1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:14:16 ID:3ywwa/3U0


諸事情により昨日未完でスレが落ちたので再投下


勇者「!?」

衛兵「お前はスカイリムとその民に対して罪を犯した」

勇者「ちょっ…待って待って待って!!!」

衛兵「なんだ?」

勇者「いや…え?いやいやいや、意味が、意味が分からないです!」

衛兵「それはこっちの台詞だ!他人の所有物を無断で頂くとは何事か!」

勇者「だってぇ!勇者になれば民家荒らしてもスルーしてくれるって聞いたもん!」

衛兵「…なるほど…」

勇者「あ、分かってくれました?」

衛兵「(こいつ…スクゥーマ中毒者か…)」




引用元:ドラクエ勇者「お金ゲット♪」衛兵「スタァァップ!!!!!」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:17:28 ID:3ywwa/3U0


衛兵「まあいい、それについては後にしよう」

勇者「あのーもう行っていいですか?」

衛兵「何を言ってる!まだ話が終わってないだろう!」

勇者「分かってくれたんじゃないの!?」

衛兵「馬鹿も休み休み言え。さあどうするんだ?」

衛兵「罰金を払うか、監獄にぶち込まれるか」

勇者「そんなぁ…」

衛兵「お前が望むならその命で支払わせてやってもいいが?」

勇者「……」

勇者「王国の勇者だ。直ちに解放してもらおう」

衛兵「殴るぞ」

勇者「ゴメンナサイ」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:20:39 ID:3ywwa/3U0


勇者「(うぅ…どうしよどうしよ…)」

勇者「(お金は…?)」チラ

3ゴールド

勇者「まずい棒も買えやしないッッッッ!!!!!!!!!」

衛兵「何を叫んでる」

勇者「あの…監獄を選ぶとどうなるんでしょうか…」

衛兵「ボロい服で刑期が終わるまで過ごしてもらう」

勇者「しょ、食事は?」

衛兵「心配するな、ちゃんとある」

勇者「お風呂は!?マッサージは!?おもちゃは!?その他ルームサービスは!?」

衛兵「あると思うか」

勇者「キィイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:23:24 ID:3ywwa/3U0


衛兵「さて、これ以上話を長引かせるわけにもいかん。さっさと決めろ」

勇者「ぐぐ…」

勇者「(お金は払えないし監獄もやだし…こうなったら…)」

勇者「あっ!モンスターだ!」

衛兵「なに!?」

勇者「今だルーラ!!!!!!!!!」

衛兵「……」

勇者「……」

衛兵「馬鹿かお前は」

勇者「なんで!?」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:26:36 ID:3ywwa/3U0


勇者「はぁ…」スタスタ

衛兵「落ち込むくらいなら最初から窃盗などするな、馬鹿者が」

勇者「(私は勇者の特権を利用してボロ儲けしたいだけなのに…)」

勇者「(こんな見知らぬ大陸になんか来るんじゃなかった…)」

勇者「私どうなっちゃうの…」

衛兵「さっきも言っただろう。刑期が終わるまでぶち込まれるんだ」

勇者「やっぱり!変な触手とか住み着いててアーンな展開になるんでしょ知ってる!」

衛兵「は?」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:29:22 ID:3ywwa/3U0


勇者「……」

囚人A「へへ…」

囚人B「おほ、女だ…」

囚人C「眼福眼福…」

勇者「…これは…」

衛兵「さあ、お前はこっちだ」

勇者「こっちの展開か!」

衛兵「何がだ」




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:32:37 ID:3ywwa/3U0


ガシャーン


勇者「勇者から罪人だなんて…略して勇罪…そして有罪…」

勇者「寒い!寒いよ衛兵さん!ギャグも服も寒い!」

衛兵「ええいうるさい!もう少し静かにできんのか!」

勇者「これが静かでいられるかぁ!輝かしい私の経歴に傷がついたわ!」

衛兵「あーそうかそうか、私も暇じゃないんだ。じゃあな」

勇者「ああっ待ってぇ!」

勇者「ドチクショウ…」




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:35:31 ID:3ywwa/3U0


勇者「…ん?」

勇者「なんだろ、この棒…」ヒョイ

勇者「爪楊枝…?いやデカ過ぎるか…」

勇者「武器でもないだろうしなあ…」

勇者「……」

勇者「これで鍵開けられるかな…?」




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:38:17 ID:3ywwa/3U0


勇者「ん…」カチャ

勇者「む、難しい…」

勇者「ここは違う…あーこっちも違う…」

勇者「おっいけそう!?」

勇者「見切った!ここか!」グイッ

ポキッ

勇者「」




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:41:30 ID:3ywwa/3U0


勇者「……」

勇者「…ふむ」

勇者「衛兵さーんちょっと来てー」

衛兵「なんだ」スタスタ

勇者「腹立ったから殴らせて!!!!!!!!!!」

衛兵「」バキッ

勇者「いだい!!」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:44:28 ID:3ywwa/3U0


