取った


TF「じょ・・・じょう」フラフラ


痛覚がないTFといえども脇腹をえぐり取られバランスを崩している




389: じょうじ 2013/09/06(金) 19:49:54 ID:BuKSD27s



慶次「フンッ!!」ブオッ!!


そして渾身の力を 宿した“左拳”のストレートがTFの胸へと放たれた 


ズドオオオオォォォォン!!!


世界を制した鬼塚慶次はサウスポーである


慶次「やっぱK・Oの気分ってのは悪くないよな」ガッツポーズ

小吉「慶次!よくやってくれた」

慶次「ありがとうございます」




390: じょうじ 2013/09/06(金) 19:54:05 ID:BuKSD27s



加奈子「水を差すようで悪いけど、あれ・・・」ピッ


彼女が指したその先には上半身が粉々になったTFの姿が・・・


小吉「・・・見事に殺(ノックアウト)したな・・・まあ、サンプルはアドルフの捕獲したので十分だろう」

慶次「・・・すいません」シュン

加奈子「第二班は大丈夫でしょうか・・・?」

エルヴィン「とりあえずリヴァイとマルコスの2人に救援しに行かせましたが、煙弾も無いしどういう状況かまだ分からないです」

小吉「では、脱出機が何とか動くみたいだし、とっとと第二班と合流しましょう 
おーいお前ら、行けるか?」

アドルフ「ちょうど修理が終わりました」カチャン

イザベラ「ウス こっちもサンプル、虫籠に入れ終わりました」

小吉「よし、じゃあ行くぞ」

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395: じょうじ 2013/09/06(金) 22:08:23 ID:BuKSD27s



番外編

壁外調査前のどっかの山


マルコス「もう嫌っ!!立体機動なんて出来なくていい!!」

アレックス「あきらめんな!頑張れよ!!」グッ

シーラ「あんたもやりなさいよ!!」

エレン「まさか、2人がここまで下手とは・・・」

マルコス「フッ、こんなものオレみたいな強い男には必要ないのさ・・・」ドヤッ

アレックス「おっ、たまには良いこと言うじゃん 無い頭使って」ハハハ

マルコス「てめぇ、この間のオレのセリフを使ってんじゃねぇ!!」ガシッ

アレックス「やんのか、イカ野郎ぉ!!」ガシッ




396: じょうじ 2013/09/06(金) 22:10:29 ID:BuKSD27s



ミカサ「・・・貴方たち、また私にやられたいの?」ゴゴゴゴ

マル・アレ「すいませんでした」orz

サシャ「男子は覗きの一軒以来、ミカサには頭が上げられませんね」

八重子「ウチらは2人の拳骨一発で済んだけど男子はコテンパにやられたからね」


ワイワイ ガヤガヤ


アルミン「あの、1つだけ質問してもいいですか?」

ミッシェル「何だ?言ってみろ」

アルミン「今日は山で2人の立体機動の訓練と言われて来ましたけど、僕たちは必要なんでしょうか?」




397: じょうじ 2013/09/06(金) 22:12:00 ID:BuKSD27s



ミッシェル「・・・実を言うとな、ウチの艦長がエルヴィン団長に無理言ったらしい
なんでもエレンをみんなと一緒に休ませたいと言って、お前らを呼ぶ口実を作ったわけだ」

アルミン「小町艦長が!?とてもうれしいのですが・・・何故、小町艦長はエレンに対してそんな事をするんですか?」

ミッシェル「・・・これぐらいは言ってもいいか・・・艦長は20年前の火星調査で幼馴染と親友を亡くしている」

アルミン「っ!?」

ミッシェル「そのため常に死と隣り合わせのお前達に共感し、エレンには少しでもお前たち2人と一緒に居させてやりたかったんだろう」

アルミン「・・・・・優しい人ですね・・・小町艦長は」

ミッシェル「・・・トップの判断としては微妙だがな」ハハ…




398: じょうじ 2013/09/06(金) 22:13:33 ID:BuKSD27s


タタタタッ

エレン「おい、アルミン!お前は教えるのが上手かったろ こっち来てあの2人に教えてあげろよ」

アルミン「うん!」

タタタタッ
エレン、マッテヨー ハシルノハヤスギルヨ
アルミンガオソイダケダロ

ミッシェル「・・・・・まだまだ子供だなあいつ等も」

ザッ

燈「ミッシェルさん!圧縮ボックスでサバイバルセットとバーベキュー網を持って来ましたよ!!」※圧縮はさせてません 

ミッシェル「おう、悪いな」




399: じょうじ 2013/09/06(金) 22:15:21 ID:BuKSD27s



燈「いえ大丈夫ですよ それよりもこれ、何に使うんですか?」

ミッシェル「BBQに決まっているだろ?」

燈「えっ!?あいつらの訓練じゃないんですか?」

ミッシェル「できねぇものを練習したって意味ねぇだろ?」

燈(普通は出来ないから練習するんですけどね・・・)

ミッシェル「それにあの程度の訓練ならいちいち山には来ねぇだろうが」

燈「じゃあ今日はオフと言うことですか?」

ミッシェル「・・・違う、今日のお前たちの任務はしっかりと遊ぶことだ」

燈「ミッシェルさん・・・さすが俺たちの兄貴っす!!じゃあ俺はみんなに伝えてきます!!」ダッ




400: じょうじ 2013/09/06(金) 22:17:15 ID:BuKSD27s



オーイ ミンナー!!
アカリ、オソイゾ
キョウハコレカラバーベキューダゾー!!
ナ、ナンデスト!?アナタモカミデスカ!!


ミッシェル「・・・・・失礼なことを言ったが、まぁ今日ぐらい許してやろう」

ライナー「ミッシェルさん、食材買って来ました」

ミッシェル「・・・ああ、そういえばお前もいたな 忘れてた」

ライナー(ひ、酷い!!理不尽すぎる・・・)グスン




401: じょうじ 2013/09/06(金) 22:21:11 ID:BuKSD27s



山を散策して30分後♪


燈「おお!川に着いたぞ!!」

エレン「・・・ミッシェルさん、本当にこんな事してていいんですか? 
俺たちは兵士ですよ 自分は巨人を駆逐するため1秒も無駄にはしたく無いんですが・・・」

ミッシェル「・・・私も前は同じ様に考えていた時期もあった 私も父をゴキブリ共に殺されたからな
確かに憎き敵を倒すためだけを考えて己を鍛えるのも重要だ・・・じゃあ、お前は人間を食うことしか考えてない巨人と同じか?
・・・違うだろ?お前は巨人じゃない 人間なんだ
鍛える時に鍛え、休む時に休む、ときには仲間と遊んで笑ってろ でなければ人間ではなくなる」

エレン「・・・・・ミッシェルさんの言うとおりですね・・・俺が間違ってました」




402: じょうじ 2013/09/06(金) 22:23:48 ID:BuKSD27s



ライナー(俺はどっちなんだろう・・・いや、俺は戦士だ!!だが・・・今日ぐらいいいよな・・・アニとベルトルトも来れば良かったのに)

燈(今日のミッシェルさんは男前すぎるなぁ・・・)

エレン「よし、今日はいっぱい遊んで、いっぱい食ってやる!!」

マルコス「俺らも今日は何も考えずに遊ぼうぜ!!」

シーラ「あんたはいつも何も考えて無いでしょ!」クス

アレックス「ハハハ、確かに!笑えるわ!!」

八重子「それよりも班長、バーベキューに使うお肉が無いのですが・・・」ヤサイシカナイデスヨ

ミッシェル「ああ、肉は現地調達だ」




403: じょうじ 2013/09/06(金) 22:25:03 ID:BuKSD27s



燈・マル・アレ「えっ!?」

燈「い、いや何を言っているか分かりませんが・・・」ホントデスカ?

ミッシェル「なんでも最近ここら辺に粋の良い熊が出るらしい」マジダ

マルコス「なぁ、ミッシェルさんが何を言っているか分からないのは、オレがバカだからじゃねぇよな?」ウソデスヨネ?

ミッシェル「この間の覗きの件を許して無いからもちろん、お前ら3人は狩猟班だからな」オオマジダ

アレックス「ほ、他の人達は?」コレハゲンチョウカ?

ミッシェル「ここで野菜を切るのと川で魚釣りぐらいかな あとは自由時間だ」コレハゲンジツダ




404: じょうじ 2013/09/06(金) 22:26:57 ID:BuKSD27s



燈「エ、エレンはもちろんこっch-ミカサ「駄目 先ほど言ったように今日のエレンは遊ぶことと食べることが仕事 ので、ライナーを連れて行くといい」

ライナー「oh・・・」ナゼオレガ…

アレックス「確かサシャは狩猟民族だったよな?俺らと一緒に来てくれないか?」ニクダゾ?

サシャ「た、たしかに狩りは得意ですけど・・・立体機動装置も弓も無いですし無理ですよ~」オニクハタベタイデスケド…

ミッシェル「それは心配いらない、こいつらが狩るから マルコスとアレックスは立体機動装置を持っているしな」

燈「お、俺は?」




405: じょうじ 2013/09/06(金) 22:28:13 ID:BuKSD27s



ミッシェル「生身」アタリマエダロ

燈「・・・聞き方が悪かったのかな?わたくしは何も持っていないのですが、どうすればいいのですか?」

ミッシェル「素手」ワタシナライケルゾ

ライナー「お、俺は行かなくてもよろしいのでは?」ビクビク

ミカサ「ライナーにはこのサバイバルナイフを渡す だから安心して行ってきて」⊃ナイフ

ライナー「oh・・・」ソウデスヨネー…


狩猟班
燈 マルコス アレックス
ライナー サシャ

釣り・調理班
ミッシェル 八重子
エレン ミカサ アルミン




409: じょうじ 2013/09/07(土) 00:12:21 ID:s3uYodFk


山中


サシャ「皆さん山を舐めすぎですよ 本当に危険なんですから」

燈「たしかに熊は恐いな 俺も食われかけたことあるぜ」チョットクワレタカ

マルコス「さすがに熊は冗談でよかったぜぇ・・・」

燈「・・・案外本気だったと思うぜ あの人は」

ライナー「・・・どうせ俺は・・・」イジイジ

アレックス「ライナーの扱いっていつもあんな感じなのか?」

サシャ「いつもは頼れる兄貴分なんですが覗きの一軒で信用がガタ落ちしまして」

マルコス「・・・なんかごめんな」ポン

ライナー「・・・いいさ、お前らのせいじゃない」グスン




410: じょうじ 2013/09/07(土) 00:14:11 ID:s3uYodFk



燈「確か鳥を捕まえろって言ってたな・・・アレックス、飛んでこい!!」

アレックス「薬も無いのに無理だ!!バカか!」

マルコス「冗談はさておき石とか投げてみれば?」

燈「おおっ!その手があった!!やれ、アレックス!」

アレックス「結局俺頼みかよ・・・まあ、やりますけどさ どっかに手頃な石はないか?」

ライナー「あ、これなんか良いんじゃないか?」⊃丸い石

アレックス「おっ、サンキュー」パシン

アレックス「後は獲物か・・・・・・・いた!!」バシュッ

鳥「ピジョォォトォ!!」ヒョイ

マルコス「・・・避けられたな」

ライナー「・・・変な鳴き声してたな」




411: じょうじ 2013/09/07(土) 00:15:25 ID:s3uYodFk



アレックス「次だ、次!必ず命中させてやる!!」

マルコス「ほらよ」⊃丸い石

アレックス「・・・・オラアァ!!」バシュッ

鳥「ポッポォ!!」バシンッ ヒュー… ドサッ

サシャ「凄いです!!本当に当てましたよ!!」

マルコス「もうイッチョ!!」⊃丸い石

アレックス「あいよっ!!」バシュッ

鳥「ピジョォォン!!」バシンッ ヒュー… ドサッ

ライナー「だから何だよ、あの鳴き声は!!」




412: じょうじ 2013/09/07(土) 00:16:16 ID:s3uYodFk



燈「よくやったアレックス!じゃあ、俺が取ってくるわ」タタタタッ

ライナー「正確なコントロールだな」

アレックス「ああ、将来はメジャーリーガーだからな」

サシャ「めじゃーりーがー?それは何ですか?美味しいんですか?」ジュルリ

マルコス「食いもんじゃねぇよ!!スポーツ選手だよ!!」

サシャ「んっ!?獣の匂いがしますよ!」キョロキョロ

ダダダダダッ

燈「みんなぁぁぁ!!逃げろぉぉ!!」トニカクハシレ!!




