1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:08:49.90 ID:fyHa0UEcO


僕は中島を誘って今日も空き地キャッチボールをしていた

「なぁ、磯野」

シュッ

「なんだよ、中島」

パシッ

「僕、外の世界に行きたいな」

「は?」

思わず僕はボールをキャッチしたまま固まってしまった

「鍵さえあれば外の世界に行ける」

「な、何を言ってるんだ、中島?」

「磯野と毎日遊んでるのも楽しいけど……僕は……」

「おー兄ーちゃーん」

「ワ、ワカメ!?」





4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:16:47.14 ID:fyHa0UEcO


「ワカメちゃん……久しぶり」

「あら中島さん?久しぶりー」

「ワカメ、こんな所に何の用だよ?」

「母さんと姉さんがご飯の支度が出来たから早く帰ってらっしゃいだって」

「わかったよ、中島悪いな、そういうことだから帰るな」

「あぁ……またな、磯野」


「良かったの?お兄ちゃん」

「あぁ、それに……」

今日の中島はなんだか変だ




7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:23:46.44 ID:fyHa0UEcO


「「ただいまー」」

「あんた達、早く手を洗ってきなさいー」

「「はーい」」


「わぁ、今日はハンバーグか」

「そうよ、今日はあんたの大好物を腕によりをかけて作ったのよ、ね、母さん」

「そうだねぇ、今日はカツオの誕生日だからね」

「え……?」

「やだー、お兄ちゃん、もしかして忘れてたの?」

「まったく困った子だねぇ」

「まぁ、カツオらしいっちゃカツオらしいわね」

「「あははは」」

こうして僕の誕生日会は始まった




12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:32:44.80 ID:fyHa0UEcO


暖かい誕生日会はすぐに終わりを迎えた

そして僕達はそれぞれ自分達の布団へと向かい眠りについた

「お兄ちゃん……もう寝た……?」

「いや、まだ起きてるけど?」

「そう」

「うん」

「また中島さんと三人で遊びたいね」

「き、急にどうしたんだよ?」

「ううん、なんとなく今日久しぶりに会って懐かしくなっただけ」
「そういえば……いつからだっけ?僕と中島の二人だけで遊び始めたのは……」

「私が小学校3年に上がってからかな……」

「お兄ちゃん?……寝ちゃった。私ももう寝よ……」

僕は寝たフリをした
今は中島の話しは聞きたくなかった




14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:40:17.80 ID:fyHa0UEcO


すっかり磯野家は眠りにつき、もう深夜になっていた

「眠れない……」

僕は気晴らしに外に出た

「静かだ……ま、そりゃこの時間帯だしな……」

何故か僕はよく中島とワカメの三人で遊んでいた公園に向かった

「懐かしいな……ん?」

砂場の方で影が立体化して……いく?

