1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 12:49:09 ID:iQ/S4Xis0


本田「みたいですよぉ」

両津「聞いたことないな。おい!中川お前は知ってるか?」

中川「いえ、僕も初めて知りましたよ」

両津「中川でも知らないか…う~む…気になるな」




引用元:両津「何!?今度の慰安旅行は彼岸島だと?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 12:52:35 ID:iQ/S4Xis0


そんなこんなで当日

両津「何だ、わしらだけなのか」

メンバー
両津、本田、左近寺、ボルボ、中川、麗子、大原




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 12:55:28 ID:iQ/S4Xis0


麗子「なんで女は私だけなのよ!」

両津「おい寺井はどうした」

中川「寺井さんは家が遠いので辞退してもらいました」

両津「ふむ…この船に乗るのか」


男「……間もなく出航しま~す……」


大原「何だか怪しい奴だな」




13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 12:59:11 ID:iQ/S4Xis0


寺井「まってくれよ!」

両津「寺井!?」

寺井「酷いよ!僕を置いて行くなんて」

大原「す…すまんな。間に合わないと思ったのでな」

両津「まぁいい、早く乗れ!」


男「…出航しま~す」




21: >>1です 2013/12/05 13:17:12 ID:C7O0r6Rv0


麗子「圭ちゃん見た?あの男の人、牙みたいなのが生えてたわ」

中川「ええ、見えました。先輩、何やら怪しいですよ」

両津「牙くらい変じゃないだろ。それより左近寺!お前はこんな所にもさおりを持ってくるのかよ」


男「間もなく着きま~す」




22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:20:14 ID:tvSJDMaq0


男「お客さん、今日は観光に来たのかい?」

大原「ええ、まぁ。社の慰安旅行でね」

男「へぇ、まぁ楽しんでいって下さいな」


ザパン


両津「何だ!?」




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:23:38 ID:DBtHtQaF0


麗子「キャー!」

大原「どうした!?」

麗子「な・・・何?この人たち」

ボルボ「いきなり海の中から出て来やがった・・・」

寺井「うわああああ!」




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:27:04 ID:psFm7GcD0


寺井「や・・・やめ」

吸血鬼「・・・」ガブ

ジュルジュル

寺井「あ・・・あぁ」プシャー

両津「寺井!どうしたんだ!」

左近寺「おい、両津。何だかまずいことになってきたぞ」

両津「とにかく、コイツら退治して脱出するんだ!」




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:27:50 ID:psFm7GcD0


寺井「や・・・やめ」

吸血鬼「・・・」ガブ

ジュルジュル

寺井「あ・・・あぁ」プシャー

両津「寺井!どうしたんだ!」

左近寺「おい、両津。何だかまずいことになってきたぞ」

両津「とにかく、コイツら退治して脱出するんだ!」




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:31:47 ID:psFm7GcD0


両津「うおりゃー!」ガン

大原「中川!撃つんじゃないぞ!」

中川「しかし、部長!」

大原「は・・・話せば分かってくれるさ」

大原「あなた方、まぁ落ち着いて話でもしようじゃないか」

吸血鬼「・・・・・・・・・」ガブ

大原「うわあああ」プシャー

中川「ぶちょー!」




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:34:22 ID:DdJtT4PD0


両津「クソッ!キリがないな・・・」