413: じょうじ 2013/09/07(土) 00:17:09 ID:s3uYodFk



マルコス「何だ!?何が起こった!?」ダッ

燈「ゴイスーなデンジャーが迫ってきている!!」

ライナー「ゴ、ゴイスーとは?」

燈「凄いってこと」

サシャ「デ、デンジャーとは?」

燈「危険ってこと」
※みんな全力で走っています

ガオオォォォォ!!

燈「来やがった!!」




414: じょうじ 2013/09/07(土) 00:19:03 ID:s3uYodFk



そこに現われたのは・・・


ブライアン・チャオミーくん 14歳ーーーーッ!!!
252cm 342kgゥーーーーッ!!
出身:ウォール・ローゼ南区ッ!!
ローゼランキング 1位ッ!!
使用武術・特になし!!!
天性のファイターだァ!!!




415: じょうじ 2013/09/07(土) 00:30:25 ID:s3uYodFk



マルコス「な、なんじゃあの熊は!?でかすぎるだろぉぉ!!」ヤバイ!

サシャ「熊相手に背を向けて逃げちゃダメですけどこの熊は別ですぅぅぅ!!」クワレル!

ライナー「うおおぉぉぉ!くぉんなぁtoこでs死んでゅぇたmぁるかぁぁ!!」オッパイガイッパイ

アレックス「ライナーぁぁ!!焦り過ぎだ落ち着けぇぇ!!」

燈「アレックスッ!!何か投げろぉ!!」

アレックス「全速力で走ってるのに石を拾う暇があるかボケェ!!」

サシャ「!!アレックスッ!これを使ってください!!」ヒョイ




416: じょうじ 2013/09/07(土) 00:31:30 ID:s3uYodFk



アレックス「こ・・・これは・・・何だ!?」

サシャ「蒸かした芋です!!調理場に丁度頃合いの物があったので!つい!」⊃蒸かした芋

アレックス「なぜだ・・・なぜ今・・・芋を渡した?」

サシャ「・・・冷めてしまっては元も子もないので・・・今、渡すべきだと判断しました」

アレックス「!?いや・・・わからないな、なぜ貴様は芋を渡した?」

サシャ「・・・?それは何故、人は芋を食べるのか?と言う話でしょうか?」

アレックス「・・・・・」

サシャ「あ!・・・つまり、半分・・・食べていいってことですか?」ガブッ モグモグ

アレックス「半・・・分・・・?」⊃4分の1

燈「お前らぁぁぁ!!この状況でなにコントしてんだよぉぉぉ!!」
   ※何度も言いますが全力で逃げてます




417: じょうじ 2013/09/07(土) 00:32:22 ID:s3uYodFk



マルコス「何でもいいから投げろアレックスッ!!」

アレックス「く、くらいやがれぇぇ!!」バシュッ

ヒューン

チャオミーくん「」パクッ

ライナー「食ったァーーーー!!!」

チャオミーくん「」モグモグ

燈「そして食ったァーーーー!!!」

マルコス「・・・お前の言った通り、ちゃんと食らったな」

アレックス「・・・なに上手いこと言ってんだバカ」




418: じょうじ 2013/09/07(土) 00:34:12 ID:s3uYodFk



マルコス「燈!お前の格闘術でどうにかしてくれぇぇ!!」

燈「任せろぉぉ!!って無理だろ!!お前らがどうにかしろ!立体機動装置持ってんだろ!!」

アレックス「飛べないのに無理だろぉ!!」

キュイイイィィィン

ライナー「立体機動の音が聞こえるぞ!?」

リヴァイ「・・・お前ら何をやっている?」

燈「リヴァイ兵長ぉぉぉ!?どうしてここに?」

リヴァイ「エレンの監視だ」

マルコス「助かった・・・早くあいつをどうにかしてください!!」

リヴァイ「・・・何故だ?」




419: じょうじ 2013/09/07(土) 00:35:44 ID:s3uYodFk



アレックス「何をおっしゃっているんですかぁぁ!?」

リヴァイ「さっき言ったろ 俺はエレンの監視だ お前らのお守りは管轄外だ」

サシャ「そんなこと言わずにお願いしますよ!!リヴァイ兵長、助けてください!!」

ライナー「頼みます!!リヴァイ兵長!!」

リヴァイ「・・・お前らは一応、俺の部下だ 助けてやる」

燈「そんなぁぁ殺生なぁぁ!!」

アレックス「ついででいいので助けてくださいよぉぉ!!」

マルコス「ガチで死にますぅぅ!!」

リヴァイ「・・・冗談だ 一応、お前らも助けてやるよ」チャキ




420: じょうじ 2013/09/07(土) 00:38:16 ID:s3uYodFk


_______

30分後


サシャ「ただいま戻りましたミッシェルさん」

ミッシェル「おう、ご苦労 野郎共は?」

サシャ「今、熊を運んでいます」

エレン「本当に熊を倒したのか!?みんなスゲーな!!」

サシャ「倒したのはリヴァイ兵長です みんな役立たずでしたよ あ、鳥を渡すのを忘れていました どうぞミッシェルさん」⊃鳥×2

ミッシェル「じゃあ、川の水も綺麗だし捌くか」

八重子「ウチも手伝います」

ミカサ「私も」




421: じょうじ 2013/09/07(土) 00:39:54 ID:s3uYodFk



エレン「さっきミッシェルさんから聞いたけど本当にリヴァイ兵長が居たんだな」

アルミン「・・・あの人は聴覚も凄いんだね」

アルミン「あ、他のみんなも帰って来た!」

燈「無事生還できた・・・」ゼェゼェ

マルコス「奇跡だ・・・」ハァハァ

アレックス「一気に老けた感じがするわ・・・」モウウゴケン

ライナー(偵察と称して来るんじゃなかった・・・)ツカレタ




422: じょうじ 2013/09/07(土) 00:40:59 ID:s3uYodFk



エレン「みんな、お疲れさん 随分大物だな!」スゲー

アルミン「熊の肉でBBQなんて聞いたとき無いけど・・・」

燈「とっとと捌いて食べようぜ もう腹ペコだ」

アルミン「このまま食べられるんですか?病原菌とか居ないんですか?」

燈「一応内臓とかとり除くけど、野菜を入れてきた圧縮ボックスがあったろ?あれは消毒・滅菌も出来る優れものだ 保存も可能だしな」※本当は違います

ライナー(あの自動で動く箱に物凄い技術力があるな・・・)ヒトツモラオウカナ…




423: じょうじ 2013/09/07(土) 00:42:16 ID:s3uYodFk



めんどくさいので調理中♪


ミッシェル「そろそろ焼けたか・・・よし、食うぞ」

一同「いっただっきまーす♪」

ミカサ「お、美味しい!」モグモグ

サシャ「ゴイスーでデェリィーシャスですよ!!」ガツガツ

八重子「うへへ、こんな時の為に調味料全般持って来ておいて正解でした!!」モグモグ

燈「宇宙に醤油や秘伝のタレとかまで持ってくるバカがいるとは・・・」

ミッシェル「どうだ美味いか?」モグモグ

アルミン「ハイ、とても美味しいです!特にこのソーセージは格別ですね!!」パクパク




424: じょうじ 2013/09/07(土) 00:43:21 ID:s3uYodFk



アレックス「な、何故ソーセージがあるんですか!?」

ミッシェル「BBQに肉を持ってこないバカが何処にいる?牛肉もあるぞ」ゴクゴク

マルコス「ああ・・・もうどうでもいいや・・・マジで・・・」コレオイシイナ

燈「ミ、ミッシェルさん、その飲み物は?」

ミッシェル「肉にはビールって決まってるだろ?」プハァ

アレックス「・・・もう、ツッコミません」モグモグ




425: じょうじ 2013/09/07(土) 00:44:21 ID:s3uYodFk



八重子「どお?エレン君は楽しんでる?」

エレン「ハイ!!さっきは久々に3人でのんびり釣りしましたし、食事もとても美味しくいただいてます!!」ガツガツ

ミッシェル「・・・そうか 良かったな」ゴクゴク

ミカサ「エレン、こっちの焼き鳥も美味しい ので食べるべき」⊃-ポッポ-

エレン「本当か!!ありがとなミカサ・・・うん、美味い!!」モグモグ

アルミン「(今日のエレンはいつもより素直だなぁ・・・)来てよかったね、ミカサ」ニコ

ミカサ「うん クリスタ達も来ればよかったのに・・・」ニコ




426: じょうじ 2013/09/07(土) 00:45:13 ID:s3uYodFk



エレン「そういえば、なんでジャンやクリスタ達は来なかったんだ?一応訓練に誘ったんだろ?」

アルミン「ジャンは訓練を手伝うのがめんどくさいって言って来なかったんだ
クリスタ達はエヴァさん達と街へこっちの世界の服を買いに行っているよ」

シーラ「本当は私もエヴァやクリスタ達と買い物に行きたかったんだけどねー・・・コイツ等の面倒を見なきゃいけないから」

アレックス「一応、俺が一番年上だからな!!」クワッ

マルコス「オレたちは別に頼んで無いぞ!!」クワッ

シーラ「だってあんた達は目を離すと何するか分からないしさ、ミカサもわかるでしょ?」

ミカサ「確かに、エレン達もすぐ無茶をするから目を離せない」




427: じょうじ 2013/09/07(土) 00:45:51 ID:s3uYodFk



アルミン「それは僕も入っているの?エレンだけだよね?」

エレン「おい、失礼だな・・・お前だってすぐ悪ガキ共にケンカを売られてたろ?お前は昔から頑固すぎんだよ」

ミカサ「そう、アルミンもエレンと同じで危なっかしいとこがある」

アルミン「ぐっ・・・」

ライナー「珍しいな、アルミンが2人に言い返せないのは」ハハハ

燈(幼馴染はいいもんだな・・・)ユリコ…

ミッシェル「・・・これでも食え」⊃-ピジョン-




428: じょうじ 2013/09/07(土) 00:46:33 ID:s3uYodFk



燈「・・・ありがとうございます 今日のミッシェルさんは優しいですね」モグモグ

ミッシェル「その言い方だと私はいつも優しくないみたいだな」ナグラレタイノカ?

燈「い、いえ、勘違いですよ いつも以上に優しいなと言う意味です!!」アセアセ

ミッシェル「まあいい、それよりも早く食わないとアイツ等に全部食われるぞ」モグモグ

サシャ「この熊肉のステーキ 美味しいです!!」ガツガツ

八重子「熊肉も案外いけるね こっちで高く売れないかなー?」モグモグ

燈「おい、俺らの分も残しておけよ!!」バッ

サシャ「ふっふっふ、あげませんよ 食事とは戦争ですよ!!」ヒョイ ガツガツ

八重子「早い者勝ちなのだー」ドヤッ




429: じょうじ 2013/09/07(土) 00:47:26 ID:s3uYodFk



エレン「・・・先に持って帰る分を取っといてよかった」アブネー

アルミン「リヴァイ班の人たちにあげるの?」

エレン「そうだ いつもお世話になっているからな」

ミカサ「さすがエレン あのチビにもあげるとはとても優しい」

エレン「・・・それってリヴァイ兵長のことを言っているのか?」

マルコス「たしかに小さいよな あれで人類最強の兵士とは思えないぜ」モグモグ

アレックス(コイツ・・・さっき助けてもらったの忘れてないか)バカカ…

リヴァイ(・・・聞こえているぞ お前ら)モグモグ ← さっきのお礼に燈からもらった串焼き



その後、サシャ1人でチャオミーくんを半分食われた事以外、何事もなく無事に帰宅した




430: じょうじ 2013/09/07(土) 00:48:45 ID:s3uYodFk



エレン「ただいま戻りました リヴァイ兵長」

リヴァイ「・・・おう」

エレン「リヴァイ兵長が倒してくれた熊肉もとても美味しかったですよ 一応少しだけ持って帰ってきましたけど」

リヴァイ「そうか、ペトラあたりに渡しておけ」

エレン「リヴァイ兵長も一緒に食べれば良かったのに・・・居たんですよね?あの場所に」

リヴァイ「・・・うるさい」

エレン「!! じゃあ今度、壁外調査が終わったら、リヴァイ班全員で行きましょうよ!」

リヴァイ「・・・・・考えておく」

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436: じょうじ 2013/09/08(日) 00:05:59 ID:2Uw9duC.



時は“バグズ2号”の脱出機襲来までさかのぼる・・・
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ズドオオオオォォォォン!

