1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:33:41.20 ID:tOOrXdln0


バタンッ!

ハルヒ「ここが今日から私の部室よ!」

そう言って連れてこられたのはどう見てもなにもない教室。
強いていうなら女の子一人と机と椅子だった。入り口には手芸部と書かれている。





3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:36:09.66 ID:tOOrXdln0


ハルヒ「決めた!決めたのキョン!SOS団!」

キョン「だからなんなんだよ!」

こいつはハルヒ。今時宇宙人とか超能力者とか信じてる痛い奴だ。

ハルヒ「部活の名前よ!SOS団に決めたの!」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:37:36.45 ID:tOOrXdln0


どうやらおれはこのハルヒのなんだかわからん部に入れられるらしい。

キョン「ちょっと待てよ!その前にここは手芸部だろ?ちゃんと手芸部の子だっているじゃないか!!」

そう言って窓際で本を読んでいる女の子に指を指した。




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:38:35.37 ID:tOOrXdln0


ハルヒ「あぁ長門さんね?それなら大丈夫。その子本が読めればいいって言ってたから!」

キョン「おいおい…その長門さんとやら、本当にいいのか?ここはこの変な女になんだかわからん部にされそうになってるんだぞ?」

そう言うと女の子は小さくうなずいた。

キョン「おいおい、マジかよ…」




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:39:50.87 ID:tOOrXdln0


長門「………ずっと、待ってたから…」

キョン「え?」

長門「………長門有希」
そう言って彼女はまた黙り込んで本を読み始めてしまった。

そう、これがおれと長門との初めての出会い。今思えば、まさかこんなことになるだなんて思わなかった。




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:40:40.81 ID:tOOrXdln0


次の日の放課後


ハルヒ「キョン!部活よ!先に行ってて!!」

そう言ってハルヒはどっかに行ってしまった。おれは別にやることもないし、隙を持て余す身分なんで大人しい部室へ向かった。




11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:41:19.19 ID:tOOrXdln0


部室に入ると長門がいた。

長門「………やっと来たのね…」

キョン「えーと…長門さんだっけ?なんか約束でもあったけ…」

長門「………もう、離さない」

そう言って彼女はおれに抱きついて来た。




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:42:21.35 ID:tOOrXdln0


キョン「ちょ…ちょっと待ってくれ!!」

そう言って彼女の手を振り払った。
おれは女の子の経験などない。ましてや昨日会ったばかりの女の子に好かれるなど天変地異でも起こらない限り有り得ないはずなのだが…




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:44:17.49 ID:tOOrXdln0


長門「………覚えてないの?」

キョン「何をだ!!昨日会ったばっかりの女の子に好かれるようなことは何もしてないぞ!」

長門「………そう。とりあえずこれを…」

そう言って私されたのは『ハイペリオン』と書かれた本だった。

長門「………読んで」




17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:45:38.03 ID:tOOrXdln0


ハルヒ「ジャジャーン!」

そう言ってハルヒが連れてきたのはとんでもない美人の女の子だった。

ハルヒ「みくるちゃんよ!かわいいでしょ!!」

みくる「ここは…どこですかぁ…私はなんでぇ連れてこられて…」

『あぁ…かわいそうに』そう思ったが今はどうでも良かった。今は長門とか言う女が一体何者なのか?この時はそれしか頭になかった。




18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:46:09.31 ID:tOOrXdln0


家に帰ってすぐ長門に渡された本を読んだ。だが、真相に当てはまる物は何もないような気がする。すると一枚のしおりが…
「19時に公園で待ってる」
こう書かれていた。時間を見ると18:30。慌てて走って公園に向かった。




23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:50:36.61 ID:tOOrXdln0


公園に着くと案の定長門がいた。

キョン「待たせたな。おれとおまえが一体どうな繋がりがあるのか聞かせて貰おうじゃないか?」

そう言うと長門は小さくうなずいて、こっちと言った。どうやら長門の家に向かうようだ。




29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:57:03.19 ID:tOOrXdln0


キョン「さて、そろそろ話して貰おうか?」

長門「えぇ…。私とあなたは別のインターフェース上で一度会っている。」

キョン「は?」

長門「それについて話すにはまず、涼宮ハルヒについて話す。」









30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:58:14.52 ID:tOOrXdln0


とんだ電波な奴もいたもんだ。
長門の話によるとハルヒが宇宙の中心で、ハルヒが望めばなんでも叶うって事と長門は宇宙人でハルヒを監視してるって事だ。そんなん信じられるかっての?