両津「ん?何か忘れてるような・・・」

両津「しまった!ボルボ!爆弾は使うんじゃないぞ!」

ボルボ「しかし、両津」

麗子「キャー!」

ボルボ「!?」




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:35:46 ID:DdJtT4PD0


ジュルジュル

麗子「あ・・・あぁ・・・」プシャー


ボルボ「た、たまらん!」プシャー

バタン


コロコロ




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:38:47 ID:K8hHF6c40


チュドーン

---
--


両津「ん?ここは・・・?」

両津「ワシ一人か?あそこに誰かいるぞ!」




43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:43:23 ID:LFGYXmvp0


両津「本田か!?」

本田「せ・・・先輩?」

両津「あぁ、ワシだ。無事で良かったぞ」

本田「み、皆は!?」ガバッ




45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:50:03 ID:tvSJDMaq0


両津「分からん・・・」

両津「奴等に捕まった可能性もある」

本田「そ・・・そんなぁ」ヘタ

両津「しっかりしろ本田!」

本田「先輩!奴等は一体何なんですか!?どうして僕たちを襲うんですか!?」

両津「えぇい、鬱陶しい」ブン

両津「いいか。奴等は人間じゃない、多分だが吸血鬼だ。それに噛まれると感染はしないがどうやら力が抜けて、小便やらヨダレ、鼻水、涙等が垂れ流れるみたいだな」

本田「人間じゃないなんて、そんなの・・・」




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:52:12 ID:tvSJDMaq0


両津「とにかく何処に居るかは分からんが助けに行くぞ」

本田「助けるってどうやってですか?」

両津「そうだな・・・何か武器になるようなものでも・・・」




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:55:18 ID:jIwWk2oD0


本田「せ・・・先輩!」

両津「ん?何だ?」

本田「こ、ここに丸太が落ちてます!」

両津「でかした!」

両津「うむ・・・丁度いい大きさだ・・・。まるで誰かが拵えてくれたような」

両津「ほれ、本田も持て」ポイ




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:57:15 ID:jIwWk2oD0


本田「む、無理です!重くて持てません!」

両津「ちっ、非力なやつめ・・・何か他に・・・」

両津「お!こんな所にバイクのハンドルが」




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 13:58:48 ID:jIwWk2oD0


両津「こいつを丸太に合わせて・・・」

両津「ほれ、これならどうだ?」

本田「おうおうおう!行くぜ!両津のダンナ!」




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 14:03:06 ID:Xs5ir8Ac0


-その頃、館では-

A「おい、今日の収穫はこれだけか?」

B「あぁ、二人程、逃げちまった」

A「ふん、まぁいい。この島なら逃げられまい」


大原「おい!ここから出すんだ!」




56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 14:15:22 ID:gh3JTI5r0


C「お?女もいるじゃねぇか」

麗子「嫌・・・」ガクガク

B「心配するな。まだ生かしておいてやる」

大原「くそ・・・貴様ら絶対に許さんぞ!」

中川(先輩がきっと助けに来てくれます。それまで何とか持ちこたえましょう)ボソ

左近寺(そうだな、今は両津に掛けるしかないな)ボソ




58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/12/05 14:21:17 ID:tOkW3x/g0