ミッシェル「なっ!?あれは確か・・・“バグズ2号”の脱出機!!」

燈「何でそんなものがこの世界にあるんですか!?」

ミケ「驚いている暇は無い すぐに方向転換して第一班の救出に向かおう」

アシモフ「あれがこっちに来ているという事は奴らも来ているという事だ ミケ分隊長の言うとおり、直ぐに合流したほうがいい」

ミッシェル「わかった 少し揺れるぞ」グッ

ミッシェルが方向転換して引き返そうとした時、アレックスが異変を感じてそれを制止させた

アレックス「待ってくださいミッシェル班長!!後ろから奇行種と思われる巨人が2体走って来ています!!このまま引き返すと追いつかれます!」




437: じょうじ 2013/09/08(日) 00:12:09 ID:2Uw9duC.



ブスッ

燈「ここは俺がやります!!」チキチキチキ

パシュ キュイィィィィィィン

燈「オラァ!!」シュバババ


“注射”を打ってから立体機動装置を使って飛び出した燈は変態した指先から糸をだし、巨人の進路方向である木々の間に糸を張り巡らせた そして、巨人の進路方向に降り立った


巨人「」バッ


2体の巨人は口を広げ、燈を目掛けて飛びついたがその罠にまんまと引っかかり、勢いよく飛びついたせいで強靭な糸が体に食い込み、そして再生した為宙吊りの状態になった


燈「よし!!これでいいだろう」

燈「一応、項を削いどくか」パシュ キュイィィィィィィン




438: じょうじ 2013/09/08(日) 00:16:56 ID:2Uw9duC.



燈はその生け捕りになった巨人の項を削ぐため後ろに回ると、自分の目を疑った 巨人の背中には2匹の悪魔が乗っていた 


燈「なっ!?」


燈の思考が一瞬停止したことによりできた隙を奴らが逃すはずは無かった
左腕に1本紐を巻きつけたTFが燈に殴り掛った 


TF「ジョウッ!!」ブンッ

燈「くっ!!」バッ

ドガッ

燈は瞬時に腕でガードの体勢に入ったが防ぎきれず木に叩きつけられて地面に落ちた




439: じょうじ 2013/09/08(日) 00:19:07 ID:2Uw9duC.



燈「が・・・ッ!!」ドシンッ

TF「じょうじ」ブイィィィン

ミケ「もらった!!」ギュイィィィィィィン シュバッ

TF「!!」

スッ


さらにTFは燈に飛んで追い討ちを掛けてきたが、援護にきたミケの攻撃を避け、一旦後ろに下がって体勢を整えている


ミケ「ちっ、あれを躱けるか・・・かなり俊敏だな」

燈「く・・・くそ」グハッ

ミケ「おい、大丈夫か?」




440: じょうじ 2013/09/08(日) 00:21:07 ID:2Uw9duC.



2人とも警戒をしながら間合いを取っていたがTFがその場で手のひらをこちらに見せながら両手を合わせ始めた


ミケ「何をするつもりだ・・・」チャキ

燈「(な・・・何か嫌な予感が・・・)逃げてください!!ミケさん!!」ドンッ

ドオオォォン!!


ミケを突き飛ばした燈に向かってTFは“それ”を放出させた
“それ”は火ではなかった 「過酸化水素」と「ハイドロキノン」 2つの物質を体内で合成し、超高温の“ガス”である「ベンゾキノン」を爆音と共に放出したのである


ミケ「ヒザマルっ!!」




441: じょうじ 2013/09/08(日) 00:23:43 ID:2Uw9duC.



燈の安否は絶望的だったが、爆煙が晴れて出てきたのは・・・


アシモフ「・・・火星(そっち)は今頃 花火大会(なつやすみ)か」プスプスプス


   シルヴェスター・アシモフ
   51歳 ♂ 190cm 136kg
   『マーズランキング』3位
    M・O手術 “甲殻型”
- タスマニアン・キング・クラブ -


   タスマニアン・キング・クラブ
   赤き腕を持つ帝王 見参!!




445: じょうじ 2013/09/08(日) 14:13:25 ID:2Uw9duC.



アシモフ「ミケ分隊長と同じタイミングで出たのに・・・やはり、俺が立体機動しても全くスピードがでないな」シュン

燈「そ、そんな落ち込まないでくださいよ ミケさんが速すぎるだけですよ、きっと
アシモフ隊長のおかげで俺は助かりましたし 感謝してますよ」アセアセ

アシモフ「お礼を言うのは後だ お前はもう一匹を頼む ミケ分隊長は脱出機に戻ってくれ、向こうにも巨人とTFが現れたらしい」キリッ

燈(切り替え速ーい!!)

ミケ「わかった ここは任せたぞ」パシュ キュイイイィィィン


ミケが立体機動で移動した瞬間、もう一度TFは“ガス”を放った

ドオオォォン!!

1発目は燈達の「油断」を狙って放ったが今回は「油断」ではなく「余裕」であった
両腕の装甲でそれを防いだアシモフにとってTFの放つ“ガス”は手持ち花火を向けられる程度だった

アシモフ「ったく、目に入ったら大変だろうが」プスプスプス

燈(そういう問題じゃないと思うけど・・・)




446: じょうじ 2013/09/08(日) 14:16:10 ID:2Uw9duC.



アシモフのベースである“タスマニアン・キング・クラブ”の特性は“堅い” 海洋甲殻類の甲羅は水圧に耐えるためにカルシウム分を多く含み、非常に堅い 手術ベースだけでなく彼自身が己を鍛えているため、さらに堅い 


燈「アシモフ隊長・・・こ、こいつは・・・」

アシモフ「警戒を怠るな 奴らもこっちの世界に来ていたんだろう しかも“バグズ手術”の技術を盗んでいる 
コイツの特性は“ミイデラゴミムシ” 超高温のガスを放出し、爆発を起こす 
面白れぇじゃねぇか」

燈「・・・ってことは、“俺らの親世代”の死体を・・・弄(つか)ったって事ですか・・・」ギリッ

アシモフ「・・・ああ、そういうことになるな もう一匹もその可能性がある 腕に紐があったら注意しろ」

燈「わかりました 行ってきます」パシュ キュイイイィィィ…




447: じょうじ 2013/09/08(日) 14:17:34 ID:2Uw9duC.



アシモフ「・・・さて、捕獲しますか サンプルを火星に取りに行かなくて済んで俺はうれしいぞ」ボキ ボキ


拳を鳴らしながらアシモフは平然と歩いてTFに近づく 何も警戒せず散歩をしてる様に歩く彼にゴッドTF(※ミイデラゴミムシTFのことです)は高速で近づき殴りかかった 

ゴッドTF「」ブンッ

ガキィィン!


何度もいうようだが彼は堅い 思いっきり脳天を殴りつけてもビクともしない


アシモフ「せっかちな野郎だな・・・この手は捕獲に邪魔だな」ガシッ 

ブチッ


彼はガスを放出する両腕をもぎ取った そして、ゴッドTFと同じようにそれを構えると・・・


アシモフ「これで俺も火炎放射器だ」カチャ


・・・もちろん出るはずは無い




448: じょうじ 2013/09/08(日) 14:20:43 ID:2Uw9duC.



アシモフ(ツッコミ訳がいないのにボケてしまった・・・少し恥ずかしい//)ポイッ ビチャ

アシモフ「・・・さて、遊びはお終いだ 覚悟しろ」ニヤリ

ゴッドTF「!?」バッ ブイィィィン


先ほどとは打って変わって物凄い殺気を放つ 顔は笑っているが目を見ただけで気の弱い人は気絶するだろう TFも彼に“何か”を感じ翅をひろげて全速力で逃走した 


アシモフ「逃がすわけねぇだろ」パシュ

グサ

立体機動装置のワイヤーをゴッドTFの胸に突き刺し、ワイヤーを巻き戻した


ギュルルルルルル

アシモフ「ガハハハ、結構訳に立つもんだな」ガシッ




449: じょうじ 2013/09/08(日) 14:22:41 ID:2Uw9duC.



ブチッ


引き寄せたゴッドTFの両脚ももぎ取った そして、動けなくなったそれの頭を掴んで耳元で呟いた・・・


アシモフ「お前らのせいで俺の娘が大変なことになっているだ・・・・・たとえ便所に逃げたとしてもお前の息の根を止めてやる」メキメキメキ

TF「ギ・・・ギィィ」ガクガク

そう、先ほどコイツが感じた“何か”とは恐怖 今、初めて痛覚も無いゴキブリが恐怖を学んだのである


アシモフ「さて、先に脱出機に帰ってこれを虫籠にいれるか」スタスタスタ




450: じょうじ 2013/09/08(日) 14:59:34 ID:2Uw9duC.



一方、燈は・・・

ヒュン 
    スタッ


宙吊りになった巨人の背中に飛び乗ったがそこにTFの姿は無かった


燈「何も居ないな・・・(いや、何かの気配はする 隠れているのか・・・)とりあえず巨人は殺しておくか」カチャ ズバンッ

燈「・・・・・よし」


燈はある作戦を思いついた 


燈「オラッ!!」シュババババ


周りの木々に次々と糸を張り巡らせ、そして、まるでクモの巣のようになったその全ての糸が集まっている中心に燈は静かに立ち始めた




451: じょうじ 2013/09/08(日) 15:00:29 ID:2Uw9duC.



燈「・・・・・」ピクッ


その空間だけ静寂に包まれていた そして、次の瞬間 超高速でTFが燈に殴り掛かった


TF「ジョウッ!」ブンッ

燈「・・・」ス…


TFはおそらく、やった!殴り殺した!!と思っただろう 
しかし実際は当たらず、燈はTFが木を蹴ることで生じた振動を糸で感じ取り、事前に何処から来るか予知し最小限の動きで躱した そのためまるで拳がすり抜けたかのように感じるほどだった

TFは体の向きを燈に向き直し、背中の翅を広げようとしたが・・・


燈「そう何度も思い通りにいくと思うか?」グイッ


燈が糸を引っ張るとTFの体の周りにあった糸が絡まり、腕と翅が使えなくなり地面へと落ちていった 追いかけるように燈も糸を使い降り立った




452: じょうじ 2013/09/08(日) 15:01:22 ID:2Uw9duC.



スタ

燈「さて、オマエは能力持ちか?」


そのTFの左腕に目をやるとそこには2本の紐が巻かれていた


燈「・・・能力持ちのようだな」

燈(さっきの高速移動・・・あきらかに普通よりも速かった・・・見た目の変化は無いし、どんな能力かわからないまま近づくのは危険だ)チャキッ

倒れているTFは何とか糸を切ろうと力を込めるが、一向に切れない
そのため諦めて立ち上がり、アメフトのタックルのような姿勢を取り始めた 


燈(来るか・・・)ス…

TF「」グググッ  ドンッ!!




453: じょうじ 2013/09/08(日) 15:02:20 ID:2Uw9duC.




奴の能力は“メダカハネカクシ” ガスを行き勢いよく発射し、ジェット噴射の様に飛ぶことが出来る昆虫 奴は腰のガス噴射によって超高速移動を可能にしている

その超高速のタックルを燈はまるで水のように受け流した

ズババンッ!

燈「・・・俺は古流柔術を習っていてな 柔術ってのは武器全般に長けるんだよ」カチャン

TF「じ…じじょう」ドサッ


しかも、すれ違いざまに燈はブレードで奴の脚を切りつけていた


燈「網で捕まえても能力を使われると厄介だな・・・え~と、たしか“食道下神経節”だっけ?それを壊せば動けなくなるって言ってたな」ズドンッ!


そういいながら、バランスを崩し倒れているTFの胸に正拳突きをし“食道下神経節”を破壊した




454: じょうじ 2013/09/08(日) 15:04:09 ID:2Uw9duC.


燈「謎のバグズ型テラフォーマー1体 捕獲完了!」

アシモフ「おう、そっちも終わったか」

燈「アシモフ隊長、お疲れ様です」

アシモフ「糸でグルグル巻きにして、脚を切りつけ、胸を破壊か・・・えげつねぇな」ドサッ

燈(腕脚をもぎ取ってる人に言われたくないな・・・)

アシモフ「さて、みんなの援護に行くぞ」パシュ 

燈「ちょ、ちょっと2体とも俺が持っていくんすか!?」

アシモフ「だって~両手ふさがって立体機動に不便なんだもん♪」テヘッ

燈「てへ♪・・・じゃないですよ!オッサンがやっても少しも可愛くないですよ!!たしかに俺の糸を使ったほうが楽かもしれませんが・・・」

アシモフ「・・・」キュイイイィィィン

燈(無言で逃げたーーー!?)