「な、なんだ、何なんだよ!!」

僕は恐怖し、公園から逃げた
そして今日、中島とキャッチボールをした場所に来た




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:46:00.39 ID:fyHa0UEcO


「はぁはぁ、僕は寝ボケているのか?」

「寝ボケてなんかないさ」

「な、中島!?」

背後から中島が現れた

「磯野、ついに扉が開いたんだ。僕達は外の世界に行ける!」

「な、何を言ってるんだ中島?」

「磯野。僕はワカメちゃんを連れて外の世界に行く。だから、お前も来るんだ」

「ワカメ……を連れて行く……?」

「僕はあの時、ワカメちゃんに外の世界に連れて行くと約束した、今こそ約束を果たすチャンスなんだ」

もう何がなんだかわからない

「おい!中島!僕には何がなんだか……」

「なら、僕を信じてついて来い!!」




22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:51:25.39 ID:fyHa0UEcO


僕の頭は酷く混乱している
でも一つだけ言えることがある

「……お前は僕の知ってる中島なんかじゃない」

「何を言ってるんだ磯野、僕は僕だ」

「とにかく、ワカメはお前には渡さない!それに僕も外の世界だか知らないけどそんな所に中島と一緒に行かない!」

「……残念だよ磯野。お前がそこまで愚かだったとは……」

中島は置いてある自転車に股がった

「じゃあな、磯野」

「ま、待て中島!!」

中島は自転車に乗って猛スピードで僕の家がある方向へと去っていった




27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 00:58:15.53 ID:fyHa0UEcO


「ひいっ!!」

僕が中島を追おうとした瞬間、公園で見かけた黒い影が再び立体化し、僕の行く手を閉ざした

「な、なんだよ……じゃ、邪魔だぞ!!」

「……」

立体化した影は僕の言葉に反応せずひたすら様子を伺っているみたいだった

「こいつ、動かないのかな?こうしている間にも中島はワカメを連れ去ろうと……」

僕は意を決して立体化した影を避け走り抜けようとした……瞬間だった

「う、うわぁああ!!来るなあ!!!」

影が急に襲いだしてきた
もう駄目だっ……!?

僕の周りを光が包んだ




31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:03:51.10 ID:fyHa0UEcO


その光が弱まり視界がハッキリすると先程の立体化した影はいなくなっていた、そして手には大きな鍵のような剣を持っていた

「キーブレード……」

何故かすぐにこの剣の名前が口に出た

「これで、さっきの黒い影を倒せるのか?……よし、中島を追おう」




34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:13:16.86 ID:fyHa0UEcO


「アナゴ君、どうやら彼が動き始めたようだ」

「ふーむ、どうしたものか」

「さらに先程、他のメンバーからの報告によると新たなキーブレードの勇者が誕生したらしいよ」

「ほーう、それは興味深い話だ。で、そいつはどこの誰なんだい?」

「それが……」

「なんだいフグ田君、早く言いたまえ、こちとらカミさんに早く帰れと言われて困ってるんだよ」

「う……どうやらカツオ君らしい」

「ほーう、これは面白い展開じゃないか、なぁフグ田君?」

「う、そうだ……ね」

「わかっていると思うが我々、十二機関に選択の余地は無い……それに君に心は無いハズだ。何も躊躇することはない。」

「まぁ、そうだけど」

「フグ田君、私を失望させるなよ?」




36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:20:42.38 ID:fyHa0UEcO


ようやく家に着いた
中島の自転車が置いてないものの不安を隠しきれずにいた
ワカメ!!

「っく……」

やはり時すでに遅し
僕達の部屋からワカメの姿は消えていた……

「中島、お前は一体何が目的なんだ……」

やはり、こんな大きな剣を持って走るのは無理だったんだ
いや、自転車に走って追い付けるはずもないけど……
どのみち僕にはワカメを守ることは出来なかったのか……ちくしょう!!