D「おい、そろそろだ」

A「おい!お前達の内誰でもいい、出ろ」

大原「何をする?」

A「血を貰うだけだ。生きられる保証はないがな」

大原「外道め・・・」

A「早くしろ」

寺井「い、嫌だああ!」

大原「・・・ワシが出る」

中川「部長!」

大原「部下を守るのもワシの務めだからな。中川、後は任せたぞ」




61: >>1です 2013/12/05 14:26:07 ID:jIwWk2oD0


-その頃-

両津「本田、あそこに何やら怪しい館があるぞ」

本田「両津のダンナ、乗り込むかい?」

両津「うむ・・・だが数が多い。何かいい手は・・・」




63: >>1です 2013/12/05 14:35:20 ID:jIwWk2oD0


両津「考えても仕方がない!本田、正面突破だ!」

本田「いつでもいいぜ!両津のダンナ!」




66: >>1です 2013/12/05 14:37:14 ID:jIwWk2oD0


両津「おい」

吸血鬼「ん?」

ガン

両津「やったか?」




67: >>1です 2013/12/05 14:41:25 ID:j8MaWxO/0


吸血鬼「何だ?お前達は?痛いじゃないか」

両津「クソッ!効いてないのか!」

吸血鬼「人間だな?確か二人程脱走したと言っていたな」

ガン

両津「ペチャクチャ喋ってんじゃねぇ!本田、とにかく殴りまくれ!」

本田「了解した!両津のダンナ!」

ガンガンガン




70: >>1です 2013/12/05 14:45:15 ID:+jPfNrNy0


吸血鬼「」ピクピク

両津「しぶといやつめ・・・やっと大人しくなったか」

本田「おい、死んでんじゃねぇか?」

両津「奴等は人間じゃない。ここでは法律なんて何の意味もない、殺らなきゃ殺られるんだ」

両津「本田、覚悟を決めろ!」




78: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 14:55:21 ID:DBtHtQaF0


両津「さぁ本田、団体様御一行だ」

本田「なめてんじゃねーぞ!このやろー!」

ガンガンガン
グチャ
オラァ

両津「よし片付いた!急ぐぞ!」

本田「おぅ!それにしてもこの丸太、なんて威力なんだ」

両津「あまり気にするな」




80: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:10:34 ID:U/dXFUIo0


ドドドドド

両津「何だ!?まだあんなに?」

本田「キリがないな!両津のダンナ!」

両津「一体どうなってるんだ、この島は・・・」




83: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:20:59 ID:1cUrT1SZ0


両津「何人いるんだ?コイツらは」

本田「どうする?両津のダンナ!」

両津「このままじゃ、じり貧だ・・・」



テテテテンテテン♪


両津「この音楽は!」

???「とう!」




84: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:24:24 ID:1cUrT1SZ0


股間のモッコリ伊達じゃない!陸に事件が起きた時、海パン一つで全て解決!特殊刑事課三羽烏の一人、海パンデカ只今参上。


海パン刑事「待たせたな、両津」

両津「海パン刑事!?どうしてここに?」

海パン刑事「話は後だ、早くいくんだ」

両津「すまねぇ、恩に着る!」




85: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:28:50 ID:K8hHF6c40


両津「海パン刑事のお陰で何とかここまで来れたな・・・」

両津「中に入るぞ、本田!」

---
--


両津「何だ?中には誰もいないのか?」

両津「何処にいるんだ」

本田「いたぞ!両津のダンナ!」




86: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:34:20 ID:yeiWJacN0


両津「皆!助けに来たぞ!」

中川「先輩!」

左近寺「両津!」

両津「待ってろ、今助けてやる」

両津「クソッ!鍵が掛かってる」ガンガン

本田「両津のダンナ!」

両津「何だ?本田」

本田「ここに鍵が落ちてる」




88: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:40:21 ID:FzzxA0jO0


両津「おい中川!部長はどうした?」

中川「それが何処かに連れていかれたみたいで・・・」

両津「とにかく脱出だ!部長はその内見つかる」

ボルボ「両津、この島は一体・・・」

・・・
・・


両津「~と言う訳だ」




89: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:42:41 ID:FzzxA0jO0


両津「信じられんかもしれんが事実だ」

両津「お前達、死にたくなければ腹を括るんだ」

左近寺「そうだな・・・まだ死にたくない」

両津「よし、脱出するぞ!」




91: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:45:29 ID:FzzxA0jO0


モブ「お頭、何やら麓が騒がしいようです」

師匠「ふむ・・・私が様子を見に行こう」

師匠「お前達はここで待機してるんじゃ」




94: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 15:58:10 ID:I/WRkv5a0


両津「皆、静かに」

ペタ ペタ

中川「何か来ますね・・・」

ペタ ペタ

両津「な・・・何だ、こいつは・・・」