459: じょうじ 2013/09/09(月) 23:45:37 ID:b/DHNRX2



燈が巨人を止めに行った後・・・


第二班 脱出機


ミッシェル「向こうは燈に任せて一班を助けに行くか あいつならすぐに殺して追いついてくるだろ」キュルキュル


ミッシェルが脱出機を方向転換させて木々の間を抜けていくと・・・


アレックス「なっ!?あれは!!待ってください、巨人の背中にTFが2体います!!」

アシモフ「何っ!?(・・・やはりアネックスのTFはクローンでは無かったか)」

ミッシェル「アレックス!!援護できるか?」

アレックス「さっきチラっと見えただけで、今は木々が邪魔して見えなくて無理です!しかも燈は気づいてないみたいです!」




460: じょうじ 2013/09/09(月) 23:48:21 ID:b/DHNRX2



アシモフ「・・・ミケ分隊長と俺で援護に行ってくる 他にもいるかも知れん お前らはここを頼んだぞ」パシュ キュイイイィィィン

ミケ「・・・判断が速いな(立体機動は遅いけど・・・)いい指揮官だ」パシュ ギュイイイィィィン

ミッシェル「一旦止めるぞ」ガクン キィィィィィ

ミッシェル「アレックス 周りを警戒しろ」

アレックス「了解です」


皆が周りを警戒していると、アレックスが何かに気づいた


ミッシェル「」ピクッ

アレックス「ミッシェル班長!!巨人gミッシェル「上かぁっ!!」バッ バキッ


アレックスが巨人を見つけたと同時に、ミッシェルがアレックスの頭上から奇襲してきたTFを脱出機の外にドロップキックで蹴り飛ばした




461: じょうじ 2013/09/09(月) 23:49:29 ID:b/DHNRX2



ミッシェル「あいにく耳は良い方なんでな ゴミ共が動く音が聞こえた」

アレックス「(前も俺のセリフ遮られてたな・・・)あ、ありがとうございます でも巨人も来ています!!」

ミッシェル「チッ、めんどくせぇな ゴキブリ野郎もまだ隠れているぞ
・・・イワンとハンジは巨人のほうを頼む ゴミ共が片付き次第、私も援護に向かう」

ハンジ「じゃあ、行くよ イワン君」パシュ ギュイイイィィィン

イワン「ハイッ!!」パシュ キュイイイィィィ

ミッシェル「さて、物音で判断すると10体ぐらいかな」ブスッ

メキメキメキ

アレックス「大丈夫なんですか?俺も手伝いますよ?」

ミッシェル「こっちは気にすんな たいしたことねぇよ それよりも2人の援護を頼むぞ」




462: じょうじ 2013/09/09(月) 23:50:41 ID:b/DHNRX2



アレックス「・・・わかりました」カチャッ


アレックスは自分の命をミッシェルに託して双眼鏡を覗き込み、後方からの援護にのみ集中した
すると4体のTFが四方からアレックスに飛び掛った


アレックス(いきなり俺狙いかよ!!)

ミッシェル「ゴミ共め」バッ 

バコッ ドゴッ バキッ ズドッ


彼女はアレックスの上に回転しながらジャンプし、両腕両足を使って四方のTFたちを突き飛ばした


ドサッ




463: じょうじ 2013/09/09(月) 23:51:30 ID:b/DHNRX2



TF「」グググ…


脱出機の上に落ちたTFたちは辛うじて生きており、なんとか立ち上がろうとするがミッシェルの『オオバクダンアリ』の特性により・・・


バン! ボン! バコム! バンッ!


攻撃を加えた箇所から爆発した


アレックス「・・・手足からも爆発する物質を出せるんですね」

ミッシェル「ああ、便利だろ」

アレックス(変態しているミッシェルさんにはなるべく近づかないでおこう・・・)ブルッ




464: じょうじ 2013/09/09(月) 23:53:48 ID:b/DHNRX2



ミッシェル「それよりも援護に集中しろって言ってるだろ」

アレックス「す、すいませんでした」クル バシュッ

ミッシェル「・・・お前今、ちゃんと視て投げたか」

アレックス「や、やべぇ・・・・・2人には当たって無いみたいです」ホッ

ミッシェル「・・・集中しろバカ」ギロッ

TF「じょうじ」ブンッ

スッ    ガシッ 

ミッシェル「じょうじ じょうじ、うるせぇなぁ!!」グァッ


ミッシェルは攻撃を避けるとTFの背後をとり、腕を腰に回し持ち上げ、そのままブリッジをする様に仰け反りながら力いっぱい後頭部から叩き付けた!!


ドゴォォン!!




465: じょうじ 2013/09/09(月) 23:55:00 ID:b/DHNRX2



アレックス(あ、あの技は・・・覗きの時にマルコスにやったジャーマン・スープレックス!!そういえばあいつ、綺麗に頭が埋まってたなぁ・・・)ブルブル

TF「ギィィ・・・」ピクピク

アレックス「今のを食らってまだ、生きているだと!?」

ミッシェル「脱出機を壊したくないから手加減しただけだ」グチャッ

アレックス(頭潰しながら手加減と言われても・・・)ハハハ ヨウシャナイデスネ…

ミッシェル「・・・何度言えばわかる 援護しろって言ってんだろ
・・・お前もこうなりたいか?」

アレックス「なりたくありませんっ!!どんどん援護します!!」シュバッ シュバッ

ミッシェル「ったく、こっちは後5体か・・・」




466: じょうじ 2013/09/09(月) 23:56:54 ID:b/DHNRX2



一方その頃ハンジたちは・・・


ズドン!  ズドン!

ハンジ「おお!!いきなり援護射撃がくるようになったね」ズバンッ

巨人「」ズシィィン シュウウゥゥゥ…

イワン「でも、さっきは明後日の方角に飛んでいきました・・・何かあったのかな?」

ハンジ「さぁ、分からないけど今はこっちに集中しよう!イワン君、援護して!!」パシュ キュイイィィン

イワン「ハイッ!!」パシュ キュイイイィィィン

2人はすでに6体の巨人を倒しており、イワンが討伐数1体、補佐4体でハンジが討伐数5体、補佐1体である ちなみにアレックス補佐1体
残りは巨人5体のみ・・・では無かった!




467: じょうじ 2013/09/09(月) 23:58:30 ID:b/DHNRX2



イワン「っ!?ハンジさん、危ない!!」

TF「じょう」バッ

ハンジ「なっ!?こっちにもTFが!!くっ、避けられないか・・・!?」パシュッ ギュイイイィィィン


いきなり目の前に現れたTFを避けるため方向転換するハンジだが、それも間に合わずTFが殴り掛かる!!


TF「じじょう・・・!?」スカッ


しかし、すでにTFの腕は背後にいるリヴァイに切られていた


リヴァイ「巨人もTFも揃って、おもしれぇ面しやがって・・・」ザクッ


頭腕脚、全部切り落として殺すと同時に、残りの巨人も足を切られて倒れていく


ズシィィィン


マルコス「あとは項を削ぐだけか」ダンッ 

ズバン ダッ ズバン ダッ




468: じょうじ 2013/09/10(火) 00:00:14 ID:/c6WcH2k



リヴァイ「・・・向こうはアイツに任せればいいか 危なかったな、ハンジ」

ハンジ「サンキュー、助かったよリヴァイ」

リヴァイ「随分素直だな 気持ち悪りぃ」

ハンジ「まっ、割と本とにピンチだったからね そっちは大丈夫なの?」

リヴァイ「・・・心配いらない 誰も死んじゃいない 脱出機も少しやられたが直るそうだ」

ハンジ「そう、良かった こっちも多分みんな大丈夫だよ」

スタ

イワン「リヴァイ兵長!ご無事でしたか?」

リヴァイ「ああ」

イワン「それにしてもTFまで立体機動で倒すとは・・・凄いッス!!さすが人類最強の兵士ッス!!」クゥ~ッ!

リヴァイ「あ、ああ(コイツは熱すぎて苦手だ・・・)」




469: じょうじ 2013/09/10(火) 00:01:29 ID:/c6WcH2k



リヴァイ「そういえば、ここにくる間にもTFが何体か粉々になっていたがお前らがやったのか?」

ハンジ「いや?脱出機の方にはまだ居たけど、さっきの1体だけだよここに居たのは」

リヴァイ「・・・じゃあ、巨人にやられたのか?」

ハンジ「分からないけど、巨人はTFに興味が無いみたいだよ こっちのTFは巨人の背中に乗ってたし、たまたま踏んじゃったんじゃない?」

リヴァイ「そうか・・・」

タン タン タンッ  スタ




470: じょうじ 2013/09/10(火) 00:03:00 ID:/c6WcH2k



マルコス「ハァ、ハァーー・・・つ、疲れたぁぁ!!リヴァイ兵長、俺を働かせすぎじゃないですか!?」ゼェ ゼェ

リヴァイ「・・・お前がさっき手伝わせてくださいと言ったんだろ」

マルコス「い、言いましたけど・・・オレ、体力ないですし・・・いちいち木に上るのも疲れるんですよ」イジイジ

ハンジ「もう、リヴァイも30歳なんだからもっと大人の対応とか出来ないの?」

リヴァイ「・・・うるさい とっとと二班の脱出機で一班と合流するぞ」パシュ ギュイイイィィィィン 

マルコス「また、移動ですか!?イワン、オレを連れてってくれ!!」タノム!!

イワン「2人で立体機動は無理っすよ!・・・マルコスさん、ファイトッす!!」パシュ キュイイイィィィィン

マルコス「マジかよ・・・・・行きますか」タンッ スタ タタタタタタタタタッ




471: じょうじ 2013/09/10(火) 00:04:11 ID:/c6WcH2k


今日はここまで

また明日に投下します




473: じょうじ 2013/09/10(火) 19:17:02 ID:/c6WcH2k


少しだけ投下します




474: じょうじ 2013/09/10(火) 19:17:40 ID:/c6WcH2k



第二班 脱出機


スタ スタ スタ

イワン「ミッシェル班長、ただいま戻りました!」

ミッシェル「ああ、ご苦労 こっちも終わったとこだ」

アレックス「1体だけ逃がしましたけど・・・」

ミッシェル「」ギロッ

アレックス「」ガクガク

リヴァイ「何逃がしてんだ お前は」

ミケ「俺も援護してたが1体を逃がすため、他の4体が邪魔していた」

ハンジ「そんなに重要な幹部だったのかな?」




475: じょうじ 2013/09/10(火) 19:18:21 ID:/c6WcH2k



スタ   スタ

アシモフ「それはコイツ等の様に腕に紐をつけていたか?」

燈「1体は腕がありませんが・・・」ドサッ ドサッ

ミッシェル「2人ともご苦労だった 何だこの紐は?」

リヴァイ「おそらく階級じゃないのか? 一班を襲った奴らにも腕に紐がついてた奴がいた そいつは他の奴らに指示を出していた」

ミッシェル「逃げた奴は普通だったぞ」

アシモフ「厄介だな・・・今回は敵の威力調査ってとこか つまり、偵察だな」

ミッシェル「・・・今思えば、コイツ等は脱出機を奪おうとしていた なるべく壊さずにな」

アシモフ「・・・驚愕的だがそうとうな統率力を持った個体が居るのだろう 最後に逃げたのもソイツに伝達するためだな」

ハンジ「とりあえず、一班と合流して作戦会議しないとね」




476: じょうじ 2013/09/10(火) 19:20:07 ID:/c6WcH2k



タタタタタタッ タンッ   スタ

マルコス「や・・・やっと着いた」ゼェ ゼェ

リヴァイ「随分遅かったな」

マルコス「体力無いと言いましたよね?休憩しながら来たんすよ!!」

アレックス「今、大事な話をしているんだ 黙ってろ!!」

マルコス「テメェ・・・おいっ!!この頬の傷を見ろ!!」ガシッ

燈「どうしたんだ、TFか巨人にやられたか?」

マルコス「リヴァイ兵長とこっちに向かって走っていた時に、いきなりコイツのボールが飛んできたんだよ!!直撃したら死んでたぞ!!」

アレックス(あ・・・適当に投げたあれだ)

マルコス「さあ・・・説明してもらおうか」ポキ ポキ

ミッシェル「遊んでいる暇は無い 2人とも黙っていろ」

マルコス「ミッシェルさん!!だってコイツがわrミッシェル「黙れ」

マルコス「」シュン

アレックス(さすがに可哀想だな・・・帰ったら何か奢ってやるか)