そうしてもう一つ。




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/25(金) 23:59:02.93 ID:tOOrXdln0


どうやらここがパラレルワールドで以前おれと長門は別世界にいたらしい。

そこでおれは長門と付き合っていてそれに腹を立てたハルヒが新しい世界を創造したとか…

全くもって信じがたい。電波も休み休み言ってもらいたいものだ。




32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:00:19.37 ID:0F/3pxO20


キョン「そんな話ならもういいよ…少し頭を整理したいし、今日はもう遅いから帰るよ」

そう言って帰ろうとした瞬間に不意に長門とキスをされた。

キョン「え・・・?」

一瞬わけがわからなかった。

長門「………ずっと、こうしてたから」

一体別世界のおれはどんな奴だったんだ。




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:00:58.69 ID:0F/3pxO20


次の日の学校

キスの力は偉大だ。昨日からずっと長門のコトばかり考えている。もちろんファーストキスだ。

ふと隣の席を見てみる


長門「………」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:02:29.75 ID:0F/3pxO20


ハルヒ「なにやってるのよキョン!」

おまえが言うな

先生「おいおい頼むぞキョン。なんだ?おれの授業はそんなにつまらないか?」

キョン「いいえ、すみませんでした!」

そう言って席について授業を受けた。




37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:03:45.70 ID:0F/3pxO20


休み時間になるとハルヒに聞いてみた。

キョン「おいハルヒ!なんで長門がおれの隣にいるんだ?」

ハルヒ「はぁ?何言ってるの?長門なら最初からそこの席だったでしょ?」

キョン「そんなはずは…」

いや、例えば、例えばの話だが昨日の長門の話が本当ならその可能性はなくはないのかも知れない…だが現実的に有り得るのか?




38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:04:28.05 ID:0F/3pxO20


長門方をチラッと見ると彼女はボソッと呟いた。

長門「………情報操作」


全てに加点が付いた瞬間だった。




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:05:19.02 ID:0F/3pxO20


放課後になって長門を呼び出した。

キョン「一体どういうつもりなんだ!!いきなり隣の席に来るなんてどんな魔法使ったんだよ!?」

長門「有機生命体である涼宮ハルヒを監視するのに近くの席に行くのは当然のこと。彼女との物理的な接触はあまりしたくはないが仕方がなかったの。それに…」


キョン「な、なんだよ?」

彼女はおれのワイシャツの裾を掴んだ。

長門「………あなたは私のことだけを考えていればいいの」




43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:11:24.64 ID:0F/3pxO20


キョン「なんでだよ?」

おれはワイシャツの襟を掴んでいるうでを払いのけた。

キョン「おれはおれだ!!別世界のおれがどんな奴だったか知らないがおまえにそんなこと言われる筋合いはないだろ。」

そういい残してさっさと帰った。長門とは一体なんなんだ?別世界って・・・?
考えれば考えるほど分からなくなった。「もういい…」諦めたようにおれは寝りにつくことにした。




48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:18:07.15 ID:0F/3pxO20


そして朝。いつものように母親と妹がうるさく起こしに来る。
だが様子がおかしい?

母親「いつまで寝てるの!!お友達が迎えに来てるわよ!!!」

妹「キョン君にかのじょが出来たの!わーい!」

思わず飛び起きた。

キョン「なんだって!!」

そう言ってすぐに制服に着替えた。推測ではあるがたぶん長門だろう。
昨日のことはさすがにまずかったと思ってるが・・・




52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:20:47.52 ID:0F/3pxO20


ハルヒ「おっそーい!!!罰金!!!!」

玄関に着くとそこには意外なやつがいた。

キョン「罰金っておい!頼んでないだろ?
    それよりなんでこんな早く家なんかにきてんだよ?」




56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:29:21.91 ID:0F/3pxO20


そういうと一瞬顔が赤くなったように見えたがさすがにこいつに限ってありえないだろう。

ハルヒ「う・・・うるさいわね!!昨日部活サボったくせになに生意気なこと言ってるのよ!!」

キョン「別に毎日出る必要ないだろ。でも、まあ毎日来られちゃ迷惑だ。今日からはちゃんと出るよ。」

ハルヒ「あらわかってるじゃない。次部活サボったらわかってるわよね?」

キョン「わっかた。わかったから。とりあえずその右手の握りこぶしで殴るのは勘弁してくれ」


そんな会話をして学校に向かった。後ろに長門の気配を感じた気がしたがさすがに気のせいだろう。




60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:31:13.70 ID:0F/3pxO20


学校に着くと長門は席に座っていた。やはり気のせいだったらしい。

このまま何も起こらず終わってくれればいいのだが・・・




62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:37:47.61 ID:0F/3pxO20


そして放課後。約束通り部活に向かうことにした。

するとびっくり。中には下着姿の朝比奈さんが今まさにハルヒに脱がされようとしている所だった。
おれ思わず放心状態。

みくる「みないでえええええ!!!」

言われてハッとした。急いでドアの外に出た。

一体中では何をやっていいるんだろうか・・・




63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:42:06.50 ID:0F/3pxO20


ハルヒ「入っていいよ!」

そう言われて中に入るとバニーガール姿の美女二人がいた。朝比奈さんは半べそかいている。
どうやらSOS団の広告を配るらしい。それにしても思春期の健全な男児にこれは刺激が強すぎるだろ?