勇者「女を殴るなんて最低よっ…」プルプル

衛兵「次騒いだらお前だけ今日飯抜きだ」

勇者「その代わり白い液体がお前の食事だとか言うんでしょ知ってる!」

衛兵「だからさっきからお前は何を言ってるんだ!」

勇者「古代の文献に書いてたもん!ドォー・ズィン・スィとかウェロ=マングァとか!」

衛兵「知るかそんなもん!」




17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:47:26 ID:3ywwa/3U0


勇者「ふぅ…暇…」

勇者「あ、そうだ!呪文使えばなんとか脱出できるんじゃ!?」

勇者「派手なのは駄目だから…こう…ばれないように…」

勇者「ってか私何使えたっけ?」

勇者「メラに…ルーラに…あとアレとコレと…ああ、あれも…」

勇者「あっパルプンテも使えるんだった」




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:51:30 ID:3ywwa/3U0


勇者「攻撃呪文は駄目…ルーラはここじゃただのパンチラサービス…」

勇者「一か八か…パルプンテしかないか…!」

勇者「よーし!パルプンテ!」

囚人A「ぐおお!なんだこの触手は!」

勇者「え?」

囚人A「ひぎぃ!ケツ穴らめぇ!そこ弱いのぉ!」

囚人A「ひっ…!く、口にも入れるつもrごぼぉ!」モゴモゴ

勇者「……」

勇者「見なかったことにしよう」




19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:54:30 ID:3ywwa/3U0


勇者「もう一度!パルプンテ!」

囚人B「なっなんだぁ!?」

囚人B「いやぁあああ変な液体で服が溶けちゃうぅううう!!!!」

囚人B「らめぇえええなんだかあちゅいのぉおおお!!!!!!!」

勇者「うえぇ…パ、パルプンテ!」

囚人C「あん?なんか体が…」

囚人「ぎゃぁあああ!!!!射精るぅううう!!!!」ブシャァアアア

勇者「なにこの地獄絵図」




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 22:57:36 ID:3ywwa/3U0


勇者「ああもう!全然まともに働いてくれない!」

勇者「これで最後にしよ…パルプンテ」

勇者「……」

勇者「…あれ?」

勇者「何も起こってないみたいだけど…」

勇者「おかしいな、ちゃんと唱えたのに」

勇者「はぁ…もういいか…寝よ寝よ…」




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:00:24 ID:3ywwa/3U0


その頃


アルドゥイン「……」

アルドゥイン「(むぅ…)」

アルドゥイン「(ヘルゲンに向かっていたはずだが…)」

アルドゥイン「(なぜ見当違いの方向に進んでしまっているのだ…?)」

アルドゥイン「(まあいい。今は別の場所を襲いたくてたまらん)」




24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:03:17 ID:3ywwa/3U0


ヘルゲン


帝国軍の隊長「次は、そのボロを着たノルドだ!」

主人公「……」スタスタ

帝国軍の隊長「次の囚人と言ったはz…!あ、来たの?」

ハドバル「斬首台へと進め、囚人。抵抗すr…あ、してないの?」

死刑執行人「っ!!」ザシュッ

主人公「」

レイロフ「恐れを知らず生き、恐れを知らず逝った」




25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:07:21 ID:3ywwa/3U0


死刑執行人「っ!!」ザシュッ

ウルフリック「」

レイロフ「恐れを知らず生き、恐れを知らず逝った」

死刑執行人「っ!!」ザシュッ

恐れを知らず生き、恐れを知らず逝ったレイロフ「」

テュリウス「…なんかやってはいけないことをした気がする…」

ハドバル「同感だ…」




26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:10:54 ID:3ywwa/3U0


ワーワー!

タスケテクレー!


勇者「外が騒がしい…なんだろ?」

衛兵「おい、何の騒ぎだ?なにぃ!?ドラゴンが現れただと!?」

勇者「え?ドラゴン?あっ私のせいかも…」

衛兵「なに!?お前一体何をした!」

勇者「いやー運試しを少々…えへへ」

衛兵「またわけの分からんことを…」

衛兵「それにしてもどうなってるんだ。おとぎ話じゃなかったのか!」

勇者「おとぎ話?何言ってんですか、ドラゴンなんて大して珍しくもないでしょう」

衛兵「馬鹿言うな、じゃあお前は見たことがあるのか?」

勇者「それどころかしょっちゅう狩ってますけど」

衛兵「えっ」

勇者「えっ」




28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:13:24 ID:3ywwa/3U0


衛兵「まっまさか…お前ドラゴンボーンか!?」

勇者「いや違いますけど。なんですかそれ」

衛兵「違うのか…?」

衛兵「まあいい、この話は後だ!お前は本当にドラゴンを倒せるんだな!?」

勇者「油断しなければ大丈夫ですよ」

衛兵「よし…ならこうしよう」

衛兵「一緒に来てドラゴンを倒すのを手伝え。見事倒した暁には窃盗の件はなかったことにしてやる」

勇者「マジですか!?まずい棒も奢ってくれますか!?」

衛兵「それが何だか知らんが奢ってやる」

勇者「よっしゃやります!やらせていただきゃ噛んだ!」

衛兵「はしゃぐな」




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:16:29 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「愚かな定命の者共よ…」