477: じょうじ 2013/09/10(火) 19:21:14 ID:/c6WcH2k



ブロロロロロロロ  キキィィィ

エルヴィン「そっちは無事か?」

リヴァイ「ああ、今そっちに行くとこだった」

小吉「ここにもTFが出たのか・・・」

アシモフ「ああ・・・しかも“バグズ手術”を施してあった」

小吉「なっ!?奴らが!?」

燈「ハイ、手から高温のガスを出す奴と腰の穴からジェット噴射する奴です 一応、捕獲しました」

小吉(リーにテジャスの能力か・・・・・)ギリッ




478: じょうじ 2013/09/10(火) 19:23:59 ID:/c6WcH2k



加奈子「巨人とTFがお互いに殺しあえばいいのに・・・」

ハンジ「巨人は人間以外の生き物には基本的に興味を示さないからね・・・」

アシモフ「TFもあれだけの知能があるんだ 最初は殺してたかも知れんが敵意が無いと分かれば逆に利用するだろう 実際にこの能力持ち共は巨人の背中に乗っていた」

リヴァイ「知能のある巨人と組まれると厄介だな」

小吉「TFは空も飛べる・・・壁の警戒も強化しなくては・・・」

エルヴィン「・・・さっきの衝突で捕獲装置は壊れてしまったので、すぐ近くの村に物資だけ置いて戻りましょう(巨人が一斉に現われたのも気になるな・・・一旦壁内に戻って作戦を立て直せねば・・・)」

アドルフ「・・・じゃあこのまま進みます」

その後、巨人やTFとも会わず、村に物資を輸送してから壁内へと戻ることが出来た
今回の壁外調査では物資の輸送、TF(サンプル)の確保、死亡者も出なかったものの予定していた罠設置計画は失敗に終わった
新たなる敵、TFの存在は壁内の人々にとって脅威そのものであった・・・




481: じょうじ 2013/09/10(火) 23:09:52 ID:/c6WcH2k



旧調査兵団本部 会議室


エルヴィン「さて、会議を始めよう さっそくだが、まず君達は今後どうするか聞きたい・・・」

アシモフ「TFがこっちに来ているのは想定外だったが・・・こちら側としてはサンプルが得られたのはうれしい誤算だ これで予定通り、ワクチンを造ることができるかもしれない」

リヴァイ「お前たちの目的は達成できたということか・・・」

小吉「・・・はい アネックスでも研究はできますが、より良い環境で研究したいので後は俺達の世界に帰るだけです・・・・・」

エルヴィン「それがトップとしての正しい判断です・・・我々が何かを言える立場にありませんから」

小吉「・・・だが、そんなこと言うほど俺達が非情に見えますか?巨人の事もTFの事も、もちろん協力しますよ もう俺達は仲間でしょ?」ニカッ

アシモフ「確かに、今すぐにも帰りたいのが本音だ・・・娘が待っているからな
しかし帰る方法も分からないし、このまま何もせずお前らを見捨てたら娘に怒られるわ」ガハハハ

ミッシェル「指揮官としては間違っているが・・・人間としては間違ってないな」

リヴァイ「お前らは馬鹿だな・・・呆れる程に」




482: じょうじ 2013/09/10(火) 23:11:56 ID:/c6WcH2k



アドルフ「でもどうします?どのくらいTFがこっちに来ているのか分かりませんし・・・」

アシモフ「ああ、確認できたのは20体ぐらいだ あいつらは先遣部隊だし、俺らよりは多くこっちに来ているだろう しかし、火星にいるゴキブリ共全員が来ているとは思えない・・・いや、思いたくないな」

ミケ「気になったんだが、TF側の目的は何だ?」

小吉「最初はただ人間に嫌悪感を抱いて襲ってきたと思っていたんですが・・・予想以上に知能が高く今回の一件からも分かるようにおそらく、我々の技術力を奪うのが目的なんだと思います」

ハンジ「人間に対し巨人は食らう、TFは奪う・・・たしかにお互いに利害が一致しているね」

ミッシェル「巨人に知能が無くて助かったな」

エルヴィン「いや、今回森で巨人が一斉に現われたのは少しおかしい 他の巨人を呼ぶ事ができる知性持ちの巨人が居たかもしれない もしかしたら、すでにその知性のある巨人と手を組んでいる可能性がある」

アシモフ「確かに、たまたま襲うタイミングが一緒だった可能性もあるが、手を組んでいる事も考えていたほうがいいだろう」

小吉「とりあえずは壁の護衛の強化をするしかないな」




483: じょうじ 2013/09/10(火) 23:13:48 ID:/c6WcH2k



ミッシェル「奴らは夜行性だ 電気の無いこの世界では警備も難しいな」

小吉「う~ん・・・夜は慶次だけにやらせる訳にもいかないし、この広い壁全てを守るのは正直不可能だ」

ミッシェル「加奈子に偵察を頼むか?」

小吉「いや、加奈子は貴重な戦力だ いくらなんでも1人で壁外はリスクが高すぎる」

エルヴィン「護衛のほうは一応駐屯兵団にも伝えて、特に南側の護衛を強化していきます」

アシモフ「こちらでも残っている隊員にライトと薬と網を持たせて護衛にまわそう」

リヴァイ「・・・お前らは俺らを仲間と言ったな なら、護りばっかり考えてねぇで、調査兵団らしく攻めを考えろ」




484: じょうじ 2013/09/10(火) 23:15:28 ID:/c6WcH2k



ミッシェル「フッ・・・同感だ 後手に回るのは私の性に合わない」

アシモフ「サンプルもあと少しだけでいいとして、基本的に害虫は駆除の方向でいいだろう」

小吉「そうだな 俺らでこの世界のTFを全滅させないとな・・・」

小吉「エルヴィン団長 今度の壁外調査での裏切り者の件はどうします?」

エルヴィン「こんな状況では敵側を捕獲するのは難しい・・・捕獲ではなく殺しに徹しますが、一応捕獲装置は持って行きます
また、予定通り隊員にはエレンの場所を伝えずに行きますが、目的はシガンシナ区への新ルート開拓のみとします」

小吉「わかりました 緊急事態なので脱出機を全部だします 俺ら側はTFを見つけ次第、すぐに駆けつけ倒します」

エルヴィン「それは有難い!ぜひお願いします」




485: じょうじ 2013/09/10(火) 23:17:03 ID:/c6WcH2k



一方その頃・・・

調査兵団 宿舎 物陰


ライナー「おっ!!おかえりアニ 偵察どうだった?」

ベルトルト「こっちは何とか誤魔化したよ」

アニ「あ・・・あいいつああらああ・・・」ガクガク ブルブル

ベルトルト「大丈夫!?アニ 一体何があったんだ!?」アセアセ

ライナー「とりあえず落ち着いて話せ!」⊃水 コレノメ

アニ「」ゴクゴク プハァ

アニ「じ・・・実は・・・」




486: じょうじ 2013/09/10(火) 23:18:42 ID:/c6WcH2k


_________________________

回想中

壁外


女型の巨人(なるほど、遠距離援護に優れている奴がいるのか・・・あの動く車ってのも予想外に速いし)ズシン ズシン

女型の巨人(この距離でもおそらく見られているな 索敵能力がかなりあるみたいだし慎重について行かないとな・・・)ズシン ズシン

女型の巨人(んっ!?あいつ等、巨大樹の森に入るのか?)ズシン ズシン


巨大樹の森


女型の巨人(これぐらい離れれば巨人を呼ぶのに叫んでもバレ無いし、森の中なら平原よりも見つかる可能性も低いな・・・んっ!?木の上に何かいるな・・・)

ゴッドTF「じょう じょう」

女型の巨人(・・・え!?この黒くてキモイ生物は何?人間??それとも・・・)ピタッ




487: じょうじ 2013/09/10(火) 23:19:45 ID:/c6WcH2k



ゴッドTF「じょう」バッ ガシッ ← 女型の胸に飛びつき

女型の巨人「」

ゴッドTF「じょうじ じょうじ」カサカサカサ ← 這って背中に移動中

女型の巨人「キャアァァ!!」ダダダダダダダダッ

巨人「」ドドドドドドッ 

女型の巨人「アッ!!(少し巨人呼んじゃった・・・まあいっか それよりもコイツを殺したい・・・はっ!!木に背中を擦り付ければいいんだ!!)」ダンッ

ゴッドTF「じょうじ」バッ 


背中にくっついていたゴッドTFは別の巨人の背中に飛び乗った


女型の巨人(どうだ!!見たかこの野郎!!)ドヤッ




488: じょうじ 2013/09/10(火) 23:20:56 ID:/c6WcH2k



勝ち誇った顔した女型の足元には3体のTFが・・・


TF「じょう」バッ   ガシッ
TF「じじょう」バッ  ガシッ
TF「じょうじ」バッ  ガシッ


女型にしがみ付いた!!


女型の巨人「」ゾワッ

女型の巨人「キャアアァァァァ!」ダダダダダッ ブンッ ドシン シュッ

グチャ

女型は走りながらTFを振り払ってから、手で潰し、足で踏みつけ、ハイキックでしとめた


巨人「」ドドドドドドドド

女型の巨人(ハァハァ・・・ハァ、これでお終いでしょ!!また巨人呼んじゃったけど別にいいよね?早くあいつ等を観察しな・・・く・・・ちゃ・・・?)




489: じょうじ 2013/09/10(火) 23:22:42 ID:/c6WcH2k



ふと視線を手足に向けると白い液体と黒い破片がべったりとくっ付いていた
そして視線を戻すと1体のTFがこっちを見ていた


TF「じょう」ジー

女型の巨人(・・・もう・・・こんなとこ嫌・・・帰るっ!!)ダダダダダダダダッ


おしまい
_______________________

アニ「―――ってこと 結局、あいつ等が何をしてたのか分からず帰ってきたけど、しょうがないでしょ?」ブルブル

ライナー「・・・いや・・・その、何か色々ごめんな こんなことさして」

ベルトルト「・・・そ、そうだよ ゴキブリが進化したTFって奴もこっちに来てたのが分かっただけで十分だよ!」アセアセ

アニ「ゴキブリ?TF?・・・何それ私聞いてないよ」ギロッ

ライナー「お、俺がマルコスから聞いたんだ 別にお前に言わなくてもいい事だったんで・・・」ビクッ

アニ「・・・じゃあ、何でベルトルトが知ってんのよ」ギロッ

ベルトルト「ぼ、僕はライナーとよく一緒にいるから昨日、世間話として聞いたんだよ」ビクビクッ




490: じょうじ 2013/09/10(火) 23:24:03 ID:/c6WcH2k



アニ「・・・ライナーが私だけ除け者にしたって事でいいよね」ゴゴゴゴゴゴ

ライナー「こ、これはつい最近BBQの時に聞いたんで、言う暇がなかったんだよ」アセアセ

アニ「問答無用!!」バシンッ

ライナー「」グルン ドサッ チーン

アニ「・・・コイツ運んどいてね」スタスタ

ベルトルト「ハイ(ごめんね・・・ライナー)」ズルズル

アニ(それにしてもキモかったな・・・あのTF)ゾワッ

ガサッ

アニ「っ!?」ビクッ キョロキョロ

アニ(どうしよう・・・これじゃゴキブリが恐くて眠れないよ・・・)トボトボ


その後、アニは数日間眠れなかったという

__________________
________




498: じょうじ 2013/09/12(木) 23:37:19 ID:G56RzYy2


________
__________________

そして、壁外調査当日・・・

カラネス区

燈「いよいよだな・・・」

エレン「はい・・・」

ミッシェル「お前らも集中してろよ」

アレックス「分かってますよ、ミッシェル班長」

モブ兵士「団長!!付近の巨人はあらかた遠ざけました!!開門30秒前!!」

モブ兵士「いよいよだ!!これより人類はまた一歩前進する!!お前達の訓練の成果を見せてくれ!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


エルヴィン「これより第58回壁外調査を開始する!前進せよ!!」




499: じょうじ 2013/09/12(木) 23:38:19 ID:G56RzYy2



____________________

長距離索敵陣形

中央

次列中央・指揮
エルヴィン、日米合同第一班


五列中央・待機
リヴァイ班、日米合同第二班

___________________




500: じょうじ 2013/09/12(木) 23:39:35 ID:G56RzYy2



次列中央


第一班の脱出機が索敵も兼ねてエルヴィンの少し前を走っていると、右翼側から赤い煙弾があがった


ドオオオォォォ…


エルヴィン(右から巨人か・・・)カチャ ドオオオォォォォン 

慶次「艦長!!少し左に方向転換です」カチャ ドオオオォォォン

マルコス「第二班はともかく、他の班は皆、初列・索敵で大丈夫なんでしょうか?」

小吉「大丈夫だろ・・・どの班も精鋭だけを連れて来ているからな(第六班はジョーのみだが・・・心配いらないか)」キュルキュル

ジャレット「・・・・・っ!?艦長!!右翼側、次列二の前方に取りこぼしの巨人が居ます!!」


第一班の索敵は慶次の視力とジャレットのソナーである
ジャレットのベース『シャチ』の特性は“反響定位(エコロケーション)” 
「メロン器官」という部位でコントロールされた音波を打ち出し、跳ね返ってきた音波によってソナーの様に前方の様子を知ることが出来る
さらにこのソナーは数km離れた対象物の距離、姿形はもちろん 材質や内容物まで見分けられるという