正直、辛抱たまりません




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:47:31.17 ID:0F/3pxO20


ハルヒ「それじゃあみくるちゃん行くわよ!」

そう言われた朝比奈さんとハルヒは外にでってた。


長門「………そう言うのが好きなの?」

キョン「うわっ!長門いたのか?」

しまった。

長門「………そう。わかった。あの二人を見てて私を見れないのね?」

キョン「いや、違うんだ!これにはわけがあって…」

どうしようもない

長門「わけ?前に私だけを見てっていった。それなのに…」




66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 00:57:28.94 ID:0F/3pxO20


キョン「・・・」

長門「もう分かった。あなたが私だけを見れないならあの二人を消すわ。もちろん涼宮ハルヒには死なれては困る。だから倫理的に殺す。」

キョン「おい!長門!!」

そういっておれは長門を抱きしめた。こうするしかなかったと言えば言い訳になるかもしれないが、仕方がなかったんだ・・・

長門「…よくできました。情報連結の解除を申請する!!」

キョン「え…?うわああああああああ!!!!!111」

キョン「か…体が!体が消えてる!!!!!」




68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:02:18.30 ID:0F/3pxO20


そう。はじめから長門の目的はおれだったんだ。

涼宮ハルヒに膨大な悪影響を及ぼす人材として長門はおれを消すように命じられていたのだ。

確かにおれはこの日一度死んだはずだった。




71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:08:50.15 ID:0F/3pxO20


目が覚めるとそこはベットの上だった。

思わず自分の体があるのか確認してしまった。

キョン「おれは一体…」

あまりにもリアルな夢を見たせいで頭が混乱しているのだろう。

そしていつも通りの朝食だ。




72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:13:41.03 ID:0F/3pxO20


母親「今日はキョン君の入学式だからがんばって作ったのよ」

目の前には赤飯と朝食には食べがたいハンバーグがある。しかし、これは前にもどこかで…そんなことよりも

キョン「入学式!?何言ってんだ!!今6月だろ!!」

母親「何寝ぼけたこと言ってないで顔洗ってきなさい!」


何かがおかしい…




73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:15:37.20 ID:0F/3pxO20


学校に行くといつも通りの面子がいた。もちろん後ろの席にはハルヒ。

そして自己紹介。どうなっているんだ?




75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:19:22.08 ID:0F/3pxO20


「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上。」

聞いた言葉が聞こえて核心した。おれはタイムスリップしている。

そして休み時間

キョン「なあ、さっきの自己紹介どこまでマジなんだ?」

ハルヒに聞いた。無視された。




77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:27:32.02 ID:0F/3pxO20


そういえばそうだった。こいつは興味のないことには反応しない人間だった。

ハルヒ「そういえばあんた…私とどっかで会ったことある?」

不意を突かれたとはまさにこのことだろう。こいつはまさかおれを覚えているのか?

キョン「ああ。昨日まで一緒だったじゃないか!忘れたとは言わせないぞ!」

ハルヒ「はあ?何言ってんの?バカじゃない。いまどきそんな言葉で引っかかる女がいると思ってるの?
    それともなに?あんた超能力者なの?」

キョン「超能力者ではないが…」

ハルヒ「なら話しかけないで!」

こいつに期待したおれがバカだった。




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:30:53.57 ID:0F/3pxO20


ハルヒが頼れないとなると、あと信じられるのは長門だけだ。

だがおれは確実にあの時長門に殺されたはず。
わざわざ殺されに行く必要があるのか?いや、ないね。だが長門なら…




82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:44:13.66 ID:0F/3pxO20


放課後になっておれは「手芸部」と書かれた教室の前に立っていた。

キョン「何やってんだ・・・」

その気持ちも分からなくはないだろう。だがおれは知りたい。自分とこの世界の異変に。

カチャッ

扉を開けるとそこには窓際で本を読んでいる女の子がいるのを確認した。長門だ。



長門「………こんどは早かったのね」




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:54:31.40 ID:0F/3pxO20


no title
あなたは私なしでは生きられないの
死ぬことも許さないわ
だってわたしだけのものだから




~fin~




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:48:50.78 ID:l51Hr924O


つーかなんで手芸なの?




85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 01:58:34.95 ID:0F/3pxO20


>>83
文芸部だった・・・すまん完全なミスだ・・・orz




88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 02:05:43.96 ID:0F/3pxO20


えーと最後まで見てくださった方いたらありがとう!初めてネタ以外のSS書を真面目に書いたけどやっぱりすげえ難しかった。
読み返してみるとおかしい部分が大量にあって泣きたくなったぜw今日ほど文才が欲しくなった日はないわ。
途中でくじけなくて本当によかったよ!




95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2008/04/26(土) 02:18:23.14 ID:Hy5cizrd0










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