衛兵「いたぞ、奴だ。さあお前の力を見せてみろ!」

勇者「」

衛兵「おい、どうした!」

勇者「(なにこのドラゴン怖っ!!!!!!!!!)」

衛兵「おい!」

アルドゥイン「我が声に屈するがいい!!」

勇者「(しかも喋ってるし!なに!?新種!?)」




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:19:26 ID:3ywwa/3U0


衛兵「お前…まさか怖気づいたと言うんじゃないだろうな…」

勇者「い、いやぁ…そんなことねっスよ…私マジちょべりぐでナウでヤングなヤクい人間っスから…」

衛兵「(どこの言語だ…?)」

アルドゥイン「む…?」

勇者「(なんかこっち見てるー!)」

アルドゥイン「その並々ならぬ力…もしやドヴァーか…?」

勇者「違います断じて!なにその擬音チックな名前!」




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:22:36 ID:3ywwa/3U0


衛兵「呑気にお喋りしてる場合か!早く攻撃に移れ!」

勇者「あぅう…監獄にいた方が良かったかも…」

アルドゥイン「ドヴァーではないか。まあよい、我が声により灰と化せ!!」

勇者「ひいぃ!フバーハ!」

アルドゥイン「ぬ!?」

衛兵「おお!」

アルドゥイン「なるほど…この程度では朽ちぬか…」




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:26:12 ID:3ywwa/3U0


勇者「お、おお…?なんか結構いけそう…?」

勇者「なら…ザキ!!!」

アルドゥイン「……」

勇者「ニフラム!!!!」

アルドゥイン「……」

勇者「ええい、バシルーラ!!!!!」

アルドゥイン「……」

勇者「効かなぁああああああい!!!!!!!!!」

衛兵「何を遊んでる」




33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:29:48 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「ふむ、買い被っていたか…」

アルドゥイン「ならばさっさと死ね」グォッ!

勇者「ええっ!?」

衛兵「ど、どうするんだ!」

勇者「えっと、えっと…!!」

勇者「ベタドロン!!」

アルドゥイン「ッ!?グォオオ!!!」

ドォン!!!…

勇者「ふぉ、ふぉおおお…危なかった…」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:34:14 ID:3ywwa/3U0


衛兵「なかなかやるなお前…で、どうやって倒すんだ?」

勇者「…さあ……」

衛兵「は!?」

アルドゥイン「ぬう…シャウトも使えぬ者がここまで渡り合おうとは…」ムクッ

衛兵「起き上がってきたぞ!打つ手はないのか!」

勇者「そんなこと言われても無理ですよー!」

勇者「…あ、一つあった。衛兵さん!離れててください!」

衛兵「わ、分かった。だがなにを…?」

勇者「覚悟してください、コワモテドラゴンさん…」

勇者「…ドラゴラム!」




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:39:43 ID:3ywwa/3U0


衛兵「なっなんだ!?あいつもドラゴンに!?」

アルドゥイン「馬鹿な…なぜ我らと同じ姿に…」

勇者「同じにしないでくださいませんか」

勇者「この姿は竜王と呼ばれたドラゴンの姿なんでね」

アルドゥイン「王…?笑わせるな!」

アルドゥイン「このアルドゥインこそドラゴンの王!!世界を喰らう者だ!!!」




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:43:06 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「フォ・コラー・ディーン(フロストブレス)!!」ボォオオ!!!!

勇者「効かないですよそんなブレスは!!!」

アルドゥイン「ふん…」

アルドゥイン「ウルド・ナー・ケスト(旋風の疾走)!!!」ヒュンッ

ザッ

勇者「なっ!?はや…」

アルドゥイン「ファス・ロ・ダー(揺るぎ無き力)!!!!」ドゴォオ

勇者「がっ!!」

衛兵「あ、あの巨体があんな上空まで…!」

アルドゥイン「滅せよ……ストラン・バハ・クオ(ストームコール)!!!!!」


カッ!

ドゴォオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:47:47 ID:3ywwa/3U0


勇者「」ドサッ

衛兵「そんな…なんて力だ…」

アルドゥイン「所詮この程度か…」

勇者「よっと」ガバッ

アルドゥイン「!!」

勇者「なかなか楽しめましたよ」

アルドゥイン「貴様…」

勇者「もういいですよね、これで終わりにしましょう」

アルドゥイン「…お前がドラゴンとして生を受けていれば、さぞかし愉快な世界になっていただろうな」

勇者「お断りですよ、こんな大トカゲ」




43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:51:00 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「……」スゥ

勇者「これが私の全力です」

アルドゥイン「ヨル…」

勇者「さあ」

アルドゥイン「トール…」

勇者「行きますよ」

アルドゥイン「シュル!!!!!!!!!!!」

勇者「『激しい炎』」


ボォァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:54:55 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「ゴォオオオ…!!!」

勇者「ボォオオオオオ…!!!!」

勇者「(ぐ…!ちょっと押され気味かも…!)」

アルドゥイン「(ふん…勝ったな…)」

勇者「(…まあ……)」

勇者「(この街の平和とかは…どうでもいいけど…)」

勇者「(約束したしね…)」

勇者「……」チラッ

衛兵「?」

勇者「(ちゃんと奢ってくださいよ、衛兵さん)」

勇者「ヴォァアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」




47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/10 23:58:27 ID:3ywwa/3U0


アルドゥイン「グォ…!?」

アルドゥイン「(お、押し返せぬ…!)」

アルドゥイン「(こんな、わけの分からぬ小娘に…!)」

アルドゥイン「(負……け…………)」

アルドゥイン「ガァアアアアア!!!……ア………ァ…」

シュゥウウ…

勇者「勝った、かな…?」

アルドゥイン「」ズゥン…

衛兵「おお、倒した…!」




49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:02:17 ID:3ywwa/3U0


勇者「ふう、戻ろ戻ろ」シュンッ

ワァアアア!!!!!!!

住民「倒した、倒したぞ!!」ワイワイ

住民「すごいわ!ドラゴンを倒したのね!!」ワイワイ

勇者「おぉう!?なに!?胴上げでもするの!?」

衛兵「本当に大した奴だ、お前は…」

勇者「衛兵さん!私胴上げハジメテなんですけど!優しくして!」

衛兵「やらん」

勇者「酷い!」




51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:05:41 ID:ghvY9hdK0


衛兵「さあ、お前はこれで自由だ」

勇者「そうですね、自由ですね」チラッチラッ

衛兵「…なんだ?」

勇者「この人完全に忘れてる!まずい棒買ってくれる約束でしょ!」

衛兵「いや確かにそうだが、どこにもそんな物は売ってないしな」

勇者「えっ」

衛兵「私も昔はお前みたいな冒険者で、膝に矢を受けるまでスカイリム中を渡り歩いたものだが…」

衛兵「まずい棒などという物は見たことも聞いたこともないぞ」

勇者「なんてこった…!酷すぎる…!」

勇者「じゃーいいです!私の元居た国までついてきて下さい!」

衛兵「馬鹿なことを言うな。私はこの街の首長にお仕えして…」

勇者「よっしゃ首長出てこーい!休暇じゃ休暇じゃぁあああああ!!!」ダダダダダ

衛兵「おいコラ待て!!!」




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:08:43 ID:+gzWZLh50


勇者「首長ぉおおおおお!!!!!!」バーン

勇者「お忙しい所お越ししてやったよ感謝して!」

首長「む、お前はドラゴンを倒した…」

勇者「そうですそうです。ちょっとお願いがあるんですよ」

首長「なんだ?多少無理な願いでも聞くぞ」

勇者「この衛兵さんに無期休暇与えてあげて」

衛兵「クビ!?」

首長「はっはっは。言われずともするさ」

衛兵「言われずとも!?」




53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:12:12 ID:+gzWZLh50


衛兵「……」

勇者「忘れ物ないですか?さささ、レッツゴー!」

衛兵「あんな約束しなければ良かった…」

勇者「グチグチ言わない!私達の旅はまだ始まったばかりですよ!」

勇者「…ところでまだ衛兵さんの顔見てませんね」

勇者「こーいうのは案外イケメンだったりするでしょ知ってる!えいっ!」

衛兵「」スポッ

勇者「……」

衛兵「……」

勇者「なにこの小汚いオッサン…」

衛兵「殴るぞ」

勇者「ゴメンナサイ」


Fin




54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:13:07 ID:0ECvI3GX0


スカイリム、配信で最初ちょこっと見ただけだけど面白そうなんだよなあ




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:14:05 ID:3L93Z1pm0



modで衛兵の顔見えるようにしたけどかえって萎えた事思い出した
やっぱり衛兵ちゃんは兜被ってた方がかっこいい




57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/11 00:29:05 ID:BMSRek0h0



面白かった







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