501: じょうじ 2013/09/12(木) 23:42:33 ID:G56RzYy2



小吉「わかった 加奈子!援護を頼む!!」

加奈子「ハイ!!」バサッ  ビュオオォォォ…

エルヴィン(やはり頼もしいな・・・このまま何事もなく進めばいいが・・・)


そして、伝達・援護はマルコスと三条加奈子の2人である
彼女の特性は“飛行” 水平飛行時の最高速度は170kmとも350kmとも言われている飛行が可能


次列二・索敵支援


巨人「」ドドドドドドドッ

リーネ「くそっ!!索敵が取りこぼしたか!?」チャキ

ビュオオォォォォ

ブレードを構えたリーネの横を風が通り抜ける


リーネ「何だ今の風は!?鳥?」




502: じょうじ 2013/09/12(木) 23:43:29 ID:G56RzYy2



通常、人間や飛行機が鳥の構造を真似ても飛ぶことが出来ない それは「空気力学」によって証明されている
しかし、彼女は『マーズランキング15位』 強化アミロースの甲皮は軽く、“鳥類型”特有の自身を浮かび上がらせるほどの胸肉を持ち、そして彼女専用武器である背中のエアロパーツが彼女を“160cm大の飛行生物”に変える

その水平移動速度はあらゆる生物の中で・・・


ビュオオォォォッ!!

巨人「」ザクッ  


最速である


巨人「」ズシィィン

彼女はエアロパーツの羽(ブレード)で巨人の足の腱を削ぎ取った


リーネ「・・・ほとんど何も視えなかった」パシュ キュイイイィィィン ズバンッ




503: じょうじ 2013/09/12(木) 23:44:27 ID:G56RzYy2



まさに神風(ジェット)のような速さを持つ「悪魔の鳥」・・・


加奈子「・・・今度はマルコスに任せよ」バサッ ビュオオォォォ…


三条 加奈子
19歳 ♀ 160cm 42kg
『マーズランキング』15位
M・O手術 “鳥類型”
- ハリオアマツバメ -

ハ リ オ ア マ ツ バ メ
視えざる空の支配者  救援!!




505: じょうじ 2013/09/12(木) 23:49:22 ID:G56RzYy2



五列中央・待機


ドオオオォォォ…

リヴァイ「オルオ、お前が撃て」

オルオ「了解です!」カチャ ドオオオォォォン

エレン(ここが陣形で最も安全な位置だからか・・・壁外なのにまるで巨人の気配がしない
今の所は順調に進んでいるように感じる・・・
でも実際はどうだろう・・・初列の方じゃ既に死人が出ているんじゃ・・・)

ダダダダダッ

モブ兵士「口頭伝達です!!」

エレン「!!」

モブ兵士「右翼後方索敵壊滅的打撃!!右翼索敵一部機能せず!!」




506: じょうじ 2013/09/12(木) 23:50:51 ID:G56RzYy2



燈「っ!!中国・アジア第四班の居る所です、ミッシェルさん!!」

ミッシェル「ああ、分かっている 第四班はどうした?」

モブ兵士「第四班脱出機確認出来ず!!巨人が多数襲来!!以上の伝達を左に回して下さい!!」

ミッシェル(!?巨人にやられたのか?それとも・・・どっちだ!)

リヴァイ「聞いたか、ペトラ 行け」

ペトラ「ハイ!」ダダダダダダダッ…

エレン(右翼側!?確かアルミンもそっちだ・・・でもアルミンも他の奴らもまだ中央の近くが持ち場なはずだ そこまでは巨人は侵攻してないだろう)

アレックス「俺らで救援に行きますか?」

ミッシェル「おそらく、アドルフ達にも伝達が行っているはずだ・・・とりあえず右翼側はアドルフに任せよう」




507: じょうじ 2013/09/12(木) 23:52:02 ID:G56RzYy2



ビュオオォォォ  バサッ 
  スタ  

加奈子「ミッシェル副艦長!エルヴィン団長と小町艦長から伝達です!!」

ミッシェル「そうか ご苦労 リヴァイ!」

リヴァイ「一々叫ばずとも分かっている」ヒュン スタ

エレン(リヴァイ兵長はミッシェルさん達の乗っている脱出機に乗り込んだけど・・・一体何を話しているんだ?)

加奈子「エルヴィン団長は右翼の巨人の大群襲来は知性持ちの巨人の仕業だと判断し、巨大樹の森で捕獲もしくは抹殺作戦に変更とのことです」

ミッシェル「了解した・・・リヴァイ」

リヴァイ「ああ・・・」ヒュン

加奈子「ちなみにジョセフ隊長とアシモフ隊長達にはマルコスが伝達しに行っています」

オルオ「飛べるだけでも凄いのにめちゃくちゃ速かったな・・・一体何を伝達しに来たんですか?」

リヴァイ「俺が分かっている・・・気にするな」




508: じょうじ 2013/09/12(木) 23:53:41 ID:G56RzYy2



エレン(・・・んっ!?あれは・・・)

ダダダダダダダダッ

ペトラ「兵長!!左翼側からも口頭伝達です!!」

リヴァイ「何があった?」

ペトラ「左翼前方からTFの3つの小隊が襲来!!」

ミッシェル「ちっ、ゴキブリ野郎が!!」

リヴァイ「被害はどの位だ?」

ペトラ「分かりません この伝達は先ほど拾ったマルコスから聞きました」

マルコス「」ゼェ ゼェ ゼェ

ミッシェル「・・・緊急事態だ 一旦こっちに乗れ それからマルコスから状況を聞こう」キキイィィィ


リヴァイ班の一同は馬ごと脱出機に乗り、マルコスから左翼側の状況を聞いた


マルコス「―――第三班と第六班が現在戦闘中でもう一つの小隊が中央前方に攻め込んでいるという状況です」




509: じょうじ 2013/09/12(木) 23:54:30 ID:G56RzYy2



燈「1小隊30匹ほどか・・・」

グンタ「くそ、巨人も居るってのにTFも相手にしないといけないとは・・・」

エルド「既に右翼も左翼も索敵が崩壊しているこの状況・・・リヴァイ兵長、どちらかに援護に向かいますか?それとも一時撤退ですか?」

リヴァイ(・・・中央前方だとエルヴィンや小町達の方だ 捕獲装置も荷馬車と一緒で前方だったな この状況では捕獲作戦は中止か・・・
おそらくTFとの戦闘は避けられないだろう やはりそっちの援護に行くか・・・)

ミッシェル「リヴァイ・・・私達の信頼すべき本隊・・・日米合同第一班を信じろ
私達は今出来ることをやれば良い」

リヴァイ「・・・余計なお世話だ 前方にお前らだけじゃなく調査兵団の精鋭も居るんだ
信じてるに決まってんだろ」

ミッシェル「じゃあ、これからだが・・・」

ダダダダダダダダッ

燈「んっ!?また誰か来たぞ!!」

ミッシェル「オイオイ、またかよ 今度は何だ?」

エレン(一体何が起きているんだ・・・!?)




514: じょうじ 2013/09/13(金) 02:11:45 ID:Yj1XuT12



現在公開可能な情報


右翼


   初列八・索敵
   ドイツ・南米第五班

次列四・伝達
アルミン

 次列六・伝達
 ライナー

三列四・伝達   初列十四・索敵
ジャン       中国・アジア第四班

 三列六・伝達
 アニ

四列四・伝達
クリスタ




519: じょうじ 2013/09/13(金) 23:20:28 ID:Yj1XuT12



時はさかのぼり・・・
___________________
_________

右翼


三列六・伝達

クリスタ「アニ!!」

アニ「どうしたの、クリスタ?」

クリスタ「右翼後方の索敵班が機能してないみたいなの!!巨人が頻繁に侵入してくるし、煙弾も上がらないから先輩達が見に行ったけど帰って来ないの!!」

アニ「!!・・・一応今、煙弾を撃つけどクリスタはこのことを中央の人達に伝えてきて 私は様子を見てくる」カチャ ドオオオォォォン

クリスタ「な、何を言っているの!?それじゃアニが危険だよ!?」

アニ「私の方が立体機動に優れているからね 万が一の場合、私の方が生き残る確立は高いよ それに馬術はアンタの方が得意でしょ?速く伝達に行かないと他の皆が対処できないし・・・」

クリスタ「・・・分かった でもアニ!絶対に無理しちゃ駄目だからね!!」ダダダダダダッ

アニ(・・・ごめんね・・・クリスタ)クル  ダダダダダダダッ




520: じょうじ 2013/09/13(金) 23:25:12 ID:Yj1XuT12



次列四・伝達

アルミン(何かがおかしい・・・前方はアドルフ隊長達のおかげでほとんど巨人に遭遇してないが、僕等より右翼後方は煙弾も上がらないし、まるで索敵が効いていない・・・
ネス班長が様子を見に行っているが一向に帰って来ない)

ドオオオォォォ…

アルミン「んっ!?後方から・・・あれは・・・緊急の煙弾!!(やはり何かあったんだ!!)急いで僕も撃たないと・・・あ、あれ?」カチャカチャ


ドオオオォォォン

アルミンが焦っているとすぐ後方から煙弾の撃つ音が聞こえた


ライナー「アルミン!!」

アルミン「ライナー!何があったの?」

ライナー「やられた!!今、右翼側から巨人が大群で押し寄せたらしい・・・右翼後方は壊滅的だ」




521: じょうじ 2013/09/13(金) 23:30:15 ID:Yj1XuT12



アルミン「巨人の大群!?(・・・・・いや、何かおかしいぞ・・・この状況を造っているのは本当に巨人なのか?
巨人が来たら誰かしら煙弾を撃つはずだ・・なのに右翼後方からは一つも確認できなかった・・・)ライナーは右翼後方から煙弾を見たかい?」

ライナー「?右翼後方だと見てはいないが・・・さっきの緊急の煙弾は俺の先輩が撃った 巨人が来たことも様子を見に行った先輩から直接聞いたんだ」

ジャン「ライナー!アルミン!煙弾だけでは伝えられないから中央に伝達しに行ってきたぞ」

アルミン「ジャン!君は右翼後方から煙弾を確認したかい?」

ジャン「いや、してねぇが・・・」

アルミン(やはりおかしい・・・一体右翼後方で何が起きているんだ?)