95: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:01:53 ID:tOkW3x/g0


邪鬼「グルル」

麗子「イヤー!」

両津「み、皆気を付けろ!」

本田「オラァ!」

ガンガンガン

邪鬼「グルアアア」




97: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:11:28 ID:+jPfNrNy0


ブワァ

本田「ぐわああああ」

両津「は、早い!」

麗子「イヤー!」

中川「麗子さん!」

ガブガブ

麗子「」プシャー

ボルボ「た、たまらん!」プシャー




98: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:27:02 ID:HzmMcDJh0


両津「いかん、ボルボめ・・・麗子の放尿で興奮しやがった」

左近寺「さおりー!」

バン

邪鬼「グルアアア」

中川「す・・・凄い!化け物相手に一本背負い」

両津「うるああ!」

ガンガンガン

中川「そこをすかさず先輩が丸太攻撃を!」




99: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:35:34 ID:HzmMcDJh0


両津「よし!弱ってる!全員でタコ殴りにするんだ!」

左近寺「おりゃー!」

中川「せや!」

ガンガンガンガン




100: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:37:51 ID:HzmMcDJh0


邪鬼「」ピクピク

両津「ふぅ・・・やったぜ」


???「おや?邪鬼が殺られるなんて」




102: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 16:45:42 ID:gh3JTI5r0


雅「あなた達は?」

両津「何だ、あんたは?」

雅「これは失礼、私、吸血鬼の首領、雅と申します」

両津「こりゃご丁寧にどうも。私、両津勘吉というものです」




109: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:13:02 ID:OTm+PMNv0


雅「人間の身で邪鬼を倒すとは、あなた私の部下になる気は?」

両津「何馬鹿なこと言ってんだ、ワシらを殺そうとしたくせに」

雅「私の部下になるのなら、両津、君の望みを何でも叶えようじゃないか」

両津「何!?何でもだと!?」

中川「先輩!」

左近寺「見損なったぞ!両津」

両津「まて!まだワシは・・・」




113: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:17:38 ID:yeiWJacN0


雅「さぁ、私の下に入れば、女や金、さらには後に支配するであろう本土の土地もいくらでもくれようじゃないか」

両津「ぐぬぬ・・・ワシの弱味を・・・」

左近寺「しっかりしろ!両津」

中川「先輩!」




118: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:38:34 ID:2YNVqGaj0


両津(おい、本当に何でもできるんだな?)コソコソ

雅「そう言ってるじゃないか」

両津「馬鹿!声がでかい」

左近寺「両津、貴様まさか?」

中川「先輩、冗談ですよね?」




122: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:47:25 ID:Z/TY4gXO0


寺井「皆!部長が見つかったよ!」

大原「両津!お前も無事だったんだな!」

両津「げ!?部長」

大原「両津、お前が皆を助けてくれたのか?」

両津「ええ…っと…」

大原「両津…お前ほど頼りになる奴は…ワシは…」グスン

両津「ぶ…部長、顔を上げて下さいよ。私は警察官として当然の事をしたまでですよ」

大原「りょ~つ~」ガシ




123: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:55:01 ID:Z/TY4gXO0


両津「嫌だな~部長、泣かないで下さいよ」

大原「ワシは今日ほど嬉しい日は…」ウゥ

両津「それよりもいつまでもこんな場所にいないで早く出ましょ」

大原「それもそうだな。ところでこちらの方は?」

雅「…いつまで待たせるんだ?両津、早くしたまえ」

中川「部長!先輩この人の部下になって日本を征服するつもりだったんですよ」

両津「おい!中川!」

大原「なんだと…!?」

両津「やだなぁ、私がそんな事するはず無いじゃないですか」アセアセ

左近寺「嘘つくんじゃない、両津。金に目が眩んでたじゃないか」

大原「ほぉ…」ピキピキ




124: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:57:10 ID:Z/TY4gXO0


両津「まぁいいじゃないですか。早く出ましょ、ね?ね?」

大原「ばっかもーん!!!」

両津「ひえええええ!」

大原「お前という奴は!いつも、いつも!」ガミガミ

雅「」




125: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 17:59:06 ID:Z/TY4gXO0


雅「おい、私を無視するんじゃない」

大原「うるさい!」

雅「」


中川「左近寺さん、今のうちにボルボさんと、麗子さんを運びましょう」

左近寺「そうだな…」




126: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:08:16 ID:Z/TY4gXO0


両津「部長、とにかく一旦逃げますよ!」

大原「待て!話はまだ」