「とりあえずワカメを探さないと!」

僕は外に出て町中を探し回った……しかしワカメと中島は見つからなかった
もう中島の言っていた外の世界に行ったのかもしれない
外の世界ってどこだよ……

「お困りのようですねぇ」

黒いローブに身を包んだ小さな生き物が現れた




39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:29:33.53 ID:fyHa0UEcO


「き、君はだ……」

「静かに」

僕は口を閉じた

「いいかい?よく聞いて」

僕は首だけを縦に降った

「君はキーブレードに選ばれた勇者なんだ、そしてそのキーブレードはハートレスやノーバディに狙われる」

「ハートレスにはキーブレードは邪魔な存在でノーバディには必要な存在なんだ」

「そしてキーブレードは全てと繋がっている。君の事情はわかってる。妹と友達に会いたいんだろ?」

「……」

僕は無言のままうなずいた

「キーブレードを持っている限りいずれ会える。まずは学校の屋上に行ってみるんだ」

それだけ言うと黒いローブに身を包んだ小さな生き物は去っていった

「何者なんだろう……学校の屋上に行けって言ってたな」

僕は初めて会ったはずの彼を信じ屋上へと向かった




40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:39:22.01 ID:fyHa0UEcO


「サザエ……」

僕の名前はフグ田、下の名は思い出せない
まぁ、名前なんて飾りだ、気にする必要はないだろう
そして、僕はかつて磯野サザエを愛した男……だったらしい

「アナゴ君、本当にキーブレードの勇者さえ手に入れれば僕は……ノーバディは心を手にすることはできるのかい?」

「なーにを今更なことを……なんだね私が信用できないのかね、フグ田君?」

「そ、そんなことは」

「なーら、つべこべ言わず私の指示に大人しく従っていたまえ、なによりサザエさんの為にもそれが一番だとわかっているのだろ?」

「……っ、」

そうだ、僕はサザエを愛していた頃の記憶がある
しかし、今は心の無いただの抜け殻……偽りの存在だ
今の僕にサザエを愛する資格なんて無い
だから、心を手に入れる事ができればもう一度君に言いたい




41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:46:44.37 ID:fyHa0UEcO


「鍵かかって入れない……」

どうしよう、校内にはガラスを割って入れたけど流石に屋上の鍵は壊せないな……

「まぁ、やるだけやってみるか」

僕はキーブレードを掲げ、鍵へと叩きつける
すると、ほんの少し光った後に鍵が開いた

「まさか、キーブレードはどんな鍵でも開けられるのか?よし、先を急ごう」

僕はキーブレードを肩に乗せ屋上の扉を開いた
するとそこには、

「ワカメ!!中島!!」

「どうして磯野がここに……?」

中島は意識の無いワカメを腕で抱いていた

「ワカメから……ワカメから離れろ!!」

「フハハハ、いいぞ、磯野。お前はいざ可愛い妹がピンチになるとすぐ熱くなり助けようとする」

「なんだと!!」

「立派なシスコン野郎め……だが、今回は僕がワカメちゃんを助けるんだ。それをお前に邪魔はさせない!!」




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:53:12.35 ID:fyHa0UEcO


「お前はワカメちゃんのことを何もわかっていない……お前は黙って僕達が外の世界に行くのを見てるがいいさ」

「中島!?」

「……残念だよ、磯野。お前とはずっと親友でいれると思ったのに」

「くっ、ワカメをワカメを返せ!!!」

中島は僕の言葉に耳を貸さず闇のゲートみたいなものを出現させワカメを連れて消え去っていった

「さよなら、磯野」

そして闇のゲートみたいなものは閉ざされた

「う、うわぁあああああああ」

「お困りのようだねカツオ君」




44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 01:54:34.36 ID:fyHa0UEcO


キーブレードだね、うん……
では今日もバイトなんで寝ます
18時ぐらいまで保守されてたらまた書きます




83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 16:28:18.27 ID:4ErV1U3p0


くそっ用事が出来てしまった
18時には無理なので今これ置いておく
http://www.vipper.org/vip983897.jpg




89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 17:27:51.53 ID:NfPvtUAL0


ほしゅせずにはいられない




92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 17:58:58.67 ID:Zdn0+QCP0


KATSUOにX足してアナグラムして遊ぼうぜ




97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 18:40:57.31 ID:qzKreW2M0


KATSUO X

XAKOTUS ザコトゥス

ほしゅ




98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 18:48:13.83 ID:qzKreW2M0


WAKAME X

KAMEX WA カメックス・和

NAKAJIMA X

JAMAX NAKI ジャマックス・泣






100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 19:13:15.82 ID:pLhUucQM0


MASUO
OSUMAX オスマックス
ANAGO
AXNOGAアクスノガ
KATSUO
OXKATSUオクスカツ
ネタでいじくったら厨二臭くなった件について




103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2008/11/09(日) 20:35:46.75 ID:Zdn0+QCP0


TARAO X → ATORAX アトラクス

IKURA X → RIXAUK リクサーク

NORISUKE X → XUSKROINE ザスクロイン

ノリスケでインセクロスとか作ろうとがんばったけどSが足りない保守







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