ジャン「おい、アルミン!何1人で考え事してんだよ!何か分かったら俺らにも話せよ!!」

アルミン「・・・もし、巨人の大群が襲ってきたら・・・ジャン、君ならどうする?」




522: じょうじ 2013/09/13(金) 23:32:41 ID:Yj1XuT12



ジャン「はぁ?決まってんだろ そんなもん緊急の煙弾をう・・・つ!?
そうか!右翼後方からの煙弾は確認できなかった!!」

アルミン「そうだよ 仮にも調査兵団の索敵を任される人達が、急に巨人の大群が現れたぐらいで煙弾も撃てないなんて考えにくい しかも君たちの班の先輩も確認にいったんでしょ?」

ライナー「ああ、それで巨人の大群がこっちに向かっているのを聞いた」

ジャン「俺はライナーから聞いたんだ」

アルミン「こっちも大分前だけど先輩が確認に行った しかし、煙弾を確認できていない
つまり、僕の班の先輩たちを襲ったのは巨人以外の可能性が高い そしてその後に巨人の大群が現れたんだ!!」

ライナー「巨人以外!?・・・まさか、出発前に聞かされたTFって進化したゴキブリか?」

アルミン「その可能性もある でも、もしTFが出たら緊急の煙弾を撃つように言われていただろ?」

ジャン「じゃあ何なんだよ!!敵の正体は」




523: じょうじ 2013/09/13(金) 23:35:43 ID:Yj1XuT12



アルミン「(もしかしたら・・・いや、それは無いか・・・無いと思いたい)ごめん・・・僕にも分からない・・・それに今言ったことも、僕の勝手な推測でしかない」

ジャン「・・・推測でも一応筋が通っている
だけど、敵の正体を知る前に巨人の大群がこのままだと陣形の中央まで行っちまう・・・ 
先輩達が止めに行っているが・・・下手すりゃ全滅もありえる
・・・そこで俺達も巨人共を止めに行かないか?」

ライナー「俺達でか!?・・・お前らしくない発言だな お前・・・本当にジャンか?」

ジャン「へっ 別に皆の為とかじゃ無いからな 俺はただ 誰の物とも知れねぇ骨のmアルミン「んっ!?あれは・・・」

ジャン「オイっ!!今、俺の決めゼリフを言おうとしてたのに!!」


ブロロロロロロロ

3人の目の前にここには来るはずの無い脱出機が現れた

キキィィィ

プシュゥゥ

イザベラ「お前たち無事か?」




524: じょうじ 2013/09/13(金) 23:38:42 ID:Yj1XuT12



アルミン「イザベラさんにアドルフ隊長!!何故ここに!?」

アドルフ「・・・索敵は他の調査兵に任せ、俺たちは今から巨人の大群を止めに行く 
お前らはこのまま進め」

アルミン「!!・・・・・嫌です!僕達も手伝います!!」

アドルフ「・・・駄目だ 上官の命令だ」

ライナー「・・・俺達も兵士です!!死ぬ覚悟はいつでも出来ています!!」

イザベラ「隊長・・・」

アドルフ「・・・分かった、連れて行く だが基本的に俺が1人で戦う」

ジャン「なっ!?そんなの無茶だ!巨人の大群だぞ!!」

イザベラ「隊長なら大丈夫だ お前ら、心配すんな」

アドルフ「・・・とりあえず、馬ごと脱出機の中に乗れ」




526: じょうじ 2013/09/13(金) 23:42:00 ID:Yj1XuT12



ダダダダダダダッ

クリスタ「みんなーーっ!!」

ライナー「クリスタ!!」

クリスタ「大変なの、みんな!!実はアニが・・・アニが右翼後方の様子を見に行って・・・帰って来ないの」ウル

ジャン「!!それはいつ頃だ?」

クリスタ「わ、私が中央に伝達しに行く前だから・・・四、五十分ぐらい前・・・煙弾も無いの!!」

アルミン「(煙弾も無いし、そのぐらい前だと巨人の大群が来る前だ・・・)見えざる敵にやられたか・・・」

アドルフ「・・・見えざる敵?」

アルミン「いや、自分の勝手な推測です 気にしないで下さい」アセアセ

ライナー「おいアルミン、筋が通ってんだ 一応報告しておけ」

アドルフ「時間が惜しい、とりあえず中に乗って移動しながら聞こう」

クリスタ「何処に向かうんですか?」

ライナー「!!・・・お前は気にせずこのまま進め」

クリスタ「何で?・・・まさか!?右翼後方に行くんですね!!」




527: じょうじ 2013/09/13(金) 23:43:56 ID:Yj1XuT12



アドルフ「・・・ああ、そうだ」

クリスタ「私も行きます!私のせいでアニが・・・
だから・・・私も戦って死にます!!連れてって下さい!!」

ジャン「クリスタ・・・」

アドルフ「・・・連れてってやるが死ぬ為に戦うんじゃ無い 生きる為に戦うんだ
・・・それに何度も言うが戦うのは俺一人だ お前らは邪魔になるから脱出機に乗っているだけだ」

イザベラ「・・・つまり通訳すると、俺がお前らを守る 安心して待っていろ!!っと言っております」

アドルフ「おい」

クリスタ「!!ありがとうございます!アドルフさん」

アドルフ「・・・まぁいい とっとと行くぞ、乗れ」スタスタ

ジャン「・・・随分ひん曲がった通訳だな」

イザベラ「ウチの隊長は優しすぎるから何でも1人でやろうとすんだよ 今回の壁外調査も私しか乗せてないし」

アドルフ「おい、そこの2人さっさと乗れ」




533: じょうじ 2013/09/14(土) 01:19:28 ID:6ir49HjM



____________________

番外編 


ウォール・ローゼのとある街の入り口

エヴァ「へぇ、意外と栄えているんだね」

クリスタ「このあたりで一番大きな街だからね」

ユミル「ホラ、早く服買いに行こうぜ」ワシャワシャ

イザベラ「そうそう、早く可愛い服をクリスタちゃんに着させたいからね」ワシャワシャ

クリスタ「イザベラさん、やめてくださいよー!髪がクシャクシャになっちゃう」アセアセ

エヴァ「こっちもやめてよ、ユミルちゃん!」アセアセ

ユミル「私までちゃん付けしてくれるなんて優しいなぁ、エヴァは」ワシャワシャ

イザベラ「でも私達は可愛い金髪を見ると撫でたくなっちゃうからしょうが無いだろ~」ワシャワシャ

アニ(私も金髪なんだけど・・・)イラッ




534: じょうじ 2013/09/14(土) 01:21:23 ID:6ir49HjM



加奈子「あいつ等ほっといて私達だけで行きましょ 今日は荷物持ちも居るし ホラ行くよ、男子達」スタスタ

エヴァ「待ってよ加奈子ちゃん 今行くよ」タタタタッ

イザベラ「待てぇ~い 逃がさんぞ~エヴァ」タタタタッ

クリスタ「本当に荷物持ちなんか頼んでしまって良いんですか?」

ジョセフ「こんな可愛いレディ達に荷物を持たせるなんてことしませんよ」キリッ

ユミル(何だこのキザな男!?危険だな・・・)

慶次「(誰も伝えて無いのにまさかジョセフ隊長自ら来るなんて・・・)君達もごめんな 荷物持ちに付き合わせちゃって」

ベルトルト「いえ、暇でしたし大丈夫ですよ(一応情報収集も兼ねているし・・・)」

コニー「俺はマルコス達の訓練の方に行きたかったな~」

イワン「アシモフ隊長に(サイズ的に)合う服あるかな?」




535: じょうじ 2013/09/14(土) 01:23:11 ID:6ir49HjM



街中


イザベラ「さて、クリスタちゃんに何を着させようかな~♪」ルンルン

ユミル「クリスタに合いそうな服を売っている場所なら既に把握済みだ」キリッ

イザベラ「さすがだな 同士よ」ガシッ

ユミル「当たり前だろ 私を誰だと思っているんだ」ガシッ

クリスタ「ちょ、ちょっと待ってよ、もう!今回は私じゃなくてエヴァちゃん達の私服を買いに来たんでしょ!!」プンプン

エヴァ「でもクリスタちゃんの可愛い姿は見たいな~」ニヤニヤ

加奈子「・・・何を言ってんの アンタも着せられるんだよ」

エヴァ「えっ!?」チラ

イザ・ユミ「モチのロンです!!」b グッ

アニ「・・・道のど真ん中でサムズアップしてないで早く行くよ」スタスタ




536: じょうじ 2013/09/14(土) 01:24:47 ID:6ir49HjM



イザベラ「大丈夫だ、心配すんなアニ アンタもだからな」

アニ「はぁっ!?何でアタシまで着ないといけないんだよ」

イザベラ「アンタも金髪だし、私の守備範囲だからね~」ニヤニヤ

ユミル「私はクリスタとエヴァだけでいいがアニが恥ずかしがっている姿は面白そうだな」ケラケラ

アニ「」イラッ

ベルトルト(少しだけ見たいかも・・・)ボー

コニー「おいベルトルト、何ぼーっとしてんだよ」

イザベラ「さっきはお前にワシャワシャしてなかったな・・・今してやるよ」クイ クイ

アニ「いや、必要ないからね・・・それに何だか手つきがやらしいし」ヒキ

イザベラ「遠慮すんなよ~ ついでに胸も揉んでやる!!」バッ

アニ「ちょっ!?誰がやらすかぁ!!」シュッ

バシンッ グルン ドサッ

イザベラ「」チーン




537: じょうじ 2013/09/14(土) 01:26:45 ID:6ir49HjM



ジョセフ(!!ここは彼女の好感度を上げるチャンス・・・

①お姫様抱っこをする 
②優しく手を取って「大丈夫ですか?お嬢さん」とかっこ良く決める 
③目を見つめて熱い口づけをする

③はやりすぎだな 紳士的じゃないしな ③は無い
①か②だな・・・ん~迷う、どちらも惚れてもおかしくないもんな 両方という手も・・・)

慶次「・・・さっそく荷物が出たか」ヨイショ

ジョセフ(!?・・・くっ、先を越されたか・・・しかもおんぶとは・・・さすがは世界チャンピオン、手が速いぜ)クソッ

アニ(何かめっちゃ悔しがってるよこの人・・・)スタスタ




542: じょうじ 2013/09/14(土) 23:12:17 ID:6ir49HjM



色々な服を売っているお店(※世界観無視してます)


加奈子「ふーん 結構良いのもあるじゃん」アッコレカワイイ

エヴァ(胸のサイズ合うやつあるかな?とりあえずパーカーを買いたいな・・・)キョロキョロ

アニ「・・・アンタ何を探してんの?」

エヴァ「あっ、アニちゃん!」

アニ「ちゃん付けはやめて・・・」

エヴァ「で、でもアニって言うのも何か悪いし」アセアセ

アニ「アンタの方が年上でしょ」

エヴァ「でも・・・その・・・ね?」

アニ「いや、ね?の意味が分かんないんだけど・・・はぁ、もういいよ ちゃん付けで」メンドクサイ…

エヴァ「やったぁ!!でね、アニちゃん 可愛いパーカーが何処にあるか知ってる?」

アニ「・・・こっちにあるよ 付いてきて」スタスタ

エヴァ「うん!」スタスタ




543: じょうじ 2013/09/14(土) 23:14:44 ID:6ir49HjM



オーイ イザベラマダカ?
オマタセシマシタ ツギハコレダー!!


アニ「・・・アイツら本当にクリスタに色々着せてんだ(・・・あそこには近づかない様にしなくちゃ)」

エヴァ「本当だ 可愛いなクリスタちゃんは」フフフ


イザベラ「やっぱりクリスタちゃんにはお姫様でしょ」ドヤッ

ユミル「・・・やはり我が妻にはドレスが似合う」ウツクシイ…

クリスタ「う~//もうユミルのバカ!!」

ジョセフ「さぁ、可愛いお姫様 私と一緒にダンスを踊ってくれませんか?」ササッ

クリスタ「えっ!?その・・・私・・・」アタフタ

イザベラ「ジョセフたーいちょ まだまだ次がありますから我慢してくださいね」ガシッ グイッ

ジョセフ「分かりました 一旦引きます」スッ

クリスタ「まだやるの!?これで7着目だよ?」ヒッパラナイデ~

ユミル「当たり前だろ?むしろこれからが本番だぜ」アトハタノンダ




544: じょうじ 2013/09/14(土) 23:16:41 ID:6ir49HjM



シャッ ← 試着室のカーテンを閉める音

ユミル「やべぇ、超楽しみ」ワクワク

ジョセフ「次は何がくるかな~♪」ウキウキ

加奈子「・・・隊長の威厳、ゼロですね」


ホラホラ ヌゲヌゲ
ヤメテー//
ツギハコレダ! キセキセ


シャッ

イザベラ「今度はメイド服にしてみました~♪この絶対領域の破壊力を見よ!!」ドヤッ

ユミル「・・・結婚しよ」ホッコリ

クリスタ「う~///さっきより恥ずかしい///」

ジョセフ「ぜひ、ご主人様と言ってください お願いします」ササッ

加奈子「・・・ちゃんと隊長らしくしてください お願いします」




545: じょうじ 2013/09/14(土) 23:18:48 ID:6ir49HjM



サテツギハ エヴァトアニモキセルゾー オー! 
チョッアンタタチ ヤメロ! シュッ
フッ ニドモクラワナイゼ!! 
オラ! シチャクシツニ ナゲコメー!! ポーイ


ベルトルト「・・・女子の買い物は長いね」

イワン「そうッスね 男子は全部買い終わってベンチで休んでいるのに、女子はまだまだ元気ッス」

コニー「へぇー オニヅカさんはスゲー強いんだ じゃあ試しに俺と戦ってくれよ!!」アチョー

慶次「さすがに兵士といえども素人を素手では殴れないよ」ナニソノカマエ?