雅「私から逃げれると思うなよ」シュ

両津「何だ!邪魔だ」ベシ

大原「貴様も早くどかんか!」ゴン

雅「ぐあああ」




127: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:12:27 ID:Z/TY4gXO0


中川「先輩こっちです!」

左近寺「裏手の方から逃げるぞ」

両津「分かった!そういえば本田はどうした?」

本田「僕ならここにいますよぉ」

両津「お前、丸太はどうした?」

本田「それがなくしちゃって」

中川「先輩!ドアが開きません!」

両津「何だと!?」




129: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:14:15 ID:Z/TY4gXO0


寺井「両さん、こっちに抜け道があったよ!」

両津「でかした、寺井!」

中川「急ぎましょう」

ボルボ「ん?俺は一体…」

左近寺「気が付いたか?」




131: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:17:35 ID:Z/TY4gXO0


左近寺「カクカクシカジカ…という訳で今逃げているとこだ」

ボルボ「俺は、今まで何の役にもたたずにずっと寝ていたと言うのか…」

左近寺「気にするな…これから役に立てばいい」


雅「クソッ!私から逃げられると思うなよ」




132: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:21:54 ID:Z/TY4gXO0


中川「先輩!奴がすぐそこまで来てます!」

ボルボ「俺に任せろ」

両津「どうする気だ?」

ボルボ「奴を生き埋めにする」

両津「なるほど…できるのか?」

ボルボ「任せてくれ。左近寺、そことそこにこれを」

左近寺「これでいいか?」

ボルボ「ああ、完璧だ。後は奴が来るだけだ」

ボルボ「両津、奴を少しの間足止めしていてくれ」

両津「分かった、任せてくれ」




134: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:30:14 ID:Z/TY4gXO0


雅「両津、私は貴様を逃がしたりはしない」

両津「おい!タキシード野郎!」

雅「両津、最後のチャンスをやろう」

雅「私の下に付く気はない

ちゅどーん

雅「ぐわああああ」

両津「よし!上手くいったぞ」

ボルボ「両津!早くしろ!」

両津「ああ、分かってる」




135: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:36:41 ID:Z/TY4gXO0


中川「こっちです、先輩」

両津「ああ、これでやっと帰れるんだな」

本田「早く帰って菜々ちゃんに会いたいな」

両津「しかし腹が減ったな…」

寺井「両さん、こんな時のために味噌を持ち歩いてんだ」

両津「でかした寺井!豚汁だ!豚汁を食うぞ!」




136: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:41:31 ID:Z/TY4gXO0


両津「後は帰りの船だけだな…」

大原「両津、帰ったらこってり絞ってやるからな」

両津「やだなぁ、皆無事だったんだからいいじゃないですか」

麗子「ん…」

中川「麗子さん、良かった…無事だったんですね」

麗子「圭ちゃん…って、痛っ!」

中川「安静にしてて下さい。しかし、あんな化け物に噛まれて大した傷も負っていないなんて…」

本田「ほんと、不思議な島ですよねぇ…あちこちに丸太も落ちてるし」




137: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:44:57 ID:Z/TY4gXO0


両津「明日の朝になったら船を奪って脱出するぞ」

左近寺「最後の戦いになるんだな」

ボルボ「もうこんな島はこりごりだ」

本田「早く帰りたいよぉ」

中川「先輩、そんな事しなくても僕が無線でヘリを呼びますよ」

両津「おお!その手があったか」




138: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:49:31 ID:Z/TY4gXO0


ボルボ「しかし、こんな孤島で無線なんか届くのか?」

中川「大丈夫です。中川コンツェルンで新しく開発したこのトランシーバー、届くんデスなら、例え日本からフランスでも大丈夫です」

ボルボ「そいつは凄いな」

中川「僕だ、明日~時に~まで来てくれ」




139: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:50:59 ID:Z/TY4gXO0


~翌朝~

雅「私から逃げれると思うな」

雅「海には何匹もの邪鬼が潜んでる」

雅「ククク…ハーハッハハ!」




140: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:54:39 ID:Z/TY4gXO0


中川「こっちだ!」

両津「もう慰安旅行なんてこりごりだ」

麗子「あぁ、早くシャワー浴びたいわ」

中川「さぁ、皆、行きますよ!」








海パン刑事「私の事を忘れてはしないか?」

海パン刑事「月光刑事!私だ迎えに来てくれ」

海パン刑事「あぁ、そうだ。頼んだぞ」




141: >>1 ◆Ffg8UfOfJ6 2013/12/05 18:56:55 ID:Z/TY4gXO0


師匠「なんだあれは!?空を飛んでるだと…」

師匠「麓に来てみれば、雅のアジトが壊滅してるではないか」



雅「両津よ、私は貴様を絶対に逃がしはしないぞ!」



おわり







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