コニー「じゃあ、何か技でも見せてくれよ!!」ワクワク

慶次「しょうがないな・・・じゃあちょっとだけシャドーをやるよ」スクッ

シュシュシュシュシュ シュン キュッキュッ
ブンッ シュシュシュ シュバッ      ※とにかく速くシャドーをしています

慶次「・・・こんなもんかな?」




546: じょうじ 2013/09/14(土) 23:20:20 ID:6ir49HjM



コニー「ス、スゲーーーッ!!速すぎて拳が見えなかった!!」キラキラ

イワン「スゴイッス!!さすがは世界チャンピオンッスね!!」キラキラ

ベルトルト「ケイジさんってこんなに凄い人だったんだ・・・」

慶次「ハハハ やっぱり普段は強そうに見えないかい?」

ベルトルト「はっ!?すいません!!その・・・いつものケイジさんとあまりにもギャップがあったので・・・つい」

慶次「気にしなくてもいいよ 俺の世界でも皆、俺のことを地味とか言ってたし」ニコッ

イワン「そんなことないッスよ!!とてもカッコイイッス!!」

慶次「ははは、ありがとなイワン」




547: じょうじ 2013/09/14(土) 23:22:36 ID:6ir49HjM



コニー「そうだ!!俺にそのぼくしんぐって奴を教えてくれないか?」

慶次「ごめん 今はエレンに教えているんだ 燈も一緒にね」

ベルトルト(・・・それは厄介だな 巨人体でのエレンの実力も上がっていると考えた方がいいな・・・)

コニー「いーなーエレンは 羨ましいぜ」

慶次「エレンと自由に会える様になったら彼から教えてもらいなよ 基礎はしっかり教えているからさ」

コニー「分かった、そうするよ ありがとな」

イザベラ「お取り込み中、失礼するぜ みんなでこっちに来てくれ」カモーン

ゾロゾロ

慶次「何をしてんですか!ジョセフ隊長!」

ジョセフ「何ってカメラを構えているんだよ?さっきはクリスタちゃんが可愛すぎて、持ってきていたのを忘れていたんだ 心のフィルムに残したからいいけど」




548: じょうじ 2013/09/14(土) 23:24:48 ID:6ir49HjM



ベルトルト「カメラ?」

ジョセフ「ああ、この世界にはまだカメラが無かったね カメラというのは美しいものを美しいまま残しておく事が出来る素晴らしい発明品さ」コレネ

コニー「???」

加奈子「・・・ちゃんと説明できてないから一回見せた方がいいんじゃないですか?」

ジョセフ「そうだね じゃあ君達撮るよ ハイ、スマイルして~」

加奈子「えっ!?女子(わたしたち)を撮るんですか?」

ジョセフ「僕のカメラは女性限定だからね♪」

イザベラ「ホラ、ユミル 笑ってあのレンズを見るんだよ」ガシッ ピース

ユミル「オイ 首絞めんなよ!!」バタバタ

ジョセフ「ハイ チーズ♪」パシャ




549: じょうじ 2013/09/14(土) 23:27:15 ID:6ir49HjM



ジョセフ「ほらこの画面を見てごらん 美しく撮れているでしょ?」

ベルトルト「す、凄い・・・さっきの光景が映し出されている」

コニー「ユミル達がここにも居るぞ?しかも小さく??」

ユミル「私にも見せろよ、バカ
・・・・・これもらっていいか?クリスタをぜひ撮りたい!!」

ジョセフ「それは少し高いから駄目だよ でも美しい君にはこのポラロイドカメラを与えよう!!その場で現像できる優れものだ!」

ユミル「本当か!!サンキューな!お前、意外といい奴だな」

加奈子「カメラを持ってきているだけでも変なのに何故2つも?」

ジョセフ「フッ ミッシェルさんと火星で2ショット写真を撮りたくてこっそり持って来ていたんだ 
さすがに宇宙だから、壊れてもいいように10台ぐらい持ってきてるよ 一番高い一眼レフは壊れたけど・・・」シュン

慶次(ああ・・・ジョセフ隊長は残念なイケメンなんだ)




550: じょうじ 2013/09/14(土) 23:29:33 ID:6ir49HjM



チョットイイカゲン フクヲカエセ!!
テカ ダンシモイルノ!?


イザベラ「おっと忘れてた それでは3人に登場してもらいましょう・・・一人目、どうぞ!!」シャッ

イザベラ「まずはクリスタ もう色々試したから今回は無難なセーラー服にしてみました♪」

慶次「何でセーラー服がこの世界にあるんだよ・・・」

クリスタ「ちょっとかわいいかも・・・でもスカートが少し短いかな///」クルクル

ユミル「」ガハッ  ドサッ

ベルトルト(これは可愛い・・・ライナーが居なくて良かった)

加奈子「へぇ~ 赤いスカーフが可愛いし、かなり似合ってんジャン」

コニー「ジャン!?どこだ?」キョロキョロ

ベルトルト「コニー ジャンは居ないよ」

ジョセフ「可愛いお嬢さん 先生が色々教えてあげますよ」ササッ

加奈子「・・・もう犯罪になりますよ」




551: じょうじ 2013/09/14(土) 23:32:29 ID:6ir49HjM



イザベラ「スカートをめくりたいけど我慢して次に行きま~す♪
続いてはアニ!!レオンハートにちなんで猫耳フードのパーカーにアニの魅力である脚を大胆に出したホットパンツ!! どう?可愛いでしょ」ドヤッ

アニ「・・・フンッ//」プイッ

ベルトルト「」ガハッ  ドサッ

慶次「・・・もう荷物を増やさないでくれ」

加奈子「綺麗な脚してるなぁ 猫耳も似合ってて羨ましい・・・てか嫌がりながらもしっかりフード被ってんジャン」

コニー「ジャァーン!!どこだぁー!!」キョロキョロ

クリスタ「コニー落ち着いて ジャンはここには居ないよ!」アセアセ

ジョセフ「可愛い子猫ちゃん ぜひとも私とじゃれ合いませんか?」ササッ

慶次「うまく猫と掛けているんでしょうけどギリギリアウトです」

アニ「さぁ、早く服を返して」ギロリ

イザベラ「ちぇっ、しょうがないな せっかく可愛いのに・・・」ヤレヤレ ハイ

アニ「何で渋々なのよ・・・まったく」ハァ…




552: じょうじ 2013/09/14(土) 23:33:54 ID:6ir49HjM



イザベラ「さて、最後はお待ちかねエヴァの登場です エヴァ繋がりで白のプラグスーツにしてみました♪セクシーでしょ?」ドヤッ

エヴァ「う~//こんなピチピチの服、なんでこの世界あるのよ!!///」

イワン「さ、さすがに直視できないッス///」カオマッカ

加奈子「む、胸がより強調されているだと!?最強ジャン!!」

コニー「・・・」

アニ「あれ?アンタ、ジャンに反応しないの?」

コニー「ジャンがここにいるはず無いジャン」ドヤッ

アニ「」イラッ

ジョセフ「僕と一緒に初号機に乗りませんか?」ササッ

慶次「・・・もはや言っている意味が分かりません」




553: じょうじ 2013/09/14(土) 23:35:29 ID:6ir49HjM



ジョセフ「おっとまた忘れるとこだった 写真を撮らないと・・・ハイ こっち向いて~♪」パシャ

アニ「・・・何あの機械?」

コニー「あの中にもアニ達が居ることになるんだぞ!!スゴイだろー!!」ドヤッ

加奈子「・・・ようするにレンズに映った今の光景を記録して、いつでも見れる様にする機械だよ」

アニ「つまり、この服装の格好が残ると言うことか・・・」スタスタ

ジョセフ「おっ、いいねアニちゃん!!でもちょっと近すぎるよ?」パシャ パシャ

アニ「フンッ!!」シュッ

バキンッ

ジョセフ「Oh!Mamma mia!(なんてこった!)」ガクッ

慶次「・・・自業自得です」




554: じょうじ 2013/09/14(土) 23:38:15 ID:6ir49HjM



帰り道


クリスタ「色々あったけど無事にシーラちゃん達の服も買えて良かったね」

エヴァ「うん・・・(あ~恥ずかしかった///)」

イザベラ「メイド服買っちゃった♪」テヘッ

加奈子「何故、そのメイド服を買ってきた!?」

イザベラ「フッフッフ、この服を隊長に着せて第五班全員で写真撮影会といく予定なのだ~」ニヤニヤ

慶次「・・・アドルフ隊長が着ると思うのか?」

エヴァ「(凄く見たいけど・・・)着ないと思います」

コニー「オイ!誰かこのブスを持ってくれよ!俺の身長じゃ引きずってんだよ!!」ズルズル

慶次「俺もベルトルト君を担いでいるし、イワンは荷物全て持っているし、ジョセフ隊長はカメラを壊されたことであんなだし・・・しょうがないよ」

ジョセフ「俺の・・・可愛い娘たちが・・・」ショボーン

加奈子「・・・カメラってよりも消された写真だね」




555: じょうじ 2013/09/14(土) 23:39:32 ID:6ir49HjM



クリスタ「あっ!シーラちゃん達だ!!おーい!!」フリフリ

シーラ「クリスタちゃんにエヴァ達!!皆この街で買い物してたんだ・・・いいなー、やっぱり私もこっちの方がよかったな」

エヴァ「そっちはこんな遅くまで山で訓練してたの?」

八重子「フッフッフ カナちゃん達、聞いて驚かないでよ~?実は訓練はほとんどしないで川でBBQをしてたんだよ!」ドヤッ

加奈子「何それ!?羨まし過ぎる!!私もバカ達の訓練、手伝えば良かった・・・」ガーン

サシャ「まあ、辛い事もありましたけど・・・熊狩りとか」モグモグ

クリスタ「ところでサシャは何を食べているの?」

サシャ「熊肉のハンバーガーです!!クリスタになら少しあげますよ?」

クリスタ「本当に!!」パァァ




556: じょうじ 2013/09/14(土) 23:43:25 ID:6ir49HjM


                          パン
サシャ「いつも優しくしてくれるお礼ですよ ハイ」⊃チャオミーくん
                          パン

クリスタ「じゃあ少しだけ・・・えい!」パク モグモグ

サシャ「どうですか?」

クリスタ「うん!とても美味しいよ!!ありがとうねサシャ」モグモグ

サシャ「それは良かったです」

コニー「サシャが人に食べ物を与えているだと!?そんなバカな!?」

アニ「・・・明日は雪が降るよ きっと」

サシャ「ちょっと2人とも酷くないですか?私にもそれぐらいの常識がありますよ!!」

シーラ「あれだけ食べればさすがに人にあげる気になるよ・・・」

イワン「他の皆さんはどうしたんですか?」

ミッシェル「男子共は八重子がいつの間にか隠しておいた熊肉を街の肉屋に売りに行ってる」

加奈子「・・・あんた 相変わらずがめついのね」




557: じょうじ 2013/09/14(土) 23:48:26 ID:6ir49HjM



八重子「私には・・・金が・・・ッ!!金が要る!!!」ドヤッ

ミッシェル「何を言ってんだ、バカか?」

ジョセフ「ミッシェルさんの声が聞こえる!!」シャキーン!

慶次「・・・良かったです 元気になられて」

ジョセフ「ミッシェルさん!こんなとこで会えるなんて・・・やはり俺達は運命で結ばれていますね☆」キラーン

ミッシェル(何を言ってんだコイツは・・・)

ジョセフ「カメラさえ壊れてなければ記念に2ショット写真を撮ることが出来たんですけど・・・」シュン

ミッシェル(!?・・・やはりジョセフは苦手だ 先に帰ろう)スタスタ

コニー「そういえば、コイツもカメラ貰ってたな」

ジョセフ「!!君は天才か!?」

コニー「やっぱりそう思いますか!!そうです、俺は天才なんです!!」ドヤッ

アニ「天才は自分で天才とは言わないと思うけど・・・」




558: じょうじ 2013/09/14(土) 23:50:32 ID:6ir49HjM



ジョセフ「さっそくこのカメラでミッシェルさんと・・・」

加奈子「先に帰りましたけど」

ジョセフ「」ガーン

ジョセフ「フッ・・・フッフッフ、そうですか・・・照れ隠しですか、ミッシェルさん」

慶次(もうめんどくさいからそっとしておこう・・・)

シーラ「もう遅くなるから帰ってから話しましょ」

エヴァ「そうだね じゃあまた今度ね、クリスタちゃん アニちゃんも付き合ってくれてありがとねー!」バイバイ

クリスタ「うん、またねー!」フリフリ

クリスタ「ふう、色々あったけど今日は楽しかったね!アニ」

アニ「・・・そうだね」


その頃 調査兵団の宿舎では・・・

ジャン「は!?俺の出番はこれだけ!?・・・・・ジャンジャン!!」








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